DX研修とは?主な手法や効果を出すためのポイントを紹介 | テクロ株式会社
お問い合わせ 資料請求

DX研修とは?主な手法や効果を出すためのポイントを紹介

企業がDX化を推進するには、DX人材の育成が重要といわれています。

DX人材育成のために、DX研修の実施を考えている方も多いでしょう。

しかし「どのようにDX研修を進めれば良いか分からない」と悩んでいませんか?

今回はDX研修について、目的や実施する際のポイントを解説します。

DX推進の担当者必見の内容なので、ぜひご一読を。

Webマーケティングの人材育成をご検討中のご担当者様は、無料配布中のWebマーケティングの教科書も併せてご確認ください。

DX研修の概要

DX研修の概要

まずはDX研修の概要である

  • DX研修とは
  • DX研修の目的
  • DX研修をするべき理由
の3点について解説します。

DX研修とは

DX研修とは、デジタル技術を活用して新しい企業価値や、変革を生み出すための考え方を学ぶ研修のことです。

企業がDX化を推進するうえで欠かせない、以下のスキルを学べます。

  • デジタルマーケティング
  • デジタル技術の活用方法
  • 新しい価値を想像するための考え方

DX研修を受けて知識やスキルが身につけば、企業内にDXの考え方が浸透し、イノベーションが生まれやすい基盤ができます。

DXについての理解を深めたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:デジタルトランスフォーメーションとは?注目される理由を徹底解説

DX研修の目的

DX研修の目的は、企業によってさまざまです。

理由は、DXに関する知識やスキルは幅広く、企業がDXに求めるものによって変わってくるためです。

例えば、企業がDX研修をする目的には、以下のものがあります。

  • DXの基礎から応用までを学ぶ
  • 現場から経営層まで、幅広い層への理解を促進する
  • 既存のデジタル技術の経営戦略への活かし方を考える
  • 社内全体のITリテラシーを高める

DX研修をするべき理由

企業がDX研修をするべき理由は、将来を担う「DX人材」を育成するためです。

変化の激しい時代を生き抜くためには、DX化の推進が重要です。

しかし、現在は肝心のDX人材(DX推進の中心となるべき人材)が不足しています。

みずほ情報総研株式会社の発表では、2030年には最大79万人のDX人材が不足すると報告されています。

企業が将来にわたって持続・発展するには、人材育成が何よりも重要です。

DX研修によってDX人材を育て、激しい環境変化に対応できる組織作りを進めましょう。

参考:みずほ情報総研株式会社「IT人材需給に関する調査

主なDX研修の手法

主なDX研修の手法

DX研修の主な手法は以下の5つです。

  • 座学研修
  • ワークショップ研修
  • eラーニング
  • 実践研修
  • OJT
それぞれについて詳しく解説します。

座学研修

座学研修は、最も一般的な研修方法です。

学校の授業のように、受講者が座った状態で講師の話を聞きます。

「場所や時間の制約を受ける」「講師の交通費などのコストが必要」といった理由で、最近はオンラインで実施するのが主流です。

ワークショップ研修

ワークショップ研修は、5〜6人程度のグループで1つのテーマについて議論し、結果をまとめて発表するタイプの研修です。

受講者が能動的に参加できることが特徴で、以下のメリットがあります。

  • 他人から刺激を受けることで学習効果が高まる
  • 競争意識が生まれて学習意欲が高まる
  • 発表や他人に教えることによって学習効果が高まる
DX研修において、よく用いられる手法の1つです。

eラーニング

eラーニングとは、インターネットを利用して行う研修のことです。

場所や時間を問わず、自分のペースで進められるのがメリットです。

しかし、定期的な振り返りがないと効果が薄まります。

そのため、認定試験や確認テスト付きのeラーニングを選ぶのがおすすめです。

現在は多くの企業・団体が、eラーニングによるDX研修プログラムを提供しています。

企業にとっても手間やコストを節約できるメリットがあるので、ぜひ検討してみましょう。

最近では、短い動画をスマートフォンなどで視聴する「マイクロラーニング」という手法も広がりつつあります。

「隙間時間の活用」という視点でも、非常に役立つ研修方法です。

実践研修

実践研修とは、架空のプロジェクトなどを設定し、実際に取り組む研修のことです。

DX化のように、これまで経験したことのない仕事の進め方をイメージしやすくなる点がメリットです。

OJT

OJT(On-the-Job-Training)とは、実務を通して知識やスキルを身につける研修方法です。

実施する際は、新しい知識やスキル、これまでにない仕事の進め方を、実務の中でどのように習得してもらうかを考えておく必要があります

また、社内での業務だけでなく、社外との交流によって視野を広げることも効果的です。

DX研修の選び方

DX研修の選び方

自社だけでDX研修をするのが難しい場合は、DX研修を提供している企業に依頼するのがおすすめです。

しかし、数あるDX研修の中から、自社に合う研修を選べるか、不安に思っている方も多いでしょう。

そこでここからは、DX研修の選び方を紹介します。

具体的には、以下の3点を意識しましょう。

  • 十分な実績があるか
  • 自社のニーズに合っているか
  • 実践的な内容も学べるか

十分な実績があるか

DXの推進は会社全体のプロジェクトになることが想定されます。

そのため、十分な実績があり、信頼のおける企業や講師を選びましょう。

特に、自社の業界や今後のビジョンに近い分野での実績があると心強く感じます。

ホームページや資料請求などで確認しておきましょう。

自社のニーズに合っているか

研修が自社のニーズに合っているかという点も重要です。

研修の内容だけでなく、コストや受講方法も自社のニーズとして考慮するのがポイント

具体的には、以下のように考えましょう。

  • 研修内容:DX研修の目的と合っているか
  • コスト:いくらまでなら予算をかけられるか
  • 受講方法:対面か、オンラインか
  • 頻度:どのくらいの頻度で行うか
社内のニーズをまとめてから、研修会社に対応可能か確認しましょう。

実践的な内容も学べるか

知識だけでなく、実践的な内容も学べるか確認しておきましょう。

実践的な内容を学ぶことで、学んだ内容をどのように仕事に活かすか、イメージしやすくなります

以下の内容が含まれているか、事前に確認しておいてください。

  • 事例学習
  • DX推進のプロセスがイメージしやすくなる内容
  • 実務での課題解決を想定した演習

おすすめのDX研修3選

おすすめのDX研修3選

企業や団体が提供しているDX研修の中でも、特におすすめのものとして

  • 株式会社インソース
  • 株式会社Schoo
  • 富士通株式会社
の3つを紹介します。

1.株式会社インソース

株式会社インソース

引用:株式会社インソース

株式会社インソースは、講師派遣型の研修やeラーニング、公開講座など、さまざまな研修を提供している企業です。

実績が豊富な点が特徴で、2021年10月〜2022年9月の1年間で、以下の実績を誇ります。

  • 年間総受講者数:22,624名
  • 内容を「よく理解した」「理解した」と答えた人の割合:88.8%
  • 講師が「とても良い」「良い」と答えた人の割合:87.7%

DX研修は、「デジタル技術やデータをどのように活用すれば効果を出せるか」という視点で作られています。

そのため、知識やスキルを学ぶだけでなく、実務における成果が期待できます。

参考:株式会社インソース「DX(デジタルトランスフォーメーション)研修

2.株式会社Schoo

Schoo

引用:株式会社Schoo

株式会社Schooは、ライブ動画学習サービスを提供する企業です。

DX研修に関しては、基礎的な内容やDX人材に必要なスキルをバランスよく学べるのが特徴です。

ライブ形式なので、双方向性があるのが特徴

メリットは、以下の2つです。

  • チャットから講師に直接質問ができる
  • 他の受講者の質問やコメントから気づきを得られる

3.富士通株式会社

富士通株式会社

引用:富士通株式会社

富士通株式会社では、2,800コースを超えるeラーニングを提供しています

DXに関しては

  • デジタル戦略・組織
  • デジタル思考
  • デジタルプロセス
  • デジタルテクノロジー
  • デジタルリテラシー

の5つのカテゴリーに分けて、各種講座を設定しています。

自社の目的に合った研修を選べるでしょう。

DX研修で効果を出すポイント

DX研修で効果を出すポイント

DX研修は、以下の3点を意識すると効果を高められます。

  • 研修の目的を明確にする
  • DXへの理解度を把握しておく
  • 研修後にフィードバックを行う
それぞれについて詳しく解説します。

研修の目的を明確にする

DX推進には、幅広い知識やスキルが求められます。

そのため、研修の目的があいまいだと、浅い知識やスキルしか得られず、実務への定着を図れません。

社内で目的を共有して、一丸となって取り組めるようにしておきましょう。

DXへの理解度を把握しておく

受講者がDXに対してどの程度の知識やスキルを持っているか、事前に確認しておきましょう。

研修とは、現状と目標とのギャップを埋めるために行うものです。

ギャップがなければ研修をする必要がなく、現状に対してレベルが高すぎると、受講者の意欲を削いでしまいます。

そのため、事前課題などを通して、受講者のレベルを把握しておきましょう

チェックシートなどで受講者のレベルを可視化しておいて、研修会社や講師に提供できるとさらに良いですね。

研修後にフィードバックを行う

ただ研修を受けただけでは、あまり効果を得られません。

フィードバックの仕組みを作って、定着を図ることが重要です。

例えば、研修で学んだ内容を所属部署やチームに共有すると、以下のメリットがあります。

  • アウトプットによって学んだ内容を整理できる
  • 社内の他のメンバーもインプットできる

また、上司からのフィードバックも効果的です。

成長した点などを客観的に評価されることで、研修内容が定着するだけでなく、社員のモチベーションアップにもつながります。

学んで終わりではなく、定期的に振り返られる機会を作っておきましょう。

まとめ:DX研修を実施してDX導入を進めよう

DX研修を実施してDX導入を進めよう

DX研修について、概要や主な手法などを解説しました。

最後に、DX研修の効果を高めるポイントをまとめておきます。

  • 研修の目的を明確にする
  • DXへの理解度を把握しておく
  • 研修後にフィードバックを行う

変化の激しい時代を生き抜くためにも、DX人材の育成は欠かせません。

今回紹介した内容を参考に、自社でのDX研修の実施について、よく検討してみてください。

Webマーケティングの人材育成をご検討中のご担当者様は、無料配布中のWebマーケティングの教科書も併せてご確認ください。

更に詳しく解説しているお役立ち資料を見る

BtoBマーケティングの入門書

BtoBマーケティングの具体的な施策とテクロが実践している事例を解説していきます。

ダウンロード

Webマーケティングの教科書

企業が抱えるWebマーケティングの課題と解決方法を解説しています。

ダウンロード

Webマーケティングの成功事例集

フェーズごとのWebマーケティングの施策がわかる成功事例集を紹介しています。

ダウンロード