Webメディアの作り方6ステップ!下準備から分析方法まで紹介
ビジネスに上手く取り入れることでさまざまなメリットをもたらしてくれるWebメディア。
特に「強力な集客ツールになってくれる」という点に魅力を感じ、Webメディアを作りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、Webメディアの作り方についてイチから徹底的に解説していきます。
今日にでもWebメディアを立ち上げられるような内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、テクロ株式会社では「Webメディア作成マニュアル」資料を無料で配布しています。
マーケティング会社が実践している方法を知りたいBtoB企業様はぜひご確認ください。
目次
Webメディアとは
Webメディアは、インターネット上に公開されているタイプのメディアです。
これまで、ビジネスに活用できるメディアはテレビや新聞などが一般的でした。
しかし日常的にインターネットを利用する人が多くなってきたこともあり、Webメディアを活用する企業が増えてきています。
テレビや新聞などのメディアで自社を宣伝して集客する場合は莫大な費用がかかることになりますが、Webメディアは自社で運営するメディアであるため宣伝費がかかりません。
また、テレビや新聞といったメディアは、どれだけのユーザーに情報が届きどれだけのユーザーが反応してくれたのかがわかりにくくいことも。
一方Webメディアの場合は、アクセス解析ツールを使ってかなり細かな部分までデータを集められます。
Webメディアの種類やそれぞれのメディアの特徴などについては以下の記事により詳しくまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
>>Webメディアとは?種類とそれぞれの特徴について徹底解説!
Webメディアの3つの作成方法
Webメディアの作成方法はひとつだけではありません。
代表的な作成方法としては、
- 自社でイチから立ち上げる
- 制作会社に依頼する
- CMSを活用する
などがあげられるでしょうか。
それぞれの方法を簡単に比較すると、以下の図のようになります。
方法 | 手間 | 自由度 | 費用 |
自社制作 | かかる | 高い | 数千円 ※サーバー代やドメイン代 |
制作会社 | かからない | 高い ※制作会社との契約内容による |
数万~数十万円 |
CMS | 自社制作ほどはかかららない | 他の方法に比べると低い | 数千~数万円 ※有料テーマを使用すると高くなる |
このようにそれぞれ特徴がことなるため、Webメディアを立ち上げる場合は、まずはどの方法でメディアを作成していくのかを考える必要が出てきます。
それぞれの作成方法についてみていきましょう。
作成方法1. 自社でイチから立ち上げる
理想とするWebメディアの形やデザインが決まっている場合に用いられることが多いのが、自社でイチから立ち上げる作成方法です。
HTMLやCSSといったWebサイトを構築するためのマークアップ言語や、プログラミング言語を使い、コードを組んでイチからWebメディアを作成していきます。
この作成方法のメリットは、理想通りのメディアが作れる点です。
イチから作成するためデザインも自由に決められますし、どういった機能を実装させるのかについても決定できます。
また、自社で作成していくため、外注費などの費用が発生することもありません。
ただし、当然ではありますが、
- デザイナー
- コーダー
- プログラマー
といった、Webメディアを立ち上げられるだけの知識とスキルを持った担当者が必要です。
そのため、自由度は高いものの、かなり難易度の高い作成方法だと言えるでしょう。
作成方法2. 制作会社に依頼する
制作会社に依頼する場合は、社内Webメディアを立ち上げられるスキルを持った従業員がいないケースにおすすめです。
また理想とするWebメディアの形が既にあり、イチからメディアを作り上げていきたい企業にも向いています。
Webサイト作りのプロである制作会社に依頼するため、スキルを持ち合わせている従業員が社内にいない場合でも制作に支障がありません。
また、制作会社の実力にもよりますが、より高いレベルで理想とするメディアを作成できます。
一方、制作費用が発生するという大きなデメリットもあります。
Webメディアの場合、コンテンツを追加していくための機能など、一般的なWebサイトとは異なる機能も実装していかなくてはいけません。
そのため、制作費用も高額になってしまいがちです。
また、自社で制作するわけではないため、理想のメディアとは程遠いものが納品されてしまうリスクもあります。
この方法でWebメディアを作成する場合は、制作会社選びが非常に重要になると言えるでしょう。
作成方法3. CMSを活用する
Webメディアを作成する方法で近年人気を集めているのが、CMSで作成する方法です。
CMSというのは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称です。
コンテンツを作成・管理できるシステムのことで、Webメディアの作成に関する知識や、スキルを持ち合わせていない方でも簡単にメディアの構築が可能です。
Webメディアの構築に用いられるCMSにはいくつか種類がありますが、「WordPress(ワードプレス)」がよく用いられます。
WordPressは完全に無料で利用できるCMSツールで、メディアを作成・運営していくのに費用がかからないという大きなメリットがあります。
おすすめはCMSを活用する方法
Webメディアを作成する方法には3つの方法があると紹介してきましたが、その中でもおすすめなのはCMSで作成する方法です。
よほどデザインや機能にこだわったメディアを作りたい場合は自社で作るか、制作会社に依頼するしかありませんが、それ以外の場合はCMSで構築しましょう。
なぜなら、簡単にWebメディアを作成できるからです。
ここでは人気のCMSであるWordPressでメディアを構築することを前提に話を進めていきます。
WordPressにはテーマと呼ばれるサイトのテンプレートのようなものがあります。
このテーマは無料のものだけでも数千種類用意されていて、テーマを適用するだけですぐにWebメディアの作成ができるのです。
またテーマには有料のものもあり、よりデザイン性と機能性の高いメディアの作成も可能です。
また、CMSでのメディアの作成には費用が安いというメリットもあります。
WordPressは完全に無料で利用できるため、メディアを構築するのにかかる費用はレンタルサーバー代とドメイン代くらいです。
そのため、5,000円もあればメディアを構築できます。
有料テーマを購入する場合でも、3万円以内で構築可能です。
CMSはコンテンツの追加も簡単で、管理も手軽におこなえます。
アクセス解析ツールなどの各種ツールも簡単に導入できるため、メディアの運営という点においてもCMSで作成するべきだと言えるでしょう。
Webメディアを作成する前の下準備
Webメディアをどの方法で作成していくのかが決まったら、Webメディアを作成する準備に取り掛かっていきましょう。
作成方法が決まったからと言っていきなりメディアを立ち上げても上手くはいきません。
メディアを立ち上げる場合は、立ち上げる前の準備が非常に重要になってきます。
Webメディアを作成する前におこなっておくべき5つの下準備についてみていきましょう。
準備1. ペルソナを設定する
Webメディアを作成する場合、そのメディアを通じて誰に向けてメッセージを発信していきたいのかを考えなくてはいけません。
メディアのペルソナ(想定読者)を決めていく必要があるわけですね。
誰に向けて発信されているかわからないメッセージや、すべての人に向けて発信されたメッセージは、誰の心にも刺さりません。
よってコンテンツを量産しても、集客の役に立たない結果となります。
時間を浪費する前に、事前にペルソナをしっかりと設定しておく必要があるわけです。
準備2. コンセプトを決める
Webメディアのペルソナを設定したら、メディアのコンセプトについても決めていきましょう。
ペルソナに向けてどういったコンテンツを発信していくのか決めていくイメージです。
例えばメディア運営を含めたマーケティング系のメディアを立ち上げる場合、
- 知識のない初心者の方に向けて情報を発信していくのか
- 中級者・上級者に向けて発信していくのか
によって作成するべきコンテンツはまったく異なります。
初心者には画像・イラストを多めにしてわかりやすく解説したコンテンツが好まれ、中級者や上級者には事例を交えたコンテンツ・最新の情報系のコンテンツが好まれます。
ズレたコンテンツを発信してしまわないためにも、設定したペルソナのことも考えながら、サイトのコンセプトをしっかりと設定しておく必要があるわけです。
準備3. リサーチをおこなう
コンセプトが決まったらリサーチをおこなっていきましょう。
Webメディアを作成する際のリサーチは、
- どういったキーワードでコンテンツを作成していくべきか
- どういったコンテンツが好まれるか
- 最低限必要だと思われるコンテンツにはどういったものがあるか
など、多岐にわたります。
これらのリサーチ業務は闇雲にするのではなく、同ジャンルで成果を上げていると思われるメディアを参考にしてください。
細かく観察していると、
- どういったキーワードを狙ってコンテンツが作成されているのか
- どういった内容のコンテンツが配信されているのか
- グローバルメニューにはどういったものが設定されているのか
- カテゴリ分けはどのようにおこなわれているのか
- どういった方法でマネタイズしているのか
など、参考にできそうなところがたくさん見つかるはずです。
できれば複数のメディアをピックアップして徹底的にリサーチしていくようにしましょう。
参考にできるWebメディアを知りたい方は「参考にすべき人気Webメディア35選!カテゴリ別に紹介」をリサーチに役立ててみてください。
準備4. コンテンツ案をいくつか考えておく
リサーチをおこない、狙っていくべきキーワードや作っていくべきコンテンツに関するデータを集められたら、最優先で作っていくべきコンテンツ案をいくつか考えておきましょう。
そうすることで、手が止まることがなくなり、スムーズにコンテンツを作成して投稿していけるようになります。
Webメディアを立ち上げたばかりの段階では、質の高いコンテンツを継続的かつスピーディーに投稿していくことが大切であり、事前に数記事分のコンテンツ案を作成しておいた方がいいと言えるわけです。
特に決まりはありませんが、余裕を持って20〜30記事程度の案を用意しておくことをおすすめします。
準備5. 制作体制や運用体制を考えておく
数記事分の構成案を用意していくタイミングでメディアの運用体制についても考えておきましょう。
Webメディアを運営していく場合、
- リサーチ
- コンテンツ作成
- データの取得
- データの分析
- 既存のコンテンツの修正
など、やるべきことがたくさんあります。
誰がどこまで対応していくのかはそれぞれですが、複数人でメディアを運営していく場合、事前に体制を整えておかないとスムーズな運営ができません。
また、スケジュールを決めて運営していくと定期的にコンテンツを作って配信できるため、考えておきましょう。
Webメディアの作り方(CMSの場合)
先ほど紹介した5つの下準備が完了したら、いよいよメディアを立ち上げていきます。
今回は、人気のWordPressでWebメディアを作成する方法を例に解説していきます。
手順1. ドメインを用意する
Webメディアを立ち上げる際、必要なものが2つあります。
そのうちの一つがドメインです。
ドメインはインターネット上での住所や、それぞれのWebサイトを識別する番号のようなものです。
WebサイトのURLは、「https://〇〇.com/」のような形式になっていますが、「〇〇.com」の部分がドメインになります。
ドメインはドメインの取得サービスを通じて取得することが可能です。
人気のサービスとしては、
などがあげられます。
ドメインは、すでに使用されている場合をのぞいて、好きな文字列のものを取得することが可能です。
ただ、メディアの名前とまったく関係ないものだとユーザーを混乱させてしまうリスクがあるため、メディアの名前と同じようなものを用意しましょう。
また、ドメインは取得や更新に費用がかかりますが、いずれも年間で数千円程度に抑えられます。
手順2. サーバーを用意する
Webメディアを立ち上げる場合、サーバーも用意しておく必要があります。
ただ、わざわざ自社でサーバーを用意する必要はありません。
基本的にはレンタルサーバーを契約して、メディアを運営していきます。
国内で利用可能なレンタルサーバーにはいくつか種類がありますが、
などが定番のレンタルサーバーと言えるでしょう。
レンタルサーバーの利用にも料金がかかりますが、よほど高いプランを選ばない限りは月2,000円以内に収られるはずです。
レンタルサーバーの中には月数百円で利用できる格安のものもあります。
しかし安いレンタルサーバーは、容量が少なったり、安定して接続できなかったりトラブルが多く、おすすめできません。
エックスサーバーなど、安定して接続できる信頼性の高いサーバーを選ぶようにしましょう。
手順3. CMSをインストールする
ドメインを取得してレンタルサーバーを用意したら、レンタルサーバーにドメインを設定し、そのドメインにCMSをインストールしていきましょう。
契約するレンタルサーバーにもよりますが、エックスサーバーなどの人気サーバーには、CMSが簡単にインストールできる機能が備わっています。
画面の指示にそって対応を進めていくだけでCMSをインスールでき、5分もあれば完了します。
インストール完了後は、正常に管理画面へアクセスできるまで30分〜1時間ほどかかるため、しばらくアクセスできなくても問題ありません。
アクセスできるようになったら、CMS側での設定を進めていきましょう。
手順4. CMSの体裁を整える
インストールしたCMSの管理画面にアクセスできるようになったら、CMSの体裁を整えていきます。
初期の状態だとテーマもデフォルトで個性が感じられないため、好みのテーマを探して設定していきましょう。
デザイン性が高くて機能が充実している有料のテーマを購入するというのも一つの手です。
有料テーマと言っても安いものであれば10,000円ほどで購入できますし、他のメディアとの差別化やユーザーの利便性を向上させてくれるため、導入を検討してみるのもおすすめです。
メディア名やロゴ画像の設定、メニューの設定など最低限の体裁を整えたらメディアの立ち上げは完了となります。
手順5. Google Analyticsを導入する
手順4でメディアをいつでも公開できる状態にはなりましたが、まだやっておいてほしいことが2つあります。
その1つ目がGoogle Analyticsの導入です。
Google Analyticsは、Googleが提供している無料のアクセス解析ツールです。
完全に無料で利用できるツールですが、非常に高機能で操作性も高いため、アクセス解析ツールはこれ一つで十分と言っていいでしょう。
導入方法は簡単で、Google Analyticsの公式サイトにアクセスしてアカウントを作成し、発行されるタグをメディアのソースに貼り付けるだけです。
1度上記の作業をすれば、自動的にアクセス情報を収集してくれます。
Webメディアの運営には分析と改善が欠かせませんが、Google Analyticsは分析と改善に欠かせないデータを集めてくれる重要なツールのため、忘れずに導入しましょう。
>>Google Analytics公式サイト
手順6. Google Search Consoleを導入する
メディアを立ち上げたら、Google Search Consoleも忘れずに導入しておくようにしましょう。
Google Search Consoleは、Webメディアの存在やコンテンツの情報をGoogle側に伝えるツールです。
これもGoogleが公開していて、無料で利用できます。
メディアを公開したときや新しいコンテンツを配信した際、Search ConsoleでGoogle側に知らせることで、Googleがメディアやコンテンツをインデックスしてくれるようになります。
また、Search Consoleは、キーワードに関する情報や被リンクに関する情報もデータとして蓄積してくれます。
どちらもWebメディアを運営していく上で欠かせない大切なデータです。
よって、Google Analytics同様、Search Consoleも必ず導入しましょう。
こちらも、アカウントを作成し、タグを埋め込むことで利用できるようになっています。
>>Google Search Consoleの公式サイト
Webメディアで掲載する記事の作り方
Webメディアを立ち上げた後は、コンテンツとなる記事を作成しなくてはいけません。
ここからは、具体的な記事の作り方の手順を解説していきます。
手順1.執筆するKWを決める
Webメディアに掲載するコンテンツは、特定の検索KWに対して作成することが基本です。
そのため、まずは執筆するKWの選定をおこないます。
ただ、どんなKWでもいいわけではなく、
- Webメディアのテーマに関連する
- 検索需要がある
- CVRが高い
などの条件を満たしている必要があります。
例えば、東京で家具や雑貨を販売しているのであれば、「東京 インテリアショップ」や「東京 インテリアショップ おすすめ」などのKWを狙うべきです。
これらのKWはすべての条件を満たすため、仮に上位表示できた場合、売上の増加やリードの獲得に大きく貢献してくれます。
また、KWの候補をいくつかピックアップしたら、需要があるかどうかもチェックしましょう。
KWの需要は、Googleが提供している「キーワードプランナー」で確認できます。
対象のKWを入力してチェックするとKWの月間検索ボリュームがチェックできます。
CVR(コンバージョン率)が高いKWを入れることで、リード情報が手に入れやすくなるため、押さえておく必要があります。
手順2.検索KWに対するペルソナを決める
対策KWが決まったら、そのKWで検索するであろう仮想の人物像である「ペルソナ」を決めます。
Webメディアを作るときにもペルソナは決めましたが、検索KWによってペルソナは変わります。
ペルソナを設定すると、伝えるべき内容が絞れ、ユーザーにとって有益な記事に仕上がるのです。
具体的な設定項目としては、
- 性別
- 年齢
- 収入
- 未婚 or 既婚
- 趣味
- 悩み
- ライフスタイル
- 検索に至った経緯
などがあげられます。
手順3.記事の構成を作る
ペルソナの設定が完了した後は、いきなり文章を書き始めるのではなく、まず記事の構成を作ります。
記事の構成はライティングをする上で道しるべとなるため、事前に構成を作っておけばスラスラとライティングできます。
構成案を作る際は、大見出し・小見出しなどを設定し、読者にとって分かりやすい流れになるよう意識してください。
以下の3つのポイントも念頭に置いて作っていきましょう。
- KWは、見出し全体の7〜8割にKWを入れる
- 見出しはシンプルかつ結論を入れる
- タイトルにはKWを入れ、32文字以内で作成する
見出しに対策KWを含めることで上位表示される可能性が高まり、見出しで結論を伝えてあげれば、ユーザービリティーが高まります。
タイトルにKWを含めることも上位表示とクリック率の向上に必要なため、必ず含めるようにしてください。
また、タイトルを長く設定しすぎてしまうと検索したときに途中で切れるため、32文字以内に設定しましょう。
手順4.記事の本文を執筆する
構成が完成したら、構成にそってライティングをおこないます。
以下の注意点を意識しながらライティングすると、ユーザーが読みやすいと感じる文章に仕上げられます。
- 各見出しの文字数は300~400文字を目安にし、多くなりすぎないようにする
- 「~としては」「~することができる」などの冗長な表現を避ける
- 熟語や接続詞の重複を避ける
- 「~しちゃいます」「~なんですよね」などの口語表現を避ける
- 文章をですます調で統一し、適度に語尾を変える
また、ライティングが完了した後は文章を読み返し、誤字や脱字がないか確認しましょう。
手順5.文字装飾・画像設定をする
ライティングが完了した後は、文字の装飾や画像の挿入をおこない、より読みやすいコンテンツに仕上げます。
WordPressには文字の色を変えたり蛍光ペンで線を引くような効果を簡単につけられるため、それらの機能で、文章の中の重要な箇所やユーザーに印象づけたい箇所を装飾しましょう。
また文章だけが、羅列しているコンテンツは、ユーザーが疲れてしまいます。
途中でユーザーが離脱してしまうのを避けるためにも、適度に画像を挿入しましょう。
コンテンツ作成については以下の記事が参考になるので、あわせてチェックしてみてください。
>>SEO対策の基本を徹底解説!施策や7つのステップを紹介
【ツール別】Webメディアの分析をする際に見ておく項目
Webメディアで成果を上げるには、データの分析が必要です。
公開した記事のデータを取得して分析し、改善して初めて成果が得られます。
ここでは、Webメディアの分析に活用できる分析ツールの「Google Analytics」と「Google Search Console」の分析方法について紹介していきます。
ツール1.Google Analytics
Google Analyticsは、Googleが提供している無料のアナリティクスツールです。
専用のタグをWebメディアに設置するだけで詳細なアクセスデータが取得できます。
多機能な分どこをチェックするべきかわからず混乱してしまうかと思います。
ただ初めは、
- ユーザーの訪問状況
- サイトでのコンバージョン数
をメインにチェックしておけば問題ありません。
それぞれの項目について解説していきます。
ユーザーの訪問状況
Google Analyticsのメニューにある「ユーザーサマリー」にアクセスすると、以下の指標が確認できます。
項目 | 概要 |
セッション | Webメディアに訪問があった数。 同じユーザーが1日2回アクセスした場合、セッション数は「2」となる。 |
ユーザー | Webメディアにアクセスしたユーザーの数。 同じユーザーが1日2回アクセスした場合、セッション数は「2」になるが、ユーザー数は「1」とカウントされる。 |
ページビュー数 | Webサイト内のページが閲覧された回数。 同じユーザーが1度のアクセスで5ページ閲覧した場合、セッション数は「1」になるが、ページビュー数は「5」とカウントされる。 |
直帰率 | Webメディアを訪れたユーザーが1ページだけ閲覧し、メディアから離脱した割合。 |
新規セッション率 | すべてのセッション数のうち、初めてWebメディアを訪れたセッションの割合。 新規セッションに該当しないセッションは、リピーターとしてカウントできる。 |
これらの項目を確認しておけば最低限の分析ができるため、毎日チェックしてください。
サイトでのコンバージョン数
Google Analyticsのメニューにある「目標 サマリー」にアクセスすると、Webメディア上でのコンバージョン数が確認できます。
- 資料請求
- 問い合わせ
- 商品購入
など、ゴールはメディアによって異なります。
Google Analyticsでは、それぞれ目標を達成した数も確認できます。
コンバージョンに関する指標をチェックする際は、以下のデータを確認するようにしてください。
項目 | 概要 |
目標の完了数 | 期限内に達成されたコンバージョンの数 |
目標のコンバージョン率 | 期限内のセッションのうち、コンバージョンが達成されたセッションの割合 |
ツール2. Google Search Console
Google Search Consoleも、Googleが無料で提供しているウェブマスター向けのツールです。
Webサイトの存在や更新情報をGoogle側に伝えたり、Webサイトの異常をチェックしたりするなどさまざまな機能を備えています。
またデータも蓄積してくれるため、分析にも活用できます。
Google Search Consoleでチェックするべき項目は
- 検索クエリ
- 検索パフォーマンス
の2つです。
それぞれの項目について解説していきます。
検索クエリ
検索クエリの項目では、ユーザーどのようなKWで検索してWebメディアに訪問したのかをチェックできます。
サイト全体のデータも確認できますし、ページ単体のデータも確認可能です。
- 公開したコンテンツに想定したKWでアクセスが集まっているかどうか
- 想定していなかったKWで流入しているケースがないかどうか
を、重点的にチェックしましょう。
想定していなかったKWに関する情報が取得できるのはSearch Consoleならでの機能です。
積極的に活用し、めぼしいKWがあればタイトルや見出しに追加するなど改善をおこないましょう。
検索パフォーマンス
検索パフォーマンスの項目では、先ほど紹介したクエリ以外にも以下のデータを参照できます。
項目 | 内容 |
表示回数 | 対象のKWでWebメディアが表示された回数 |
クリック率 | 対象のKWでWebメディアが表示された回数のうち、ユーザーがクリックした割合 |
掲載順位 | 対象のKWが検索ブラウザで検索されたときの、Webメディアの掲載順位 |
例えば、狙っているKWの掲載順位が低いのであれば、コンテンツを改善してより魅力的なものにする必要があると推測できます。
クリック率が低いのであれば、タイトルやディスクリプションを見直す必要があると考えられるでしょう。
また、掲載順位が高いにもかかわらず表示回数が少ない場合は、検索需要の少ないKWだと判断できます。
逆に検索順位が低いにもかかわらず表示回数が多い場合は、検索需要の大きいKWだと推測できるのです。
検索パフォーマンスのデータを活用すればさまざまな分析ができるため、ぜひ定期的にチェックし、分析に役立てましょう。
Webメディアはビジネスにどう活用できるのか?
Webメディアを立ち上げたはいいものの、具体的にどのようにしてビジネスに活用していくのか、イメージできていないという方も多いのではないでしょうか?
ここからは、Webメディアをビジネスで使う場合の活用方法4つについて具体的に紹介していきます。
活用方法1. 広告を貼って収益をあげる
Webメディアには広告を貼り付けられます。
メディアにアクセスしてきたユーザーに対して広告を表示し、その広告を見てもらったりクリックしてもらうことで収益が得られるようになるという仕組みです。
代表的なものとしては、Google AdSenseやアフィリエイト広告などがあげられます。
Google AdSenseは表示されたりクリックされたりするだけで収益を得られるタイプの広告です。
単価はそれほど高くありませんが、表示やクリックで収益が発生するため収益化までのハードルが低いのが、このタイプの広告のメリットです。
一方、アフィリエイト広告で収益を発生させるためには、商品を購入してもらったりサービスに加入してもらったりする必要があります。
そのため、収益化のハードルは高くなっていますが、その分単価が高いというメリットがあります。
ただ、広告でのマネタイズはオンウンドメディアにはあまり向いていません。
広告でのマネタイズを考えている場合は、オウンドメディアに掲載するのではなく、専用のメディアを立ち上げてそこで収益化を進めるようにしましょう。
活用方法2. ユーザーを集客する
Webメディアは上手く運営していければ、強力な集客ツールになってくれます。
集客はビジネスを成功させる上で必要不可欠な要素の一つですが、その重要な要素の一つを補ってくれるわけですね。
これまでWebでの集客と言えば広告の出稿が一般的でしたが、広告での集客には費用がかかる弱点があります。
一方、Webメディアでの集客は費用が発生しません。
良質なコンテンツを配信し、SEOでの上位表示を実現できれば、毎月数万〜数十万単位でユーザーを集客してくれます。
数万人を広告で集めようとすると莫大な広告費がかかることになりますが、Webメディアなら広告費はかかりません。
もちろん毎月数万〜数十万人集められるようなメディアを作るのは決して楽ではありませんが、強力なツールになってくれることでしょう。
そのため、自社でメディアを立ち上げる企業が増えてきているわけです。
SEOでの上位表示に関して詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
>>SEO対策で上位表示するには?施策すべきポイントを徹底解説!
活用方法3. ユーザーとコミュニケーションをとる
Webメディアと聞くとメディア型のWebサイトをイメージする方がほとんどかと思いますが、実はSNSもWebメディアの一つです。
- YouTube
などのSNSがメディアのように利用されることが多くなっています。
これらのSNSには、他のWebメディアにはない、「ユーザーとコミュニケーションがとれる」という大きなメリットがあります。
コメント機能やDMの機能を活用して、ユーザーとコミュニケーションを図っていけるわけです。
ユーザーとコミュニケーションが取れる仕組みをどのように活用していくかに決まりはありません。
しかしユーザーから意見を募り、それをメディア運営やビジネスに反映していくという活用のされ方が一般的です。
また、ユーザーとのコミュニケーションのとり方を間違えてしまうと、炎上することもあります。
実際にコミュニケーションをとるときは慎重に対応しましょう。
活用方法4. ユーザーをファン化させる
Webメディアを上手く活用できれば、ユーザーをファン化させることも可能です。
質の高いコンテンツを継続的にアップし続けていれば、ユーザーはメディアのことを信頼するようになり、定期的にチェックしてくれます。
また、積極的にコミュニケーションをとることでもユーザーがファンになってくれる可能性も。
この場合、商品やサービスではなく企業自体のファンになってくれるため、リピーターよりも貴重な存在になります。
ファン化したユーザーは、新商品を積極的に購入してくたり新しいサービスを積極的に利用してくれたりするだけでなく、商品の情報も拡散してくれます。
口コミの効果というのは非常に高いため、メディアを運営するのであれば、ユーザーをファン化させる仕組みづくりを実施しましょう。
まとめ:Webメディア作り方の作り方を学んでビジネスに活用しよう
Webメディアを作るのは決して難しくありません。
WordPressなどのCMSを活用すればすぐに作れてしまいます。
ただ、事前にやっておくべきことがいくつかあります。
今回ご紹介した内容を参考にしながら早速準備に取り掛かってみてはいかがでしょうか。
準備段階でのリサーチは競合のメディアを参考にするのがおすすめだと紹介してきましたが、以下の記事ではそれぞれの分野の人気メディアを数多く紹介しています。
>>参考にすべき人気Webメディア35選!カテゴリ別に紹介
ぜひ参考にしてみてください。
また、Webメディアは立ち上げてからが本番です。
- 記事の作成
- 分析
- 改善
を繰り返すことで初めて成果が見込めます。
この記事で紹介させてもらった記事の作成方法と、分析ツールを使った分析方法を参考にしながらメディアの運営に運営に取り組んでみてください。
ユーザーの満足度を高められるメディアを作りましょう。
なお、テクロ株式会社では「Webメディア作成マニュアル」資料を無料で配布しています。
マーケティング会社が実践している方法を知りたいBtoB企業様はぜひご確認ください。