成果が出るメルマガテンプレートの作り方とは?作成のポイントを解説
メルマガを日々作成していく上で、テンプレートは必須と言っても過言ではありません。
メルマガ作成者が毎回1から作る場合とテンプレートを使う場合では、作業の効率が違うためです。
テンプレートを使うメリットは、送信者と読者の両方にあります。
本記事では、成果が出やすいメルマガテンプレートのポイントを、6つの項目別に解説します。
また、無料でダウンロードできるなメルマガテンプレートも6つ紹介。
メルマガ作成を効率化させたい方や、メルマガで成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。
なお弊社でも、メルマガを含むBtoBマーケティングに関するお役立ち情報を、メルマガで配信しています。
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また、メルマガについてさらに詳しく知りたい方向けに「【リード数6倍!】BtoBメルマガの効果的な作り方」を配布しております。
ぜひ貴社のメールマーケティングにお役立てください。
目次
- 1 メルマガにテンプレートを使うべき理由
- 2 メルマガの種類の使い分けは2パターン
- 3 成果が出やすいメルマガの構成
- 4 成果が出やすいメルマガテンプレート:タイトル・差出人名
- 5 成果が出やすいメルマガテンプレート:リード・ヘッダー部分
- 6 成果が出やすいメルマガテンプレート:見出し
- 7 成果が出やすいメルマガテンプレート:本文
- 8 成果が出やすいメルマガテンプレート:まとめ
- 9 成果が出やすいメルマガテンプレート:CTAボタンやリンク
- 10 メルマガテンプレートの文章例(ひな形)
- 11 メルマガテンプレート作成後の注意点
- 12 すぐに使えるメルマガテンプレートサイト6選
- 13 テキストメールで使える装飾
- 14 まとめ:メルマガはテンプレートをうまく使って成果UPにつなげよう!
メルマガにテンプレートを使うべき理由
メルマガを配信する際に、テンプレートを使うべき理由は、以下が挙げられます。
- メルマガを効率よく作成できる
- 同じ形式で読者も読みやすい
- 分析・効果測定がしやすい
- 業務の引き継ぎがしやすい
それぞれ解説していきます。
メルマガを効率よく作成できる
メルマガを作成するのに、毎回真っ白な状態からテキストレイアウトや文章を作っていくのは大変な作業です。
ある程度メルマガの配信構成が決まっているのであれば、テンプレートを使うことで効率よくメルマガを作成できます。
また、メルマガを配信する際には内容をチェックする人(例えば上長)もいるかもしれません。
毎回同じ構成で作られたメルマガであれば、どこに注意してチェックすれば良いかもわかりやすくなるため、効率よく進められるでしょう。
同じ形式で読者も読みやすい
メルマガにテンプレートを使うことで、メール内容が同じ形式で作成できるため、読者も読みやすくなります。
特にリピートの読者にとって、どこにどのような情報が記載されているかをすぐに把握できることは大切です。
例えばECのメルマガで、毎回新商品の情報がいつもより下の位置に変わっていたら、最悪気づかない場合もあります。
それでは新規顧客を取りこぼすことになり、売上に大きなダメージを与えます。
逆に毎回同じ位置に新商品の情報があれば、読者は新着情報までスクロールして、スムーズに買い物ができるでしょう。
デザインもテンプレート化すれば、ブランディングにもつながります。
分析・効果測定がしやすい
メルマガのテンプレートを使うことで、読者の反応がわかりやすくなり、データ分析や効果測定がしやすくなります。
検証のために一部分変更した場合のクリック率や開封率も計測しやすくなるでしょう。
効果検証のしやすさは、改善やアップデートの効率化にもつながり、よりよいコンテンツを継続して作成できます。
業務の引き継ぎがしやすい
部署異動や退職、新人配属などで、メルマガ担当者が変わる場合もあります。
メルマガテンプレートを用意すると、構成や文章の書き方などを細かく教える必要がありません。
そのため、業務の引き継ぎがスムーズになります。
急なノウハウの属人化を防ぐのためにも、メルマガはテンプレート化しておくのがおすすめです。
メルマガの種類の使い分けは2パターン
メルマガの種類には
- HTMLメール
- テキストメール
の2種類があります。
それぞれをどのように使えばメルマガの効果を高められるのか、解説します。
視覚的な訴求効果を重視するなら「HTMLメール」
HTMLメールとは、Webサイト制作時に使われる言語「html」で作られたメールのことです。
レイアウトを自由にできるほか、以下のような特徴があります。
- 文字の色やサイズを変更できる
- 画像・動画の挿入ができる
- CTAボタンやリンクをわかりやすく装飾できる
そのため、読者に具体的なイメージを伝えたり、視覚的に伝えたりする場合に有効です。
また、「クリック率の測定ができる」「ユーザーの印象に残りやすい」メリットがあります。
上の画像は、弊社が実際に送信しているHTMLメールのメルマガです。
読者に見てほしいポイントは、CTAボタンや文字の色・太さを変えて、目に入りやすいよう工夫している点です。
一方で、以下のようなデメリットがあることも頭に入れておいてください。
- HTMLやデザインの知識が必要
- 受信環境によっては表示されないことがある
- データ容量が大きくなる
メルマガ配信ツールの中には、HTMLメールのテンプレートが用意されているものがあります。
文章や画像を入れるだけでHTMLメールを作成できるので、知識がない方でも安心して使えるでしょう。
また、HTMLメールをうまく表示できない読者に向けて、テキストメールと併用して送信できるメルマガ配信ツールもあります。
なお、HTMLメールでメルマガを作成するコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
関連記事:メルマガデザインのコツ8選!おしゃれなHTMLメールで効果UP
環境に左右されずに表示するなら「テキストメール」
テキストメールとは、一般的なメールと同じように、文字だけで作られたメールのことです。
以下のようなメリットがあります。
- HTMLなどの専門知識が不要
- 読者の受信環境に左右されにくい
- 容量が軽いため気軽に配信できる
対してデメリットは、以下の2点です。
- 画像や動画、文字装飾を使えないので、視覚的に訴求しにくい
- CTAボタンやリンクが目立ちにくい
HTMLメールと違って受信環境の影響を受けにくいため、多くの人に確実に配信したい場合におすすめです。
デザイン面での限界はありますが、1文の長さや改行に気をつけたり、罫線や記号などで装飾したりして、読者が読みやすいように作りましょう。
成果が出やすいメルマガの構成
メルマガの構成に統一感を持たせることで、読者がどこに何が記載されているかを把握しやすくなります。
読者によってはメルマガを隅から隅まで読むわけではなく、必要な部分しか読まない人もいます。
そのため、構成はある程度固定していた方が成果につながりやすいです。
弊社では上記の画像のような構成にしていますが、一般的に、メルマガでは以下の構成が基本です。
- ヘッダー
- リード
- 目次
- 本文&CTAボタン
- フッター
必ずしも上記の構成に沿う必要はありませんが、メルマガを書き慣れていない方はぜひ参考にしてください。
成果が出やすいメルマガテンプレート:タイトル・差出人名
ここからは、メルマガテンプレートの各要素について、成果が出やすいポイントを解説していきます。
まずは、「タイトル・差出人名」のポイントとして、以下について解説します。
- タイトルは20文字以内にする
- パターンを使い分ける
- 装飾はしない
- 差出人名は個人名にする
タイトルは20文字以内にする
タイトルは、読者が最初に見る重要な要素です。
メルマガの内容が簡潔に伝わるように、20文字以内に納めましょう。
タイトルが長すぎるとメルマガの内容が伝わらず、開封してもらえません。
また、スマートフォンユーザーにも敬遠されがちです。
読者の興味を引けるよう、伝えたい内容を簡潔にまとめたタイトルを心がけましょう。
パターンを使い分ける
あらかじめタイトルのパターンを決めておいて、配信するメルマガの内容ごとに使い分けることも効果的です。
パターンを作っておけば、読者が開封したくなるタイトルを考えやすくなるためです。
メルマガテンプレートに使えるタイトルには以下のパターンがあるので、ぜひ参考にしてください。
- ノウハウ型:「このメルマガを読めば悩みを解決できる」と、メルマガを読むメリットを感じさせる
- 疑問型:「なぜ◯◯なのか?」と、読者の好奇心を刺激する
- 限定型:期間や数量を限定し、「今すぐ読まないと」と思わせる
- ◯◯型:伏字を使って、「◯◯には何が入るのか?」と読者の興味を引く
装飾はしない
タイトルを【】や\/などの記号で装飾しても、クリック率などにあまり効果はありません。
タイトルは装飾よりも、伝えたい内容を簡潔に盛り込むことの方が重要です。
装飾で文字数を増やしてしまうよりは、伝えたい内容をタイトルの前半部分に入れて、読者の興味関心を引けるようにしましょう。
差出人名は個人名にする
一般的に、メールソフトやスマートフォンでは、件名よりも差出人名の方が大きく表示されます。
そのため、差出人名も工夫しましょう。
具体的には、会社名よりも個人名を入れるのがおすすめです。
個人名を記載する方が信頼感が増し、開封率が上がるといわれているからです。
読者の信頼を得られなければ開封してもらえないので、差出人名も忘れずに記入しましょう。
なお、メルマガのタイトルの付け方については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらもぜひ参考にしてください。
関連記事:開封率UP!メルマガのタイトルの決め方と参考になる例文3つを紹介
成果が出やすいメルマガテンプレート:リード・ヘッダー部分
成果が出やすいメルマガテンプレートの「リード・ヘッダー部分」のポイントは以下の通りです。
- ユーザーの印象に残る内容にする
- HTMLの場合はブランドロゴを掲載する
- デザインは常に統一する
ユーザーの印象に残る内容にする
リード・ヘッダー部分は、メールを開封して最初に読む冒頭部分です。
主に、メルマガの概要を伝える文章になります。
リード文を読んだ読者が、続きを読みたくなるよう誘導するのがポイントです。
冗長な表現は避け、結論ファーストで内容が簡潔に伝わるように心がけましょう。
また、メルマガの内容に記載している各見出しを目次形式でリード文に入れ、読者にメルマガの概要を把握してもらうことも重要です。
HTMLの場合はブランドロゴを掲載する
HTMLメールでメルマガを作成する場合は、画像で読者の目を引くことも効果的です。
例えば、ブランドロゴがある場合は、ロゴ画像をヘッダーに入れるのがおすすめです。
発信元が分かっていると、読者の信頼を得られ、本文を読んでもらいやすくなります。
ちなみに、弊社テクロも画像の赤枠で囲んだ部分のように、ロゴを使った画像をトップに配置し、「テクロのメルマガだ」と、読者がすぐにわかるようにしています。
デザインは常に統一する
メルマガのデザインは常に統一しておきましょう。
メルマガを開いた際に、すぐに貴社のメルマガであることが認識できるようにして、読者に安心してもらうためです。
特に、配信を楽しみにしている読者には「今回の内容はなんだろう?」と、期待感をもたせる効果があります。
成果が出やすいメルマガテンプレート:見出し
成果が出やすいメルマガテンプレートの「見出し」のポイントは以下の通りです。
- 見出しは入れる
- 装飾して目立たせる
それぞれについて解説していきます。
見出しは入れる
本文の前には必ず見出しを入れましょう。
見出しがあることで、内容が整理されて読みやすくなります。
メルマガの見出しは、「わかりやすさ」と「キャッチーさ」を両立させるのがポイントです。
見出しを読むだけで本文の内容が伝わるようにしておくと、流し読みをする読者にも効果的です。
また、見出しの文言をある程度テンプレート化しておくと、毎回のメルマガ作成時に頭を悩ませる必要がなくなります。
同じ文言にしておくことで、読者の負担も減るでしょう。
例えば「今週の入荷情報」という文言が、急に「Weekly Item」と表現が変わっていたり、毎回違う言い回しになっていたりすると、読者が混乱し離脱しかねません。
読者がストレスなく読めるので、見出しに使用する文言は固定しておきましょう。
装飾して目立たせる
見出しは読む際の区切りとなる場所です。
装飾して目立たせることで他の部分との差別化になり、読者の目に留まりやすくなります。
例えば、上の画像では、見出しは太字で他の文章より文字サイズが大きくなっています。
パッと見たときに目に入りやすいだけでなく、文章を読み進めていると「ここで流れが変わる」と、わかりやすいのではないでしょうか。
このように、見出しを装飾すると話の区切りがよりわかりやすくなるため、読みやすいメルマガになります。
成果が出やすいメルマガテンプレート:本文
成果が出やすいメルマガテンプレートの「本文」のポイントは以下の通りです。
- 読者の役に立つ情報を伝える
- 1メルマガ1テーマを心がける
- 文章は短めにして適宜空行を入れる
- 画像を入れる
それぞれについて解説していきます。
読者の役に立つ情報を伝える
大前提ですが、メルマガでは読者の役に立つ情報を伝えましょう。
いくらヘッダーや見出しで読者の興味を引いても、本文の内容が薄ければ読んでもらえません。
「もう読まなくていいや」と、購読を解除される可能性も高まります。
そのため、読者目線で役に立つ情報を提供するよう心がけてください。
自社が伝えたいことを一方的に伝えないよう、注意しましょう。
1メルマガ1テーマを心がける
1つのメルマガでは1つのテーマだけを取り扱うようにするのがおすすめです。
1メルマガ1テーマにすると必然的にシンプルな文章となり、読者が読みやすくなります。
また、配信側の負担も減り、ネタ切れも起こしにくくなります。
「あれもこれも」と詰め込んでいると読みにくくなり、伝えたい内容が伝わりません。
今ある情報すべてを盛り込もうとせず、読者が読みやすいように、1つのテーマに絞ってメルマガを作りましょう。
文章は短めにして適宜空行を入れる
読者目線に立ち、どういう見た目の文章が読みやすく、ストレスを感じさせないかを考えるのも非常に重要なポイントです。
1文が長すぎたり、文章が詰まっていると、読者にとって読みにくいメルマガになります。
そのため、
- 1文は60文字以下にする
- 2〜3行ごとに空白の行を入れる
画像を入れる
メルマガには文章だけでなく、画像も挿入できます。
画像は読者の興味を引きつけたり、具体的なイメージを伝える際に効果的です。
新商品やキャンペーンなどの目玉情報を画像付きで紹介すれば、クリック率の向上にもつながるでしょう。
ただし、場合によっては画像がない方が有効なこともあります。
ABテストを実施するなどして、効果を検証してみるといいでしょう。
成果が出やすいメルマガテンプレート:まとめ
成果が出やすいメルマガテンプレートの「まとめ」のポイントは以下の通りです。
- 箇条書きを使う
- 会社情報・配信停止の方法を入れる
それぞれについて解説していきます。
箇条書きを使う
メルマガの最後には、全体の内容のまとめを挿入しましょう。
メルマガで書かれている要点をまとめ、読者が内容を理解しやすくすることで、その後のコンバージョンにつながります。
文章でまとめるのも良いですが、見やすさを考慮して箇条書きを使うのがおすすめです。
要点を簡潔にまとめて、読者に伝わるように心がけましょう。
なお、弊社テクロでは、画像のように誘導先の記事の要点を箇条書きでまとめ、太字で強調しています。
こうすることで読者の目に留まって読んでもらいやすくなるだけでなく、記事への関心が高まってCTAボタンをクリックしてもらいやすくなる仕組みです。
会社情報・配信停止の方法を入れる
メルマガのフッター(最下部)には、会社概要や配信停止方法(リンク)を記載しましょう。
これらの記載がないと信用性に欠けるだけでなく、「特定電子メール法」への違反にもつながります。
会社概要や配信停止リンクは滅多に変わるものではありません。
テンプレートのフッター部分に常に入れておくことで、読者からの信用を損なわないだけでなく、思わぬトラブルを防げます。
参考までに、以下の情報をテンプレート化しておきましょう。
- 会社名
- 連絡先
- 会社の住所
- 会社のホームページやSNSへのリンク
- 解約ページへのリンク
なお、特定電子メール法をはじめとするメルマガ関連の法律については、以下の記事で解説しています。
メルマガ作成の際に注意したいポイントなので、目を通しておくことをおすすめします。
関連記事:メルマガ配信で注意すべき法律「特定電子メール法」を徹底解説
成果が出やすいメルマガテンプレート:CTAボタンやリンク
成果が出やすいメルマガテンプレートの「CTAボタンやリンク」のポイントは以下の通りです。
- 読者が興味を持っているタイミングでCTAを設置する
- リンクは装飾して目立たせる
それぞれについて解説していきます。
CTAを設置する場所は3箇所
CTA(Call to Action)とは、ユーザーに具体的な行動を促すことです。
メルマガ配信の目的の中には、商材の購入や問い合わせなど、読者を具体的なアクションに誘導することがあります。
CTAボタンやリンクを設置することで、ユーザーを次のアクションにつなげられます。
そのため、クリックしてもらいやすくするために、読者が興味を持っているタイミングでCTAを設置することが重要です。
具体的には、以下の場所が効果的といわれています。
- ヘッダー部分
- 本文の途中や最後
- まとめ
弊社テクロでも、画像のようにヘッダー部分と本文の最後にCTAボタンを設置しています。
メルマガの分量からCTAボタンは2箇所としていますが、もう少し分量が増える場合は、3箇所に増やすのがおすすめです。
なお、CTAボタンを配置するときに、特に気をつけたいのはヘッダー部分です。
メルマガを開いたときに最初に目にするファストビューに見切れないようにCTAボタンを設置することで、クリック率向上が見込めます。
また、CTAボタンにはクリックを促す一言も添えておきましょう。
上の画像でいうと「ウェビナーに申し込む」「戦略の立て方とポイントを知る」が該当します。
CTAの設置方法1つでコンバージョン率が変わってくるため、ABテストを実施するなどして、効果的な設置方法を見つけてみましょう。
CTAボタンやリンクは装飾して目立たせる
読者の注目を集められるように、CTAボタンやリンクは装飾して目立たせましょう。
例えば、購入ボタンは赤、テキストリンクの色は青というように、あらかじめ決めておくのがおすすめです。
また、CTAボタンやリンクを装飾する際は、色などのデザインを統一することも重要です。
毎回デザインが違っていると、読者の離脱だけでなく、購読解除にもつながってしまいます。
注目を集めやすく統一感のある装飾を使って、読者をスムーズに誘導しましょう。
メルマガテンプレートの文章例(ひな形)
ここで、メルマガテンプレートの文章例として、以下の2つを紹介します。
- セミナー案内の文章
- お役立ちコンテンツ系の文章
メルマガテンプレートを作るときの参考にしてください。
セミナー案内の文章
セミナー案内の文章では、申し込みを促すより、参加して得られるメリットを伝えることがポイントです。
解決できる課題や参加者特典などを入れましょう。
文章例
いつもお世話になっております。◯◯会社の△△です。
BtoBマーケティング施策の1つがオウンドメディアです。
今日ではさまざまな企業がオウンドメディア戦略を行なっていますが、実際のところ、成果が出るまで長い時間を要します。
せっかく行うのであれば、時間と工数を無駄にしないオウンドメディア戦略を実践したいと考えている担当者様も多いのではないでしょうか?
今回は、オウンドメディア戦略の立て方と成果が出ない要因について、以下の3つの内容で解説するセミナーを開催いたします。
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- 日時:2023年◯月△日(月)10:00〜11:00
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- セミナー案内:https://www.×××
お役立ちコンテンツ系の文章
お役立ちコンテンツ系の文章では、ユーザーニーズを満たす有益な情報を提供するのがポイントです。
ユーザーが求めている情報を提供できれば、自社のイメージアップにつながります。
なお、最終的にリンクをクリックしてもらえるように、本文は簡潔にしましょう。
文章例
いつもお世話になっております。◯◯会社の△△です。
今回はWeb上に記事や動画などのコンテンツを投稿し続けて検索上位を目指す施策「コンテンツSEO」を行うべき理由を5つお伝えします。
(中略)
では、貴社がコンテンツSEOに取り組むべき理由5点はこちら。
- 理由①×××
- 理由②×××
- 理由③×××
- 理由④×××
- 理由⑤×××
以下のURLでは、上記5点の詳細について解説しています。
コンテンツSEOを実施するべき理由について詳しく知りたい場合は、ぜひ参考にしてください。
https://www.×××
メルマガテンプレート作成後の注意点
メルマガテンプレート作成後は、以下の点に注意してください。
- 配信ターゲットを選定する
- 配信のタイミングはターゲットごとに変える
- 取り扱いジャンルによって配信頻度を変える
- テスト配信をして内容・リンクをチェックする
- 特定電子メール法に違反していないかチェックする
配信ターゲットを選定する
まずはどのような人にメルマガを届けたいのか、ターゲットを選定しましょう。
ターゲットが明確であれば、読者の興味や関心に合わせて、効果的な文章を作成しやすくなります。
以下のような要素を用いて、ターゲットを詳しく分類してください。
- 年齢
- 性別
- 職業
- メルマガ登録の理由
配信のタイミングはターゲットごとに変える
配信のタイミングは、ターゲットごとに変えるようにしましょう。
読みやすい時間帯に配信すれば、自然と開封やクリックにつながるからです。
特に最近はスマートフォンでメールを確認する人も多いため、通勤中やお昼時など、スマートフォンを操作する頻度が高いタイミングに送信するのがおすすめです。
例えば、
- ビジネスパーソン:朝8時前後の通勤時間
- 主婦:家事が落ち着いたお昼過ぎ
- 学生:学校が終わって下校する夕方頃
といった具合です。
注目すべきは、ターゲットごとの「生活スタイル」です。
ターゲットの生活スタイルを想像して、どの時間帯ならスマートフォンやパソコンを操作するか、しっかり考えてみてください。
ABテストを実施して、開封率・クリック率の高い時間帯を探すのもおすすめです。
なお、以下の記事では、ターゲット別にメルマガ配信に最適な曜日と時間について解説しています。
開封率・クリック率を上げるために重要なので、ぜひご一読ください。
関連記事:メルマガ配信に最適な曜日・時間をターゲット別に徹底解説
取り扱いジャンルによって配信頻度を変える
配信頻度は、取り扱うジャンルによって変えましょう。
一般的には、以下のように商材の購入頻度や価格などで配信頻度を決めるのが良いといわれています。
- 毎日配信:情報の鮮度・量が重要なサービス(例:メディア)
- 週2〜3回配信:購入頻度が高い、低単価(例:食料品、アパレル)
- 週1回配信:購入頻度が低い、高単価(例:不動産、BtoBサービス)
あまりに高頻度だと「しつこい」と思われて登録を解除されてしまう一方で、期間が開きすぎてしまうとメルマガの存在を忘れられてしまいます。
そのため、配信頻度を増やしたい場合は、テストを実施するのがおすすめです。
配信停止率の動向をチェックしながら、上がりすぎていなければ、徐々に配信頻度を増やしていきましょう。
テスト配信をして内容・リンクをチェックする
配信の前には必ずテスト配信をして、内容やリンクをチェックしておいてください。
「誤字脱字が多い」「正しいリンク先に移動できない」といったミスが起こると「この企業は大丈夫かな?」と、読者に不信感を抱かれてしまいます。
また、端末によって表示形式が異なるので、パソコンとスマートフォンの両方で文章やレイアウトを確認することも忘れないでください。
特定電子メール法に違反していないかチェックする
最後に、特定電子メール法に違反していないか、必ずチェックしておいてください。
前述したように、以下の情報は滅多に変わることがないため、テンプレートに記載しておくのがおすすめです。
- 会社名
- 連絡先
- 会社の住所
- 会社のホームページやSNSへのリンク
- 解約ページへのリンク
いくら魅力的なメルマガが完成しても、法律に違反していると思わぬペナルティを受けるかもしれません。
トラブルにつながらないように、必ずチェックしてください。
すぐに使えるメルマガテンプレートサイト6選
メルマガのテンプレートは一から作成するのも良いですが、無料ダウンロードで配布しているものを活用するのも一つの手です。
ここからは、すぐに使えるメルマガテンプレートを6つ紹介します。
Benchmark Email
メール配信ツールを提供している「Benchmark Email」では、HTMLメールのテンプレートを無料配布しています(登録不要・zip形式ダウンロード)。
- スマートフォンアプリ向け
- キャンペーン向け
- ECサイト向け
など、さまざまな用途に合わせたテンプレートが用意されています。
Benchmark Emailのメールエディターを使用すると、500種類以上のテンプレートを使用できる点も魅力です。
99designs
引用:99designs
99designsでは、HTML形式だけでなく、PSD形式でのダウンロードも可能です。
有料ですがデザインコンペも利用でき、希望のデザインを多くの候補から選べます。
独自性のあるデザインにこだったメルマガを配信したい場合は、99designsを参考にするのもよいかもしれません。
SATORI
引用:SATORI
マーケティングオートメーションツールのSATORIでは、全15種類のテンプレート(シンプルな5種類のデザイン×3色)が無料ダウンロード可能です。
シンプルなデザインが採用されているため、ジャンル問わず利用できます。
Canva
引用:Canva
Canvaはデザインテンプレートサイトとして、SNSへの投稿画像によく活用されています。
メルマガのテンプレートも用意してあり、パターンや配色もさまざまです。
Canvaのテンプレートは、そのままブラウザ上でカスタマイズ可能で、フォントも多種選べるため好きなデザインに編集できます。
デザイン性の高いメルマガを作りたい企業におすすめです。
Topol.io(海外サイト)
引用:topol.io
Topol.ioは、会員登録せずに、ブラウザ上でHTMLメールをデザインできるサイトです。
作成時にテンプレートを選択でき、直感的に編集ができます。
HTMLの知識は不要で、簡単に制作できるため、作業時間の短縮にも有効です。
ZURB(海外サイト)
引用:ZURB
ZURBも会員登録せず、zipファイルでレスポンシブ用のメールテンプレートを無料でダウンロードできるサイトです。
デザインはいくつかパターンがあるため、自社で作りたいメルマガにより近いものを選んで作成できます。
スマートフォン・パソコンユーザーどちらにも配信したい場合におすすめです。
テキストメールで使える装飾
最後に、テキストメールで使える装飾を、以下の要素に分けて紹介します。
- ヘッダー
- 見出し
- ライン
- 囲み線
ヘッダー
ヘッダー装飾の多くは、2本のラインが上下にあるデザインです。
メルマガを開封した読者が最初に見る部分なので、わかりやすい装飾を意識しましょう。
ヘッダーの例①
━━━━━━━━━━━━━━━━
「タイトル」 vol.xx
2023年10月10日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━
ヘッダーの例②
■─────────────────────────────────
|「メルマガタイトル」第50号
|発行責任者:株式会社〇〇
|Webサイト:https://xxx.xxxx.jp/
■─────────────────────────────────
ヘッダーの例③
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「メルマガタイトル」〇〇通信2023年 10月10日号
発行責任者:株式会社〇〇
Webサイト:https://xxx.xxxx.jp/
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
見出し
見出しの装飾は、目立たせることを意識しましょう。
見出しがはっきりしていると、メルマガ全体にメリハリが生まれ、読者が読みやすくなります。
また、すぐに読者の目に留まり、本文を読んでもらいやすくなりますよ。
見出しの例①
□■━━━━━━━━━━━━■□
会員様にお得な情報
□■━━━━━━━━━━━━■□
見出しの例②
…………………………★★ 会員様にお得な情報 ★★…………………………
ポイントアップキャンペーン開催!
00.00.00 ~ 00.00.00 00時まで
………………………………‥‥‥‥‥・・‥‥‥‥‥……………………………
見出しの例③
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━┓
┃★┃ ★☆★☆ ポイントアップキャンペーン実施中 ☆★☆★ ┃★┃
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┛
ライン
ラインは、ヘッダーと本文、本文とまとめなど、各要素の区切りとして使用します。
前後で内容が変わっていることがわかればよいので、あまり目立たないようシンプルにしましょう。
ラインの例①
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
ラインの例②
★*…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…*★
ラインの例③
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
囲み線
囲み線は、会社情報などを記載する際に使用します。
シンプルなものにして、本文や見出しより目立たないようにしましょう。
囲み線の例①
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
囲み線の例②
■□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□
■□
□
┃
┃
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
囲み線の例③
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
□
■
□
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
テキストメールのテンプレート・装飾は「メルマガdeco」がおすすめ
引用:メルマガ deco
テキストメールの装飾は、今回紹介したもの以外にも多くあります。
他のテンプレート・装飾を知りたい方には、「メルマガdeco」がおすすめです。
「メルマガ deco」では、罫線や記号を駆使したさまざまなテンプレート・装飾が紹介されています。
サイトからコピペするだけで装飾できるため、読みやすいメルマガを手軽に作成できます。
ぜひご活用ください。
まとめ:メルマガはテンプレートをうまく使って成果UPにつなげよう!
メルマガ作成にテンプレートを使うことで、文章作成や効果測定の効率化だけではなく、読者目線にとっても、よりよい効果が得られます。
今回ご紹介したダウンロード可能なテンプレートと、メルマガテンプレートのポイントを元に、貴社のコンセプトに合ったメルマガを作成してみてください。
なお弊社でも、メルマガを含むBtoBマーケティングに関する情報をメルマガで配信しています。
気になる方はぜひ登録してみてください。メルマガ登録はこちら
また、メルマガについてさらに詳しく知りたい方向けに「【リード数6倍!】BtoBメルマガの効果的な作り方」を配布しております。
ぜひ貴社のメールマーケティングにお役立てください。