開封率UP!メルマガのタイトルの決め方と参考になる例文3つを紹介
メルマガ作成の担当者で、タイトルの決め方で苦戦する人も多いのではないでしょうか。
開封率の高いメルマガを作成するには、タイトルは最も重要な部分です。
本記事では、メルマガのタイトルを決める時の、意識すべきポイント・タイトルを決めるコツなどをお伝えしていきます。
実際にタイトルの改善例や、タイトルに入れるのに有効なキラーフレーズについても紹介しますので、貴社のメルマガ開封率UPに役立ててください。
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目次
メルマガのタイトルの決め方で開封率が変わる
メルマガのタイトルの決め方が重要な理由は、読者はタイトルを見てからメールの読むか判断するためです。
どのようなメールソフトを使っていても、特殊な設定にしていない限り、タイトルより先に本文が表示されることはありません。
開封率をあげるタイトルをつけることで、あなたのメルマガがより効果的なものになり、コンバージョンアップへとつながります。
メルマガの開封率とは
メルマガの開封率とは、メルマガを配信した数のうち、実際にメールが読者に到達した通数の中のメールが読まれた率です。
「開封率=到達数÷開封数×100(%)」で求められます。
タイトルの決め方次第で、メルマガの開封率が変わってきます。
開封率をあげるための施策は「メルマガ開封率をあげるには?ベストな配信時間や曜日も解説」の記事も参考にしてください。
メルマガの到達率とは
メルマガは開封率も大事ですが、それ以前に到達率も重要な指標です。
到達率は、メルマガを配信した件数のうち、実際に読者に届いた通数の割合を示します。
例えば存在しないメールアドレスや、送信先のメールボックスが一杯になっているときに、「到達しなかったメール」がカウントされるのです。
到達率が著しく悪い場合や急に数値が下がった場合は、メルマガのリストを見直す必要があります。
メルマガのタイトルの決め方
メルマガのタイトルを決める時に、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。
より多くの読者に開封してもらうために、以下の4つのポイントを押さえてください。
- ターゲット・目的の確認
- 何を伝えたいかを明確にする
- 期間限定・緊急性があるか
- 読者へのメリットは何か
上記はメルマガを作成する前の準備としてとても大切なポイントです。
それぞれしっかりと理解を深めてください。
ターゲット・目的の理解
読者のターゲット層とメルマガの配信目的を理解しましょう。
- 売上増のため
- 定期購読のため
- アンケート回答のため
メルマガのタイトルは、メルマガの内容を簡潔に示した、読者とのファーストコンタクトです。
ターゲット・目的・メルマガの内容・メルマガのタイトルがそれぞれ繋がっている必要があります。
何を伝えたいかを明確にする
タイトルにはメルマガ本文の主題・何を伝えたいかを明確に入れましょう。
読者は、メルマガのタイトルを見て、どのような内容のメールを受信したのかを判断し、開封の判断をします。
近年ではスパムメールも多いこともありますから、読者はなんでもかんでも開封してくれるとは限りません。
理想は、開封しなくてもメールの内容が全て把握できるぐらいが好ましいです。
期間限定・緊急性がある場合は明記する
もしメルマガが期間限定のお知らせであるなら、タイトルに記載してください。
例えば期間限定の割引セールのお知らせにもかかわらず、タイトルに期間限定の記載がないと読者に開封してもらえません。
セール情報を知る人が少なくなるため、売上の結果が大きく変わってしまいます。
特にメルマガは、送信から1〜2時間で開封のピークを迎えます。
ピークの時間に開封してもらえないと、メールの存在自体が忘れられ、その後も未開封のままになるのです。
ピークの時間に開封してもらえるよう、期間限定・緊急性は意識して入れましょう。
読者へのメリットを伝える
読者へのメリットをタイトルで伝えることで、読者からの興味を持ってもらいやすくなります。
- セールのお知らせ
- クーポンの配布
- プレゼントキャンペーン
- 無料モニター
など、読者にとって有益であることをタイトルで伝えましょう。
メリットがないメルマガは読者にとって迷惑メールでしかなく、購読停止やクレームに繋がる可能性があります。
メルマガのタイトルを決める8つのコツ
実際にメルマガのタイトルを決める際にどのようなことに意識して作ればいいのでしょうか。
以下で、8つのコツをお伝えします。
- 4Uの原則
- 文字数を最大30文字に抑える
- 重要なフレーズは冒頭15文字に持ってくる
- 強調記号を使う
- 数字やカタカナを入れる
- 共感性のあるフレーズを入れる
- 読者目線で考える
- すぐに内容を理解できるか
それぞれ解説していくので、見ていきましょう。
コツ1.4Uの原則
世界的なマーケターであるマイケル・マスターソンが提唱した「4Uの原則」があります。
4U原則は、以下の4つのUで成り立っています。
- Urgency:緊急性
- Uniqueness:独自性
- Ultra-Specificity:超具体性
- Userfulness:有益性
Urgency:緊急性
緊急性は、切迫感を与えることです。
「3日間だけ」「6月30日まで」のように限定された期間を示すことで、読者に「すぐに開封しなくては」と思わせます。
ただし、必要以上のあおり方をしてしまうと、スパムメール(迷惑メール)判定を受けたり、読者からの信頼を損なう可能性があります。
Uniqueness:独自性
独自性は、あなたの会社独自の強み・魅力を出すことで、競合他社との差別化を図ることです。
「このメルマガでしか知れない情報がある」と読者に思ってもらうことで、開封率があがります。
ただしオリジナリティを出そうと意識しすぎて、コンセプトから外れてしまわないように気をつけましょう。
Ultra-Specificity:超具体性
超具体性は、文字通り「より具体的に示すこと」です。
人はできる限りパッと見てわかりやすいほうが想像しやすく、行動に移しやすいです。
単に「お得なセール開催中」とするよりも、「【◯日まで】最大30%オフのお得なセール開催中」としたほうが、より読者はイメージがつきやすいでしょう。
5W2hを意識して盛り込むことで、具体性が増していきます。
Userfulness:有益性
有益性は、読者にとってのメリットを伝えることです。
単に「定期セミナー開催のお知らせ」では、なんのセミナーかわかりません。
例えば「SEOの基礎が身に付く!無料セミナー開催のお知らせ」と設定したとします。
すると「SEOの基礎が学べるセミナーを無料で受けられる」メリットが伝わるため開封してもらいやすくなるのです。
「4つのU」をタイトルに効果的に盛り込むことで、開封率があがるタイトルが作成できます。
コツ2.文字数を最大30文字に抑える
30文字以上になると、タイトルが省略されてしまったり、内容が読者に伝わらなくなったりします。
単にタイトルを短くするのではなく、読者に開封する必要がある内容だと伝える必要があります。
1日に受信するメールの量は、50通という調査もあるためその中でも目立つタイトルを限られた文字数で付けましょう。
(参考:ビジネスメール実態調査2021|一般社団法人 日本ビジネスメール協会)
コツ3.重要なフレーズは冒頭15文字にもってくる
タイトルに入れるフレーズの中で、重要なものは前半にもっていきましょう。
特に、前半15文字には力をいれてください。
例えば【最大30%オフセール】というフレーズがタイトルの最後についていたら、読者は見逃してしまうかもしれません。
また、メールソフトによっては文字数制限で読めない可能性も出てきます。
大事なことは最初に伝えるようにしましょう。
コツ4.強調記号を使う
4Uの原則の中で最も強調したいフレーズは【】や■などの強調記号を使うと、読者の目に入りやすくなります。
例えば「SEOの基礎が身に付く!無料セミナー開催のお知らせ」と文字だけのタイトルが合ったとします。
文字だけでも十分伝わりますが「【無料セミナー】SEOの基礎が身に付く!定期セミナー開催のお知らせ」とすることで、パッと見ただけで、無料セミナーのお知らせであることがわかります。
どの部分を1番伝えたいのか考えた上で、強調記号を使ってみましょう。
コツ5.数字やカタカナを入れる
メルマガのタイトルは、カタカナ・数字入れるのがおすすめです。
例えば「大幅値引き!お得な特売情報」と書いてあっても、どのくらい値引きしているのかイメージしにくいです。
具体的に「最大30%引きのお得な特売情報」と記載すると読者も割引率がわかり自分にメリットがあるか判断しやすくなります。
さらに漢字はあえてカタカナにすると、インパクトが増します。
例えば「最大30%オフのおトクな特売情報」と記載すれば、”おトク”の部分で強調できるのです。
いかに、読者が読みやすいか、見やすいかを考えてタイトルの文字バランスを取りましょう。
コツ6.共感性のあるフレーズを入れる
人は共感が生まれることで、より深く入りこみやすいです。
例えば「不眠症の人に」とするよりも「『ストレスで眠れない』あなたに」のように、共感できるタイトルの方が好まれます。
なぜなら具体的な共感性をもてるフレーズを入れることで、自分に当てはまることか考えてくれるためです。
共感した場合は、コンバージョンにつながる確率が高くなります。
共感できるフレーズが思い浮かばない場合は、営業やカスタマーサポートなどに顧客がよく抱いている疑問などを聞いてみましょう。
コツ7.読者目線で考える
タイトルを付けるときには、読者目線で考えることが重要です。
例えば商品を購入してほしい場合、つい商品名を全面に押し出したタイトルを付けてしまいます。
しかし読者は商品名を知りたいのではなく、使うメリットを知りたいことが多いです。
企業側で伝えたいことは、本文に盛り込むようにしましょう。
また開封率を意識するあまり、緊急性だけを前面に押し出して、肝心な魅力を伝えられなければ意味がありません。
「読者にとって有益な情報とはなにか」考えながらタイトルを付けてみてください。
コツ8.すぐに内容を理解できるか
メルマガのタイトルを作る際には、読者がすぐに内容を理解できるか考えましょう。
インパクトや専門性を意識しすぎて、難しい言葉を使ってしまうと理解するまでに時間がかかってしまいそのまま開封されない可能性があります。
タイトルは1個だけ考えるのではなく、複数考えてどのタイトルがいいか吟味しましょう。
ABテストや第三者からの意見をもらうと、より判断しやすくなります。
メルマガのタイトル参考例3つ
ここからは具体的に、どのようなメルマガのタイトルを作れば読者に興味をもってもらえるか例文を紹介します。
改善前が悪い例というわけではなく、あくまでも改善の余地があるという風に考えてください。
例1.ECサイトのセールのお知らせ
ECサイトのお知らせをする場合のメルマガタイトルは、以下を参考にしてみてください。
- 改善前:【必読】ご登録の会員様に当店のセールのお知らせ
- 改善後:【最大50%オフ】3日間限定の夏服セール!
改善前は、タイトルだけでは具体的なセール内容がわかりません。
また、内容が把握できないのに【必読】と、読者をあおっても、警戒されてしまう恐れがあります。
そこで改善後のように、5W2Hの
- いくらで=最大50%オフ
- いつ=3日間
- 何を=夏服
「夏服に興味がない読者はメールを開封してくれないのでは」と思うかもしれませんが、問題ありません。
重要なのは、最終的な目的(コンバージョン)を達成させるためであり、開封率をあげるためだけに多くのユーザーを拾う必要はありません。
例2.SEOのセミナー参加者募集お知らせ
SEOのセミナー参加者を募るタイトルは、以下を参考にしてみてください。
- 改善前:Webに強くなるためのセミナーを開催します!
- 改善後:【30名限定】集客率アップを目指すWebマーケティングセミナー
改善前だと、内容が抽象的てWebの何についてのセミナーかわかりません。
改善前のままでは、開封してもらえない可能性があります。
そこで、30名限定という緊急性と、集客率アップという有益性を追加することで、より読者に伝わりやすいタイトルになります。
例3.読者プレゼントキャンペーンお知らせ
読者プレゼントキャンペーンのタイトルは、以下を参考にしてみてください。
- 改善前:会員のみなさまにプレゼントキャンペーン!
- 改善後:アンケートに答えるだけで黒毛和牛が当たる!
改善前は、抽象的で何がもらえるのか伝わりません。
そこでアンケートに答えるだけという具体性と、黒毛和牛が当たる有益性を伝えます。
そうすれば、グルメな読者やお肉が好きな読者が、アンケートに答えるためにメルマガを開封してくれる可能性が高まります。
メルマガのタイトルに使える!開封率のあがるキラーフレーズ
ここでは、開封率があがりやすいキラーフレーズを紹介します。
キラーフレーズとは、読者がパッと見た時に強烈なインパクトを与える文言で、パワーワードやキラーワードとも呼ばれます。
普段受信しているメルマガにもよく使われているワードがあるため、参考にしてください。
【新規性をもたせるフレーズ】
- 新着
- 新発売
- リニューアル
- 新規
- オープン
【緊急性をもたせるフレーズ】
- 限定(数量・期間)
- 先着◯名
- ◯月◯日まで
- 今だけ
- 今すぐ
- ◯日間
- 注目
【その他のフレーズ】
- プレゼント
- 無料
- 特典
- クーポン
- 割引
- ◯%オフ
- 話題
- 人気
- 豪華
など、上記以外にもさまざまあります。
読者が興味をもちそうなフレーズを組み合わせてタイトルを考えることで、開封率はあがるでしょう。
メルマガのタイトルNG例
メルマガのタイトルに相応しくない例をあげます。
- 複数の訴求ポイントを入れる
- 読者を煽りすぎている
- 内容との乖離がある
- 記号の多用
- 件名が空白
- 冒頭に企業名やブランド名を入れる
上記の条件に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
複数の訴求ポイントを入れる
メルマガのタイトルは、簡潔に付ける必要があります。
伝えたいことが多すぎて、複数の訴求ポイントを入れてしまうと、内容がぶれてしまいます。
文字数自体も増えてしまうため、伝えたいことは1つに絞りましょう。
読者を煽りすぎている
開封してほしいからと、強い言葉で煽るのは避けましょう。
「今すぐこのメールを開封してください!」と、直球で煽ると読者がスパムメールだと警戒してしまいます。
できるだけ自然な表現で、適切な煽り文句を使用するよう心がけてください。
内容との乖離がある
タイトルで「超お得情報」とうたっているのにも関わらず、商品説明で完結していたり、お得感がない内容だったりすると、読者から不信感をもたれてしまいます。
1度不信感をもたれてしまうと、即購読停止につながるおそれがあります。
タイトルを決める際には、内容と乖離がないかチェックしてください。
記号の多用
!や【】などの記号を多用すると、本当に重要なポイントがどこなのかわからなくなります。
読者がタイトルを見て、1番魅力に感じて欲しい部分に、強調記号をつけるようにしましょう。
また、「!!!」のように複数個使うと、スパムメール判定される場合があります。
機種依存文字を使うと、文字化けすることもあるため気をつけましょう。
件名が空白やRe:をつける
件名を空白にすることで、ある意味読者からの目につきやすいと考えるかもしれません。
しかし空欄にすることは、読者ファーストではなく迷惑メールとして判断されます。
また、新規のメールなのに「Re:」をつけて、さも返信がきたかのように思わせることも避けましょう。
これらは、読者の信頼を損ねるだけでなく、スパムメール判定される可能性もあります。
しっかり読んでもらうためにも、タイトルにしっかり力を入れましょう。
冒頭に企業名やブランド名を入れる
必ずしも避けるべきというわけではありませんが、企業名やブランド、ショップ名は差出人に表示させることで解決する場合が多いです。
読者にメルマガの内容を把握してもらうために、さまざまなフレーズ、キラーワードを入れなくてはいけないのに、企業名で文字数を使ってしまっては最大限アピールできません。
どうしても入れたい場合は、文字数オーバーしても差し支えのない最後尾に入れるとよいでしょう。
タイトルのABテストも有効
タイトルのABテストをするのはとても有効です。
なぜならABテストの結果から、自社の顧客に開封させるメルマガを見つけられるようになるためです。
例えば、
- パターンA:【最大50%オフ】3日間限定の夏服セール!
- パターンB:【3日間限定】最大50%オフの夏服セール!
のように、割引率を強調するか、期間限定を強調するかの2パターンを用意し、どちらがより開封率が高いかをテストします。
ABテストを実施し、自社のターゲットに開封してもらいやすいタイトルを見つけていきましょう。
まとめ:タイトルを決めるコツを押さえ、開封率UPの施策を
タイトルを決めるのに押さえるさまざまなポイントやコツを紹介しました。
メルマガは、「読者目線に立ち、どういうメルマガのタイトルが伝わりやすいか?」を意識することで、メルマガの開封率は向上していきます。
テクニックとして、キラーフレーズや強調の仕方などを押さえて開封率アップを狙いましょう。
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