DX検定とは?勉強方法や難易度、取得するメリットなどを徹底解説!
近年のDXへの関心の高まりを受けて、デジタルトランスフォーメーションへの知識を深めたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
一方で、DXについて学びたいと考えているものの、「何を学べばよいのか分からない」方も多いです。
社会は変化しながらも、DXに関する知識や事例に長けた人材が不足している現状があります。
そのような背景から、注目を集めている資格が「DX検定」です。
本記事では、DX検定の概要や受験までの流れ、勉強方法について解説します。
DX検定の受験を検討中の方は、ぜひご覧ください。
また、DXを検討中の方は、無料配布中の「DX解説本」も併せてご確認ください。
目次
DX検定とは?
DX検定は、DX用語に関する知識を問う試験で、日本イノベーション融合学会が認定する民間資格です。
DXを実現するためには、デジタル技術を活用したビジネスモデルを構築する必要があります。
そのためには、デジタル技術に関する用語や概念について知っておかなければなりません。
日常生活の中では聞きなれない用語も多いため、DXプロジェクトを進める上で、意味を正しく理解しておくことは必須条件です。
DX検定は、デジタルトランスフォーメーションに関連する用語の理解度を計ることが目的です。
受験すると、自身のDX用語対する理解度を確認でき、ビジネスに実践的に活かせる利点があります。
加えて、DX検定には認定制度が用意されているため、一定以上のスコアを獲得した場合、名刺やプロフィールに記載できるメリットも。
検定を受けることで、DXに対する知識の幅を広げられるほか、理解を深めるきっかけになるでしょう。
DX検定の概要
検定は創設されて間もないため、試験の概要についてあまり知られていません。
検定はオンラインで実施され、60分で選択問題120問が出題されます。
まずは、DX検定がどのような試験なのかを解説します。
実施団体
DX 検定™ を実施している団体は「日本イノベーション融合学会」です。
グローバル化時代に、変化と競争へ果敢にチャレンジする創造的なイノベーティブ人財を多方面から集めることを目指しています。
結集した人財をコラボレーションしながら異分野を融合し、新たなイノベーションを創出させることを目的としている団体です。
日本の活力増進、社会・経済力のアップ、国際貢献に貢献することを目指し個別のイノベーション成果に満足することなく、その成果をつないで融合させて新たな知を開拓する人材も育成しています。
出題領域
検定の出題領域は、大きくビジネスと技術の2種類の区分に分けられます。
さらに、それぞれの区分は大分類・中分類・小分類に分かれており、DXに関する広範な知識が問われます。
大分類・中分類の出題領域をご紹介しましょう。
ビジネス
ビジネスの出題領域は以下の通りです。
大分類 | 中分類 |
---|---|
次世代ビジネストレンド | 社会イノベーション、技術イノベーション |
戦略・理論(経営を革新させるIT) | ビジネスイノベーション |
理論・方法論 業務(仕組みとしてのIT) | プロセス・イノベーション |
商品(商品としてのIT) | プロダクト・イノベーション |
サービス(サービスとしてのIT) | ビジネスモデル・イノベーション |
IT機器(道具としてのIT) | IT機器・サービスのイノベーション |
ヘルスケアや金融など、分野別のイノベーションに関する問題が出題されます。
また、IT技術の活用事例を問う問題も出題されます。
技術
技術では、6つの領域から出題されます。
大分類 | 中分類 |
---|---|
ロボットとスマートマシーン | ロボットとロボット技術、スマートマシーン |
AIとソフトウェア | AI、ソフトウェア |
IoTとハードウェア | IoT、ハードウェア |
ビッグデータとデータサイエンス | ビッグデータ、データサイエンス |
クラウドとIT開発/運用 | クラウドコンピューティング、 IT開発/運用 |
サイバーセキュリティとネットワーク | サイバーセキュリティ、ネットワーク |
技術では、DXに活用されている技術に関する基礎知識が問われます。
AIやIoTなど、ITシステムを支える技術や基礎知識から出題されます。
DX検定は、小分類でさらに詳細な出題範囲が規定されているため、受験前に「DXシラバス」を必ず確認しておきましょう。
検定が考えるDX人財とは?
DX検定では、DX人財を5種類に分類しています。
イノベーション経営人財 | 経営にITを活用する経営者・専門家 |
---|---|
イノベーションリーダー人財 | DXを推進できるプロジェクトリーダー |
デジタル技術人財 | デジタル技術で価値を生み出す技術者 |
ビジネス人財 | デジタル技術を活用して問題を解決する担当者 |
IT人財 | IT技術を実装する技術者 |
DXの推進には、IT分野スタッフはビジネスの重要性を理解すること。
ビジネス分野のスタッフは、ITの必要性を知ることが重要です。
DX検定には、ITと経営の両方への理解を深めながら、DX人財の能力を高めていく狙いがあります。
DX検定では、DX人財をITと経営の融合領域の中心として位置付けています。
DX検定を取得するメリット
DX検定を取得するメリットとして、以下が挙げられます。
- ITリテラシーが高まる
- DX人材として即戦力になれる
- 客観的にDX知識を証明できる
ITリテラシーが高まる
DX検定の取得を目指すことで、最新のIT技術を活用したビジネスについて、幅広く体系的にDX関連の知識を学ぶことができます。
DX関連の知識をゼロから学ぶことはなかなか簡単ではないので、学習指針となるDX検定を利用する価値は高いといえます。
さらに DX推進をするには、専門用語に対する理解度を会社全体である程度揃えておくことも必要です。
専門用語に対して理解度を揃えておかないと全社で認識がずれてしまい、プロジェクトが中断してしまうなどの出来事も起こりえます。
会社全体でDX 検定に取り組むことで、最新技術についてのリテラシーを底上げできます。
DX人材の即戦力になる
DX検定はITとビジネスのトレンドについて、実戦的な知識が問われます。
最新技術について知っていても活用方法がわからないと、そもそもどのように DX推進 を進めていけばいいかわからないはずです。
知識だけではなくビジネス活用事例も学べる点が DX 検定を受ける大きなメリットのひとつです。
さらにDX検定で高いスコアを達成すると、DX人材として即戦力になれることを意味しています。
客観的にDX知識を証明できる
多くの企業がDX人材を確保するために動いています。
DX関連の知識やスキルの重要性が高まるにつれて、企業にとってもDXに長けた人材を保有していることはステータスにもなり、企業としての魅力も増します。
また、DXはやや曖昧なキーワードであるため、認定資格を取得することによって客観的にスキルの高さを示せますよ。
仮にプロジェクトの都合などで実務経験が少なくとも、有資格者であればそれだけで一定の評価をしてもらえるはずです。
クライアントや他社へ客観的にアピールできるので、自社サービスの可能性を拡げてくれるでしょう。
さらに、企業内でも評価の客観的指標にもなり、給与や賞与などに恩恵を受ける可能性も秘めています。
DX検定の難易度
DX検定の難易度が気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここからは、平均点とレベル認定のスコアについて解説します。
平均点
「第11回「DX検定」(日本イノベーション融合学会*ITBT検定)検定結果と検定概要について」によると、DX検定の平均スコアは、1,000点中495点前後とされています。
300~500点が全体の約40%近く占めており、次いで500~600点の受験者が全体の約20%を占めています。
また、600~700点の受験者は約15%で、700点以上の受験者は全体の約15%程度です。
700点以上は、ハードルは高い傾向であると言えるでしょう。
レベル認定
DX検定では、スコアに応じてレベル認定証が発行されます。
・800点以上:DXプロフェッショナルレベル
・700点以上:DXエキスパートレベル
・600点以上:DXスタンダードレベル
認定を受けるためには、平均以上のスコアを獲得する必要があります。
加えて、レベル認定の有効期間は2年間です。
認定を受け続けるためには、2年ごとに受験する必要があります。
DX検定の内容は2分野
DX 検定™ のシラバス(計画書)では、DX 検定™ の内容はビジネスと技術の 2 つの分野から構成されます。
それぞれで以下の知識が出題範囲となります。
ビジネス
分類 | 説明 |
次世代ビジネストレンド | 健康や環境、金融、生活に関わるところの最新技術や重要ワードを学ぶ |
戦略・理論 (経営革新としての IT) |
経営とイノベーション戦略から、DX を活用した製品・サービスの概念等、ビジネスイノベーションの概念や理論を学ぶ |
業務 (仕組みとしての IT) |
先端 IT 技術を使用したプロセスイノベーションについての活用事例 |
商品 (商品としての IT) |
先端 IT 技術を使用したプロダクトイノベーションについての活用事例 |
サービス (サービスとしての IT) |
先端 IT 技術を使用したビジネスモデルイノベーションについての活用事例 |
IT機器 (道具としての IT) |
先端 IT 技術を使用した IT 機器・サービスのイノベーションについての活用事例 |
技術
ロボットとスマートマシーン | アバターロボット、ロボット技術やドローン・自動運転などの知識 |
AI とソフトウェア | 機械学習、ディープラーニング、ニューラルネットワークや Python などの知識 |
IoT とハードウェア | CPS (Cyber Physical System), デジタルツインや AI スパコン、IoT デバイス、量子コンピューターなどの知識 |
ビッグデータとデータサイエンス | ビッグデータの種類、ビッグデータ解析、データマイニングやデータサイエンス、アナリティクス(統計解析)、R 言語などの知識 |
クラウドと IT 開発/運用 | シンクライアント、コンテナ型仮想化やOSS(オープンソース・ソフトウェア)、マイクロサービス (Micro Service)、アジャイル開発などの知識 |
サイバーセキュリティとネットワーク | EDR 情報セキュリティ、IoT セキュリティ、マルウェア対策や JavaScript, 5G ネットワークなどの知識 |
幅広い分野の学習が可能な検定となっています。
詳細はDX 検定のシラバスをご覧ください。
DX 検定™ のサンプル問題
公式サイトではサンプル問題が紹介されています。
DX 検定™ で紹介されていますので、サンプル問題を 1 問挑戦してみましょう。
ゲノム編集とは、人工的に合成した酵素で生命の設計図であるDNAを切断し任意の新たなDNAを作成する技術で、 農林水産業や医療にブレークスルーをもたらすと期待されている。特定の配列を断片として与えて切断部に挿入(ノックイン)し、 DNA切断を繰り返して特定の遺伝子の機能を止めるノックアウトができる。 ゲノム上の任意の場所の塩基配列を効率的に編集できるようになったことから 広く使われるようになった核酸分解酵素(ヌクレアーゼ)を用いた技術を何というか。
- CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)
- Biology
- 遺伝子組み換え
- ノックイン・ノックアウト
引用:ITBT(R)検定 サンプル問題 (https://www.nextet.net/kentei/test/manabi.html#sampleq)
正解は「1.」のDNAの二本鎖切断を原理とする遺伝子改変ツールの「CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)」です。
他にも幅広い分野の問題が出題されているので、ぜひ公式サイトを確認してみてください。
DX検定の受験方法
DX検定の開催日程や申し込み方法について解説します。
開催日程
DX検定は、年2回実施されます。
2023年現在、試験は1月と7月の指定日に開催され、4か月程前から申し込みが始まります。
試験時間は、法人と個人で異なるので、必ず公式サイトを確認しておきましょう。
申し込みから受験までの流れ
検定の申し込みの流れは、法人と個人で異なります。
それぞれの申し込み方法について解説します。
法人
法人で申し込む場合の流れは以下の通りです。
- 公式サイトのお申込みフォーム(.xlsxファイル)をダウンロード
- お申込みフォーム(.xlsxファイル)に申し込み者の情報を入力
- お申込みフォーム(.xlsxファイル)を事務局までメール送付
- 受験日1週間ほど前に、受験用IDとパスワードが届く
- 受験
参考:日本イノベーション融合学会*ITBT検定2023 受験申込
請求書は、受験後に送られてきます。
法人で申し込んだ場合、受験者数が50名以上であれば、試験日を指定することも可能です。
50名を超えている場合は、自社の都合に合わせて受験すると良いでしょう。
個人
個人の場合は、次のような流れで申し込みます。
- 公式サイトの受験申し込みページにアクセスし、「個人の方のお申し込みはこちら」をクリック
- 申し込み情報を入力し、支払い方法を選択
- 申し込みが完了するとすぐに確認メールが届く
- 選択した支払い方法で受験料を支払う
- 受験日1週間ほど前に、受験用IDとパスワードが届く
- 受験
参考:日本イノベーション融合学会*ITBT検定2023 受験申込
支払い方法は、クレジットカードや銀行振込のほか、コンビニ払いが選べます。
試験当日は、送られてきたIDでログインして受験します。
インターネットに接続されたPC・タブレットを用意
DX検定は、オンラインで受験します。
そのため、インターネットに接続されたパソコンやタブレットが必要です。
パソコンで受験する場合、Internet Explorer11やChrome、FireFoxなどのブラウザが推奨されています。
タブレットやスマートフォンで受験する場合は、iOS・Androidともに標準ブラウザが推奨されています。
受験前に、動作環境をしっかり確認しておきましょう。
DX検定の勉強方法
DX検定の勉強方法は、大きく4通りに分けられます。
自身の状況に合わせた勉強方法を選択しましょう。
学習シラバスを参照する
DX検定を受験するにあたって、最初に確認すべきは「DXシラバス」です。
DXシラバスには、検定で出題される分野やトピックが記載されています。
DX検定は、DX用語への理解度をはかることを目的としています。
まずは、シラバスに記載されているトピックを一通りチェックし、知らないキーワードはインターネットなどを活用して調べておきましょう。
用語の意味と利用例を覚えることが、DX検定の基本的な勉強方法です。
DX Study
「DX Study」は、DX検定完全準拠のeラーニング教材です。
DXにおける必須用語が網羅されています。
DX Studyには、1セット30分程度で解ける60問の問題が20時間分入っています。
回答した問題の解説をその場で確認できるため、効率よく学習したい場合は、利用を検討しましょう。
また、検定とセットで申し込むと割引を受けられるため、受験の日程がすでに決まっている場合は、セットパックを申し込んだ方がお得です。
推奨書籍を読む
日本イノベーション融合学会の推薦図書で勉強する方法もあります。
- DX検定を初めて受験する人向けの本3選
- DXについて深く理解したい人向けの本5選
DX検定を初めて受験する人向けの本3選
初心者向けに以下の3冊が推薦されています。
1.いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略
引用:いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略
DX推進に必要な基礎知識と実行手順を、図解を用いながら現場目線で解説しています。
専門知識のない方でも読みやすい解説書です。
2.図解コレ1枚でわかる最新ITトレンド新装改訂3版
引用:図解コレ1枚でわかる最新ITトレンド新装改訂3版
図版を用いて、ITのトレンドとその本質を解説。
DXについても触れており、価値や手法について事例を交えながら紹介しています。
さらに、書籍のなかで使用されている図版はダウンロード可能で、ロイヤリティフリーで利用できます。
3.イラスト&図解でわかるDX 業界別!AI活用地図8業界36業種の導入事例が一目でわかる!
引用:イラスト&図解でわかるDX 業界別!AI活用地図8業界36業種の導入事例が一目でわかる!
AIの活用事例を解説した書籍です。
AIの実用性や将来性について解説しており、どのように業務に活用するべきか学べます。
DX検定をはじめて受験する場合は、上記の3冊に目を通しておくことをおすすめします。
DXについて深く理解したい人向けの本5選
DXについて、より知識を得たい方やレベル認定を受けたい方は、以下の参考書も読んでおきましょう。
1.インターネット白書2021
引用:インターネット白書2021
ITテクノロジーが世の中に与えた影響をまとめたレポートです。
2021年版は、新型コロナウイルスが流行する中で、インターネットがどのように活用されたのかについて焦点が当てられています。
2.この一冊で全部わかる ビジネスモデル 基本・成功パターン・作り方が一気に学べる
引用:この一冊で全部わかる ビジネスモデル 基本・成功パターン・作り方が一気に学べる
ビジネスモデルに関する基礎知識と成功パターンを学べる書籍です。
また、構築する方法についても解説。
3.AI白書2020
引用:AI白書2020
AIをめぐる国内外の動向をまとめたレポート。
AIに関連する技術や利用動向、制度・政策について学べます。
4.DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる
引用:DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる
DXを実践する方法を解説した書籍です。
「何からはじめればよいのか」「どこにゴールを設定すべきか」など、DXを進める際の課題と解決方法を学べます。
5.プロセスで解き明かすイノベーション
引用:プロセスで解き明かすイノベーション
イノベーションを実践したい方や経営者向けの書籍です。
イノベーションを起こす基本姿勢と具体的な過程について解説されています。
DXについての理解を深めたい方や、初心者向けの書籍では物足りない方は、上記の5冊を読んでおくと良いでしょう。
定期的な情報収集
DX検定のレベル認定の有効期間は2年間です。
IT分野はトレンドの変化が速いため、常に自身の知識をアップデートしなければなりません。
受験後も定期的に情報を収集して、最新のトレンドについて理解しておくことが大切です。
弊社テクロ株式会社のブログでは、デジタルトランスフォーメーションに関する情報を発信しています。
デジタルトランスフォーメーションを学べる本を知りたい方は、「デジタルトランスフォーメーションを学べる本!入門・実践・思考別おすすめ30選」をご覧ください。
また、DXについて詳しく知りたい場合は、「デジタルトランスフォーメーションとは?注目される理由を徹底解説」で解説しています。
DX検定の活用法
近年、ビジネスの幅広い分野でAI、IoTなどが進化しており、新しいデジタル技術も増えてきています。
営業やエンジニアがクライアント先からDXに関するわからない用語や技術的な質問があり、「対応に困った」などの話を耳にします。
そのような状況からDXに関する確かな知見やスキルを応用できる人財の確保が、今必要なのでしょう。
DX検定を活用する意義として、お客様の安心感や信頼感を引き上げる役割があります。
実際に社内でDX検定を導入することで、
- IT技術を活用した人財のDX視野の拡張
- 社内のDX人財育成のきっかけ
- 社内のDXリテラシーの可視化
- DX部門やプロジェクト人材の選抜テスト
- 新入社員・若手スタッフのDXへ興味づけ
などの活用例が挙がります。
さらにDX検定の勉強を通じて最新の事例を学ぶことで、最新のDX関連情報をキャッチすることにもなります。
DX検定のよくある質問
ここからは、DX検定に関するよくある質問をご紹介していきます。
Q、DX検定は国家資格ですか?
A、DX検定は、日本イノベーション融合学会が認定する民間資格です。
DXに関わる人やデジタル人材の育成を行いたい企業を対象に、DXに関する知識の理解度を測ることを目的として実施されています。
合格者には、1,000点満点中のスコアに応じて「レベル認定証」が発行されます。
Q、DX検定の難易度はどのくらいですか?
A、DX検定のプロフェッショナル割合は約3%前後、エキスパート割合は約9%前後、スタンダード割合が約17%前後の状況です。
レベル認定されるのは全体で30%程度であり、DX検定の難易度は難しい傾向にあります。
Q、DX検定はカンニングできますか?
A、オンライン受講の場合、調べながら受講することは可能です。
ただ60分で120問を解く必要があり、調べながらでは時間的に厳しい状況です。
事前に勉強しながら知識をつけて当日は迷った時に確認する程度の意識で、試験に挑んだ方がよいでしょう。
Q、DX検定とDXビジネス検定との違いとは?
A、それぞれの検定の大きな違いは、受験対象者です。
DX検定は「IT先端技術トレンドとビジネストレンドの両方を理解している人材」と記載しており、出題範囲もソフトウェアの専門知識が必要などエンジニア本職の方をターゲットにしています。
非エンジニア職を対象としたDXビジネス検定に比べてDX検定は難易度が高い傾向です。
Q、DX検定は必要ですか?
A、DX検定を取得することで、仕事の幅が広がるメリットがあります。
DXはさまざまな業種で推進されているため、就職・転職の際にも有利に働きます。
またDXに関する知識を客観的スコアによって可視化することで、DX人材としての活躍の場も広がるはずです。
まとめ:DX検定で自身の実力を確認しよう!
DX検定の勉強方法や難易度について解説しました。
DX検定は、デジタルトランスフォーメーションへの理解度を把握するために適した検定です。
これからDXに取り組もうと考えている方は、受験を検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、「ITに強い社員が在籍していない」「DXに人員を割く余裕がない」という企業は多いです。
弊社・テクロ株式会社ではDXのサポートを行っておりますので、ご相談ください。
現在「DX解説本」も無料配布しております。
ぜひご活用ください。