新規事業開発をするときに読んでほしい本を悩み別に9冊紹介！

今、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、不確かな変化の激しい時代に私たちは生きています。

例えば「来月から、新規事業を考えてくれないか？」など社長や上司から急な辞令を受けて困っている人もいるでしょう。

そのようなときは、新規事業開発について解説された本があなたの助けになるはずです。

この記事では、本で学ぶメリットと新規事業開発の実務経験が豊富な著者の本を9冊を悩み別に紹介していきます。

効率的に学びながら、新規事業開発の成功を実現させませんか？

なお、テクロ株式会社では「新規事業開発を成功させる『勝ちプロセス』」資料を無料で配布しています。

新規事業開発を検討・推進しているBtoB企業様はぜひ参考にしてください。

新規事業開発について本で学ぶメリット

本で学ぶメリットは、著者のリアルな体験に基づいた考え方やノウハウを自宅にいながら体系的に学べることです。

インターネットやSNSでの公開情報は、断片的な一部分を切り取られた公開情報が多いです。

実際に

• 新規事業開発の進め方やノウハウがわからない
• 人材や新規事業のマネジメントがわからかない

などの悩みがある方は、インターネットやSNSだけの断片的な情報だけを鵜吞みにするのは危険と言えます。

その分野で成功している人から、知恵やノウハウを学び実践することが成功の近道です。

一部分だけではなく全体を俯瞰した視座を持つことで、自社にしかない最適解を導き出せる可能性が高まります。

足りない部分を補い、新規事業への支援者も増やし、効率よくPDCAサイクルを回していきましょう。

その過程を繰り返していくことで新規事業開発の成功が近づいてきます。

新規事業開発のプロセスがわからない人に向けの本3冊

まず社長や上司から依頼を受け、

• 新規事業開発の担当になった
• 新規事業開発を検討している

方に向けて、役に立つ本を3冊ほど紹介していきます。

新事業を考え、起案する人が必ずぶつかるであろう壁をどのように乗り越えていけばいいのかをわかりやすく説明してくれている本です。

おすすめの本1：改訂新版 超図解 新規事業立ち上げ入門

引用：改訂新版 超図解 新規事業立ち上げ入門

この本では数多くの新規事業プロジェクトを成功させてきた木下さんが、それまで培った経験とノウハウをもとに理論から実践まで7つのステップで、わかりやすく説明しています。

事業立ち上げに必要な各ステップが体系的にまとまっており、ケース・スタディーもあります。

さらに図や表も多く使われており、使用単語もわかりやすく、聞き慣れないビジネス用語が出てきても、丁寧に解説された初心者にも読みやすい1冊です。

おすすめの本2：ユーザーファーストの新規事業

引用：ユーザーファーストの新規事業

大手企業での中村さんの経験に基づいた、新規事業立上げが体系的にわかりやすくまとめられ、本人の失敗まで書かれた1冊です。

会員組織化に成功した中村さんが、その後、保険会社に転職して新規事業を立ち上げていく姿が描かれています。

市場や競合環境、自社の競争優位性を考え抜き、相乗効果を生み出していくのです。

お客様との関係を築くために実践した方法をノウハウを交えて解説してくれているため、プロセスだけでなくノウハウも吸収したい方にも向いています。

人や金、ノウハウの集め方・社内に仲間を増やしていく方法などに困っている方にも手にしてほしい本です。

おすすめの本3：新規事業ワークブック

引用：新規事業ワークブック

この本は、著者が1,700件以上の事業案を並走し支援してきた経験を元に作られた本です。

多くのワークシートが用意されており、活用することで網羅的、かつ客観的に自らの新規事業を眺め、強化できます。

初心者が悩みがちなポイントも、きちんと解説していることも特徴です。

会社など組織で、いきなり部署異動をして「新しい商品やサービスを作りなさい」と言われた人には、ぜひとも一読もらいたい本です。

新規事業開発に必要なスキルを知りたい人に向けの本3冊

新規事業開発の担当として起案するときは、自社の現状把握をしながら、必要なノウハウやリソースなど最適な答えを出すためのスキルが必要です。

ここからは、担当者のスキルを学べる3つの本を紹介します。

迷ったときに、参考書として活用できる本です。

おすすめの本4：ゼロからつくるビジネスモデル

引用：ゼロからつくるビジネスモデル

ビジネスモデル研究の第一人者である井上さんが、アイデア創出から、ビジネスモデル構築、事業の循環まで網羅しています。

起業や新規事業に必要な知識を具体的なケースから一般的な理論までわかりやすく説明してくれている本です。

何か新しい事業をゼロから組み立てるようなイメージを持っている方も、実際に読み進めると、既存のものを分析して理解するところからはじめることが大切であると気づかされます。

さらにどのようにアイデアを技術としての発想につなげていくかのヒントも詰まっています。躓いたときには、立ち止まって、戻って来られるような1冊でしょう。

おすすめの本5：この一冊で全部わかる ビジネスモデル

引用：この一冊で全部わかる ビジネスモデル

この本は現状あるビジネスモデルが網羅されており、用語の解説やビジネスモデル例を細かい構成要素まで解説された1冊です。

ご自身が新たなビジネスモデルを考える上で、気になるビジネスモデルを見返しながら辞書のように活用できます。

またビジネスモデルの基本を学びつつ理論だけではなく、数式のような型をイメージできます。

基本や成功パターン、さらには作り方まで一気に学ぶことが可能です。

流動的なビジネスの世界で、自社状況に合ったビジネスモデルを見つけられるのではないでしょうか。

おすすめの本6：カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方

引用：カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方

起業・新規事業開発の成功につながる事業計画書の書き方を解説した本です。

適度なマンガと中身を詳しく説明する文章のバランスがよく、解説も体系的にわかりやすく書かれています。

会社員にも必要な事業計画をゼロから学べてステップアップしていける点は心強いでしょう。

この本で基本的な流れをつかみ、最初の事業計画書を書いてみるのもおすすめです。

新規事業開発のマネジメントについて学びたい人向けの本3冊

最後に新規事業開発の担当として、マネジメントについて悩むポイントや課題の解説をしている本を3冊紹介していきます。

いずれの著者も失敗を繰り返して、成功例を導き出していった豊富な経験が書かれている本です。

おすすめの本7：イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント

引用：イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント

本書は、不確実性の高くなる新規事業について体系立てて整理されています。

新規事業に参入するときの組織づくりの方法を北嶋さんの経験に基づいて解説し、教科書的に使用できる1冊です。

実際に北嶋さん自身、新規事業開発のアドバイザーとして実務に関わり、人を育て、会社経営をしながらサービス開発しています。

だからこそ複数視点を持ち合わせ、大まかな全体像も理解されています。

これから新規事業開発に関わる方はもちろん、既に実行しながらも悩まれている方や事業で部下指導をされていく方などにおすすめです。

おすすめの本8：失敗から学ぶ技術 新規事業開発を成功に導くプロトタイピングの教科書

引用：失敗から学ぶ技術 新規事業開発を成功に導くプロトタイピングの教科書

「失敗から学ぶ」というタイトルの意味がよく感じられる1冊です。

研究者であり実践者でもある三冨さんが専門的見解や実例を交えながら、わかりやすく解説しています。

プロトタイピングという言葉の解説から始まるので、初めて学ぶ方でも手に取りやすい1冊です。

チームメンバーとの新規事業開発のアイデア出しに悩んでいる方は、ぜひ手にとってみてください。

おすすめの本9：御社の新規事業はなぜ失敗するのか?

引用：御社の新規事業はなぜ失敗するのか?

本書は大企業の新規事業に焦点を当て、成功までの道のりを田所さんの実体験をふまえてまとめています。

「3階建て組織」をキーワードに、イノベーションをし続ける方法を学べます。

新規事業の経験が浅い方にとっても、広く新規事業を知ると同時に、具体的な手法が描かれており「どうしてうまくいかないのか？」といった原因の整理も可能です。

新規事業に関わる人や会社のビジネスに対して危機感をおぼえている人にはおすすめな本です。

まとめ：新規事業開発の概要を知りたいなら本から学ぼう！

絶えず変化し続ける市場に対して新規事業を創出していくことは、企業の生存戦略にとって非常に重要な要素です。

新規事業を任された方は、まずは本から学んでみましょう。

新規事業開発は、新しいユーザーの獲得や事業領域を広げていくためのチャンスですが、失敗もあります。

今回紹介した本は、失敗も含めて繰り返しながら、新しい景色にたどり着いた方々の本です。

新規事業開発に取り組む際のポイントを抑えつつ、迷ったときに本を読んで知恵を参考にしながら、変化の激しい市場の荒波を乗り続けていきましょう。

なお、株式会社テクロでは新規事業を成功させるプロセスを学べる「新規事業開発を成功させる『勝ちプロセス』」を無料配布しています。

新規事業開発の手順がイメージできない方は、ぜひ参考にしてみてください。