SEOの効果とは?成果を出すための対策や注意点も解説
「SEOはどのような効果が得られるのかわからない」
「効果を出すための対策が知りたい」
と悩んでいる方もいるでしょう。
SEOに取り組む前に、どのくらい効果が見込めるのか把握しておくことで、自社にあった施策なのかしっかり検討できます。
本記事ではSEOの効果とは何か、成果が出るまでの期間や具体的な対策などを解説します。
SEOの効果と具体的な対策を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
なお、テクロ株式会社では「記事の効果測定方法と原因に合った改善策」の資料を無料で配布しています。
自社メディアのPV数がなかなか増えない…と課題を抱えるBtoB企業様はぜひご確認ください。
目次
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジンの最適化のことです。
SEOに取り組むことで、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンでサイトが上位に表示されます。
結果的にアクセス数が増加し、サイトの流入が増えるのです。
コンテンツからお問い合わせへの動線を整備することで、サービスや商品へ申し込み増加などの効果を得られます。
SEOの基本について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:SEO対策の基本を徹底解説!施策や7つのステップを紹介
SEOの効果とは
SEOの効果とは、検索エンジンで上位表示されることです。
狙っているキーワードで検索したときに、検索結果の1ページ目の上位に表示されることで効果が得られたと判断します。
検索エンジンの上位に表示されるほど、クリック率は高くなる傾向にあります。
seoClarityが調査した検索順位によるクリック率の変化は、以下の通りです。
引用:seoClarity「2021 CTR Research Study」
1位と10位でも、クリック率は6%以上差があるため、できるだけ上位に表示させる必要があるのです。
SEO対策で効果が出るまでの期間
SEOの効果が出るまでの期間は、さまざまな要因が影響します。
例えば以下の要因が考えられます。
- サイトの構造
- コンテンツの内容
- 狙うキーワード
- サイトの運営状況
- 検索エンジンのアルゴリズム
上位表示されるには、複数の要因が関わるため、具体的な期間は明言できません。
しかし、一般的には4ヶ月から1年かかると言われています。
例えば競合サイトが少ないジャンル、検索ボリュームの少ないキーワードであれば短期間で上位表示されることもあります。
ただし短期間で結果を出すためにはサイトやコンテンツの質が高く、Googleの考え方に沿ったSEO対策をしていることは必須です。
一方で、競合サイトや専門性が必要なジャンル、検索ボリュームの多いキーワードであれば、何年も上位表示されないこともあるでしょう。
SEOの効果が出るまでの期間は一概に特定できないので、あらゆる事態を想定し、戦略を練って取り組むことが重要なのです。
SEOの効果を高めるために知っておきたいGoogleの考え方
SEOはGoogleの考え方(理想像)を把握することが重要です。
特に重要な考え方は以下の2つです。
- Googleが掲げる10の事実
- E-E-A-T
それぞれ紹介します。
Googleが掲げる10の真実
Googleの考え方で特に重要なのは、「Googleが掲げる10の事実」です。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。引用:Google「Google が掲げる 10 の事実」
10の真実の中で、1つ目と2つ目に注目しましょう。
SEOに落とし込むときには、以下の2点のように考えます。
- ユーザーに焦点を当ててコンテンツを作る
- コンテンツの質を高め続ける
Googleは常に、ユーザーファーストを考えサービスを提供しています。
そのため、ユーザーのことを第一に考えたGoogleの方針に合うコンテンツが求められているのです。
さらに、Googleは試行錯誤をして価値を高め続けることも重要と述べています。
コンテンツのリライトや内部施策、外部施策などを実施して、ユーザーにとって利便性の高いサイトを運用することが大切です。
参考:Google「Google が掲げる 10 の事実」
E-E-A-T
SEOでは「E-E-A-T」も重要な考え方です。
GoogleはコンテンツやWebサイトに経験や専門性、権威性、信頼性を考慮した内容を入れることが有効と言っています。
E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。
引用:Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」
E-E-A-TとはExperience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の4つの頭文字からなる言葉です。
具体的には、以下の内容をコンテンツやWebサイトに入れます。
- Experience(経験):コンテンツ作成者がコンテンツを語るのに必要な経験を持っているか
- Expertise(専門性):コンテンツ内容やWebサイト全体が何かの専門性に特化しているか
- Authoritativeness(権威性):その道に詳しい人物が情報を発信しているか
- Trustworthiness(信頼性):人からコンテンツ内容やWebサイト全体が信頼されているか
Googleの考え方を取り入れてユーザーに信頼されるコンテンツを作ると、評価が得られる可能性が高まります。
今すぐできるSEO効果を出すための対策
今すぐできるSEO効果を出すための対策は以下のとおりです。
- 継続的にWebサイトを運用する
- こまめなコンテンツの投稿と更新
- モバイルに最適化する
- ページスピードを改善する
- SNSからの流入
順に解説します。
継続的にWebサイトを運用する
SEO対策では、継続的にWebサイトを運用するのが重要なポイントです。
Webサイトの歴史の長いほどドメインパワーが強くなりやすいからです。
ただしドメインパワーを強くするためには、ただ歴史の長いサイトではいけません。
しっかりと継続的にコンテンツの更新や、被リンクの獲得をしていく必要があります。
このように安定してサイトを運用していることが、Googleなどの検索エンジンに評価されるコツです。
また新しいコンテンツを更新することで、検索エンジンから新しいキーワードでWebサイトを発見してもらえる可能性も上がります。
ドメインパワーの確認方法は「ドメインパワーはパワーランクチェックツールで確認する」で解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
こまめなコンテンツの投稿と更新
こまめなコンテンツの投稿と更新は、SEO対策では重要です。
こまめにコンテンツを更新すると、Webサイトに訪れたユーザーが関連する記事を閲覧し、長時間にわたってWebサイトに滞在する可能性があるからです。
ユーザーの滞在時間を増やすことは、効果的なSEO対策とされています。
また、コンテンツも投稿して終わりではなく、時間が経って情報が古くなれば、更新することが重要です。
情報は最新の方がユーザーにとって有益で、Googleもコンテンツの質をプラスに評価するため、最新情報の更新やリライトを常に意識しましょう。
モバイルに最適化する
スマートフォンをはじめとするモバイル端末での最適化をしましょう。
モバイル端末でも閲覧しやすいWebサイトは、Googleが優先的にインデックスしてくれることをモバイルフレンドリーと言います。
モバイルフレンドリーに対応していないと、スマートフォンで表示される検索順位も下がる可能性があります。
自社サイトがモバイルファーストに対応しているかどうかは、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」でチェックが可能です。
モバイルに最適化に関する内容は「モバイル ファースト インデックスの展開」の資料で、Googleが正式に発表しています。
ページスピードを改善する
ページスピードを改善することは、SEOに効果的な対策です。
Googleはページスピードが遅いWebサイトの評価を下げるようになりました。
そのためページスピードを改善することで、検索上位に表示されやすくなるでしょう。
ページスピードを改善するためには、以下のような対策が考えられます。
- キャッシュを有効にする
- 不要なプラグインやアプリケーションを削除する
- 画像やCSS、JavaScriptなどのファイルを圧縮する
- 使用しているWebサーバーのパフォーマンスを改善する
- ページ内で使用されている画像や動画のサイズを調整する
ページスピードを改善することで、ユーザーがWebサイトから離脱する可能性を低くします。
自社サイトのページスピードは、以下のツールで分析できます。
SNSからの流入
SNSで自社サイトやコンテンツを紹介したりURLを共有することで、流入も増やせます。
SNSから自サイトやコンテンツをクリックしてもらうためには、SNSユーザーの目を引くようなタイトルとアイキャッチにするのがポイントです。
またインフルエンサーを活用すれば、SNSユーザーの間で爆発的に拡散するので、一時的な流入増加が見込めるでしょう。
ただし、本来SEO対策はSNSからの流入を目的とするものではありません。
SNSを通じてのサイトへの流入は、一つの手段として検討しましょう。
その他のSEO施策について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:SEO対策の種類は3つ!具体的なやり方を初心者に分かりやすく解説
SEOで効果を出すための注意点
SEOで効果を出したいからといって、他サイトのコンテンツをコピーして自サイトに投稿してはいけません。
なぜならGoogleにコピーコンテンツと認定されると、上位表示の妨げとなります。
さらに、コピー元のサイト運営社から、著作権侵害で訴えられるおそれもあります。
タイトルだけ、一部だけのコピーもトラブルのもとになるので、注意してください。
コピーする場合は引用や出典、参照などを利用しましょう。
ドメインパワーはパワーランクチェックツールで確認する
無料で使えるパワーランクチェックツールは、WebサイトのURLを入力するだけでドメインパワーを1日1回チェックできます。
パワーランクチェックツールでは、ドメインパワーについて、以下のような複数の項目を10点満点で採点します。
- 弊社独自配点
- ドメインエイジ
- 被リンク元サイトのスパムに対する安全性
- 被リンク元サイトTOP3と上位20の品質
- 被リンク元サイトのリンク品質
- 被リンク元サイトのリンクパワー
- 被リンクIP数
会員登録をしていない場合、1日3回までチェックできます。
URLを入力するだけなので使いやすく、初めて利用する人でも自社サイトのドメインパワーを手軽にチェックできるのでおすすめです。
まとめ:SEO効果を出すための対策をとろう
今回は、SEOにはどのような効果があるのか、効果が出るまでの期間や対策、注意点について解説しました。
SEOで効果を出すとは、コンテンツが検索上位に表示されることです。
上位表示するためには、良質なコンテンツのこまめな投稿や更新、モバイルの最適化やページスピードの改善などの施策が肝心です。
本記事で紹介した対策を参考にして、Webサイトやコンテンツの改善を検討してみてください。
なお、テクロ株式会社では「記事の効果測定方法と原因に合った改善策」の資料を無料で配布しています。
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