SEO対策で上位表示するには?施策すべきポイントを徹底解説! | テクロ株式会社
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SEO対策で上位表示するには?施策すべきポイントを徹底解説!

検索結果の上位に自社のサイトを表示できれば、多くのアクセスを集められます。

しかし、「何から手をつければよいのか分からない」「そもそもやり方が分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、自社サイトが上位表示されず、SEO対策で悩んでいる方は多いです。

上位表示を狙うためには、URLの正規化やレスポンシブデザインの採用といったサイト構造の最適化に加えて、専門性・権威性・信頼性を満たす質の高いコンテンツを用意する必要があります。

この記事では、SEO対策の具体的な施策について詳しく解説します。

SEO対策に本格的に取り組みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

また、効果を高めるためのリライトマニュアルも無料で配布しておりますので、こちらもご活用ください。

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SEO対策とは?

SEO対策とは?まずはSEO対策がどのような施策なのか解説します。

SEO対策とは自社サイトを上位表示させるための施策

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のことです。

Googleをはじめとする検索エンジンの検索結果の上位に、自社サイトを表示するための施策を指します。

上位表示されているページほど、ユーザにクリックされやすい傾向にあるため、検索結果の順位を上げると自社サイトへのアクセスが増加します。

Internet Marketing Ninjas社の2万件のクエリを対象にした調査では、検索順位別のクリック率は以下のような結果になりました。

  • 1位:21.12%
  • 2位:10.65%
  • 3位:7.57%
  • 4位:4.66%
  • 5位:3.42%
  • 6位:2.56%
  • 7位:2.69%
  • 8位:1.74%
  • 9位:1.74%
  • 10位:1.64%

参考:Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study|Internet Marketing Ninjas

しかし、SEO対策は自社サイトや競合サイトの状況によって内容が変化するため、施策によっては期待した効果を得られない可能性も。

SEO対策にはさまざまな手法が存在するため、正しい知識を身につけることが重要です。

SEO対策の変遷

Googleは頻繁に検索アルゴリズムのアップデートを行っているため、SEO対策も時代に合った手法を採用する必要があります。

以前の検索エンジンは被リンク数が多いページほど、検索結果の上位に表示していました。

被リンクとは、外部サイトから自社サイトへ貼られたリンクのことです。

当時のSEO対策では、いかに自社サイトの被リンク数を増やすかに重点が置かれていたため、SEO対策の方法次第でユーザーにとって、有益ではないページも上位表示できる状態でした。

そのような背景からGoogleは検索アルゴリズムのアップデートを実施して、被リンクの質もチェックするようになったのです。
このアップデートは、ペンギンアップデートと呼ばれています。

そして、実際にGoogleがこれまでに行った主要なアップデートは以下の通りです。

アップデート 内容
2012年 ペンギンアップデート 被リンクの質を重視。
パンダアップデート コンテンツの質を重視。
パイレーツアップデート デジタルミレニアム著作権法に抵触するとの申し立ての多いサイトの順位を下げた。
2014年 ピジョンアップデート 検索・GoogleMapにユーザーの位置情報を反映。
2015年 HTTPS推奨 暗号化技術であるSSLを推奨。
モバイルアップデート モバイルでの使い勝手がよいWebサイトの評価を上げた。
2015年 スピードアップデート Webサイトの読み込み速度が検索順位に考慮されるようになった。

 

2012年のペンギンアップデート以降、自社サイトと関連性の薄いサイトからの被リンク数は評価されにくくなりました。

さらに同じ年のパンダアップデートでは、サイトのコンテンツの質が重視されるようになりました。

そのため現在も、量よりもコンテンツの質が重視されており、ユーザーにとって有益な情報を提供するページが上位表示されるようになっています。

コンテンツの質を重視する傾向は、今後ますます強くなると考えられており、いかにユーザー目線のコンテンツを提供できるかが重要です。 

SEO対策の種類

SEO対策の種類SEO対策は、通常のSEO対策とローカルSEO対策、海外SEO対策の3種類に分類できます。

それぞれ対策の違いについて解説していきますね。

種類①:SEO対策

通常のSEO対策は前述したとおり、Web検索で自社のサイトを上位表示させることを目的とする施策です。

SEO対策の難易度は、対策を施すキーワードによって変化します。
具体的には検索数の多いキーワードほど競合サイトが多くなり、上位表示の難易度が高くなるのです。

そのため、質の高いコンテンツを作成することが何より大切ですが、キーワードの選定を間違えると十分な成果を上げられない可能性もあります。

特に新規でサイトを立ち上げる場合は、競争が激しいキーワードは避けるのもひとつの方法です。

種類②:ローカルSEO対策

ローカルSEO対策は、ローカル検索された際の検索結果で上位表示を目指す施策です。
MEO(Map Engine Optimization=マップ検索エンジン最適化)とも言われています。

飲食店や医療機関、不動産業などの顧客が直接来店する店舗型のビジネスで、特に効果を発揮します。

ローカルSEO対策で上位表示を狙うキーワードは、主に「業種+地名」のような地名を内包する複合キーワードです。

通常のSEO対策と異なり、Webサイトのコンテンツだけではなく、Googleマイビジネスの情報やレビューも検索順位に影響を与えるという特徴があります。

質の高いレビューを多く獲得できれば、GoogleMap上での検索結果でも上位表示されやすくなるため、マップ経由の流入も期待できます。

自社の情報をマップに表示させるためには、Googleマイビジネスへの登録が必須です。

常に最新の情報を提供するために、定期的に更新する必要があります。

種類③:海外SEO対策

海外SEO対策とは、海外のユーザーを自社サイトへ集めることを目的とするSEO対策です。

国内向けのSEO対策と基本的な原則は同じですが、ホスティングやURLの設定方法など、海外SEO特有の注意点があります。

ホスティングとは、サーバーをレンタルしてWebサイトを運用することです。

海外SEO対策では、対象となる地域のサーバーをレンタルしなければなりません。

また、複数の言語でコンテンツを作成する場合、言語ごとに独自のURLを設定する必要があります。

SEO対策の施策内容

SEO対策の施策内容SEO対策は、施策の内容や目的によって内部対策と外部対策、ホワイトハットとブラックハットに分けられます。

ここでは、各施策の違いについて解説します。

施策内容①:内部SEO対策

内部対策は、自社のサイト内で実施するSEO対策のことです。

ユーザーにとって有益な情報を掲載したとしても、Googleに評価されなければ検索結果の上位に自社サイトを表示させることはできません。

内部対策は作成したページがどのような内容なのかを、Googleに正確に伝えるための施策です。

サイト構造の最適化や内部リンクの設置などが、内部対策に該当します。

施策内容②:外部SEO対策

外部SEO対策は、被リンクの獲得を目的とする施策です。

自社のサイトを上位表示させるためには、リンクを獲得しなければなりません。

被リンクを得るためには、自社サイトを閲覧したユーザーが「シェアしたいと!」と感じるような質の高いコンテンツを作成することが重要です。

近年ではSNSを活用した手法がよく用いられています。

ユーザーが手軽にシェアできるように、シェアボタンやツイートボタンを設置しておきましょう。

施策内容③:ホワイトハットSEOとブラックハットSEO

SEO対策には、ホワイトハットとブラックハットという分け方もあります。

Googleは、ホワイトハットSEOとブラックハットSEOを次のように定義しています。

【ホワイトハットSEO】

ホワイトハット SEO(ウェブマスター向けガイドラインに違反しない SEO)は多くの場合、サイトの使い勝手の改善や、素晴らしいコンテンツ作成の助長、サイト表示の高速化など、ユーザーと検索エンジンの両方に良い効果をもたらします。

引用:良質なサイトをより高く評価するために|Googleウェブマスター向け公式ブログ

 

【ブラックハットSEO】

“ホワイトハット” SEO の反対は “ブラックハット SEO” や “ウェブスパム” と呼ばれるものです。(メールのスパムと区別するために、”ウェブスパム” と呼んでいます)。掲載順位を上げることやトラフィックを増やすことを追求する中で、まったくユーザーのためにならない裏技や抜け道のような手法を使用してそのサイトに本来適切な掲載順位より高い掲載順位を得ようとしているようなサイトのことです。

引用:良質なサイトをより高く評価するために|Googleウェブマスター向け公式ブログ

 

過剰な自作自演の被リンクは、ブラックハットSEOに該当します。

ブラックハットと判定されると、上位表示されないばかりか検索結果から除外される恐れもあるので注意しましょう。

SEO対策のメリット

SEO対策のメリットSEO対策を効果的に実施できれば、低コストで集客やブランディングを強化できます。

ここではSEO対策に取り組むメリットについて解説していきますね。

メリット①:上位表示できれば低コストで集客できる

自社サイトを検索結果の上位に表示できれば、低コストでアクセスを集められます。

検索エンジンからアクセスを集める方法には、SEO対策以外にもリスティング広告を活用する方法があります。

リスティング広告とは、検索結果ページ上部に表示される広告のことです。
広告を表示するキーワードを指定したり、ユーザーの属性などを指定できるため、費用対効果が高い点が特徴です。

しかし、リスティング広告は入札制になっており、競争の激しいキーワードでは広告費が高騰する可能性があります。

広告の出稿を停止したとたんに、アクセスが激減することも。

一方、SEO対策で上位表示に成功すると、中長期的に低コストでアクセスを集められます。

メリット②:Webサイトの資産価値が高まる

SEO対策を実施して大量のアクセスを集められれば、Webサイトの資産価値が高まります。

制作したコンテンツはデータを紛失しない限り、資産として残り続けます。

Webサイトを売却する際には、収益性の高いサイトや多くのアクセスを集めるサイトは、億単位で取引されることも。

何らかの理由でWebサイトを手放す場合、SEO対策を実施して資産価値を高めておけば、高額で売却できる可能性もあります。

メリット③:ブランディングを強化できる

ブランディングを強化できる点もSEO対策のメリットです。

上位表示に成功すると、自社サイトの露出が増えるため、自社のサービスや商品を多くの人に認知してもらえます。

多くのユーザーが自社サイトを訪れるようになれば、Webサイトをブランディングツールとして活用できるでしょう。

知名度向上に伴って、社名や商品名などの指名検索が増えると、サイトの権威性が高まるため、SEOでさらに有利になるメリットもあります。

SEO対策のデメリット

SEO対策のデメリットSEO対策のメリットを紹介しましたが、デメリットについても触れておきましょう。

デメリット①:上位表示が困難なケースも

キーワードによっては競争が激しく、上位表示が困難なケースも。

検索数が多いキーワードで上位表示に成功すると、多くのアクセスを集められます。

その反面、競合するサイトも多く、上位サイトはSEOに強いサイトばかりというケースも珍しくありません。

特に立ち上げたばかりのサイトで、競争の激しいキーワードを狙うのは避けた方が良いでしょう。

分野によっては上位表示を狙えるキーワードが、なかなか見つからないこともあります。

デメリット②:上位表示には時間が掛かる

SEO対策には、リスティング広告のような即効性はありません。

新規サイトの場合、数か月間は自然流入がほとんどない状況を、覚悟しておく必要があります。

しかし、プロジェクトによっては、短期間で収益化しなければならないケースもあるでしょう。

可能な限り早くアクセスを集めたい場合は、SEO対策にこだわるのではなく広告の出稿も検討する必要があります。

サイト立ち上げ直後はリスティング広告でアクセスを集めて、SEO対策の効果が現れ始めたら、徐々に広告費を下げていくのもひとつの方法です。

デメリット③:ペナルティのリスク

SEO対策の内容によっては、ペナルティを受けるリスクがあります。

ペンギンアップデート以前は、被リンクの数が重視されていたため、自社サイトに対してサテライトサイトから、大量に自作自演の被リンクを貼る手法が横行していました。

現在でも被リンクの数は、検索順位に影響する要素のひとつですが、被リンクが不自然に増加した場合、ブラックハットSEOと判定される恐れがあります。

ペナルティを回避するためにも、自作の被リンクを大量に貼る行為は避けましょう。

上位表示を狙うためにはGoogleの方針を理解することが重要

SEO対策のデメリットSEO対策で上位表示を狙うためには、Googleの方針に沿ってWebサイトを制作・運用する必要があります。

効果的な施策を実行するためには、Googleの方針を理解することが肝要です。

はじめてSEO対策に取り組む方は、Googleが出している「検索の仕組み」「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」「General Guidelines」を一読しておくことをおすすめします。

Googleのガイドラインの中でも抑えておくべきポイントをご紹介するので、チェックしておきましょう。

ポイント①:検索エンジンのシェア

2020年8月時点での国内における検索エンジンのシェアは以下の通りです。

  1. Google 79.18%
  2. Yahoo! 13.39%
  3. Bing 6.9%
  4. その他 0.15%

参考:Desktop Search Engine Market Share Japan|statcounter

Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを採用しているため、似通った検索結果になります。

上記のような理由から、Google向けのSEO対策はYahoo!対策でもあるのです。

GoogleとYahoo!だけで、92.57%と圧倒的なシェアを占めることから、Googleを基準に対策を行う重要性をご理解いただけるでしょう。 

ポイント②:Googleが掲げる10の事実

Googleがどのような考えを持った企業なのかを理解できれば、適切な施策を考えるヒントになります。

そこでGoogleが掲げる10の事実を紹介しておきます。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

引用:Googleが掲げる10の事実

 

Googleはユーザーが求める適切なコンテンツを届けるために、アップデートを行っています。

SEO対策ではユーザーにとって、有益なコンテンツを提供できるかどうかが非常に重要です。

ユーザーに評価されるコンテンツを作成することで、サイト内を回遊するユーザーや滞在時間の増加に繋がり、結果的に自社サイトを検索上位に押し上げることになります。

ポイント③:E-A-Tとは?

GoogleはWebサイトを評価する際、以下の3つの要素を重視しています。

専門性(Expertise)

権威性(Authoritativeness)

信頼性(Trustworthiness)

引用:Google品質評価ガイドライン

 

上記の重要な評価項目は、頭文字を取ってE-A-Tと呼ばれています。

E-A-Tを満たさないWebサイトは、低品質なサイトと評価され、検索結果の上位に表示されることはありません。

自社サイトを上位表示させるためには、E-A-Tを満たすコンテンツを作成する必要があります。

E-A-Tについてそれぞれ解説していくので、評価されるコンテンツを作成するためにも、理解を深めておきましょう。 

専門性(Expertise)

E-A-Tの中でも特に重要とされているのが専門性。

専門性は、権威性や信頼性を獲得する上での土台と考えられているからです。

Googleは特定の分野に特化した専門性の高いサイトを、上位表示する傾向にあります。

現に雑多なテーマを扱うWebサイトよりも、テーマを1つの分野に絞ったサイトの方が高く評価されます。

例えば不動産業であれば、物件の選び方や不動産取引の注意点など、不動産をテーマにしたコンテンツを作成しましょう。

また、誰が発信した情報なのかも専門性の評価に影響を与えます。

不動産関連のコンテンツであれば、素人が作成した記事よりも宅建や不動産鑑定士などの専門家が作成したコンテンツの方が、専門性が高いと判断されます。

  • テーマに合ったコンテンツか
  • 誰が作成したコンテンツか

専門性はこの2点が重要になるのです。

権威性(Authoritativeness)

Googleは第三者から評価されるコンテンツほど、高品質であると考えています。

権威性とは、自社のコンテンツが第三者から評価されているかを判定するための要素です。

先の専門性でも触れましたが、「誰が作成したのか」が重要になってきます。
というのも、専門家が作成したのであれば、第三者は権威性のある情報と判断するためです。

権威性のある情報と判断してもらうためには、サイト内のコンテンツの質にこだわりながら、積み上げていくしかありません。

ユーザーに評価してもらえるように、質の高いコンテンツを作成するよう心掛けましょう。

信頼性(Trustworthiness)

信頼性は、記載されている情報や運営者が信頼に値するかどうかを評価するための項目です。

医療関連の情報であれば、素人が作成したコンテンツよりも、医療系の資格を持った人物が作成した記事の方が、信頼性が高いと判定されます。

運営者や記事を作成した人のプロフィールを記載しておくと、ユーザーの信用を得やすくなり、信頼性を高められます。

情報自体の信頼性も評価されるため、間違った情報を記載しないように細心の注意を払いましょう。

ポイント④:YMYLサイトは要注意

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略です。

ユーザーの健康や人生に大きな影響を与える可能性がある分野を指します。

医療や金融関連の情報などが代表的なYMYLです。

YMYLを扱うサイトは、ほかの分野と比較して厳格に評価され、E-A-Tが満たされていない場合、上位表示は困難になります。

YMYLの中でも医療系のコンテンツは、間違った情報を記載するとユーザーが健康を損なうリスクが高いため、特に厳しく評価されます。

YMYL系のコンテンツを扱う場合は、記載する情報の事実確認を行い、ソースを必ず記載しましょう。

ポイント⑤:検索順位が決まる仕組み

SEO対策に取り組むにあたって、Googleは「クロールとインデックス」と「検索アルゴリズム」で検索順位を決定しています。

それぞれどのような内容か解説するので、理解しておきましょう。

クロールとインデックス

Googleはインターネット上に存在するWebサイトの情報を、クローラーというプログラムを使用して収集しています。

クローラーによって検出されたWebサイトの情報は、データベースにインデックスされます。

Googleに自社サイトを正しく認識してもらうためには、適切な内部リンクを設置することが大切です。

内部対策を実施して、クローラーが巡回しやすいサイトを構築しましょう。

検索アルゴリズム

検索順位は、検索アルゴリズムによって決定されます。

Googleの検索アルゴリズムは単一のアルゴリズムではなく、複数のアルゴリズムで構成され、主に以下の5つの項目を考慮して検索順位を決定しています。

  1. 検索意図:キーワードの意味
  2. 関連性: 検索ワードと一致・関連する単語が含まれているかどうか
  3. コンテンツの品質:E-A-Tや情報の新しさなど
  4. ユーザビリティ:ページの表示速度やレスポンシブデザインに対応しているかどうか
  5. 文脈: 検索履歴・地域など

参考:検索アルゴリズムの仕組み

それぞれの要素の重要度は検索するキーワードによって変化します。

検索ワードの意味を分析して、インデックスの中から検索ワードに一致する単語が含まれているページを抽出。

コンテンツの品質やユーザビリティ、文脈をもとに順位が決定されます。 

上位表示させるために有効なSEO対策の手順

上位表示を狙うためにはGoogleの方針を理解することが重要SEO対策は効果が現れるまでに、2~3か月ほど掛かります。

対策を間違えると数ヶ月ロスすることになるため、効果的な方法で実行しなければなりません。

SEO対策の大まかな内容は以下の通りです。

  1. ターゲットを設定
  2. キーワードを選定
  3. サイト構造の最適化
  4. タイトルとdescriptionを設定
  5. 質の高いコンテンツを作成
  6. クローラーインデックス対策
  7. モバイル対応
  8. 適切なプロモーション
  9. 現状分析と改善

SEO対策では、まずどのような人を対象とするのかを決めた上で、ターゲットが検索しそうなキーワードを選定します。

ターゲットの設定・キーワード選定を間違えると、③以降の施策が無駄になってしまう恐れがあるので、慎重に決定しましょう。

⑤~⑧の施策は、自社の実情に合わせて順序を決定。

コンテンツを公開して終わりではなく、SEO対策の効果をモニタリングしながら、必要に応じて手を加えていく必要があります。

定期的に更新を行いながら、SEOに強いサイトへと育てていきましょう。

SEO対策①ターゲットを設定

SEO対策①ターゲットを設定Webサイトを制作する前に、ターゲットを明確にしておきましょう。

ターゲットに響くコンテンツを作成するためには、具体的な顧客像(ペルソナ)を設定する必要があります。

自社のビジネスと関連性の高いキーワードを洗い出した後、検索意図別にグルーピングすることで、ペルソナを作成できます。

キーワードは、実際に検索されているワードを選ぶことが大切です。

キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」などのツールを活用すると、効率的に関連ワードを洗い出せます。

ある程度実績のある会社であれば、既存の顧客をモデルにペルソナを作成する方法も有効です。 

SEO対策②キーワード選定

SEO対策②キーワード選定SEO対策の難易度はキーワードごとに異なるため、キーワード選定は非常に重要です。

どのようにしてキーワードを選ぶべきか解説します。

検索ワードの種類

検索ワード(検索クエリ)は、3種類に分けられます。

クエリの種類 検索ワード 検索意図
Goクエリ 具体的な企業名や商品名など 特定の企業サイトや商品サイトにアクセスしたい。
Knowクエリ 「○○とは」「○○使い方」など 問題の解決方法や知識など、疑問を解決したい。
Doクエリ 「○○購入」「○○予約」など 具体的な行動を起こしたい。

Goクエリは、ユーザーがショッピングサイトや企業サイトに直接アクセスする際に使用するクエリで、「Amazon」や「コカ・コーラ」など、具体的な企業名や商品名が用いられます。

Knowクエリとは、疑問を解決するための情報を集める際に使用されるクエリです。
「SEOとは」「SEO対策 やり方」など、知識を得るためのキーワードが用いられます。

Doクエリは、ユーザーが具体的な行動を起こす際に使用される検索ワードで 、3つのクエリの中でもっともコンバージョンに繋がりやすいクエリです。

候補となるキーワードが、どのタイプのクエリなのかチェックしておきましょう。

ビッグキーワードとスモールキーワード

検索数が多いキーワードはビックキーワード、少ない場合はスモールキーワードと呼ばれます。

ビックキーワードで上位表示に成功すると、大量の自然流入が期待できるものの、通常は競争が激しく、上位表示は容易ではありません。

また、 ビックキーワードは単一のワードであるケースも多く、ユーザの検索意図が不明瞭な場合も。

一方、スモールキーワードは、ビッグキーワードと比較すると競合サイトが少なくなるため、上位表示の難易度は下がります。

複合キーワード

複合キーワードは、複数の単語を組み合わせた検索ワードです。

組み合わせる単語の数が増えるにつれて検索数は少なくなりますが、ユーザーの検索意図が明確に反映されています。

スモールキーワードは、複合キーワードになっているケースが多いです。

はじめてSEO対策に取り組む場合、まずは複合キーワードで上位表示を目指すと良いでしょう。

検索ボリュームの確認方法

キーワードの検索ボリュームは、Googleが提供する「キーワードプランナー」で確認できます。

キーワードプランナーは、Google広告を出稿するキーワードを調査するためのツールです。

無料で1万~10万といった大まかな検索ボリュームを確認でき、広告を出稿すると、より正確な検索ボリュームを閲覧できるようになります。

関連するキーワードも表示されるため、キーワードを選定する際に便利です。

サジェストをチェック

サジェストとは検索窓に打ち込んだキーワードと、組み合わせて検索されることが多いキーワードを表示する機能です。

表示されるキーワードは、トレンドや場所、ユーザーの検索履歴などを考慮して決定されます。

サジェストで表示されるキーワードには、一定の需要があるのでチェックしておきましょう。

ただし、自身の検索履歴の影響を避けるため、サジェストをチェックする際は、ブラウザのシークレットモードを使用する必要があります。

狙い目のキーワード

最初は複合ワードで上位表示を目指しましょう。

立ち上げたばかりのサイトで、ビックキーワードの上位を狙うのは容易ではありません。

ほどほどのボリュームがあり、競合が少ない検索ワードが狙い目です。

高いコンバージョン率が期待できる複合キーワードを狙ったコンテンツを、集中的に作成する手法はロングテールSEOと呼ばれています。

ロングテールSEOのメリットは、競争力の低いWebサイトでもアクセスを集められる点です。

複合キーワード用のコンテンツを増やしながら競争力をつけることで、いずれはビックキーワードも狙えるようになるでしょう。

SEO対策③サイト構造の最適化

SEO対策③サイト構造の最適化サイト構造の最適化は、主としてクローラーが巡回しやすいサイト作りを目的としています。

どのようにWebサイトを最適化すべきなのか解説します。

ナビゲーションを整理

サイトに表示するナビゲーションを整理しておきましょう。

Webサイトにおけるナビゲーションとは、グローバルメニューやフッターメニューなど、関連するコンテンツ向けに設置されるリンクのことです。

検索エンジンは、Webサイトの運用者がどのコンテンツを重要視しているのか判断する際に、ナビゲーションを参照します。

ナビゲーションに重要ではないコンテンツを表示すると、自社のサイトについて正しく評価してもらえない恐れがあります。

不要なコンテンツはナビゲーションから削除しておきましょう。

また、 ユーザーの中にはナビゲーションの内容を確認して、知りたいコンテンツがサイトに存在するか判断している人もいます。

ナビゲーションに表示する内容は、ユーザーの使い勝手を考慮した上で決定しましょう。

パンくずリストを設置

パンくずリストの設置もSEO対策として有効です。

パンくずリストとは、内部リンクを階層順に並べたナビゲーションの一種で、「Top>カテゴリー>記事」にようにリストの1番左側にトップページへのリンクを表示し、1つ下の階層が右側に表示されます。

現在表示しているページが、どの階層にあるのかひと目で確認でき、1つ前や2つ前の階層にワンクリックで戻ることができます。 

ユーザーの利便性向上にも寄与するため、ページ上部か下部に設置しておくと良いでしょう。

SSL化

Googleは2015年以降、WebサイトのSSL化(https化)を推奨しています。

https(Hypertext Transfer Protocol Secure)とは、Webサイトを表示する際の通信方式のことです。

httpsではSSLという暗号化技術を用いて通信を行うため、通信内容が第三者に漏洩するリスクを下げられます。

ユーザーに安全な通信環境を提供するためにも、自社サイトがhttps化されていない場合は、早急に対応しましょう。 

コンテンツと関連性の高いURL

WebサイトのURLには、サイト内のコンテンツと関連性が高いワードを使用しましょう。

また、URLは可能な限りシンプルにすることも大切です。

「https://www.example.com/seo/taisaku/」のように、階層も必要最低限に抑えることで、表示中のページがどの階層にあるのかが分かりやすくなり、利便性の向上に繋がります。

簡潔なURLはクローラーにとっても巡回しやすく、自社サイトの内容がGoogleへ伝わりやすくなります。

SEO対策④モバイル対応

SEO対策④モバイル対応最近ではSEO対策において、モバイル対応も重視されてきています。

ではなぜモバイル対応が必要なのか解説していきます。

Googleはモバイルを重視

総務省が発表した「令和元年通信利用動向調査」によると、スマートフォン保有世帯の割合は83.4%となっており、13~59歳のスマホ利用率は70%を超えていることが示されました。

2010年以降、スマートフォン使用率は増加傾向にあります。

スマホユーザーの増加を受けて、2018年Googleはモバイルファーストインデックスを開始しました。

モバイルファーストインデックスとは、モバイル版のサイトを基準としてWebサイトを評価する仕組みのことです。

スマートフォンでの使い勝手の良いサイトは、上位表示されやすくなっています。

このような背景から、モバイル対応は必須といって良いでしょう。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインとはスマートフォンやPCなど、端末に合わせて自動的に表示が切り替わるデザインのことです。

レスポンシブデザインを導入することで、複数の端末にひとつのWebサイトで対応できるため、デバイスごとにサイトを用意する必要もありません。

最近では、スマホに対応したサイトが標準的になりつつあります。

新しくWebサイトを立ち上げる場合や既存のサイトをリニューアルする際は、レスポンシブデザインをとり入れましょう。

SEO対策⑤タイトルとdescriptionを設定

SEO対策⑤タイトルとdescriptionを設定タイトルやdescriptionには、クローラに記事で扱うテーマを伝える役割があります。

また、ユーザーのクリック率にも影響を与えるため、タイトルは非常に重要です。

タイトルの決め方やdescriptionの書き方について解説します。

タイトルの決め方

タイトルには必ず上位表示させたいキーワード含めるようにしましょう。

タイトルの文字数は30文字程度に設定し、キーワードはタイトルの前半に配置します。

スマートフォンの検索結果ページはパソコン版よりも、表示されるタイトルの文字数が少ないため、タイトルの前半部分だけでもある程度、記事の内容が分かるようにしておきましょう。

ユーザーの興味を引くタイトルには、クリック率を向上させる効果があります。 

Descriptionでページの概要を記載

descriptionは、ユーザーや検索エンジンに対して記事の概要を伝える短い文章です。 

検索結果ページではタイトルの下に表示され、検索ワードと一致する単語が含まれている場合、太字で表示されます。

Descriptionを記述する際は次の点を意識しましょう。

  • 誰に向けたページなのか
  • 記事を読むことで得られるメリット

Descriptionは100文字程度で記述し、タイトルと同様にスマホの検索結果ページでは表示される文字数が少ないため、重要な情報は前半に記載しましょう。

また、Googleは本文の一部をdescriptionへコピー&ペーストすることを推奨していません。

必ずdescription用の文章を用意しましょう。

SEO対策⑥質の高いコンテンツを作成

SEO対策⑥質の高いコンテンツを作成今日のSEO対策では、「質の高いコンテンツ=ユーザーに評価されるコンテンツ」を作成することが大切です。

質の高いコンテンツを作成する具体的な方法を解説します。

1記事1テーマ

1記事で扱うテーマは1つに絞りましょう。

Googleは、記事内で使用されている単語同士の関係や文脈などをもとに、記載されている内容を分析しています。

テーマを絞ることで、Googleに記事の内容が伝わりやすくなるため、SEOに有利に働きます。

専門性の観点からも、1つのテーマについて掘り下げた記事の方が、テーマを絞っていない記事よりも評価されやすいです。 

SEOに強いコンテンツを作成するためにも、検索クエリの意図を理解して、ユーザーの疑問に対する答えを提示することを意識しましょう。

ニーズのある情報を過不足なく記載

Googleに評価されるコンテンツを作成するためには、ユーザーが求めている情報を過不足なく記載することが重要です。

コンテンツを作成する前に、狙っているキーワードの上位サイトをチェックしましょう。

競合サイトの見出しをチェックすることで、ユーザーが知りたがっている情報を推測できます。

上位表示されているサイトの中に、共通する見出しが存在する場合は、自社サイトの記事への記載を検討しましょう。

記事内で扱うトピックは、あくまでもテーマに沿ったものにする必要があります。

加えて、上位表示されているサイトを確認する際には、文字数も確認しておきましょう。

もしも、競合サイトの文字数がすべて5,000文字を超えている場合、ユーザーの疑問に答えるためには、少なくとも5,000文字のボリュームが必要であると考えられます。

文字数の確認には「見出し(hタグ)抽出」などのツールを活用すると良いでしょう。

オリジナリティーの高いコンテンツ

Googleはユーザーのニーズを満たしつつ、オリジナリティーのあるコンテンツを評価する傾向にあります。

上位表示されている競合サイトと、似通ったトピックを記載するだけでは不十分です。

自社のサイトを上位表示させるためには、競合サイトでは扱っていないトピックを盛り込む必要があります。

独自性の高いコンテンツを作成するもっとも簡単な方法は、自社が保有している情報を開示することです。

これまでに手掛けた事例や問い合わせの多い事項などを、分かりやすく解説することでオリジナリティーの高いコンテンツを作成できます。

統計データはグラフや図表などを用いて、視覚的に分かりやすい形式で掲載しましょう。

検索クエリと同じ言語

上位表示を狙っているキーワードと同じ言語でコンテンツを作成しましょう。

Googleはページ内に記載されている言語をもとに、どの言語で書かれたページなのかを判断しています。

同じ記事に原文と訳文を一緒に記載してはいけません。

例えば、日本人とオーストラリア人をターゲットにしている場合は、日本語バージョンと英語バージョンを記事を用意する必要があります。

1つの記事に、日本語と英語の同じ内容の文章を記載すると、どの言語の話者に向けた記事なのかGoogleに正しく伝わらない恐れがあります。

複数の国でビジネスを展開している方は注意しましょう。

コンテンツの重複に注意

他サイトと内容が似通った記事が存在している場合、重複コンテンツとしてGoogleからペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティの対象となる記事は以下の通りです。

  • 他サイトのコピーコンテンツ
  • 他サイトのコンテンツに若干の修正を加えたコンテンツ
  • 他のサイトからのフィードをそのまま表示しているだけのコンテンツ
  • 他サイトの画像や動画を埋め込んだだけのコンテンツ

参考:無断複製されたコンテンツ|Sreach Console ヘルプ

また、意図的ではなくても、オウンドメディアなどの記事数が多いWebサイトは、記事同士の内容が似通ってしまうこともあるため注意が必要です。

自社サイト内に似通ったコンテンツが存在する場合は、次のような方法で対処しましょう。

  • タイトルや見出し、文章などの重複を避けてリライトする
  • 似通ったコンテンツをひとつの記事にまとめる
  • 1記事だけ残して類似する他の記事を削除する

ユーザーの検索意図が、同じと考えられるコンテンツが複数存在する場合は、ひとつの記事にまとめると良いでしょう。

SEO対策⑦クローラー・インデックス対策

SEO対策⑦クローラー・インデックス対策自社サイトの内容をGoogleに正しく認識してもらうためには、クローラー対策が欠かせません。

クローラー・インデックス対策の方法について解説します。

URLの正規化

URLの正規化とは、コンテンツの正規のURLを指定することです。

同一のコンテンツに対して、「https://www.example.com」と「https://example.com」のように複数のURLが存在する場合、別々の記事として認識されます。

URLが正規化されていないと同一の記事であるにも関わらず、URLごとに評価が分散してしまうため、上位表示が難しくなります。

重複コンテンツと見なされ、Webサイト全体のSEO的な評価を下げられる恐れも。

正規化が必要な代表的な例と対処方法は以下の通りです。

事例 URLの状態 対処法
www.の有無 「https://www.example.com」「https://example.com」のように、www.の有無によって2つURLが存在する。 不要なURLから正規のURLへの301リダイレクトを設定。
デバイス別のURL 「PC版:https://www.example.com」「スマホ版:https://example.mobile.com」のように、同一コンテンツにデバイス別のURLが存在する。 スマホ版のURLを正規化したい場合は、PC版ページのheadタグ内に<link rel=”canonical” href=”https://example.mobile.com”>と記述。
index.htmlの有無 「https://www.example.com」「https://example.com/index.html」のようにindex.htmlの有無によって2つURLが存在する。 不要なURLから正規のURLへの301リダイレクトを設定。

301リダイレクトとは、不要なURLにアクセスしたユーザーを正規のURLに転送する仕組みです。

301リダイレクトが使用できない場合は、canonicalで正規化を行いましょう。

サイトマップを送信

サイトマップとは、Webサイト内のコンテンツを一覧でまとめたページのことです。

クローラーやユーザーに対して、どのような記事が存在するのかを伝える役割があります。

サイトマップには、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類が存在します。

それぞれの違いは以下の通りです。

サイトマップの種類 役割
HTMLサイトマップ Webサイト内の各ページへのリンクをまとめたユーザー向けのサイトマップ。
XMLマップ クローラーへサイト内の内容を伝える役割がある。

クローラーは、基本的にサイト内のリンクを辿って、新しい記事をインデックスしています。

しかし、内部リンクが適切に設置されていない記事が存在すると、インデックスされずに検索結果に表示されないことも。

質の高いコンテンツを作成しても、インデックスされなければ意味がありません。

特にXMLマップは、重要なクローラー対策です。

sitemap.xml.Editor」などのXMLサイトマップを、自動的に生成してくれるツールを活用することで簡単に作成できます。

XMLサイトマップを作成したら、Search Consoleから送信しましょう。

WordPressで構築されたサイトであれば、「Google XML Sitemaps」などのプラグインで自動的に作成することもできます。

他の自社サイトからリンクを貼る 

新しいWebサイトを作成したら、他の自社サイトからリンクを貼りましょう。

ただし、新しいサイトと既存サイトで扱っているテーマの関連性が低い場合、リンクは不要です。

GoogleはWebサイトを評価する際、被リンクの質も考慮しています。

サイト同士の関連性が薄い場合、Googleのガイドライン(参考:ウェブマスター向け公式ブログ)に抵触する恐れがあるので注意しましょう。

robots.txt・noindexを活用

robots.txt・noindexは、クロール・インデックスを制御するための仕組みで、次のような違いがあります。

  • robots.txt:クロールが不要なコンテンツをクローラーに伝えるために用いられる
  • noindex:インデックスする価値のないページやインデックスを避けたいページを検索エンジンに伝えるために用いられる

robots.txtは、クローリングが不要なページを伝えるために使用します。

クローリングが不要なページとは、ユーザーにとって価値のないコンテンツのケースが多いです。

スクリプトや重要度の低い画像ファイルなどが、クローリングが不要なコンテンツに該当します。

とりわけ大規模なサイトでは、クローリングによってサーバーのパフォーマンスが低下してしまう恐れがあります。

robots.txtでクローリングを制御することによって、サーバーに過度な負荷を掛けることを避けられます。

ただし、robots.txtは指定したコンテンツを、検索結果に表示しないための仕組みではありません。

インデックスを避けたい場合は、noindexタグを使用することで、不要なページが検索結果に表示されなくなります。

noindexは、metaタグ内に記述するかレスポンスヘッダに記述します。

Noindexが記述されているページをrobots.txtで除外すると、検索エンジンからのnoindexが認識されず、インデックスされてしまう可能性があるので注意しましょう。

hタグを正しく設定

hタグとは見出しに付けるタグのことです。

hタグが記述された箇所は、ブラウザなどのプログラムから見出しとして認識され、文章よりも目立つように表示されます。

h1からh6まで存在し、h1はもっとも大きな見出しに使用するタグです。

使い方には明確なルールが存在し、番号が大きいhタグ程小さな見出しとして認識されます。

番号が大きい順に記述したり、h2の次にh4やh5を使用したりすることはできません。

また、h1タグは基本的に1記事に1つだけ使用します。

hタグを間違った順序で記述すると、検索エンジンは記事の構造を正しく認識できません。

コンテンツを作成する際は、hタグの順序を守りましょう。

alt属性を設定

画像には必ずalt属性を設定しましょう。

alt属性は何らかの理由で、画像が表示できなくなった際に表示する代替テキストを設定するための属性です。

alt属性には何の画像なのかが分かる内容を記述する必要があります。

インフォグラフィックの画像であれば「スマホユーザー数の年次推移」のように、端的に記述しましょう。

画像からリンクを設置する際には、alt属性がアンカーテキストのような役割を果たします。

Alt属性を適切に設定することで、画像にリンクを設置した場合も検索エンジンにリンク先の内容を伝えられます。 

SEO対策⑧適切なプロモーション

SEO対策⑧適切なプロモーション自社サイトへの被リンクを増やすには、ユーザーにサイトの存在を知ってもらう必要があります。

ここでは、効果的なプロモーションの方法について解説します。

役立つ情報を提供して被リンクを獲得

プロモーションの目的は、自社サイトへのアクセスを増やすことと被リンクを獲得することです。

自然に増加した被リンクはSEOに有利に働きます。

被リンクを獲得するにはサイトを閲覧したユーザーが、紹介したいと思うようなコンテンツを作成しなければなりません。

つまり、質の高いコンテンツを作成することが重要です。

検索意図を理解し、ユーザー目線のコンテンツの提供できるよう心掛けましょう。

SNSを活用

SNSを上手く活用することで、多くの人に自社のサイトを閲覧してもらえます。

Webサイトを更新したら、Twitterで更新情報を発信しましょう。

ユーザーにとって有益な情報であれば、リツイートしてもらえる可能性が高まります。

同様にFacebookに更新情報を投稿すれば、Facebook経由のアクセスも集められます。

コンテンツを気に入ってもらえれば、いいねが増えてより多くの人にコンテンツを見てもらえるでしょう。

ユーザーの興味を引くためには、SNS上ですべてを伝えようとするのではなく、要点のみを配信することが大切です。

RSSで更新情報を発信

RSSは、Webサイトの更新を購読者に知らせるための仕組みです。

スマホの普及に伴いRSSの利用者数は減少していますが、RSSで情報を収集している人は一定数存在します。

WordPressで構築されたサイトであれば、RSS配信用のウィジェットがはじめから用意されているため設置は簡単です。

購読者が運営しているサイトで、自社のコンテンツを紹介してもらえる可能性もあるので、設置しておくと良いでしょう。

メールマガジンを活用 

メールマガジンを配信している場合は、更新情報も記載しましょう。

メールマガジンもプロモーションの手段として有効です。

SNS同様に、自社サイトへのアクセスだけではなく、ユーザーから直接反応を得られる場合もあります。

コンテンツを気に入ってもらえれば、SNSなどで紹介してもらえるでしょう。

SEO対策⑨現状分析と改善

SEO対策⑨現状分析と改善SEO対策を施したWebサイトを、ネット上に公開するだけでは不十分です。

特にサイト公開直後は、思うようにアクセスを集められないことも珍しくありません。

サイトの運用に不可欠な現状分析と改善方法について解説します。

分析ツールで現状を分析

サイトを改善するためには、まず現状を把握することが大切です。

GoogleはWeb担当者向けに、Google AnalyticsSearch Consoleという2つのツールを提供しています。

各ツールでできることを簡単にまとめると以下のようになります。

ツール できること
Google Analytics ・ユーザー数の確認
・ユーザーの獲得方法
・デバイスの比率
・コンバージョン率の確認など
Search Console ・検索パフォーマンスの確認
・クロールに問題があった箇所の確認
・サイトマップのアップロード
・ユーザーが検索したキーワード
・ガイドラインに抵触している箇所の確認
・改善後の再審査リクエストなど

Google Analyticsではユーザーが自社サイト内で、どのようにページを閲覧したのかをチェックできます。

離脱が多いページの確認や改善を加えた後の効果測定など、現状分析に便利なツールです。

Search Consoleでは、検索順位やクリック率、クローラーが円滑にサイト内を巡回できているかどうかなどを確認できます。

問題があれば通知してくれるので、サイトを立ち上げたら必ず導入しましょう。

上位表示されない場合はリライト

新しく作成した記事が、2~3ヶ月経っても上位表示されない場合はリライトが必要です。

Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、記事ごとに検索順位を確認できます。

リライトする際には、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 重複コンテンツの有無
  • オリジナリティーの有無
  • 情報が古くないか 

他のサイトとの重複コンテンツを調べるには、「sujiko.jp」などのツールを使用すると良いでしょう。

上位サイトの内容を真似ただけのコンテンツになっていないか、最新の情報を記載しているかも合わせてチェックします。

ただし、Webサイトを立ち上げて間もない場合、検索結果に表示されるまでに数ヵ月掛かるため、リライトよりもコンテンツを充実させることを考えた方が良いでしょう。

クリック率が低い場合はタイトルとdescriptionを見直す

自社サイトが上位表示されているにも関わらず、クリック率が低い場合はタイトルやdescriptionを見直しましょう。

クリック率は、Search Consoleの「検索パフォーマンス」で確認できます。

CTR(Click Per Rate)と記載されている項目がクリック率です。

自社のページが3位に表示されているにも関わらず、クリック率が1%前後になっている場合は、明らかにパフォーマンスが低いと判断できます。

タイトルやdescription次第では、8位でも10%以上のクリック率を達成できることも。

ユーザーに興味を持ってもらえるような魅力的なタイトル・descriptionに変更しましょう。

上位表示のためのSEO対策を外注した場合の費用

上位表示のSEO対策を外注した場合の費用SEO対策の具体的な施策について解説してきました。

SEO対策は即効性のある施策ではなく、結果が出るまでには数か月は掛かるため、相応の労力が必要です。

しかし、SEO対策に人員を割く余裕がないという方も多いのではないでしょうか。

自社での対策が難しい場合は、外注を検討するのもひとつの方法です。

そこで、SEO対策を外注したいWeb担当者向けに料金相場をご紹介します。

外部SEO対策の料金相場

外部SEO対策の料金相場は、月額固定型と成功報酬型で異なります。

料金体系別の相場は次の通りです。

  • 月額固定型:1~15万円/月
  • 成功報酬型:1万~100万円以上

月額固定型は、上位表示できなくても毎月決まった料金が発生します。

反面、難易度の高いキーワードであっても、月々の料金は変わりません。

成功報酬型は、クライアントのページが上位表示された場合にのみ、費用が発生する料金体系です。

キーワードの難易度によっては、費用が高額になるケースもありますが、結果が出ない場合は料金が発生しません。

内部SEO対策の料金相場

内部SEO対策の料金相場は10万~30万円程度です。

ナビゲーションの設置やSSL化、URLの正規化など、クローラーが円滑にサイト内を巡回できるようにサイトを再構築します。

SEO対策会社やプランによっては、サイト構造の最適化に関するコンサルティングサービスを提供していることもあります。

古いWebサイトを使用している場合は、内部対策から依頼した方が良いでしょう。

SEO対策の外注を検討中の方は、関連記事「【業種別】SEO対策の費用・料金相場は?おすすめの会社もご紹介」をご覧ください。

まとめ:上位表示を狙うにはSEO対策が必須

まとめ:上位表示を狙うにはSEO対策が必須SEO対策で上位表示を狙う方法について解説しました。

ポイントをまとめると以下のようになります。

  • 複合キーワードはコンバージョンに繋がりやすい
  • Googleはコンテンツの質を重視している
  • クローラーが巡回しやすいWebサイトを構築することが正しい評価に繋がる
  • サイトの成長には現状分析と改善が不可欠

昨今のSEO対策ではコンテンツの質が重視されており、今後もその傾向がますます強くなることが予想されています。

小手先だけの安易なSEO対策は通用しない時代になってきており、いかにユーザー目線のコンテンツを作成できるかが重要です。

担当者の負担も大きくなり、間違った方法でSEO対策に取り組めば、時間とコストを無駄にすることになります。

自社にSEO対策のノウハウを持つ人材が在籍していない場合は、外注も視野に入れておいた方が良いでしょう。

現在、効果を高めるためのリライトマニュアルを無料で配布しておりますので、SEO対策を検討中の方はぜひご確認ください。

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