SEOライティングとは?重要なポイントやコツ、鉄則などを徹底解説
Webサイトを運営するうえで欠かせないのが「SEOライティング」です。
しかし
- SEOライティングのやり方がわからない
- SEOライティングをやっているつもりだけど、なかなか成果が出ない
とお悩みの方も多いでしょう。
そこで今回は、SEOライティングの基礎について解説します。
具体的には、SEOライティングで重要な考え方やコツ、注意点を紹介します。
SEOライティングを実践して、継続的なWeb集客につなげたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
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目次
SEOライティングとは
SEOライティングとは、Googleなどの検索エンジンで上位表示させるためのライティング技術のことです。
一般的なライティングでは、ユーザーに読みやすい文章を書くことが大切とされています。
一方で、SEOライティングでは
- ユーザー
- 検索エンジン
の両者を意識して文章を書く必要があります。
なお、日本国内の検索エンジンのシェアは、9割以上をGoogleが占めています。
引用:StatCounter Global Stats「Search Engine Market Share」
そのため、SEOライティングではGoogleの評価基準を理解することが重要です。
SEOライティングの鉄則
SEOライティングの鉄則は、「ユーザー」「検索エンジン」の両者を意識して文章を書くことです。
ここでは、ユーザー・検索エンジンの双方にとってわかりやすい文章とは何かについて解説します。
なお、「検索エンジン=Google」としたうえで、解説を進めていきます。
ユーザーにわかりやすい文章を書く
Googleは、「Googleが掲げる10の事実」の中で、ユーザーのことを一番に考える旨を表明しています。
つまり「ユーザーがわかりやすい・使いやすいと思えるコンテンツを高く評価する」ということです。
SEOライティングというと、「検索エンジンのアルゴリズム対策をすること」と思いがちでしょう。
しかし、SEOライティングにおいて最も重要なのは、ユーザーの利便性を第一に考え、必要としている情報をわかりやすく伝えることです。
検索エンジンにわかりやすい文章を書く
ユーザーニーズはもちろんですが、Googleにとって検知・評価しやすい文章を書くことも大切です。
具体的には、「内部対策」というSEO対策を施す必要があります。
内部対策については以下の記事で具体的な方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:SEO対策の種類は3つ!具体的なやり方を初心者に分かりやすく解説
SEOライティングで重要なポイント
次に、記事を作る流れに沿って、SEOライティングで重要なポイントを5つ解説します。
ユーザーファーストを意識する
SEOライティングで最も重要なことは、ユーザーファーストを意識することです。
ユーザーが持つ悩みや課題を解決できるような文章を書くことを心がけましょう。
ユーザーニーズを読み解くポイントは、検索キーワードの意図を考えることです。
例えば「海外 移住」で検索しているユーザーは
- 海外移住を考えている
- 海外移住でおすすめの国を知りたい
- 海外移住の方法が知りたい
といった悩みを抱えていると考えられます。
このように、検索キーワードからユーザーニーズを読み取ることで、ユーザーが求めている情報のヒントが得られます。
ゴールを設定する
ユーザーニーズが読み取れたら、記事のゴールを決めましょう。
ゴール設定ができていれば、記事作成の際に必要な情報の精査がしやすくなります。
例えば、「海外 移住」で記事を作る場合、記事のゴールは
- おすすめの海外移住先を知り、移住候補地をピックアップできる
- 海外移住の方法を知り、移住までの明確なプランを持てるようになる
といったことが考えられます。
すると、ゴールを達成できるような情報を集めて、記事の構成を組みやすくなります。
リサーチ・構成作りを丁寧にする
文章作成で最も大切なポイントは、事前のリサーチ・構成作りを丁寧に行うことです。
リサーチ・構成作りをいい加減にしてしまうと、記事の内容や方向性がブレます。
結果的にユーザーが理解しにくい文章になるのです。
丁寧に情報を集め、骨組みとなる記事の構成(見出し)を作ってから、文章作成に移りましょう。
独自性を出す
文章を書く際は、独自性を出すことを意識しましょう。
Googleは、コンテンツに独自性があるかどうかを評価基準の1つにしています。
競合コンテンツと内容が同じと判断されると「コピーコンテンツ」と見なされ、ペナルティの対象となってしまいます。
以下の3点を意識して、独自性が出せるようにしましょう。
- 内容の網羅性
- 内容の深さ
- 自身の経験の記載(扱うテーマによる)
- ユーザーへの見せ方
E-E-A-Tを意識する
Googleは、コンテンツの専門性も評価基準の1つにしています。
中でも重視しているのが、E-E-A-Tという基準です。
E-E-A-Tとは、以下の通りです。
- E(Experience):経験
- E(Expertise):専門性
- A(Authoritativeness):権威性
- T(Trustworthiness):信頼性
(参考:Google「General Guidelines」)
専門性のあるコンテンツだと、独自性という点でも有効です。
1つのテーマについて幅広く、深い情報を発信できるよう意識しましょう。
各パートにおけるSEOライティングのコツ
ここからは、各パートにおけるSEOライティングのコツを紹介します。
タイトル
タイトルのポイントは以下の3点です。
- 32字以内:検索結果画面に表示される文字数以内にまとめる
- キーワードは前方に入れる:ユーザーと検索エンジンの両方に記事の内容を伝わりやすくするため
- 一目見て読みたいと思えるタイトルを付ける:ユーザーファーストを意識する
キーワードを入れるときは、自然な形で入れるようにしましょう。
むやみにキーワードを入れていると、スパムと見なされてペナルティを受けるリスクがあるためです。
詳しいタイトルの付け方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:SEOに強いタイトルの付け方6つのポイント!クリック率の高め方も紹介
リード文
リード文のポイントは以下の2点です。
- キーワードを入れる
- 記事を読むメリットを提示する
リード文は、ユーザーが最初に読む文章です。
多くのユーザーは、リード文を読んでその先を読むかどうか判断します。
そのため、記事の大まかな内容や、記事を読むメリットがわかるようにしましょう。
見出し
見出しのポイントは以下の3点です。
- キーワードを入れる
- 見出しを見れば全体の内容がわかるようにする
- 重要な内容(ユーザーが知りたい内容)は前半に設置する
SEOライティングをするうえで1つ頭に入れておいてほしいことが、「ユーザーは記事の隅々まで読まない」ということです。
多くのユーザーが飛ばし読みをしながら内容を理解していきます。
そのため、見出しを見るだけである程度内容がわかるとベストです。
見出しを見て興味を持ってもらえると、より深く文章を読んでもらえます。
本文
本文に関するポイントは6つあります。
1つずつ解説します。
キーワードや共起語を入れる
キーワードと共起語を適切に入れることで、検索エンジンから高い評価を得られます。
共起語とは、キーワードから連想される言葉のこと。
キーワードだけでなく共起語も適切に含めることで、上位表示につながります。
箇条書きや表、図解を使ってわかりやすくする
文章だけで書かれているとかえって読みづらくなり、ユーザーの注意を削いでしまいます。
そのため、箇条書きや表、図解を使って、読みやすいコンテンツ作りを意識しましょう。
表や図解を適切に使えれば、ユーザーの注意を引けます。
1文を簡潔に
1文が長すぎると、何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
そのため、1文で伝えるメッセージは1つに絞りましょう。
およそ40〜50文字程度で、長くても60文字以内には収めましょう。
「1文=1メッセージ」を心がけるとユーザーが理解しやすい文章になり、内容がスッと頭に入るはずです。
同じ語尾を避ける
読みやすさを意識して、同じ語尾を続けるのは避けましょう。
「です」「ます」だけでなく、「しましょう」や「ください」などを織り交ぜるのがポイントです。
文章にリズムが生まれて、読みやすくなりますよ。
代名詞はなるべく使わない
代名詞は多用しないようにしましょう。
検索エンジンは、人間のように代名詞が何を示しているか、正確に判断できません。
そのため、代名詞を多用していると検索エンジンが内容を理解できず、SEOにおいてマイナスの評価を受けてしまいます。
代名詞はなるべく名詞に置き換えるように心がけましょう。
専門用語を使いすぎない
基本的に専門用語は使いすぎず、誰が読んでも理解しやすい文章を意識しましょう。
一般的なユーザーに専門用語で解説しても、理解されません。
どうしても使わなければいけない場面では、専門用語の解説も記載します。
ただし、専門的な知識を持つユーザー向けの文章であれば話は別です。
あくまでペルソナを意識しながら、適切な言葉遣いを心がけてください。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、検索結果画面でページタイトルの下に表示される文章のことです。
メタディスクリプションのポイントは以下の2点です。
- 100〜120字以内に収める
- キーワードを入れる
ユーザーはメタディスクリプションを読んで、記事を開くかどうか判断します。
また、検索エンジンも、メタディスクリプションから大まかな内容を分析しています。
そのため、検索結果画面に表示される文字数以内に収めて、適切にキーワードを盛り込みましょう。
SEOライティングでの注意点
SEOライティングを行うときは、次に紹介する3点に注意しましょう。
誤字脱字がないか確認する
誤字脱字は、ユーザーに不快感を与えます。
また、検索エンジンからも「読みにくいコンテンツ」と判断されてしまいます。
基本的なことですが、記事を書き終えたら、必ず誤字脱字がないか確認してください。
表記揺れがあれば統一する
表記揺れとは、同じ言葉を複数の方法で表現することです。
例えば、「SEO」と「検索エンジン最適化」が混ざっているといった感じです。
ユーザーによっては「あまり気にならない」という方もいるかもしれません。
しかし、検索エンジンは「別の言葉」と判断してしまうため、SEO対策においてマイナスに働いてしまいます。
記事を書き終えたら、表現を統一できているか確認しましょう。
コピペはご法度
当然のことですが、他の記事をコピペすることはNGです。
他サイトから無断でコピペすると、以下のリスクがあるためです。
- コピーコンテンツと判断され、検索エンジンからの評価が下がる
- 著作権侵害で訴えられることがある
SEOライティングは本で学ぶのもおすすめ
SEOライティングは、Webだけでなく本で学ぶのもおすすめです。
SEOライティングを本で学ぶメリットは以下の通りです。
- 信頼性・権威性がある
- 体系的に学べる
- 自分の知識レベルに合った本を選べる
- 通勤中や昼休みなどの隙間時間を活用できる
関連記事:【2023年版】SEOを学ぶならこの本!プロがすすめる良書20選
まとめ:SEOライティングはユーザーファーストで取り組もう
SEOライティングの基礎について解説しました。
SEOライティングで最も大切なことは、「ユーザーファースト」を意識することです。
ユーザーの利便性を第一に考えれば、必然的に質の高いコンテンツを作れるでしょう。
ぜひ今回紹介したポイントを意識して、SEOライティングに取り組んでみてください。
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