おすすめのリスキリング講座14選!メリットや成功のポイントを解説
現代ではAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ロボットやビッグデータなどビジネス環境は非常に変化が激しく、働く人は常に新しいスキルや知識を求められています。
身につけたスキルや知識が、時代の変化に追いつかなくなっていることを感じている人事担当者も多いかもしれません。
現代はマーケットの変化に対応し、新しい需要に応えるなど、組織が競争力を維持することが求められる時代です。
そこで新しいスキルや知識を学び直す「リスキリング」が注目されています。
本記事ではリスキリングをするメリットや成功させるポイントを解説し、おすすめの講座を紹介します。
なお、テクロ株式会社では人材育成eラーニングサービス「マーケブル」を提供しています。
マーケティングのリスキリングを検討している方は、無料で配布中の「BtoBマーケティング特化型eラーニング『マーケブル』サービス資料」をぜひご確認ください。
目次
リスキリングとは?
リスキリングとは、現在の職務に必要なスキルや知識が古くなってしまった場合、新しいスキルや知識を身につけてもらう取り組みのことを指します。
最近では、テクノロジーの進化によって職業の多様化が進み、これまでのスキルだけでは対応できない場合が多くなっています。
そこで、リスキリング講座を受講して、新しいスキルを身につけることが求められるようになりました。
リスキリング講座を受けることで、従業員のスキルアップし、業務効率化や生産性向上につながります。
企業が新たな市場や事業領域に挑戦するなど、企業の競争力を強化することにも貢献します。
リスキリングは国も力を入れている
リスキリングは、企業だけの取り組みではありません。
国も制度などを作り、リスキリングの機会が増えるように支援しています。
例えば、
- 経済産業省 第四次産業革命スキル習得講座認定制度:IT・データを中心とした分野で、社会人がキャリアアップを図るために用意されている講座を認定する
- 厚生労働省 教育訓練給付制度:厚生労働省の指定を受けた講座を修了した場合に、その費用の一部が給付される
- 厚生労働省 人材開発支援助成金:雇用する労働者に対して、専門的な知識などを習得させるために事業訓練を計画し、実施した場合に一部を助成する
などがあります。
これらを活用することで、企業もよりリスキリングに取り組みやすくなります。
リスキリングの助成金について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:リスキリングに使える補助金はある?国も支援する制度を解説
リスキリング講座のメリット
テクノロジーの進化や社会変化が著しい中で新しく学び直す「リスキリング」を企業はどう進めていけば良いのでしょうか。
リスキリング講座のメリットを解説します。
新しいスキルや知識を習得できる
リスキリング講座を受けることで、新しいスキルや知識を習得できます。
例えば、IT技術やビジネススキル、言語などさまざまな分野において、現在の職場で最新の知識やスキルが学べるでしょう。
独学で従業員にまかせてしまうと、進捗もわからずどのくらいスキルが習得できているかもわかりません。
講座を通してスキルを習得することで実践的な学びが得られ、自己成長につながり、今後のキャリアにも活かせます。
従業員のモチベーションや満足度が向上する
リスキリングは、従業員のモチベーションや満足度の向上に役立ちます。
例えば、リスキリング講座を通じて従業員が新しいビジネススキルを取得すれば、新しい分野や職種にチャレンジする機会が増えて自己成長につながります。
すると自らの成果や会社への貢献を実感でき、モチベーションや満足度が向上するのです。
異なる分野や職種のスキルが学べる
リスキリングによって、自分が今まで経験したことのない分野や職種に触れることにより、自分の興味や能力を広げられるでしょう。
それは新しい分野や職種にチャレンジする機会を生み、キャリアの多様化が可能になります。
また、異なる分野や職種のスキルを身につけることで、視野が広がり職場でのコミュニケーションや協力関係が円滑になることがあります。
雇用の安定性が高まる
リスキリングは、従業員のスキルを最新のものにアップデートすることが目的です。
そのため、職場で求められる新しいスキルや知識を従業員が身につけることで、従業員が自己成長を実感できます。
やりがいにもつながり、職場への満足度が向上し、離職意欲が減少するでしょう。
企業にとっても最新のスキルを持った従業員がいることは、業務の効率化や生産性向上につながるため、雇用の安定性が高まります。
生産性が向上する
リスキリングによって、生産性が向上します。
例えば、より効率的な業務のやり方や新しいツールや最新のシステムを活用する方法などを学ぶことにより、作業時間の短縮を実現が可能です。
企業にとっても最新のスキルを持った従業員がいることは、業務の効率化や生産性向上につながります。
企業の競争力が向上する
技術やビジネスの変化が激しい時代の中で、従業員が変化に対応するためのスキルや知識を身につけることは、企業全体の競争力を向上させることにつながります。
例えば、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に伴う人材不足の解消を目的としたとします。
従業員にDXについてリスキリングさせることで、企業は市場の変化に対応し、新しい需要に応えるなど競争力の維持が可能です。
リスキリング講座の内容
リスキリング講座には、以下のような種類があります。
デジタルマーケティング
デジタルマーケティングで学ぶ主な内容は下記のとおりです。
- デジタル広告の戦略や手法
- 効果的なデジタルマーケティング戦略の企画・実施
- デジタル広告の最適化や分析
- SNSやメールマーケティングの戦略
- SEOやコンテンツマーケティングの戦略
デジタルマーケティングの領域は常に変化しており、最新のデジタルマーケティングのトレンドやベストプラクティスを理解する必要があります。
デジタルマーケティングスキルは需要が高まっている分野です。
マーケティング部門や営業部門、デジタルチーム、Web制作・運用チームのような人におすすめです。
IT技術やプログラミング
IT技術やプログラミングなど、第四次産業革命に必要なスキルを学べます。
第四次産業革命とは、産業のデジタル化と自動化を中心とした新たな産業の変革を指します。
例えばデータ分析やAI、情報技術(IT)、人工知能(AI)、ロボット、データサイエンスなどの最先端技術です。
以下のように考えている人は、IT技術やプログラミングを学ぶ必要があります。
- 自動化やAI技術の導入により従来の仕事が減少する可能性がある
- エンジニアへの転職
- 論理的思考力を身につけたい
デザイン
デザインは、デジタルマーケティング同様、需要が高まってきている分野です。
求人広告も徐々に増えてきています。
メリットは需要以外にもあり、問題解決力やクリエイティビティの向上などがあります。
具体的な講座内容は、以下の通りです。
- デザインの基礎理論
- グラフィックデザインやUI/UXデザインに使用されるツールの使い方
- デザインのプロセス
- デザインの応用分野
- デザインの実践的な演習
コミュニケーション
仕事の専門化と多様化などにより、チームやプロジェクトを成功に導くためにはコミュニケーション能力はとても重要になります。
コミュニケーションスキルの向上は、職場での人間関係の改善や問題解決、効率的な業務遂行などにも役立ちます。
コミュニケーションスキルの内容は、以下の通りです。
- プレゼンの方法
- 雑談方法
- 聴く方法
- 伝える方法
- 質問方法
- 周りとコミュニケーションを取る方法
チームリーダーやマネジャー、プロジェクトリーダーなど、チーム内のコミュニケーションを向上させたいと考える人におすすめです。
デジタルマーケティングを学べるリスキリング講座
デジタルマーケティングを学べるおすすめのリスキリング講座を紹介します。
マーケブル
引用:マーケブル
BtoBマーケティング人材を短期間で育成できるeラーニングサービスです。
BtoBマーケブルのノウハウがない企業さまでも効率的に学べるように、体系的なカリキュラムが用意されています。
1日5分の学習で、短期間で戦力になる人材の育成が可能です。
段階を踏みながら育成できるカリキュラムが組まれているため、マーケティングの知識がまったくない方でもBtoBマーケターとして活躍できるスキルが身につけられます。
受講者の支援体制も充実しており、理解度チェックテストにより「受講しただけ」を回避することが可能です。
理解度の数値化は、管理者の負担軽減にもつながります。
気になる方はまずは「資料請求」をして学習内容をチェックしてみてください。
サービス名 |
マーケブル |
URL | https://techro.co.jp/markable/ |
特徴 | BtoBマーケティングのノウハウがない企業でも、効率的かつ体系的に実践型で学べるeラーニングサービス |
マケキャンbyDMM.com
マケキャンbyDMM.comは、DMMグループが運営するWebマーケティングスクールです。
講師全員が現役マーケターで、マンツーマンによる徹底したサポートを通して短期間で実務レベルのスキルを身につけられます。
マーケティング初心者から経験者まで、それぞれのレベルに合わせた最適なプランを提案してくれます。
現場さながらの実務が学べるので、受講終了後は職場ですぐに活かせるのが特徴です。
サービス名 |
マケキャンbyDMM.com |
URL | https://makecam.web-camp.io/ |
特徴 |
未経験に特化したカリキュラムで実践的なWebマーケティングスキルが習得可能 |
アイクラウドデジタルスクール
アイクラウドデジタルスクールは、デジタルスキルの学び場です。
Google広告資格取得講座などデジタルマーケティング関連の資格取得や、新入社員が基礎から学べるプログラミング講座などが学べます。
助成金申請に必要な書類の作成も無料でサポートしてくれるのも嬉しいメリットの1つです。
サービス名 |
アイクラウドデジタルスクール |
URL | https://idigi.jp/ |
特徴 | デジタル人材育成に特化し、助成金申請も無料でサポート |
IT技術やプログラミングを学べるリスキリング講座
IT技術やプログラミングを学べるおすすめのリスキリング講座を紹介します。
Aidemy Business
Aidemy Businessは、プログラミングの中でもAIを中心としたDX人材育成・組織づくりを支援するスク―ルです。
エンジニア向けの高度な専門分野からデジタル初学者向けのAIやプログラミング、DXリテラシー向上に関する知識など180種類以上のコンテンツを提供。
毎月新しいコースが追加されるので、常に最先端の技術リテラシーの向上が期待できます。
受講生の進捗状況やテスト結果などは、CSVダウンロードができるので社内分析に役立ちます。
サービス名 | Aidemy Business |
URL | https://business.aidemy.net/ |
特徴 | AIに特化したDX人材育成・組織づくりを支援 |
キカガク
引用:キカガク
キカガクはAI・データサイエンスを未経験から学べるスクールです。
700社を超える取引実績があり、自社に適切なDX人材育成ロードマップを提案してくれます。
企業の課題やニーズのヒアリングを実施し、ゴール逆算型で研修をカスタマイズしてくれるのも魅力です。
サービス名 | キカガク |
URL | https://www.kikagaku.co.jp/ |
特徴 | AI・データサイエンスに関する講座を独自にカスタマイズ |
マナビDX
引用:マナビDX
マナビDXは経済産業省が作成した、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に必要なスキルを学べるポータルサイトです。
ITスキル標準(ITSS)やDXリテラシー標準、DX推進スキル標準などのフレームワークをもとに各種講座が用意されています。
費用はかからず、会員登録も必要ありません。
企業研修で使えるコンテンツを探している、リスキリングをどのように進めたらいいか課題を抱えている企業は参考にしてください。
サービス名 | マナビDX |
URL | https://manabi-dx.ipa.go.jp/ |
特徴 | 経済産業省の審査基準を満たしたDXに関するデジタルスキルを紹介 |
ヒューマンアカデミー
引用:ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは、内定者から管理職まで全階層に合わせた学びを提供するスクールです。
ExcelやWordなどMicrosoft Officeのスキルアップや、データ収集や分析など実践的なデータ活用方法が学べます。
基本知識の習得はeラーニングで、実践力向上のための実践研修は集合研修またはオンライン研修とハイブリッドDX研修が強みです。
サービス名 | ヒューマンアカデミー |
URL | https://biz.athuman.com/ |
特徴 | 約30年の教育ノウハウによる階層別研修を提供 |
デザインを学べるリスキリング講座
デザインを学べるおすすめのリスキリング講座を紹介します。
Udemy Business
Udemy Businessは、ビジネススキルやテクノロジー、クリエイティブ、マーケティング、健康など20万以上のコースが用意されています。
世界中で4,000万人を超えるユーザーからの一般レビューで厳選した、法人向け約9,500講座が学び放題です。
HTMLやCSSの基礎知識やPhotoshopを使用したグラフィックデザインなどWebサイト制作に欠かせないデザインを学べます。
社内オリジナルの動画やPDF、メモ形式などを登録すれば、自社の課題やニーズにカスタマイズされた講座作成が可能です。
サービス名 |
Udemy Business |
URL | https://ufb.benesse.co.jp/ |
特徴 | 通信教育大手のベネッセによる20万を超えるコースを用意 |
TechAcademy
引用:TechAcademy
TechAcademyは、IT分野のスキルアップに特化したオンラインプログラミングスクールです。
900社を超えるサポート実績と200以上のカリキュラムで、特にWebデザイン研修やUI/UXデザイン研修など現場ですぐに使えるスキルを習得できます。
通過率10%の選考に合格した実務経験が3年以上のエンジニアが、受講生をマンツーマンサポート。
週2回マンツーマンのビデオチャットで質問ができ、毎日チャットサポートも受けられます。
研修後の評価レポートとアセスメントテストで、研修効果が可視化できるのも管理者には嬉しいポイントです。
サービス名 |
TechAcademy |
URL | https://techacademy.jp/ |
特徴 |
900社を超えるサポート実績と200以上の豊富なカリキュラム |
デジタルハリウッド
引用:デジタルハリウッド
デジタルハリウッドは、デザイナー社内育成プログラムです。
卒業実績9万人を誇る高品質なカリキュラムでありながらも、内容は体系的に整理されているため初心者でも安心してデザインが学べます。
社内育成プログラムは人材開発支援助成金となっているため、研修費用を抑えられます。
さらに法人向けの割引サービスもあり、リスキリングに関するコストを抑えられるのも特徴です。
サービス名 |
デジタルハリウッド |
URL | https://school.dhw.co.jp/p/reskilling/ |
特徴 |
卒業実績9万人を誇る高品質なカリキュラム |
コミュニケーションを学べるリスキリング講座
コミュニケーションを学べるおすすめのリスキリング講座を紹介します。
KnowledgeC@fe
KnowledgeC@feは、「研修の効果を高める」ノウハウやさまざまな研修運営業務の経験をもとに考え出された学習管理システムです。
人材育成会社である富士通ラーニングメディアの知見やノウハウを集約した、人材育成をサポートするプラットフォームとして評価を得ています。
参加者の基本情報管理やグループ管理、講義進捗の管理、実践結果の評価など多数の管理機能を搭載。
プロジェクトリーダー向けのコミュニケーションスキルや短時間で習得できるロジカルコミュニケーションなどが学べます。
ITベンダーである富士通の強固なセキュリティ環境で企業の大小や拠点を問わず、安定したサービスを提供します。
サービス名 | KnowledgeC@fe |
URL | https://www.knowledgewing.com/kcc/cafe/ |
特徴 | 人材育成会社が提供するeラーニングシステム(LMS) |
AirCourse
引用:AirCourse
AirCourseは、受け放題の動画研修がついたeラーニングシステム(LMS)です。
650コース・4,000本以上の豊富な講座があり、新入社員から管理職まで各階層で必要な幅広いジャンルが習得できます。
人を動かすプレゼンテーションスキルや部下育成トレーニングなどコミュニケーションに関する多彩な講座がラインナップ。
1動画5分程度と短いので、業務の隙間時間や空き時間で効率的に学習を進められるのが特徴です。
自社の教育に取り入れたい動画コンテンツを選択し、オリジナルの動画マニュアルも簡単な操作で作成可能です。
教育履歴や従業員が受講したカリキュラム結果を一元管理できます。
サービス名 |
AirCourse |
URL | https://aircourse.com/ |
特徴 | 新人・若手・中堅・管理職・経営層向けにさまざまなeラーニング教材を提供 |
Smart Boarding
Smart Boardingは、eラーニングとライブ配信を掛け合わせたオンライントレーニングシステムが特徴です。
ライブ配信ではその場でプロの講師に質問することもできるため、より実践的な学習が効率的にできます。
各階層で起こりがちなコミュニケーションに関する課題を解決するコンテンツが豊富です。
育成課題の特定ロードマップや教育プログラム作成のワークショップと管理者側の負担軽減や教育標準化に向けた手厚いサポートを提供しています。
サービス名 |
Smart Boarding |
URL | https://www.smartboarding.net/ |
特徴 | 教育研修のプロが作成したアウトプット重視の社員教育プログラム |
ネットラーニング
引用:ネットラーニング
ネットラーニングは、業界や業種で利用できるeラーニングサービスを提供しています。
TOEIC(R)L&R対策やビジネス英語、中国語コースと語学に関するさまざま講座が人気です。
定額制学び放題のため、追加料金は必要ありません。
また、自社専用の研修講座をオーダーメイドで作成もしてくれます。
サービス名 |
ネットラーニング |
URL | https://www.netlearning.co.jp/ |
特徴 | 修了率・満足率90%以上の人材育成・活用のための多機能ラーニングプラットフォーム |
リスキリング講座を成功させる7つのポイント
リスキリング講座を成功させる7つのポイントを解説します。
講座の内容を具体的に設計する
講座の内容を具体的に設計することも、リスキリング講座を成功させるためには必要です。
以下の手順で設計していきましょう
- 学習難易度と目標の設定
- カリキュラムの設計
- 学習形態の選定
- 評価の設計
- 持続的なフォローアップ
リスキリング講座は、前述したように受講者のニーズやレベルに合ったものにしましょう。
学習形態は、サービスによってさまざまです。
eラーニングやハンズオン研修、ディスカッション研修などがあるため、参加者の状況や環境に合わせて最適な学習形態を選択します。
リスキリング講座は開催して終わりではなく、評価の方法の策定やフォローアップの方法なども検討しておく必要があります。
従業員のニーズを把握する
リスキリング講座は、従業員のスキルアップを促進するために行われるものです。
参加者のスキルや知識レベル、学びたい内容などをアンケート調査や面談などを通じて調査を行い、従業員のニーズを把握することが大切です。
ニーズを把握できない場合、学ぶ意欲が低下するだけでなく、従業員にとっては時間の無駄になってしまうため、企業にとってもコスト負担が高まります。
ニーズの把握は、講座選定にも関わります。
ニーズに合った講座を選び、講師の実績や内容、受講者のスキルに合わせた難易度などを考慮しましょう。
評価をする
リスキリング講座を実施するにあたり、参加者が知識やスキルを身につけたことを確認するため評価することが重要です。
その評価方法は、下記のものがあります。
- テストや評価シート
- 課題や演習の提出
- 実践的な課題やプロジェクトの実施
- フィードバックの収集
こうした評価方法を導入することで、次のリスキリング講座の修正や受講者のためになっているのかチェックできるメリットもあります。
学びやすい環境を作る
リスキリング講座では、参加者の満足度の向上につながるような学びやすい環境の提供が重要です。
学びやすい環境を提供することで、学習効果の最大化やモチベーションの向上、効率的に学べるなどのメリットがあります。
例えば、eラーニングなどのオンラインで学ぶ環境づくりなど参加者の環境に合った工夫をすることで、リスキリングの習得の効果的な手助けにつながります。講座の効果を社内共有する
リスキリング講座を受講した従業員の成果を社内で共有することで、組織全体にポジティブな影響を与えられます。
さらに、以下の5つのメリットもあるのです。
- 業務効率化および生産性向上の促進
- 従業員のモチベーション向上
- 組織全体のスキルレベル向上
- 組織のイノベーション促進
- 他部署との連携強化
リスキリングで新たに得た知識を業務に活かすことで、業務の効率化や生産性向上が見込めます。
成果が出ればモチベーションの向上にも役立つでしょう。
他部署との連携を強化すれば、信頼関係を構築でき、新たなアイデアも生まれる可能性が高まります。
参加者にフィードバックを求める
リスキリング講座の効果を測る場合、受講後の参加者にフィードバックを求めましょう。
フィードバックをもらわないまま、ただリスキリング講座を開催していても従業員のためになる講座にはなりません。
受講者から講座への意見や感想などをアンケートなどでもらいましょう。
改善するべき点があれば、次回に活かすようにしてください。
組織全体で学習の習慣を作る
リスキリング講座を取り入れるときは、組織全体で学習する習慣を作ることが大切です。
一人だけがリスキリングをしても、会社全体でのスキルアップは見込めず、徐々に競争力は落ちてしまいます。
さらに学習機会がないことは、従業員のモチベーションダウンにもつながります。
チームで同じ講座を受けたり、情報共有をする場を設けたりして、組織全体で学習の習慣を作っていきましょう。
学習習慣の定着は、組織全体の結束力や協力関係が強化され、共通の価値観や行動基準を持った組織文化の形成を促進します。
リスキリング講座に関するよくある質問
リスキリング講座に関するよくある質問をまとめました。
リスキリングの対象者
企業で働く部門や職種を問わず、全社員がリスキリングの対象です。
OJTとの違い
OJTは「On The Job Training」の略で、職場での従業員教育を意味します。
OJTは部署の上司や先輩から、既存の業務のやり方やスキルを実践形式で学ぶことです。
一方でリスキリングは、既存の業務にこだわらず、今はまだ存在しない業務に関わるスキルを身につけられます。
社内に教えられる人材がいない場合は、外部の講師やオンライン講座で学ぶことが必須です。
リカレント教育との違い
リスキリングと似たような意味を持つのが、リカレント教育です。
リカレント教育とは、個人が主体的に大学のような教育機関に戻り学び直して、就職するサイクルを繰り返すことです。
リカレント教育は、就労中か離職中かどうかは問いません。
一方でリスキリングは、企業が事業戦略の1つとして従業員に学ぶ機会を提供します。
仕事は離職せず、企業に在籍しながら学び直しを行うのが一般的です。
アンラーニングとの違い
アンラーニングは、これまでに培った仕事のスキルや知識をいったん棄却し、新しいものに変化させることです。
アンラーニングもリスキリングと同様に、新しいスキルや知識を学びます。
ただし、アンラーニングは学習棄却とも呼ばれ、既存のスキルを捨てることの意味合いが強いです。
リスキリングは、あくまでも新しいスキルや知識の獲得を主軸としています。
まとめ:リスキリング講座を受けて会社全体のスキルアップを狙おう
最先端テクノロジーによる技術革新が進む第4次産業革命の時代にあって、新しいスキルや知識を学び直すリスキリングは組織運営に欠かせない要素です。
リスキリング講座は、従業員のスキルアップやモチベーションの向上に効果を発揮するだけではありません。
従業員の成長を促すことで、業務効率化や生産性向上につながり、企業の競争力の強化にも役立ちます。
ただし、計画的な実施や効果的なフォローアップが必要であり、組織の課題や従業員のニーズに合わせた講座の選定や評価方法の検討も必要です。
テクロ株式会社では、短期間でBtoBマーケティング人材を育成できる「マーケブル」を提供しています。
マーケティングのリスキリングを検討している方は、無料で配布中の「BtoBマーケティング特化型eラーニング『マーケブル』サービス資料」をぜひご確認ください。