【2026年5月最新】わずか6週間で実施! 最新Googleコアアップデートの影響と評価されたサイトの特徴
2026年5月21日、Googleは今年2回目となる大規模なコアアップデートを実施しました。前回のアップデートからわずか6週間後という異例の短期間での実施となり、驚いたマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
今回のアップデートで、大きなアルゴリズム自体の調整は見られていません。これまで通り、質の高いコンテンツが評価され、そうでないコンテンツは下落するという一般的なアップデートです。
とはいえ、具体的にどんなサイト・コンテンツが下落したのか、自社コンテンツの順位が下落したのか、どう判断すれば良いのか、悩むところ。
本記事では、2026年5月のGoogleコアアップデートの傾向だけでなく、どのようなサイトが評価されたのか、自社サイトへの影響の確認方法、そして順位下落時の具体的な対応策までを詳しく解説します。
「コアアップデートの内容を知りたい」「どんな業界・ジャンルが影響を受けたのか」という方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
2026年5月21日、Googleコアアップデートが開始。約12日でロールアウト完了

2026年5月21日(日本時間)、Googleは今年2回目となる大規模なコアアップデート(May 2026 Core Update)の開始を発表しました。
今回のアップデートは6月2日にロールアウトが完了。前回、2026年3月に実施された「March 2026 Core Update」からわずか6週間後という、過去2年で最短間隔での実施となりました。
近年は3〜4か月間隔での実施が通例だったことから、この短期間でのコアアップデートは異例です。
同時に、5月20日に実施されたGoogle I/O 2026(※)の翌日開始であることも注目されています。何か明確に「関連性がある」と述べられている訳ではないものの、AI関連の機能変更と時期が重なっている点が注目の理由です。
※…Google I/O 2026とは、Googleが毎年開催する世界最大級の開発者向けカンファレンス
2026年は2月のDiscoverアップデート、3月のコアアップデートやスパムアップデートと複数のアップデートが観測されており、検索結果の評価基準が継続的に調整されている状況が続いています。
コアアップデートの概要や歴史はこちらの記事で解説しています。
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2026年5月の傾向と過去のコアアップデートとの違い
続いては、今回の2026年5月のコアアップデート傾向をまとめます。
2026年5月に影響を受けた業界・サイト傾向:順位変動の平均
まず、業界別の順位変動の平均値を算出しました。

今回はテクロ内のサイトは順位維持、または上昇する結果となりました。
特にIT/ソフトウェア/開発関連は、順位が2.8とやや大きく上昇しています。
検索結果全体の順位変動
Similar Webが公開している、アップデートによる記事順位の変動平均値をグラフ化した「SERP変動」を見てみましょう。5/22時点のデータによると、アップデート発生時の5/21前後は青の「Low(低い)」で落ち着いていました。
しかし、少し前の5/8〜9に赤の「Very Hig(とても高い)」となっており、一時的に不安定な状態だったことが伺えます。
【Desktop】
【Mobile】
引用:Similar Web
直近90日まで遡ると、次の通りです。
【Desktop】
【Mobile】
引用:Similar Web
直近90日の中でも、5/8〜9のみ特に不安定な状態です。
ただ、テクロ内のデータでは5/8〜9に順位変動が発生しているサイトはほぼありませんでした。コアアップデート前に、一時的な調整が加えられたのかもしれません。
評価されたサイト・企業の特徴
SEO情報を発信するSearch Engine Journalの記事によると、G-Squared InteractiveのSEOコンサルタントであるGlenn Gabe(グレン・ゲイブ)氏は、「5月のコアアップデートは非常に強力」「業種や国を問わず影響が見られた」と報告しました(※1)。
このように記事順位やPVなど数値に変動はありますが、コアアップデートの内容自体は前回と大きな変化はありません。最近は、過去に多く見られた量産型・網羅型コンテンツは下落し、一次情報や独自性のあるコンテンツが評価される傾向です。
現在の評価基準に合わないコンテンツの評価が、5月のアップデートでも下がったと考えられます。
| 以前、好評価を得られたコンテンツ | 現在、好評価を得られるコンテンツ |
| SEO記事自体の量産 網羅記事量産 量産に伴う効率化のため、AIのみで制作したコンテンツ | 下記のような一次情報の入ったコンテンツ ・独自調査リリース ・専門家インタビュー ・顧客事例 など ・ブランド指名検索の増加 ・業界内での言及獲得 |
特に、一次情報や独自性に加え「ブランド指名検索増加」「業界内での言及獲得」も重要なことが特徴です。
この変化にはAI検索の普及が大きく関係しています。AIは質問の回答作成時、クエリファンアウト技術(※)により複数の関連キーワードで一斉に検索を行います。
※クエリファンアウトとは…複数サイトを複数役割でリサーチし、最適な回答を送ってくれる技術
これにより短時間での情報収集・回答が可能ですが、従来のSEO対策手法であるページ単位の最適化、例えばキーワード中心・要素最適(H1・H2やタイトルなど)を重視するSEO対策はやや効きづらくなっています。
以前は検索語句の一致や配置、ページごとの関連性など「要素最適」が重要視されていましたが、AI検索では「エンティティ最適化」がより重視されるためです。
具体的には、検索の背後にある「意図理解」や前後関係、比較軸まで含めて解釈するなど、事業実態や評価、関連性の明確化など文脈・意図理解に焦点が移りつつあるのです。
エンティティ最適化に重要な一つが、この「外部サイトや第三者による言及」です。その際に複数サイトで同様の見え方・言及をされていると、AIが「この会社は〇〇に強みを持つ会社だ」と特徴を理解しやすくなり、回答生成時に自社やサービス情報が言及されやすくなるのです。
このように、ページ最適化ではなくエンティティ最適化がされたサイト、また一次情報や独自情報、事例など自社だからこそ出せる情報を発信しているコンテンツが今後は評価される傾向でしょう。
※1…Search Engine Journal「Google’s May Core Update Complete After Volatile Rollout」
順位が下落したサイト・企業の特徴
一方、下記のようなサイトは順位が下落しています。
- 独自性が薄く、一般論の解説に留まっている
- 無闇にキーワードを詰め込んでいるだけで、意図や文脈を無視している
- ユーザーの検索ニーズと記事内容にズレが生じていた
下落の要因は検索意図の変化に伴う内容のズレ、競合記事の品質向上など、外部要因も考えられます。
ただ、独自性のあるコンテンツが評価される傾向により、一般論の解説に留まっている記事は落ちやすくなります。実際にテクロ内でも、一般論の解説のみで独自情報が少ない記事は順位が下落しました。
また、ユーザーの検索ニーズを広範囲に渡って満たしていることも重要です。
例えば、「BtoBビジネス 事例」の記事であれば、「事例紹介に留まっている記事」ではなく、「事例から何が学べるかまで分析している記事」が評価されるなどです。
検索ニーズを満たすといった基本的なことから、一次情報など近年のSEOで必要な対策が不足しているコンテンツ・サイトは下落傾向のようでした。
テクロの見解
今回、順位は全体的に横ばいで、特定ジャンルへの影響も見られていません。基本的には、過去のコアアップデートとほぼ同じで、評価基準自体は変わっていないと推測しています。
引き続き「専門性・独自性」を持ったサイト・コンテンツの順位が安定し、キーワード中心・一般論・網羅的なだけのコンテンツは下落傾向にあると考えられます。
また、大きな流れとして、「情報を伝えるだけのコンテンツ」が持つ価値は下がっているように思います。情報を調べてまとめるだけなら、AIで十分代替できます。
また、AIの普及で「〇〇 とは」といったKnowクエリ系キーワードで流入を獲得するのが難しくなっています。
だからこそ、担当者・専門家しか知り得ない情報を盛り込み、ユーザーがその情報を使って「何かしらの体験や意思決定が可能なコンテンツ」、つまり「比較検討できるキーワードや体験談」が評価されるのではないかと推測します。
これまでと同様、一次情報を社内から引き出し、コンテンツに落とし込んでいく作業が重要となるでしょう。
2026年5月のコアアップデートで何が変わったのか
まとめると、2026年5月コアアップデートで大きな順位変動や、評価基準の変更は起きていません。そのため、コアアップデート実施の目的としては「検索者にとってより満足度の高い結果を返すために、コンテンツの独自価値・信頼性・専門性を再評価すること」だった可能性が高いと推測します。
AI検索時代において、より信頼できる情報源と独自性のあるコンテンツを上位に出すための評価基準の調整とも言えます。
前提として、Googleは毎回のアップデートの具体的な目的を公表していません。また、今回も通常のアップデートとして開始・完了が発表されています。

ただ、前述の通り、キーワード中心・要素最適(H1・H2やタイトルなど)を重視するSEO対策から、文脈や意図理解を重視する「エンティティ最適化」に移りつつあると考えられます。
重複しますが、検索の背後にある「意図理解」や前後関係、比較軸まで含めて解釈し、一次情報をコンテンツに入れる。今後もこのような姿勢が重要になるでしょう。
2026年5月のコアアップデートで自社サイトへの影響を確認する方法
コアアップデートが完了した今、SEO担当者が最初に行うべきは「自社サイトがどのような影響を受けたか」を正確に把握することです。
一時的な順位下落に焦って的外れなリライトをしてしまうと、かえって順位を落とす原因になります。以下の手順に沿って、まずは冷静に影響範囲と対策を見きわめましょう。
ロールアウト期間と順位変動を照合する
最初にやるべきは、Google公式から発表されたアップデートの実施期間と、自社サイトの検索順位・アクセスの変動時期を照合することです。
2026年5月のコアアップデート期間である「5月21日から6月2日までの12日間」に合わせてデータを確認しましょう。
具体的にはGoogle Search Console(サーチコンソール)を開き、「検索パフォーマンス」から以下のステップで確認を進めます。
- 期間の絞り込み: 変動前後の違いを比較するため、5月上旬から6月中旬までの期間を指定
- クリック数・表示回数の確認: 5月21日〜6月2日の期間中、またはその直後に数値が急激に変化していないかをチェック
- クエリ(キーワード)ごとの分析: サイト全体だけでなく、CVや問い合わせ、自社商材に直結する主力キーワードの順位がどのタイミングで動いたかを特定
反対に、この期間外に起きた緩やかな変動は、競合サイトの動向や季節要因など、コアアップデート以外の理由による可能性が高いです。今回のコアアップデートの影響とは異なるため、区別しておきましょう。
影響を受けた可能性が高いケース
5月のコアアップデートによって、サイトがマイナスの影響(またはプラスの恩恵)を受けた可能性が高いのは、以下のような挙動が見られるケースです。
主力キーワードの順位が大幅に下落・上昇した(例:検索結果の1ページ目から3ページ目以降へ一気に転落したなど)
特定のカテゴリや特定の「ページ群」のアクセスが軒並み減少した
5月21日〜6月2日の期間中に、検索トラフィックのグラフが右肩下がり(または右肩上がり)に急傾斜を描いている
まずは、5月のコアアップデート発生前と比較して、順位に大幅な変化が生じていないか、確認しましょう。
影響を受けていないケース
一方で、以下のような挙動であれば、今回の5月コアアップデートによる直接的な影響は「受けていない」「軽微である」と判断できます。
順位の変動が1〜2位程度の誤差の範囲に収まっている
アップデート期間中、アクセス数や表示回数のグラフがほぼ横ばいを維持している
一部の古い記事だけ順位が落ちたが、サイト全体の主要ページは維持できている
検索順位は競合サイトのリライトや、Googleの日常的な微調整(マイナーアップデート)によって日々数位は動くものです。期間中に大きな変動・急落が見られなければ、現時点のコンテンツ評価軸に対して自社サイトは適応できていると考えて良いでしょう。
ただし、現状維持できているケースでも油断は禁物。3月・5月と短期間でアップデートを繰り返すGoogleの動向を注視し、質の高いコンテンツ発信を続けることが重要です。
Google コアアップデート後の基本的な対処法
コアアップデートによる順位変動が確認できたら、以下の手順で冷静に対処を進めましょう。
影響を受けたページを特定する: サーチコンソールを活用し、前後で表示回数・順位が急落した重要ページを洗い出します。
- 検索意図とのズレを見直す: 上位の競合サイトを再分析し、現在のユーザーが求める情報へとリライトします。
- 一次情報・独自情報を強化する: 自社データや事例など、他サイトにはない「独自性」を追加します。
- 専門性・経験・信頼性を高める: 著者・監修者情報の明記など、E-E-A-Tを強化します。
- サイト全体の品質を改善する: 低品質な過去記事の削除やnoindex化を行い、ドメイン全体の信頼性を底上げします。
個別記事の修正にとどまらず、サイト全体の価値を高める意識が順位回復への鍵となります。
なお、SEO記事の書き方やコツは別の記事で解説しました。あらためて検索ニーズの調べ方や執筆方法を見直したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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「【2026年最新】オウンドメディアの記事の書き方!読まれるコツとSEOの基本手順」
また、テクロではGoogleから評価されるSEO記事のポイント、チェックリストを配布中です!ぜひ記事改善やリライトにご参照ください。
まとめ
2026年5月のコアアップデートでも、Googleがユーザーにとって価値の高い情報を重視する姿勢があらためて確認されました。情報をまとめただけのコンテンツは評価を落とし、一次情報や独自性のあるサイト、そして文脈を重視する「エンティティ最適化」に対応したサイトが評価される傾向にあります。
順位変動が見られたサイトの担当者は、まずサーチコンソールで冷静に影響を確認し、検索意図の見直しや独自情報の強化など、本質的なサイト・コンテンツ改善を進めていきましょう。







