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【最新】2026年3月のGoogleコアアップデートの内容と影響 | 一次情報と独自性がより重要に

2026年3月27日、Googleは今年最初となる大規模なコアアップデートを開始し、4月8日に完了しました。

今回のコアアップデートは、直前の2月5日に発生したDiscover アップデートや、3月24日に発生したスパムアップデートと連動した複合的な変化が特徴です。AI生成コンテンツや独自性の乏しい二次情報の記事順位が下落する一方で、一次情報や専門性を備えた高品質なサイト・コンテンツは評価を伸ばしました。

本記事では、BtoBにおける最新の業界別 順位変動データとともに、アップデート内容や影響、今後のSEOで重要な対策を詳しく解説します。

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記事の効果測定方法と原因に合った改善策

記事の流入増加を目指すにあたり、効果測定と必要であれば、それぞれの原因に合った改善策を行う必要があります。

2026年3月27日、Googleからコアアプデートの開始が発表

2026年3月27日、Google Search CentralのXアカウントでコアアップデートの開始が公表されました。

2026年4月8日、アップデートが完了。今回は12日間とやや早め

2026年3月のコアアップデートは4月8日にロールアウト完了が報告されました。コアアップデートは通常3週間ほどかかりますが、今回は12日間とやや早めの完了でした。また、2026年に入ってから最初の大規模アップデートとなります。

なお、コアアップデートとはGoogleが検索結果の品質を改善するために不定期に行う大規模なアップデートで、直近では以下のタイミングで発生しています。

  • 2025年12月
  • 2025年6月
  • 2025年3月
  • 2024年12月

コアアップデートの概要や歴史はこちらの記事で解説しています。
関連記事:「【2026年3月最新】Googleコアアップデート全履歴|影響分析と回復方法」

公式発表前の2月から、検索結果は変動あり

コアアップデート自体は3月27日スタートですが、実は検索順位は2月中旬頃から変動幅が大きくなっていました。

アップデートによる記事順位の変動平均値をグラフ化したSERP変動を見ると、直近30日における3月中の検索順位全体(4/10時点のデータ)は青の「low」で落ち着いていました。

【Desktop】

【Mobile】

引用:Similar Web

しかし直近90日まで遡ると、1/21〜25にかけてオレンジの「High(64〜67)」、2/4〜6に再び「High(64)」に。2/11〜19も緑の「Normal」ではありますが、変動幅は56〜60と落ち着かない状態が続いていました。

【Desktop】

【Mobile】

引用:Similar Web

社内のデータを見ても1/28、そして2/3〜5にかけてジャンル問わず一度順位が下落し、再度2/6に順位が戻ったサイトが多々ありました。「High」の期間と重なるため、何らかの調整が行われたと推測します。

同じく「AIによる概要(AI Overviews)」の表示割合も著しい増加をしており、1〜3月は検索結果の揺れが続いていました。

直前にGoogle Discoverとスパムアップデートも実施

今回は、コアアップデートの他にもアルゴリズム更新がありました。

2026年2月5〜27日:Google Discoverのアップデート

Google Discoverとは、ChromeやGoogleアプリのホーム画面を開いたときに出現し、検索行動なしに個人の興味・関心に合わせてニュースや動画、ブログ記事が自動表示されるフィード機能です。

今回は地域に関連性の高いローカルコンテンツが優先されるようになり、ユーザーの居住地に密着した情報が重視される結果に。一方で、過度に興味を煽る「釣り見出し(クリックベイト)」や内容の薄い記事に対する評価は厳格化されました。

このことから、専門性とタイムリーさを兼ね備えた独自記事がDiscoverのフィードに表示されやすい傾向にあると考えられます。

2026年3月24〜25日:スパムアップデート

同時に、2026年3月24日(日本時間25日)にスパムアップデートの開始が発表されました。

スパムアップデートとは、検索結果の品質向上を目的として悪質な方法で検索上位を取得している記事を検出・排除するアルゴリズム更新です。基本的に、不正な手法で順位を操作する低品質なサイトを高速に排除する目的で行われ、過去には誘導ページや隠しテキスト、リンクスパムなどが対象となりました。

今回のスパムアップデートは3月25日に、約20時間という異例の速さで完了しました。非常に短い期間でのアップデートですが、生成AIの普及で増えた低品質コンテンツ、特にスパムと判定されるコンテンツの増加を受けて実施された可能性も考えられます。

なお、生成AIを記事制作に使用することは問題ではありません。

ただ、Googleは一貫してコンテンツの品質が重要であると明言しており、単純にユーザーファーストではない、またはE-E-A-Tの観点で低品質であるコンテンツが、このスパムアップデートで調整されたと推測されます。

真っ当なSEO対策をしていれば、特に不安を感じる必要はありません。ただ、生成AIのみでコンテンツ制作をしている場合は、その制作体制を見直す必要があるでしょう。

2026年3月のGoogleコアアップデート内容と傾向・分析

続いては、今回のコアアップデート内容を分析していきます。

2026年3月コアアップデートは、国内外の記事で以下のように報告されています。

  • 広範囲かつ強い影響を与えた
  • コンテンツの独自性・専門性の評価が強まった
  • AIによる検索体験の変化と並行して発生した

ここではテクロが所有する独自データからまとめた、BtoBにおける各業界の順位変動の平均値や今回の傾向を解説します。

【2026年3月】業界別の順位変動の平均値

業界別の順位変動の平均値は次の通りです。

テクロ内のデータでは、おおむね順位が上昇する結果となりました。

後述しますが、今回はAI制作のコンテンツ淘汰、専門領域における再評価が行われたことで、医療/介護/福祉などE-E-A-T領域を始めとする専門性の高いジャンルで順位が上昇しました。

2026年3月のコアアップデート傾向

ここからは、国内外のデータや情報から分析した結果をまとめます。

まず、SEO情報を発信する海外サイト「Search Engine Land」の分析によると、下記が報告されています(※1)。

  • 上位3位の検索結果の約80%が変動、URLの79.5%が順位変動。前回の12月の変動割合は66.8%だったため、増加している
  • 上位3位のU​​RLのうち、順位がまったく変わらなかったのはわずか20.5%で、上位10位では9.3%にまで限られる
  • 上位10位では、90.7%が順位変動を示し、12月の変動割合83.1%から増加した
  • 上位10位のページのほぼ4分の1が上位100位から外れている
  • 上位10位以内にランクインしていたページの約24.1%が、12月のアップデート後と比べて上位100位圏外に転落した

全体的に多くのサイトが影響を受け、下落割合が高いコアアップデートだったようです。

また、同じくSEO情報を発信するSearch Engine Journalによると、ドイツの検索データにおいて下記が報告されています(※2)。

  • 低下したドメイン:134件
  • 上昇したドメイン:32件

低下したドメインのほうが多く、その134件の内39件がECサイト(オンラインショップ)だったようです。同時に、レシピや食品ポータルサイトなど食品系がAI Overviewsの圧力を強く受けており、18〜29%がシェアを失ったとも報告されました。

一方、上昇したドメインは政府機関サイト、銀行・製薬などの大手企業、空港など公式インフラ系サイトと、専門的かつ信ぴょう性が重要な領域に多かったようです。

また、AI OverviewsやAI生成コンテンツについて、AIコンテンツツールを提供するアメリカの企業Averiが、順位が変動したコンテンツについて以下のように分析していました(※3)。

独自データ+実例研究のあるコンテンツ+22%
専門家が執筆し、監修者などが記載されているコンテンツ+23%
AIのみで生成・確認がされていないコンテンツ−30〜50%
90日以上更新されていないコンテンツ−20〜40%

基本的にAI生成、90日以上未更新のものは情報が正しくない、または最新ではないと判断され、順位が下落したのではないかと推測されます。

同時に、独自性(一次情報)や専門性が担保されていると判断できるコンテンツは上昇していました。

【出典】
※1…Search Engine Land「March 2026 Google core update more volatile than December — here’s what changed」
※2…Search Engine Journal「Google March Core Update Left 4 Losers For Every Winner In Germany」
※3…Averi「Google’s March 2026 Update Hit 55% of Sites. Now What?」

テクロの分析・見解:E-E-A-T領域と生成AIコンテンツに強い影響あり

今回のコアアップデート傾向は以下と考えています。

【評価が下がりやすい傾向】

  • 既存情報のまとめ・再編集コンテンツ(二次情報)
  • 独自性・新規性が乏しい記事
  • 著者情報や専門性が不明確なコンテンツ・サイト
  • AIのみで生成したコンテンツ

【評価が維持・上昇しやすい傾向】

  • 一次情報・独自データを含むコンテンツ
  • 実体験・専門知識が反映された記事
  • 著者・運営者の情報が明確なサイト
  • 独自情報・体験が盛り込まれている

今回、独自性(一次情報)や専門性がさらに重視されたアップデートのように感じます。

実際に複数の分析でE-E-A-Tの評価が一段と厳しくなったと報告されており、特にYMYL分野において、著者の資格や検証可能な専門性が明示されていることが、上位表示と強く関連すると報告されています。

医療・ヘルスケア分野はこの傾向の影響を受けやすいカテゴリのため、著者情報がない、信ぴょう性が担保できないコンテンツは、順位上昇・維持がさらに難しくなると推測されます。

同時に、AI生成コンテンツにも明確な評価が下されました。実はテクロのこのブログ内にもAI執筆の記事がいくつかあったのですが、全体的に順位が下がりました。

この結果からも、AI生成の量産型コンテンツは明確に淘汰され、人間の経験を元に、人の手で編集されたコンテンツは評価が維持される傾向でしょう。実際、ただのまとめ記事や言い換えただけの記事も下落しています。

しかし注意点として、ただ人の手で編集すれば何でも良い訳ではありません。その内容に独自性や専門性が盛り込まれており、そもそもの検索ニーズに沿った本質的なコンテンツであれば上昇する傾向があると推測されます。むしろ、その部分は人にしか手掛けられません。

上記から、今後重要なことは次の通りです。

  • 検索ニーズに沿った、ユーザーファーストのコンテンツ
  • 情報の鮮度が保たれたコンテンツ
  • E-E-A-Tにおける著者・専門性・信頼性の明示
  • 一次情報やデータなど独自性の担保

正直に申し上げると、これまでのコアアップデートの内容とあまり変わりません。

ただ、2026年3月のコアアップデートはDiscover、スパムアップデートと短期間で連続したことから、単発ではなく連続的なアルゴリズム更新の一部だったと推測されます。

2026年3月のコアアップデート以降、SEO担当者が押さえるべき対策

ここまでを踏まえて、今回のコアアップデート以降にSEO担当者が押さえるべき対策をまとめました。

各種ツールで自社サイトの数値確認を

基本的に、やることは変わりません。

  • 公式発表を確認
  • アップデートが完了するまで待機
  • アクセス数や順位変動を確認し、順位変動の影響を受けたページを特定

まず、コアアップデートが完了してから動くことをおすすめします。ロールアウト完了までも順位変動が発生しますが、一時的な下落で完了間近に再度上昇することもあります。途中の変動に一喜一憂せず、すぐに対応することも避けましょう。

完了が発表されたら、そこから一週間ほどの数値を観察してください。
具体的には、「Google Search Console」または「SE Ranking」「Ahrefs」などのSEOツールを活用し、掲載順位や表示回数、クリック率(CTR)の変動をチェックします。

実際にどんな記事の順位がどれだけ変動したのか? を確認してからのほうが、より成果の出る打ち手を考えられます。いきなりリライトに着手するのではなく、データ(数値)を確認・整理することを心がけましょう。

順位分析のおすすめツールについては、下記にまとめています。
関連記事:「【2026年版】SEOチェックツールおすすめ15選|無料・有料別にプロが徹底比較」

今後のSEO対策で大事なこと

今回のアップデートを受けて、今後のコンテンツ制作で重要なことは以下です。

対応詳細
1.独自性のあるコンテンツ作成・一次情報・独自データの追加
・実体験・ケーススタディの掲載
2.E-E-A-Tの強化・著者情報の明記
・専門性や、その領域における実績の提示
・運営者情報の透明性
3.コンテンツ品質の見直し・検索ニーズに沿っていない既存記事のリライト
・重複・低付加価値コンテンツの整理
4. AI検索への対応・AIに引用されやすい構造のコンテンツ作成
・明確で簡潔な回答の提示

コアアップデート後の詳しい対策はこちらの記事にまとめています。
関連記事:「【2026年3月最新】Googleコアアップデート全履歴|影響分析と回復方法」

AI OverviewsなどにおけるAI言及率も要確認

現在、検索結果ではKnowクエリを中心にAI Overviewsが表示されています。このAI Overviews内に自社コンテンツがリンクされている場合もあり、流入・認知に繋がる可能性があります。

このリンクプレゼンスはツールで確認することが可能です。新たな流入窓口となる可能性もあるため、AI Overviewsでの引用率なども適宜確認していきましょう。

まとめ

2026年3月のコアアップデートは、AI普及に伴う低品質コンテンツの増加を受け、E-E-A-T(専門性・信頼性等)の重要性を改めて認識させられました。

今後のSEO対策では、実体験や独自データを盛り込んだ「人にしか作れない」コンテンツ制作が不可欠です。同時に、AI Overviewsの表示などをうまく使いながら、流入を最大化させることが必要です。

まずはツールで自社の順位変動を正しく把握し、著者情報の明示や情報の鮮度維持を徹底してみてください。

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天野 央登 代表取締役
テクロ株式会社CEO。シンガポール国立大学・インド工科大学留学、データサイエンスを学ぶ。大学2年⽣時に起業、留学メディア「交換留学ドットコム」を1年半ほど運⽤し事業売却。その後はコンテンツマーケティングの知⾒を活かして、BtoBマーケティング支援事業を開始。BtoBマーケティングを中心にSEO・MAツールに詳しい。

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