BtoBコンテンツマーケティング完全ガイド|成果を出す戦略・事例・実践ステップ

BtoBのマーケティング施策に取り組む企業が増えていますが、効果を上げるためにはコンテンツの活用が欠かせません。顧客の情報収集がオンライン化し、認知拡大やリード獲得、営業支援といった様々な目的に応じて、最適な種類や内容のコンテンツを提供できるかが成果の分岐点となります。
この記事では、ペルソナ設計やKPI設定、SEOやホワイトペーパー、メール配信、事例動画の活用まで、BtoBマーケティングに必要な具体的ノウハウや成功事例、運用プロセスを徹底解説します。
実務担当者が明日から使える施策や改善ポイントを網羅しており、自社メディアやリードジェネレーションの仕組み化を目指す方の期待に応える内容のため、ぜひ参考にしてください。
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目次
BtoBコンテンツマーケティングとは?基本概念と導入の背景
BtoB領域のコンテンツマーケティングは、企業や事業者向けに価値ある情報を継続的に提供するマーケティング戦略です。
コンテンツマーケティングとは、Webサイトやホワイトペーパー、動画、セミナー、メールなど多様なコンテンツを通じてユーザーの興味や課題を解決し、自社サービスの認知拡大やリード獲得を目指します。
BtoB市場では購買プロセスが長く、意思決定者や関係部署が複数関与するため、顧客との信頼構築が極めて重要です。従来の広告や営業だけでは十分にリーチできない見込み顧客にも、自社ノウハウや成功事例の発信を通じて段階的に課題を理解してもらい、検討フェーズごとに最適なコンテンツを配信することで、KPIに基づいた獲得や育成につなげやすくなります。
具体的な戦略設計や成果創出のためには、市場や顧客分析を行い、企業課題と施策の目的が明確になるよう設計し、継続的な運用と効果測定を推進することが不可欠です。BtoBマーケティングの事例とともに、専門性の高いコンテンツ設計・配信・改善活動を継続することで、営業効率やコンテンツ価値の向上も期待できます。
関連記事:コンテンツマーケティングとは?実践方法や手法、事例まで徹底解説
コンテンツマーケティングの定義
コンテンツマーケティングとは、企業が顧客や見込み顧客に対して有益な情報を提供し、信頼関係を構築しながら購買行動へと導くマーケティング手法です。「コンテンツ」には、記事、ホワイトペーパー、動画、セミナーなど様々な形式があり、情報発信を通じて認知拡大やリード獲得、ナーチャリングなど多くの目的を持ちます。
BtoCの場合は消費者向けにエンターテインメント性や感情訴求が強調されやすい一方で、BtoBは論理的な解説や業務課題解決を重視する設計が特徴です。そのため、BtoB企業のコンテンツマーケティングは、専門的知識や信頼を積み上げることや、顧客の購買プロセス全体を包括的にサポートする姿勢が、成功のポイントとして重要視されています。
情報収集のオンライン化とBtoB企業の購買行動の変化
情報収集がオンライン化したことでBtoB企業の購買行動も大きく変化しています。従来は営業担当者による直接的な提案が中心でしたが、現在は多くの意思決定者がWebを活用し、自らサービスや導入事例、課題解決策などを比較・検討しています。この変化により、コンテンツマーケティングは単なるリードジェネレーションやナーチャリングだけでなく、下記のような幅広い効果を発揮しています。
- 優れたコンテンツによる自社認知の向上
- 検討層への想起率アップ
- 専門性による顧客プレファレンス強化
- 営業活動での資料提供や解説への活用
- CV率向上とCPA削減
など
適切なコンテンツ戦略設計とタイミング配信により、サービス導入や検討フェーズごとに顧客に寄り添った価値提供が可能になります。
BtoB企業で求められる理由
BtoB企業がコンテンツマーケティングを必要とする背景には、信頼獲得の重要性や営業活動の効率化があります。
取引単価が高く検討プロセスが長期化しやすいため、企業間取引では顧客との信頼関係の構築が最優先事項です。また、営業担当者がすべての顧客に一から説明するのではなく、質の高いコンテンツを活用することで、事前にサービスへの理解を促進し、商談までのプロセスを短縮できます。
ホワイトペーパーや導入事例・解説動画といったコンテンツは、会社やサービスの信頼性を示す有力な材料となり、同時に営業効率化にもつながります。ターゲットが抱える課題やニーズ解決に直結するコンテンツを設計することが成果への近道です。
導入前に整理すべきBtoBマーケの目的とペルソナ設計
BtoBコンテンツマーケティングを導入する際には、まず自社の事業課題を明確にすることが不可欠です。
コンテンツ施策は、リード獲得や商談数増加、受注率改善など解決すべきマーケティング課題と直結した目標設定が重要です。課題ごとにKPIや成果指標も異なるため、リード獲得が目的の場合は問い合わせや資料ダウンロード数を注視し、売上向上なら商談数や受注率の増加を目指します。さらにサービスや顧客によって行動や課題の傾向が異なるため、単一の成功パターンが通用しない点も把握しておくべきポイントです。
自社の持つリソースやターゲット像、顧客課題の深掘りを進め、戦略的なコンテンツ企画が求められます。
コンテンツの目的例
BtoB企業におけるコンテンツの目的は多岐にわたりますが、主な目的は下記です。
- 新規リード獲得のために見込み顧客に向けた有益な情報提供
- 既存リードを商談化するための育成(ナーチャリング)
- 営業活動を効果的にサポートするための資料や事例、FAQの整備
- 顧客の理解促進や導入促進
- ブランド認知や企業の専門性アピール
など
企業によってはWeb上での集客やSEOによる検索流入強化、ホワイトペーパーや動画コンテンツなどを活用した双方コミュニケーションの円滑化、ターゲットごとに異なるカスタマージャーニーの設計・実装など、多層的な戦略設計が有効です。
ペルソナ・カスタマージャーニーの作り方と活用方法
BtoBコンテンツマーケティングにおいて、ペルソナとカスタマージャーニーの設計は成果を左右する基盤となります。カスタマージャーニーとは、顧客が契約・導入に至るまでの具体的プロセスを可視化した図です。これにより、施策設計や振り返りが容易になり、成果を出しやすくなります。
- 検討段階の状態把握
- ユーザー心理分析
- 主要タッチポイントの整理
- フェーズごとの有効なコンテンツ例や最適なCTAの設計
実際の顧客ヒアリングを通じて認知から契約までのフローを反映させることで、より具体的かつ実践的な施策が実現するからです。また、明確層と呼ばれる受注に近いターゲットから優先的にアプローチすることで、より早期の成果創出が見込めます。
BtoBコンテンツマーケティングで活用すべきコンテンツの種類一覧
BtoB領域で活用すべきコンテンツは多岐に渡ります。コンテンツマーケティングは単なるオウンドメディアやSEOだけに留まらず、ユーザーへ提供するあらゆるコンテンツが対象です。代表的なものとして、下記が挙げられます。
- コンテンツSEOでの検索流入強化
- ホワイトペーパーやeBookを通じた専門情報の発信
- 実際の導入・活用事例やサービス資料による意思決定支援
- ユースケース、ウェビナー、メルマガ配信など
企業ごとに、目的やターゲット層によって活用手法は異なりますが、こうした多様なコンテンツ設計・配信を柔軟に組み合わせることで、営業活動の効率化や継続的な顧客育成につなげることが可能です。各コンテンツの活用方法や設計例、配信方法まで網羅的に設計していく必要があります。
ホワイトペーパー・eBook
ホワイトペーパーはBtoBコンテンツマーケティングに欠かせないコンテンツで、専門的なテーマや解決策を詳しく解説する資料として提供されます。見込み顧客が課題を深く理解し、情報収集や比較検討を行う段階で特に有効です。
高品質なホワイトペーパーは企業の知見や専門性を強くアピールし、ダウンロード時に連絡先情報と引き換えに顧客リスト(リード)を獲得できるため、リード獲得の起点として非常に有効です。複数テーマや購買プロセスごとに複数バリエーションを用意することで、課題認識から具体的な解決策まで、見込顧客の状況把握やナーチャリングにも活用できます。こうした理由からも、ホワイトペーパーの制作・継続的な改善は成果直結の施策といえるでしょう。
SEO記事・オウンドメディア
SEO記事はWebマーケティング施策の中核を担い、見込み顧客が課題解決や情報収集を目的に検索する際に、サイトへ流入を促す手段となります。
検索エンジンに最適化された記事を定期的・計画的に配信することで、コンテンツ資産が積み上がり、自社サイトの検索順位向上や競合優位性の確立が期待できます。BtoBの場合、購買前段階で情報収集が行われるケースが多く、顧客から営業アプローチ前に比較検討の場となることも多いため、早期からの認知獲得や信頼形成に直結します。
営業前の見込み客へアプローチでき、長期的運用で成果を生み出すため、SEO記事やオウンドメディア構築には継続的な投入と改善が不可欠です。
メールマガジン・ステップ配信
BtoBマーケティングでは、リードジェネレーションやナーチャリングフェーズでメールマーケティングが不可欠な施策です。
メール配信ツールを活用すれば、ターゲットごとに個別最適化されたコンテンツや、「ステップメール」として購買プロセスごとに自動配信するシナリオを設計できます。これにより、獲得したリードに対して、興味や購買意欲が高まるタイミングで関連性の高いコンテンツ情報やサービス資料、ホワイトペーパーダウンロード案内などを配信し、継続的なリード育成とCV数の最大化を狙えます。
また、メール内容や配信頻度、ターゲットセグメントの設計見直し等のPDCAも重要です。
セミナー・ウェビナー
セミナーやウェビナーに登壇企業として参加することで、Web上で情報収集をする意思決定者にアプローチすることができます。ライブ配信や録画形式を活用することで、時間や場所に捉われずリードや見込み客にアプローチできることもウェビナーの強みです。
BtoB企業向けセミナーの登壇は、マーケティング実務担当者が多く参加しており、最新成功事例・課題・運営ノウハウの取得を目的としているため、リード獲得にも効果的です。
導入事例・FAQ・動画
導入事例・FAQ・動画コンテンツはサービス検討や購入意思決定段階に有力な資料となります。実際の導入事例は、サービス検討時に参考情報となり、自社の課題解決イメージを顧客に具体的に持たせられます。
また、FAQやHowTo動画は、検討段階の課題解決や使い方理解を促進し、成約確度向上に寄与します。Web公開やダウンロード型コンテンツとして展開、さらにMAツール連携でユーザー行動データを分析すれば、高精度なホットリード発見にも直結し、営業チームのアプローチ効率もアップします。
SNSやバナー広告との連携
SNS運用やバナー広告連携は、コンテンツをより多くの見込み顧客へ届ける有効な手段です。
BtoB領域で特におすすめのSNSはX(旧Twitter)、Facebookとなり、継続的に専門情報を発信し、無料ながら濃いフォロワーや興味関心層を獲得できます。実際にXで関連情報を発信することで、問い合わせ増やウェビナー参加、ホワイトペーパーダウンロードなど具体的な成果創出につながっています。
SNS施策のポイントは、以下です。
- 一貫した発信内容
- GIVEの姿勢
- 発信の継続性
認知拡大やリスト獲得の間口を広げる施策として長期投資の価値があります。
施策別に見るKPIと成功事例から学ぶ活用ポイント
BtoBコンテンツマーケティングの成功には適切なKPI設計が不可欠です。
セッション数やCVR(コンバージョン率)、資料やホワイトペーパーダウンロードによる有効リード数、商談化率などを軸に複合的な分析を行う必要があります。KPIを明確にしないままコンテンツを量産しても、ターゲットリードや商談につながる成果は生まれません。
成功事例から学べるポイントは、以下に沿った施策設定です。
- 初期段階でKPIやゴールの合意形成
- 施策ごとのPDCA体制構築
- ターゲット・カスタマージャーニー
各施策の成功ポイントや応用手法を踏まえ、自社に最適な戦略構築が重要です。
事例1.freee株式会社「経営ハッカー」
画像出典:経営ハッカー
「経営ハッカー」は、BtoBの事業オウンドメディアにもかかわらず、2017年には月間400万pvを記録した大規模なメディアです。
元々は、CEOの佐々木大輔氏の個人ブログとして立ち上げられ、リードの獲得を目的としていませんでした。
次第にコンテンツが増えて現在のようなスタイルとなっています。
経営ハッカーはメディア内の記事作成に力を入れており、経営や会計の知識がない層をターゲットにしたSEOによる流入が特徴的です。
そしてメディア内には、以下のコンテンツが設置されています。
- 導入効果シミュレーター
- 導入事例
- ホワイトペーパー
コンバージョンへの導線もしっかりと設計されていることが特徴です。
コンテンツは経営や会計の用語を網羅しており、中小企業の経営者にとって役立つ内容が発信されています。
「会計ソフト」や「クラウド」などのキーワードでは、リスティング単価の相場が高騰しており、SEOで集客できる点が広告費の削減につながっています。
オウンドメディアにより、ニーズが高まっていない状態のユーザーにリーチできた事例です。
メディア名 | 経営ハッカー |
メディアURL | |
コンセプト・テーマ |
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運営会社 | freee株式会社 |
公開時期 | 2012年 |
目的 |
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事例2.サイボウズ株式会社「サイボウズ式」
画像出典:サイボウズ株式会社
グループウェアの国内シェアNo.1のサイボウズ株式会社が運営する「サイボウズ式」は、記事コンテンツをメインにコンテンツマーケティングを展開しています。
2012年に公開されたサイボウズ式は、2019年の時点で平均月間20万PVを超えるメディアへと成長しています。
サイボウズは2011年までグループウェアを使う企業として、新聞広告やメールマガジン、雑誌広告をメインに展開してきましたが、売り上げが足踏み状態になっていました。
そこでオウンドメディアであるサイボウズ式を立ち上げ、それまでに獲得できなかったITに関心のないマジョリティ層へのアプローチを開始した結果、大きな成長を遂げました。
編集長である藤村能光さんは、「サイボウズ式を運営する目的は、直接的な売り上げのために運営しているわけではない」と語っており、長期的な効果が期待できる認知度のUPに重点をおいていることがわかります。
(参考:【前編】サイボウズ式に学ぶ、「製品のPRにはつなげない」オウンドメディア運営術|SELECK )
掲載しているコンテンツも品質が高く、豊富なイラストや会話形式の説明など各所に読みやすくなるための工夫がされています。
サイボウズのサービス自体の訴求をあえてせず、ブランディングに成功しているBtoBコンテンツマーケティング事例の1つといえるでしょう。
メディア名 | サイボウズ式 |
メディアURL | |
コンセプト・テーマ | 新しい価値を生み出すチームのメディア |
運営会社 | サイボウズ株式会社 |
公開時期 | 2012年5月 |
目的 | 認知度UP |
事例3.株式会社キーエンス「バーコード講座」
画像出典:株式会社キーエンス
「バーコード講座」は、1974年に創業して以来、計測機器や情報機器などを製造してきた株式会社キーエンスが運営するオウンドメディアです。
バーコード講座ではその名の通り、物流や計測機器には欠かせないバーコードの仕組みや基礎知識を学べます。
キーエンスが取り扱っているバーコードはBtoBである工業製品向けで、工業事業の管理者や設計者がメインのターゲットです。
バーコードの規格や基礎知識からバーコードの原理などの込み入った内容も解説しており、上級者までも網羅しています。
コンバージョンのポイントは、バーコードの基本構成や種類別が学べる「バーコードの教科書」をホワイトペーパーPDF(ebook)として提供していることです。
ホワイトペーパーのバナーは、メディア内の以下の部分に設置されています。
- ヘッダー
- サイドバー
- フッター
スクロールしても常にボタンが表示されるよう工夫されており、コンテンツ目的で訪れた顧客の目に留まりやすいデザインを意識しています。
このバーコードの資料は網羅性も高く、導入後の改善事例も掲載されているため、キーエンスのサービス利用者増加も期待できるでしょう。
メディア名 | バーコード講座 |
メディアURL | |
コンセプト・テーマ | バーコードや規格の読み取りノウハウの提供 |
運営会社 | 株式会社キーエンス |
公開時期 | 2017年9月 |
目的 |
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事例4.BASE株式会社「BASE U」&「BASE Book」
画像出典:BASE株式会社
「BASE U」「BASE Book」は、BASE株式会社が運営しているオウンドメディアです。
BASE Uでは、ネットショップの開設や運営、販促に関するノウハウを提供しており、ショップの加入者に向けては350本以上の記事コンテンツを公開しています。
- 商品・ブランド企画
- 販売準備
- 集客
- 運営の工夫
以上のような、ネットショップ立ち上げのステップに分けてコンテンツが用意されているため、視認性も抜群です。
また信頼の獲得やコンバージョンに効果的な導入事例やインタビュー記事も掲載されており、サービスを利用したいあらゆる顧客に魅力をアピールしています。
一方BASE Bookは、社内外のイベントや制度、チームの取り組みを掲載しているオウンドメディアです。
メンバーインタビューを中心に、社内の様子が分かるコンテンツが作成されています。
BASE UはECサイト運営に興味がある層をターゲットとしていますが、BASE Bookは企業のブランディングや人材採用が目的です。
コンテンツマーケティングとして運営するオウンドメディアは1つだけとは限らず、用途や目的ごとに使い分けられることがわかる事例の1つです。
メディア名 | BASE U | BASE Book |
メディアURL | ||
コンセプト・テーマ | ネットショップ開設や運営、販促に関するノウハウの提供 | 株式会社BASEの社内イベントや取り組みの発信 |
運営会社 | BASE株式会社 | BASE株式会社 |
公開時期 | 2013年11月 | 2018年 |
目的 |
| 認知度UP |
事例5.株式会社テリロジー
画像出典:株式会社テリロジー
「株式会社テリロジー」は、海外のハードウェアやソフトウェア製品の輸入販売を中心に実施する会社です。
同社は新サービスをアピールするにあたって、広告・展示会・情報サイトへの記事提供・ターゲットメールなどの施策を試しましたが、あまり良い結果が得られませんでした。
そこで導入したオウンドメディアによるコンテンツマーケティングを導入したところ、問い合わせ数を以前の3倍までに伸ばしました。
質の高い記事コンテンツを作成するために、ペルソナ設定・キーワードを突き詰め、クライアントが本当に求めている内容を捉えていることがポイントです。
そしてコンテンツを作成するなかで、自社製品の開発においてヒントとなる発見できるなど副次的なメリットも得られた成功事例といえます。
事例6.株式会社LIG「LIGブログ」
画像出典:株式会社LIG
「LIGブログ」は、Web制作やデザインを主な事業としている、株式会社LIGが運営するオウンドメディアです。
LIGブログが開始してから10年後の2018年には、月間約500万PVのメディアへと成長し、オウンドメディアとして最初に名前が挙げられるほど有名になりました。
メインとなるコンテンツはLIG社員が執筆する記事で、専門であるWeb制作の記事からSNSで拡散されやすい面白コンテンツまでさまざまです。
そのような理由もあり、LIGといえば面白コンテンツのイメージが強いですが、実は集客の大半は検索流入をメインとした記事です。
記事も毎日更新されており、質の高いコンテンツをキープし続けています。
メディア内のデザインや設計からもWeb制作の技術力の高さが伺え、同社のサービスのアピールにも効果的です。
そして面白さや楽しさは、含ませたコンテンツで拡散を狙うだけでなく、企業イメージや社内の雰囲気を伝えることにも一役買ってくれています。
メディア名 | LIGブログ |
メディアURL | |
コンセプト・テーマ |
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運営会社 | 株式会社LIG |
公開時期 | 2012年 |
目的 |
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事例7.東海バネ工業株式会社「ばね探訪」
画像出典:ばね探訪
「ばね探訪」は、ばねの製造・販売をする東海バネ工業株式会社が運営するオウンドメディアです。
ばね探訪では、バネが活躍する現場のレポートや自社製品の活用事例を発信しており、製品の歴史や技術力の高さをアピールしています。
ばねというマニアックな分野のメディアですが、購入を検討しているターゲット層にとっては高い訴求力を誇ります。
さらに、製品づくりに対する取り組みを1〜4話の連載形式で発信しており、記事コンテンツの独自性の高さも魅力の1つです。
自社の商品やサービスを伝えることを目的としたオウンドメディアが多い中、ばね探訪は「自社のビジネスモデル」をテーマにしています。
同社の製品はすべてオーダーにそって製造する受注生産のため、信頼や安全性が重要となる取引に対しても、自社のビジネスモデルの宣伝は有効的です。
長期的な取引となるBtoBコンテンツマーケティングとしても参考にしたい事例の1つです。
メディア名 | ばね探訪 |
メディアURL | |
コンセプト・テーマ |
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運営会社 | 東海バネ工業株式会社 |
公開時期 | 2010年以前 |
目的 |
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事例8.株式会社ベーシック「ferret」
画像出典:ferret
「ferret」は、月間500万PVを超え、リード獲得件数2,000件にも上るBtoBメディアです。
圧倒的な実績を誇るferretの目的は、プロダクトにリードを提供することではありません。
ferret創刊編集長の飯髙悠太氏は「メディア単体で収益をあげることを目的とした事業」と話しています。
(参考:ferretで劇的に成果を上げた、オウンドメディア経由のリードを成約に結びつける4つの組織改革|FastGrow)
SEO対策で検索流入数が多く上位表示もされており、コンテンツマーケティングとして参考にしたい点ばかりです。
コンテンツのターゲットは、SEO対策やSNSマーケティングなど情報を求めている、Webマーケッターやアフィリエイターです。
社内のライターだけでなく、外部のライターにも執筆を発注しており、効率化を図るためフォーマット化や教育システムを導入しています。
効率と質を担保し、資産化できる記事コンテンツを増やしていくことで、長期的に安定できたコンテンツマーケティングの成功事例と言えるでしょう。
メディア名 | ferret |
メディアURL | |
コンセプト・テーマ | マーケターのよりどころ |
運営会社 | 株式会社ベーシック |
公開時期 | 2014年9月 |
目的 |
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事例9.ソウルドアウト株式会社「LISKUL」
画像出典:LISKUL
「LISKUL」は、リスティング広告の運用ノウハウをはじめ、Webマーケティング全般の情報をブログ形式で発信しています。
月間のサイトアクセス数は80万を超え、資料ダウンロードは1,000件以上と実績も豊富です。
メディア内では、リスティング広告の基礎知識から運用方法まで、カテゴリによって分類されているため、これからマーケティングを学びたい初心者に最適な設計です。
検索キーワードである
- リスティング広告
- ランディングページ
- カスタマージャーニー
- コンバージョン率目安
以下のマーケティング用語でも上位表示されており、実績として確認できるため信頼性の向上にもつながっています。
さらにサイト集客だけではなく、eBookへのダウンロードの訴求にも成功。
自社のオウンドメディアを上位表示させることで、サービスの信頼を勝ち取っているコンテンツマーケティングとして参考にすべき事例でしょう。
メディア名 | LISKUL |
メディアURL | |
コンセプト・テーマ | 日本のすみずみまでWebマーケティングの力を |
運営会社 | ソウルドアウト株式会社 (2021年7月よりSO Technologies株式会社へ移管) |
公開時期 | 2014年 |
目的 |
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事例10.株式会社LGブレイクスルー「自治体ビジネスドットコム」
画像出典:自治体ビジネスドットコム
「自治体ビジネスドットコム」は、地方自治体や官公庁からの業務を受託するためのソリューションを提供している企業です。
以前からオウンドメディアを導入していましたが、Webでは企業との接点がないと考えており、オウンドメディアの運営が進められていない状態でした。
状態を打破するべくコンテンツマーケティングを実施し、半年経過した頃にはPVが約20倍まで成長しました。
ここまでの成長を遂げた理由は、コンテンツを作成する際に数値のデータとして変化を記録し、改善を模索したことです。
オウンドメディアを事業に活用するという目的も達成されました。
同社は小さな会社でありながら、オウンドメディアを活用することで営業の自動化に成功した事例です。
参考:【半年でPV20倍】オウンドメディアでサイト流入数を増加|株式会社LGブレイクスルー様
株式会社LGブレイクスルーのコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。
メディア名 | 自治体ビジネスドットコム |
メディアURL | https://www.b2lg.co.jp/jichitai/ |
コンセプト・テーマ | 自治体ビジネスを成功に導くための情報発信 |
運営会社 | 株式会社LGブレイクスルー |
公開時期 | 2017年 |
目的 |
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事例11.株式会社ジェイアンドユー「PAPER AD」
画像出典:PAPER AD
広告代理店である株式会社ジェイアンドユー様はオウンドメディアの立ち上げから支援させていただいており、オウンドメディアの「PAPER AD」を立ち上げ、運用を続けたことで、これまで問い合わせのなかった業界からの新規リードの獲得することに成功しました。
その後、リード情報の管理やナーチャリングのためHubspotの導入支援をさせていただきました。
営業フローの整理やHubSpotの設定を行い、営業の一元管理と効率化に成功。営業や在庫の状況を可視化したことで売り上げが5%アップしました。
事例の詳細は以下からご覧いただけます。
参考:「オウンドメディアで他業種からの問い合わせと営業のモチベーションアップを実現|株式会社ジェイアンドユー様」
参考:「【売上5%UP】HubSpotの運用支援で営業の可視化に成功。売上・利益率が前年より大幅アップした施策とは|株式会社ジェイアンドユー様」
株式会社ジェイアンドユー様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。
メディア名 | PAPER AD |
メディアURL | https://j-you.co.jp/blog/ |
コンセプト・テーマ | オフライン広告の情報を発信 |
運営会社 | 株式会社ジェイアンドユー |
公開時期 | 2020年 |
目的 |
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事例12.株式会社リロクラブ「RELO 総務人事タイムズ」
画像出典:「RELO 総務人事タイムズ」
株式会社リロクラブは福利厚生の代行サービスを提供する会社で、自社のオウンドメディアとして「RELO 総務人事タイムズ」を運営しています。
非常に強いドメインパワーとPVがありましたが、お問い合わせまでつながらないのが課題でした。
そこで弊社にオウンドメディアの運用代行を依頼いただき、CVを意識したキーワード選定やサイト改善を行い、問い合わせの増加に成功し、より売り上げに貢献できるメディアに成長しました。
CV最適化によって売り上げが伸びた成功事例です。
参考:商材に近いキーワード選定とサイト改善でメディアのCVを最適化。信頼と安心の伴走型サポートとは|株式会社リロクラブ様
株式会社リロクラブ様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。
メディア名 | RELO 総務人事タイムズ |
メディアURL | https://www.reloclub.jp/relotimes/article |
コンセプト・テーマ | 総務人事に関する情報発信 |
運営会社 | 株式会社リロクラブ |
代行時期 | 2023年 |
目的 |
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BtoBコンテンツマーケ運用の実践ステップ
BtoBコンテンツマーケティングでは、実践前に全体設計を行うことが成果の分かれ道となります。検討期間が長いBtoBサービスにおいては、まずターゲットやペルソナ設定を緻密に行い、そのうえでバイヤージャーニーを設計し、コンテンツ戦略全体を明確にしておくことが求められます。
具体的な運用ステップは下記です。
- 全体設計・コンテンツ戦略構築
- 制作チームや運営体制づくり
- ターゲット選定とカスタマージャーニーマップ作成
- コンテンツ制作・配信計画の立案と実施
- 効果測定(KPI設定・PDCA運用)
- 継続的な改善プロセスと新施策拡張
こうした実践手順を踏んでいくことで、着実に事業インパクトを生み出せる体制となります。
目標・KPIの設定方法
コンテンツマーケティングの成果を高めるには、明確な目標設定とKPI設計が欠かせません。
例として下記が挙げられますが、複数KPIを組み合わせ、定量的な進捗管理がポイントです。
- 月間DL数(ホワイトペーパー・資料ダウンロード数)
- MQL(マーケティング適格リード)創出数
- 商談化率、CVR(コンバージョン率)
- Webサイトの新規ユーザー獲得割合やメルマガ登録数
など
目標達成までのプロセスや成果に至るまでの行動指標をしっかり設計し、定期的なモニタリングと改善を進めましょう。営業部門との連携も忘れず、現場のフィードバックを活かしたKPI最適化が重要です。
BtoBコンテンツ設計とテーマ選定
BtoBコンテンツマーケティングで重要なのは、コンテンツ配信前の全体設計です。検討期間の長いサービスの場合、まずはペルソナの細分化やバイヤージャーニーの設計によって、どの段階の顧客にどの情報が必要かを整理します。同時に、事業課題や営業活動との関連を意識し、具体的なテーマや配信チャネル、運用体制を設計します。全体設計を経て施策ごとにKPIを明確化し、制作・配信・分析・改善までPDCAを回すことが成果創出の鍵です。優先順位を付け、明確層やホットリードを狙ったコンテンツ設計から始め、徐々にコンテンツ領域を広げていくことが効率的な運用のポイントです。
制作体制の構築
コンテンツマーケティングの成果を最大化するためには、制作体制の最適化が欠かせません。
初期投資やリソース確保が可能な場合は、外部リソースも活用しながらゼロからの立ち上げ工数を削減できます。社内ではより売上やKPIにつながる重要なコンテンツに注力し、情報提供や基礎分野は専門会社に外注すると効率的です。
役割分担を明確にし、内部と外注を組み合わせて継続的なコンテンツ制作を進めることで、全体の運用負荷も軽減できます。信頼できる外注会社選定や制作成果物のクオリティコントロールも忘れずに行いましょう。
配信スケジュール・チャネル設計
コンテンツが完成したら、ターゲットやコンテンツ種別に応じて最適な配信計画・チャネル設計を行います。
認知段階の潜在顧客にはSEOやコラム・広告・SNS配信を中心にし、リード段階ではホワイトペーパーや製品解説コンテンツ、メルマガ・セミナーなどを活用します。MQL/ホットリードには導入成功事例やFAQ、動画施策などをチャネル横断的に設計します。顧客段階では活用方法やオンボーディング、コミュニティ運営、サクセス事例をフォローアップし、サイトやメール、コミュニティサイトを組み合わせて配信することが重要です。
ターゲット行動やCVポイントに応じて柔軟に配信体制を構築し、効果的な顧客フォローを行いましょう。
効果測定と改善
BtoBコンテンツマーケティングの成果向上には、Try&Learnの姿勢で継続的に施策改善を進めることが不可欠です。また、短期間で成果が出るものではなく、1年ほど時間をかけてじっくり行うもののため、継続的にコンテンツを作成し続けることも必要です。
KPI達成度やリード獲得数だけでなく、キーワードのトレンド分析、優良見込み顧客層の行動データ把握、PDCAの徹底がポイントです。効果計測から見えてきた課題やニーズに応じて新たなコンテンツ投入やメール・広告の活用、多チャネル配信へと施策を拡張することで、中長期的な影響力・成果拡大につながります。継続的な分析・データドリブンの改善体制構築を意識しましょう。
BtoB企業が陥りがちな課題と解決のヒント
BtoB企業がコンテンツマーケティングを推進する際には、まずユーザーファーストの視点を持ち、ターゲットが本当に必要とする情報や課題解決につながる価値提供を目指すことから始まります。
BtoBでは検討期間が長いため、ターゲットに寄り添う情報設計や意思決定支援までを見据えた一連のストーリー設計が重要です。同時に、内製・外注・営業現場それぞれの役割を活かした体制設計や、KPIや事業目標と直結する効果指標の明確化も欠かせません。社内の理解・連携強化や運用継続のためのプロセス構築が課題解決のカギとなります。
コンテンツが続かない
BtoBコンテンツマーケティングでは下記のような多様な形式で運用されていますが、コンテンツが継続できない場合、主にリソース不足やテーマ設計・ターゲット認識の曖昧さが原因です。
- 記事コンテンツ:Webサイトやオウンドメディアに自社ノウハウや最新情報を蓄積、見込み顧客からの信頼獲得に寄与
- メルマガ:営業支援やナーチャリング施策として過去商談リードの掘り起こしや最新事例配信に活用
- ホワイトペーパー:メールアドレス等を取得し、見込み客フォローやKPI管理に直結するツールなど
ユーザーに役立つ情報中心の編集方針と、継続配信の仕組み化でコンテンツの継続力を上げていけます。
営業と連携できない
BtoBコンテンツマーケティングで営業部門と連携できない場合、目的やKPIの共有不足やインナーマーケティングの未徹底が要因であることが多いです。
まずは営業の実務情報や顧客からの生の声を反映し、営業活動に直接役立つ資料作成やフォロー施策を設計してみましょう。
ナーチャリング施策やリードスコアリングのプロセスで、営業と共同で見込み顧客の絞り込みや商談化支援を推進することが成果向上のカギです。定期的な成果報告やフィードバック体制も強化するとうまく連携できるでしょう。
成果が見えづらい
コンテンツマーケティングは短期間で成果が出にくく、特にSEO施策の場合は効果が現れるまでに時間がかかります。しかし、事業への直接的なインパクトを狙った施策から優先的に取り組むことで、初期段階から商談化や新規リード獲得へ寄与できます。セッション数自体は多くなくとも、早期にコンバージョン導線を設計しておくことで、小さな成功体験から事業拡大の足掛かりを作れます。成果可視化には目的直結型のKPI設計と段階的な施策改善の積み重ねが効果的です。
AIやMAツールの活用で効率よく成果を出す方法
マーケティングオートメーション(MA)ツールは、顧客管理やメール配信などを一元管理し、マーケティング活動の自動化を実現します。導入する際は、リード獲得から商談化までのシナリオや条件を事前に設計し、定期的な改善サイクルが不可欠です。自動化により下記のような施策が行えます。
- コンテンツ記事の構成・草案作成
- 自動化とスコアリング
AI・MAツールを有効活用することで、リードの最適アプローチや営業・マーケティング効率の飛躍的向上が見込めます。MAをはじめ生成AIや各種ツール活用で、業務の最適化と業績向上を加速させましょう。
ChatGPTなどを活用した構成・草案作成
ChatGPTなど生成AIを活用することで、コンテンツ制作の設計・草案作成プロセスが飛躍的に効率化します。具体的な実践例としては、
- ウェビナー構成パターンのプロンプト設計をAIに依頼
- 生成AIを活用したペルソナ作成やターゲティング
- 生成ペルソナをもとに課題分析・コンテンツテーマ設計を自動化
などの手法があります。生成AI導入により、従来手動で時間を要していた仮説立案や構成検討作業が短縮され、より精度の高いターゲット施策へつなげられます。
MAツール連携(HubSpot/Pardotなど)による自動化とスコアリング
HubSpotやPardotなどのMAツール連携により、営業やマーケティング業務の自動化が現実となっています。導入では、顧客管理やメール配信、リードスコアリングなどを一元化し、成果向上に直結した施策をシナリオ設計から運用改善まで包括的に推進します。
例えば下記が挙げられます。
- 獲得リードを売上規模や購買意欲ごとにスコアリング・自動分類
- 特定の条件や行動履歴に基づきピンポイントで限定ホワイトペーパー配信
など
MAツールをフル活用することで、リードナーチャリングと営業連携が高度に自動化され、コンバージョン率および事業成果の効率的な向上に大きく寄与します。
運用を効率化する外注の活用方法
BtoBコンテンツマーケティング運用効率化のためには、外注活用も有効です。特に社内リソース不足や専門的知見が求められる場合、SEO記事制作や動画コンテンツなど部分的に外注会社の制作支援を受けることで、内製の手間やコストを抑えながら高品質なコンテンツを安定供給できます。
売上やKPIに直結する重要な領域を社内でハンドリングし、基礎やSEO目的の大量コンテンツは外部委託する役割分担が現実的です。制作体制の強化と品質管理をバランスよく図ることで、全体のPDCAを加速しつつ新しいテーマやチャネル拡張にも柔軟に対応可能となります。
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まとめ|BtoBコンテンツマーケティングは“継続と仕組み化”が成功のカギ
BtoBコンテンツマーケティングを成功させるためには、下記を意識した施策の継続と仕組み化が必要となります。
- 自社の事業課題・目的と向き合い、マーケティング施策と直結した戦略を立案する
- ターゲットごとのペルソナ設計とバイヤージャーニーマップ活用で顧客体験を可視化する
- 目的に応じてコンテンツ内容や配信チャネルを柔軟に設計・最適化する
- KPIを明確化し、営業部門と連携してPDCAを高速で回す
- コンテンツ活用の仕組み化や社内外の協力体制で効率的な運用と継続的改善を実現する
BtoB企業の意思決定プロセスは複雑で長期化しやすいため、戦略的な設計・プロセス構築と継続運用が成果のポイントです。今から自社課題の整理やコンテンツ戦略の見直しをはじめ、自社でできる範囲のコンテンツ改善やWebコンテンツの制作会社への相談など、ぜひ次のアクションに踏み出してみてください。
代行会社をお探しの企業担当者の方は「BtoBコンテンツマーケティングのおすすめ代行会社15選|選び方や依頼すべきかの判断基準も併せて紹介」の記事も併せてご覧ください。
なお、テクロ株式会社では、BtoBマーケティングの戦略設計についてまとめた資料「成功するBtoBマーケティング計画の立て方」を無料で配布しています。
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