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オウンドメディアの新規立ち上げからPV、CV獲得まで伴走。依頼の決め手となったデータドリブンな提案とは | 株式会社JAFメディアワークス様
株式会社JAFメディアワークス様

株式会社JAFメディアワークス様は、その名の通りJAF(一般社団法人 日本自動車連盟)の関連会社で、1,350万部の発行部数を誇る『JAF Mate』を始めとするJAF会員向け制作物の企画・制作のほか、交通安全DVDなどのコンテンツ企画・編集・制作なども行っている企業です。
2022年9月から企業・団体向けに、JAFが長年培ってきた交通安全のノウハウを豊富な教材にした「JAF交通安全トレーニング」を提供開始しましたが、社内にマーケティング部がない状態。集客に取り組んでみたものの、「これで効果が出ているのだろうか」「どんな施策が一番効果があるのだろう」といった悩みがありました。
そこでテクロのオウンドメディア支援にご依頼いただき、メディアの立ち上げからPVとCV獲得までサポート。コンテンツを通したリード獲得に成功しています。
その取り組みについて、自社オウンドメディアの担当・中川さんにお話をお伺いしました。
今回お話を聞いたのはこの方
株式会社JAFメディアワークス JAFトレ事務局およびマーケティング担当者
中川裕之(なかがわ ひろゆき)様
2000年にJAF(一般社団法人 日本自動車連盟)に入社し、JAFロードサービスの隊員やコールセンター業務などに従事。その後、2022年から『JAF Mate』の企画・制作や発送、Web制作事業などを提供する株式会社JAFメディアワークスに所属し、JAF交通安全トレーニング事務局およびマーケティング業務の担当者となる。現在はJAF交通安全トレーニングの集客やサービス向上のために、コンテンツの監修や施策立案など幅広い業務に取り組んでいる。
日々の交通安全への意識を高めるために作られた「JAF交通安全トレーニング」
ー貴社のサービスについて教えてください。
中川さん:JAF交通安全トレーニング(以下、JAFトレ)という、企業・団体向けの交通安全教育用教材を提供しています。
ーJAFトレはどのような教材なのでしょうか?
中川さん:JAFグループが培ってきた交通安全のノウハウをまとめた教材です。具体的にはスライド講座や危険予測トレーニング、ドラレコ動画を通して、交通事故の原因や対策を学ぶことができます。
ーサービスが完成してから現在2年半ほどですよね(2025年2月時点)。そもそも、JAFトレはどのようなきっかけで作られたのでしょう?
中川さん:一番は「業務中や通勤・通学中の交通事故を減らしたい」という思いからです。参考として2022年における1年間の事故件数は約30万件、死傷者は約36万件と言われており、その内の40%が業務中や通勤・通学時の事故という統計があります。
ー40%も……!
中川さん:業務中や通勤・通学中の事故を減らすことができれば総事故件数の削減になり、結果として社会貢献に繋がりますし、それが一番だと考えています。そのためにも、グループ全体として「交通安全への意識を高めるにはどうしたら良いんだろう」と考えたのが最初のきっかけですね。
ーそういう背景があったんですね。
中川さん:加えて、業務で車を利用する企業を対象に設けられている「安全運転管理者制度」も関係しています(※)。
※乗車定員が11人以上の車が1台以上、またはその他の自動車を5台以上所持している企業に対して定められている制度。一定台数以上の自動車を使用する自動車の使用者は、自動車の使用の本拠(事業所等)ごとに、自動車の安全な運転に必要な業務を行う者として安全運転管理者の選任を行わなければならない(引用元:警察庁「安全運転管理者制度」)。
中川さん:該当する企業の安全運転管理者には、公安委員会が実施する講習の受講と従業員の交通安全教育に取り組むことが課されています。特に教育は教育管理者が存在するほうが効果が期待できるため、管理者を設定できる企業・団体向けにサービスを提供することにしました。この教材を通して、交通安全教育のサポートができればと考えています。
eラーニング形式にしたのは、「より交通安全への意識を高めるため」。eラーニングであれば受講者のペースで学習できる上に、講習とは別に週に一度や月に一度など、定期的に触れることが可能。その定期的な学習が交通安全への意識を高い状態に保ち、結果として交通事故を減らすこともできるのではないかと考えたそう。
テクロへの依頼は入念なリサーチとデータを基にした説得力のある提案が決め手
ーサービス開始直後、どのようにマーケティングに取り組まれていたのでしょうか?
中川さん:最初は弊社の『JAF Mate』という紙媒体の雑誌に広告を掲載したり、リスティング広告やディスプレイ広告に出稿したりしていました。
ただ事業を立ち上げて営業担当も揃っていた一方で、弊社にはマーケティング部がなかったんです。そこでJAFトレの別の業務を担当していた私が集客の必要性を感じていたこともあり、担当者として広告出稿などに取り組んでいました。
ー中川さんは過去に別事業などでマーケティング業務の経験はあったんですか?
中川さん:いえ、まったくありませんでした。そのため初めての業務で、不安も抱えながら進めていましたね。
ーそうだったんですね。具体的には何が不安でしたか?
中川さん:マーケティング経験がなかったので、その施策で成果が出ているのかがわからなかったんです。「根本的に何かを変えないといけない」「外部の専門家に頼ろう」と決めて、外部パートナーを探し始めたときに検索して知ったのがテクロさんでした。
ーそのときすでに、オウンドメディア運営に取り組むことは決めていたんですか?
中川さん:いえ、決めてはいませんでした。マーケティング施策を調べるなかで「SEO対策」の存在を知り、ぼんやりと「必要なのかなあ」「やるとしても、難しそう」と考えてはいたんです。ただそこまで詳しくはなく、テクロさんのご提案であらためて選択肢に入りました。
ーテクロに依頼してオウンドメディア運営やSEO対策に取り組むと決めた一番の理由は何でしょうか?
中川さん:まず弊社のサービスやサイトについてしっかりと調べた上で提案をしてくれたこと。
実はテクロさん以外の会社にも「JAFトレに最適なマーケティング施策」を提案してもらう形でご相談しましたが、比較サイトやリスティング広告など、サービスの市場や私たちの状況を考えると最適ではないと感じる提案が多かったんです。
そのような中、代表の天野さんは弊社のサイト状況を分析したことがわかる提案をしてくれて、信頼できると感じました。
ー入念なリサーチが刺さったんですね。
中川さん:加えて、そのご提案に「〇〇に取り組めば、この時期には▲▲くらいの数値は狙えそうです」など、データを基にしたロジックと自信が感じられました。その施策がオウンドメディア運営やSEO対策だったため、結果としてSEO対策への効果も期待でき、依頼しようと決断できましたね。
▶テクロのオウンドメディア支援はこちら
テクロはデータをベースにしたマーケティング支援を信念としています
SEO記事やホワイトペーパーの制作で認知度アップとリード獲得に注力
ー依頼後はどのような施策に取り組んでいたのでしょうか?
中川さん:まずコラムページの構築から取り組んでもらいました。オウンドメディアを新規で立ち上げる状態だったため、「どのサイトの配下に設置するのが効果が高いのか」から一緒に考えてもらい、実際の構築作業もお願いしました。
ーその後コンテンツの制作に取り組み始めましたが、オウンドメディアの数値に変化はありましたか?
中川さん:毎月SEO記事を10本前後、ホワイトペーパーを数カ月に一本作成してもらっていますが、PV、CVともに少しずつ増えています。専門的な分野でキーワード探しが難しい部分もありますが、「安全運転管理者 台数」「安全 運転 5 則」「日常点検 頻度」などの記事で検索一位を取得し、一定のアクセスを得ていますね。
テクロでは毎月のPV数やCV数をレポートでご報告しています(画像はサンプル)
テクロの良さは臨機応変な対応と成果を意識したサポート
ー担当のPM、GM(※)にはどのような印象がありますか?
※テクロではお客様ごとにプロジェクトの戦略立案や進行管理を担当するPM(プロジェクトマネージャー)と、その上長としてGM(ジェネラルマネージャー)を配置しています
中川さん:遠慮なく意見を伝えてくれるところを信頼しています。例えば、オウンドメディア運営の方向性などで私たちが足りない部分や考え方がズレているところも、理由をしっかりと説明した上で軌道修正してくれます。言いづらいことも言ってくれる点が、個人的には裏表がなくて好印象です。
またテクロさんは指摘するだけで終わりではなく、「〇〇を目指すならこうしたほうが成果が出ます」といった提案もセットでしてくれます。これはJAFトレコラムを良くしようと考えてくれているからこそ出る提案。言われたことをただ支援するだけでなく、一緒に考えてくれる姿勢が良いなと感じます。
ーありがとうございます。そうして一緒に取り組むなかで、テクロに依頼して良かったと感じた瞬間はありますか?
中川さん:まず、KPIやKGIをクリアしているところです。数値目標の設定もテクロさんにお願いしていますが、現在PVやCVは順調に伸びています。
加えて、その数値目標の上方修正に応じてくれること。もう少し伸びそうだと感じたときに数値変更をお願いすることがあるのですが、その変更にも応じてくれる上に、新たな目標もクリアできる好循環が生まれています。
ー臨機応変に対応しながら、成果もしっかりと追う姿勢が好印象だったんですね。
中川さん:その対応も結果を見据えた上で軌道修正してくれますし、成果が出るまでしっかりと伴走してくれるところが心強いと感じています。
今後はさらなる情報発信をしながら、CVアップに注力したい
記事やホワイトペーパーが充実してきたJAFトレコラム
ーJAFトレのマーケティングについて、今後の展望があれば教えてください。
中川さん:今後はCV数アップにさらに力を入れたいですね。記事数が増えてきたため、JAFトレと親和性の高いお客様が記事経由でCVしてくれるとうれしいです。
ただ、そのためにはPVという母数が必要ですし、JAFトレは交通安全教育という専門的な分野のため、情報を正しくわかりやすく伝えられる記事クオリティの担保も必須。少しニュアンスの違った文章や発信から誤解が生まれることもありますし、情報発信には細心の注意を払いたいと考えています。
そうして今後も質の高い記事を提供してPVを維持しながら、ホワイトペーパーなどお客様とのタッチポイントとなる資料を増やしたい。そうすれば自ずと結果はついてくると感じるので、引き続きテクロさんにご相談させていただきたいです。
ー最後に、オウンドメディアやSEOに取り組むか悩む方に向けて、メッセージがあればお願いします。
中川さん:私たちは新規立ち上げというゼロからのスタートでしたが、その立ち上がりや戦略策定において、外部の専門家に頼れる点が心強く感じました。未経験者ではわからない部分でアドバイスをくれるのは安心できますし、一度頼って支援してもらうことで悩みがなくなります。
「何から取り組めば良いかわからない」「これを実現したいけれど、やり方がわからない」という人ほど、相談すれば方向性が見えて動きやすくなるはず。動き出しをスムーズにするためにも、悩んでいる方は一度テクロさんに相談してみてはいかがでしょうか。
ー中川さん、ありがとうございました!
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