森木 あゆみ

現在の仕事について

ー現在はどういった仕事をされていますか？

経営企画・財務という部署で仕事をしています。

経営企画としては、社内の課題解決が主な役割です。例えば業務ツールの作成・導入をしてメンバーの仕事がスムーズに進むよう整えたり、他部署の手が足らないときに業務を手伝ったりしています。

財務としては、契約書の送付や支払い処理など細かい事務作業をメインに行っています。

ーその仕事をするに至った経緯を教えてください。

正直、声をかけられたからというのが大きいです。

元々、私は2019年頃に業務委託でテクロに入ったのですが、そのときはライターとしての応募でした。

それからエディターやプロジェクトマネージャーなどを経験したのですが、COOの森川さんから「経営企画としてテクロに入社してくれないか」と声がかかり、正社員として入社することを決めました。

正直、当時は嬉しさと不安が半々くらい。

実は、私は新卒から6年ほどフリーランスとして働いており、会社員になるのは今回が初めて。自分が会社員として働けるか？会社に貢献できるのか？というところが不安でした。

その不安を半年ほど引きずっていましたが、今となっては慣れて不安もなくなりましたね。

ー 仕事で楽しい瞬間はありますか？

先ほどの仕事内容で触れたように、他部署の工数が足りないときにサポートに入ることが多々あります。
特に業務に役立つツールや仕組みを考えることが多いのですが、自分が何かを作ったことで相手の時間が浮き、別の業務に集中してもらえることが嬉しいです。

経営企画は大まかに言うと全社を助ける部署なので、しっかりその役割が果たせたときに「貢献している」という実感を持てます。

ーあなたの仕事はどういう人が向いていると思いますか？

どちらかというと、相手を立てられる人が向いています。

経営企画の業務は自分たちの発案よりも「誰かが困っているからこれをやりましょう」と始まることがほとんど。自分を抑えるというか、他人のやりたいことを優先できる人が合いますね。

業務の中でも自分のこだわりを押し付けてしまうと、相手が求めていることと相反してしまう気がして。その業務の目的をしっかり考えて、相手の望んでいるであろう内容に近づけることを優先しています。

テクロについて

ー テクロではバリューの一つに『揺るぎない納得度を届ける』と掲げていますが、そのために意識していることはありますか？

「妥協しないこと」ですかね。

アウトプットを出すとき、誰しも人間だから「これぐらいでいいや」と考えてしまう場面もあると思うんです。でもそういうことを続けていると、結果的に自分たちの評価を下げかねません。

決して妥協せず、相手の期待値に対して120％のアウトプットを出すと、バリューを提供できるのかなと思うし、心がけたいことです。

ー テクロのもう一つのバリューとして掲げている『型にハマることなく、創意工夫して取り組む』ためにしていることはありますか？

できるだけいろいろなところに出かけて、人と話して多様な価値観を取り入れるようにしています。

テクロで働いているのは元フリーランスの人、海外で働いていた人などそもそも型にハマっていない社員が多く、自分の意志や価値観をしっかりと持っている人が集まっています。

その分業務になると自分の価値観を信じすぎて、周りが見えなくなることもあるのかなと思っています。

そうならないよう外の空気を吸う感覚で、まったく別の業種や異なる働き方の人と話して視野を広く保つようにしています。

ー テクロを一言で表すならば？

「刀」みたいだな、と。社員のみなさんが、良い意味で尖っている。スキルも高いし、経歴もおもしろいし。

みんなが尖っているからこそ、絶妙なバランスで全体として丸く収まっている気がします。

休日の過ごし方を教えてください

ーよく休日にしていることはなんですか？

最近は美術館などに行き、芸術に触れるようにしています。

世界一周をしたときにストリートアートなどを見て、絵画やアートに興味を持つようになりました。そこから日本でも美術館によく行きます。

ーそれにハマったきっかけはありますか？

1つ目は、世界一周中に興味があったバンクシーの絵を生で見るために中東のパレスチナ自治区を訪れたこと。そのとき見た現地のストリートアートにグッと引き込まれました。

2つ目は、芸術作品を見ると自分の価値観が強制的に壊される感覚があること。

現代アートって、正直何を表現しているのかわからないじゃないですか（笑）。

でもそれを「何を表現しているのかな」と考えてみると新しい視点が生まれるし、どんどん自分の価値観が壊されて視野が広がる。その感覚がとても好きなんです。

ー好きなコンテンツはなんですか？

よくドラマや映画を見ていて、特に出版社が舞台の映画やドラマが好きです。元々ライターをしていたのもあって自分の仕事が好きだなとか、頑張ろうと思えて日々の栄養になっているな、と。

おすすめの作品は『重版出来！』『校閲ガール』です。特に『重版出来！』は漫画が出版されるまでの過程や販売部数を増やすための努力がおもしろいのでぜひ見てほしいです。

出版社関連ではないですが、サウナが好きなので『サ道』も好きですね。整った瞬間に共感です！

最後に一言お願いします

テクロは、会社員経験のない私でも働きやすいなと感じています。

それはテクロにいるメンバーが優しいからだと思っていて、人のことを思いやって働きながら、成果はきっちりと追う環境がとても気に入ってます。

プロフェッショナルになりつつ、優しさも忘れない。そんな環境が今の仕事が良いなと思える要因です。