オウンドメディアの改善方法をよくある課題ごとに解説!担当者は必見
「オウンドメディアを運用しているけど、なかなか成果に結びつかない」とお悩みではありませんか?
オウンドメディア運用では、定期的に効果測定を行い、結果に基づいて改善を施すことが重要です。
この記事では、オウンドメディアでよくある悩みと改善方法について解説します。
効果測定と改善の習慣が付けば、オウンドメディア運用は成功に近づきます。
オウンドメディア運用で成果が出ずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
なお弊社テクロでは、SEOに役立つ資料「記事の効果測定方法と原因に合った改善策」を無料で公開しています。
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目次
オウンドメディア運用で改善が必要な理由
近年、コンテンツマーケティング施策の一環として、オウンドメディアが注目を集めています。
オウンドメディアとは、企業が自社で保有するメディアのことで、一般的にはWebサイト形式のメディアのことをいいます。
長期的な運用が必要ですが、コツを理解して運用すれば
- 新規顧客の獲得
- ブランディング
- リードナーチャリング
しかし、オウンドメディアは「作ったら終わり」「記事を公開したら終わり」ではありません。
成果を上げるには、さまざまな改善を行いながら運用することが重要です。
例えば、Webサイトを運用し続けるためには、
- サーバー・ドメイン管理
- システムのバージョンアップへの対応
- セキュリティ管理
- 最新のブラウザ・端末への対応
といった保守点検が必要です。
また、「最新情報へのアップロード」や「公開したコンテンツの効果測定」も重要です。
オウンドメディアを立ち上げるときに戦略策定を行いますが、最初に立てた戦略がうまくいくとは限りません。
コンテンツの更新だけでなく、運用状況に基づいた改善を行いながら、ユーザー満足度の高いオウンドメディアへと育てていきましょう。
なお、オウンドメディアの基本的な内容は、以下の記事で紹介しています。
オウンドメディアの運用方法やメリット・デメリット、立ち上げ方が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
関連記事:オウンドメディアの意味とは?役割とスムーズな運用方法を紹介
オウンドメディアでよくある悩み
オウンドメディアを運用していると、多くの方が以下の悩みを抱えます。
- 記事の露出が少ない
- アクセスが少ない
- 直帰率が高い
- コンバージョン率が低い
せっかく入念に戦略を練って記事を配信しているのに、成果につながらないとモチベーションも下がってしまいますよね。
しかし、現状を冷静に分析して正しい改善方法を実践していけば、これらの課題は解決できます。
ここからは、それぞれの課題に対してどのような改善策があるかについて解説します。
各課題に対して4つの改善策を示しているので、ぜひ参考にしてください。
オウンドメディアの改善①記事の露出を改善する
オウンドメディアを立ち上げたばかりの頃は、「記事の露出が少ない」という悩みを抱えがちです。
記事の露出を改善するための方法は以下の4つです。
- 検索結果の順位を上げる
- キーワードの種類を増やす
- SNSでシェアする
- 広告やプレスリリースを活用する
改善方法1.検索結果の順位を上げる
露出を改善する1つ目の方法は、SEOを見直して各記事の検索順位を上げることです。
具体的な方法は以下の2つです。
- キーワードを見直す
- リライトを行う
作成した記事のキーワードがユーザーの検索ニーズと異なる場合、検索結果での露出は増えません。
ユーザーがどのような悩みを解決したがっているのか、ニーズに合うキーワードを洗い出してみてください。
また、1度公開した記事をリライトすることも重要です。
リライトでは、最新情報へのアップデートや情報の加筆・修正などを行います。
ユーザーにとって有益な情報を充実させていくことで、検索エンジンに評価され、SEO効果が期待できます。
なお、seoClarityが2021年11月に公開した調査結果によると、検索順位とクリック率の関係は以下の通りとなりました。
検索順位 クリック率 1位 13.94% 2位 7.52% 3位 4.68% 4位 3.91% 5位 2.98% 6位 2.42% 7位 2.06% 8位 1.78% 9位 1.46% 10位 1.32% 引用:seoClarity「CTR Research Study」
記事が検索結果上位に表示されるほど、ユーザーにクリックされやすい傾向があります。
SEOのポイントは「ユーザーファースト」です。
ニーズに沿ったサイト設計・記事作りを意識してみてください。
なお、SEO効果が期待できる記事の作り方は、以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
関連記事:SEO記事の書き方とは?評価されるコンテンツの特徴や注意点を紹介
改善方法2.キーワードの種類を増やす
露出を改善する2つ目の方法は、キーワードの種類を増やすことです。
すでに公開している記事への流入キーワードを分析し、流入キーワードを盛り込んだ記事にリライトするのです。
具体的には、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使って、オウンドメディアへの流入キーワードを調べます。
流入キーワードの中でまだ記事の中で扱っていないキーワードがあれば、記事の中に盛り込みましょう。
すると、ユーザーニーズを反映した記事となり、訪れたユーザーの満足度が向上し、検索結果でも上位表示が期待できます。
改善方法3.SNSでシェアする
露出を改善する3つ目の方法は、SNSでシェアすることです。
記事コンテンツの露出を増やすのに役立つのは、FacebookとTwitterです。
どちらを使うにせよ、ユーザーが多く見ている時間帯を狙って投稿しましょう。
Facebookであれば「インサイト機能」でファンがオンラインの時間帯を、Twitterであれば「Twitterアナリティクス」でツイートごとのインプレッション(表示回数)を分析できます。
曜日や時間帯によって露出度が異なるので、多くの人に見てもらいやすいタイミングを見つけてみてください。
改善方法4.広告やプレスリリースを活用する
露出を改善する4つ目の方法は、広告やプレスリリースを活用することです。
オウンドメディアは入念なSEOを施しても、上位表示までには時間がかかります。
そのため、素早く露出を増やせるインターネット広告やプレスリリースを活用するのも有効です。
例えば、リスティング広告であれば、公開したばかりのオウンドメディアでも、すぐに検索結果の広告枠に表示されます。
ユーザーがメディアにアクセスしない限り、費用が発生しないので、競合の少ないキーワードを選べば、低コストでの集客が期待できます。
また、プレスリリースも有効な方法の1つです。
プレスリリースとは、企業が報道機関に向けて新商品の発売やキャンペーンの実施などの情報を発表することです。
報道機関に取り上げてもらうことで、大きな拡散効果が期待できます。
オウンドメディアの改善②流入の改善
記事が多く露出されていても、実際に流入がなければ意味がありません。
オウンドメディアへの流入を改善する方法は以下の4つです。
- 検索結果でのクリック率を高める
- SNSでのクリック率を高める
- メールマガジンからの流入を増やす
- Webプッシュ通知を活用する
改善方法1.検索結果でのクリック率を高める
流入を改善する1つ目の方法は、検索結果でのクリック率を高めることです。
具体的には、検索順位が高いのにクリック率が低い記事に対して、改善を施していきます。
「検索順位が高い=露出が多い」ため、クリック率が改善できれば、大きな効果が見込めます。
「クリック率が低い」は「順位ごとの平均クリック率より低い」と定義すると良いでしょう。
クリック率が低い記事を抽出したら、検索画面に表示される以下の情報を改善します。
- タイトル:キーワードを前方に入れる、30字前後にする など
- メタディスクリプション:120字前後にする、キーワードを入れる など
検索画面に表示されるページタイトルは30字前後であるため、キーワードを前方に入れるとユーザーの目に留まりやすくなります。
また、メタディスクリプションにキーワードが入っていると太字で表示されるので、注目を集めやすくなります。
他のページとの優位性や、自社サイトの独自性などを盛り込んでおけば、クリック率はより上がりやすくなるでしょう。
SEO効果の高いタイトルにする方法を知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:SEOに強いタイトルの付け方6つのポイント!クリック率の高め方も紹介
改善方法2.SNSでのクリック率を高める
流入を改善する2つ目の方法は、SNSでのクリック率を高めることです。
各SNSの分析ツールを使って、クリック率に影響を及ぼす要因を分析しましょう。
例えばFacebookの場合、タイトルや画像がユーザーニーズを満たしていないことが考えられます。
Twitterであれば、Twitterカードを設定し直すことで、クリック率向上が期待できます。
ただし、記事を公開するときだけSNSを更新している場合、期待したほどの効果は得られません。
日頃から社内の様子や業界のトレンドといった内容を投稿することで、ユーザーに親しみを持ってもらう必要があります。
改善方法3.メールマガジンからの流入を増やす
流入を改善する3つ目の方法は、メールマガジンからの流入を増やすことです。
メールマガジンの大きな強みは、ユーザーに直接的な情報提供ができることです。
自社サイトからの登録だけでなく、ウェビナーなどで接点を持った見込み顧客に対しても、読者登録を斡旋していきましょう。
有益な情報を定期的に発信すれば信頼関係を構築でき、自社へのファン化が期待できます。
メールマガジンを送るときは、特定電子メール法を守って、定期的に配信することが大切です。
メールマガジンのクリック率については、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:メルマガクリック率の平均値とは?求め方と高める方法8選を紹介
改善方法4.Webプッシュ通知を活用する
流入を改善する4つ目の方法は、Webプッシュ通知を活用することです。
Webプッシュ通知とは、ユーザーがWebサイトを開いていなくても、ポップアップなどで更新通知を受け取れる機能です。
ユーザー自身がオウンドメディア訪問時にWebプッシュ通知を承諾する必要がありますが、承諾を得られればメルマガよりダイレクトに情報を届けられます。
メールマガジンのように個人情報は得られませんが、承諾を取得するハードルが低く、リピート訪問につながりやすいのが特徴です。
Webプッシュ通知を利用するときには、許可を取りやすいようにどのような通知が来るのか明記しておきましょう。
さらに頻度や内容もターゲットに合わせて変更するのが大切です。
なお、オウンドメディアの効果的な集客方法については、以下の記事でも解説しています。
事例も紹介しているので、ぜひご覧ください。
関連記事:オウンドメディアの集客を効果的にする8つの方法と5つのステップを解説
オウンドメディアの改善③直帰率を見直して回遊させる
集客力が増してきたら、次に生じる悩みは「流入したユーザーがすぐに離脱してしまう」です。
別の表現を使うと「直帰率が高い」です。
直帰率が高い場合、以下の方法を実施して、オウンドメディア内での回遊率を高めましょう。
- 導線を設計する
- 読みやすいデザインにする
- 記事の内容をユーザーニーズに合わせる
- 独自性の高いコンテンツを用意する
改善方法1.導線を設計する
回遊性を改善する1つ目の方法は、導線を設計することです。
直帰率が高いことは、訪問したユーザーがオウンドメディア内を回遊していないことを意味します。
そのため、記事を読んだ後に他のページも読みたくなるような導線設計が必要です。
具体的な方法は以下の通りです。
- 関連する記事のリンクを設置する
- 人気記事をランキング形式で掲載する
- 新着記事・話題の記事などを掲載する
改善方法2.読みやすいデザインにする
回遊性を改善する2つ目の方法は、読みやすいデザインにすることです。
せっかく訪問したユーザーも、読みにくいデザインだったり、使い勝手が悪かったりすると、すぐに離脱してしまいます。
そのため、以下の点を意識しながら、ユーザーが快適に閲覧できるオウンドメディアを目指してください。
- 文字は読みやすい大きさか
- 見やすい色合いが使われているか
- 表示速度はスムーズか
- 広告が邪魔にならないか
- 動画や音声は突然再生されないか
- PCだけでなく、スマートフォンやタブレットからでもみやすいか
最近ではスマートフォンでオウンドメディアを訪れるユーザーが増えているので、モバイルフレンドリーは今まで以上に重要です。
改善方法3.記事の内容をユーザーニーズに合わせる
回遊性を改善する3つ目の方法は、記事の内容をユーザーニーズに合わせることです。
ユーザーは「思っていたのと違う」と感じると、すぐに離脱してしまいます。
そのため、オウンドメディアの内容を、ユーザーニーズに合わせるようにしましょう。
有効な方法は「タイトルと内容の一致」です。
ユーザーはタイトルを見て、記事を読むかどうか判断します。
魅力的なタイトルに引かれて訪問したのに、タイトルと違った内容が掲載されていると、ユーザーの興味関心は失われます。
よって、記事のタイトルと内容は必ず一致させましょう。
さらに、コンテンツを作る際にはニーズの調査が欠かせません。
キーワードで検索して、どのような悩みを汲み取った記事がランクインしているのか調べましょう。
改善方法4.独自性の高いコンテンツを用意する
回遊性を改善する4つ目の方法は、独自性の高いコンテンツを用意することです。
他社のオウンドメディアとの違いを作ることで、ユーザーの興味を引けます。
例えば、商品・サービスに独自性がある場合、積極的に押し出すのがおすすめです。
ユーザーの目に新鮮に映り、「商品・サービスについてさらに知りたい」と、他のページを回遊してくれることが期待できます。
他にも、独自性の高いコンテンツを配信したり、独自に調査したデータを公表するのも良いでしょう。
また、独自性を出すことは、Googleなどの検索エンジンにも評価されます。
特に近年はオリジナルコンテンツがあることが評価されやすい傾向なので、検索上位に表示されるSEO効果も期待できます。
独自性の高いコンテンツを作るときには、検索ニーズを汲み取ったものにしましょう。
独自性が高くてもニーズに合っていなければ、クリックされません。
オウンドメディアの改善④コンバージョンの改善
オウンドメディアの最終的な目的は、コンバージョンにつなげることです。
アクセスと回遊率が向上したら、最後にコンバージョンの改善を行いましょう。
コンバージョンを改善する方法は以下の4つです。
- ターゲットを見直す
- コンバージョンにつながる導線を見直す
- コンバージョンの種類を増やす
- CTAのクリック率を分析する
それぞれについて、詳しく解説します。
改善方法1.ターゲットを見直す
コンバージョンを改善する1つ目の方法は、ターゲットを見直すことです。
記事をどのような人に読んでもらいたいのか、もしくは商品・サービスをどのような人に届けたいのか、ターゲットを明確にしましょう。
通常ターゲットはオウンドメディア立ち上げ時に決めるものなので、運用を始めた後なのにターゲットが定かではない場合は、すぐに決めてください。
ターゲット像が明確であるほどニーズに合った訴求をしやすくなるため、コンバージョンにつながりやすくなります。
ターゲットを決める際は、STP分析や3C分析などのフレームワークを活用するのがおすすめです。
なお、すでにターゲットが明確なのにコンバージョンが低い場合は、記事の内容がターゲットのニーズに合っていないことが考えられます。
記事の内容をニーズに合うようにリライトするか、ターゲットを決め直しましょう。
改善方法2.コンバージョンにつながる導線を見直す
コンバージョンを改善する2つ目の方法は、コンバージョンにつながる導線を見直すことです。
コンバージョンの場所がわかりにくいと、ユーザーに目的の行動を取ってもらえません。
例えば、ウェビナーへの申し込みをコンバージョンポイントとしているのに、肝心の申し込みフォームが記事内になければコンバージョンにはつながりません。
記事内にバナーやリンクを設置して、わかりやすい導線作りをしてください。
検索エンジンから訪れるユーザーは、あくまでも課題の解決を目的にしています。
ユーザーに探させるようなことがないよう、バナーやリンクのデザインを見直して、目に留まりやすくすることも重要です。
改善方法3.コンバージョンの種類を増やす
コンバージョンを改善する3つ目の方法は、コンバージョンの種類を増やすことです。
ユーザーの興味関心の度合いはさまざまです。
「問い合わせて聞いてみたい」という人もいれば、「資料請求をお願いしたい」という人もいます。
そのため、さまざまなコンバージョンポイントを用意し、ユーザーが状況に応じて選べるようにしておくのがおすすめです。
例えば、以下のコンバージョンポイントがあります。
- 資料請求
- お問い合わせ
- メルマガ登録
- チャット
- LINE友達追加
最近では、AIチャットで24時間対応できるようにしている場合もあります。
競合他社のオウンドメディアにどのようなコンバージョンポイントが設置されているのか、チェックしてみてください。
改善方法4.CTAのクリック率を分析する
コンバージョンを改善する4つ目の方法は、CTAのクリック率を分析することです。
CTA(Call To Action)とは、Webサイトの訪問者を具体的な行動に誘導することです。
オウンドメディアの場合、メールマガジンの登録や資料のダウンロードなど、中間となるコンバージョンポイントをCTAとして設定しましょう。
オウンドメディアは短期的・直接的な効果を期待しにくいため、中間となるコンバージョンポイントを用意するのです。
CTAのクリック率の分析は、以下の手順で行います。
- Google AnalyticsなどでCTAのクリック率を分析する
- CTAのクリック率が高い記事の特徴を把握する
- 分析結果を基に、CTAのクリック率が高くなるように記事作成・リライトを行う
CTAのクリック率を上げることで、「流入は多いがコンバージョンにつながる行動がない」といった状況を防げます。
事前にCTAを設定しておいて、一定期間が経ったら本当に効果が出ているのか、丁寧に分析しましょう。
なお、オウンドメディアのコンバージョン率を上げる方法は、以下の記事でも解説しています。
ぜひ参考にしてください。
関連記事:オウンドメディアのCVR平均値とは?コンバージョンを上げる方法を解説!
オウンドメディアがうまくいかない原因
オウンドメディア運用がうまくいかないとき、以下の原因が考えられるようであれば、改善を施す以前の問題です。
- 目的が決められていない
- 集客手段が決まっていない
- 予算が少ない
- 記事の品質が低い
- 適切な指標が設定できていない
- 人的リソースが足りない
オウンドメディア運用は改善の繰り返しが重要ですが、事前の運用体制や戦略策定も重要です。
もしこれから解説する内容に当てはまる場合は、今一度スタート地点に戻って、見直しをしてみてください。
目的が決められていない
目的が決められていないと、具体的にすべきことや求めるべき結果がわからず、成果につながりません。
「ただ記事を更新している」という状況に陥ってしまい、時間とコストの無駄になります。
そのため、オウンドメディアを立ち上げる段階で、具体的な目的を決めておきましょう。
例えば、「商品のリピート購入を増やす」「ブランドイメージを確立する」といった目的が挙げられます。
全体の指針となるので、必ず明確な目標を設定し、社内で共有しておいてください。
なお、目的設定などオウンドメディアの戦略の立て方は、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
関連記事:オウンドメディアの戦略の立て方とは?手順や成功のポイントを紹介
集客手段が決まっていない
オウンドメディアの主な役割は、見込み顧客の獲得です。
すぐに商品・サービスの購入にはつながりませんが、オウンドメディアを通して、時間をかけて自社のファンに育てていきます。
見込み顧客を獲得するためには、集客手段を決めておくことが重要です。
主な集客手段は以下の通りです。
- 検索エンジン
- SNS
- 広告
どれが最適なのかは、ターゲットに合わせて決めましょう。
オウンドメディアの集客手法を決めるときには、カスタマージャーニーマップの作成をするのもおすすめです。
以下で解説しているので、参考にしてみてください。
関連記事:カスタマージャーニーはオウンドメディア成功の秘訣?マップの作り方を解説
予算が少ない
オウンドメディアは、成果が出るまでに半年から2年程度の時間がかかります。
コンテンツを少しずつ蓄積して力を付けていくため、コンテンツの少ない立ち上げ期は、どうしても成果につながりにくいのです。
しかし、成果が出ないことを理由に、すぐに予算が削減される場合があります。
また、途中でサイトの改善やメンテナンスが必要なのに、企画書の段階で承認を得られないこともあります。
予算が縮小・削減されてしまうと、オウンドメディアの運用は続けられません。
上司や経営者を説得して、十分な予算を確保できるようにしましょう。
記事の品質が低い
そもそも記事の品質が低いと、成果につながりません。
せっかく興味を持って訪問してくれたユーザーも冷めてしまい、信頼も失ってしまいます。
ユーザーニーズを把握し、有益な情報を提供するよう意識してください。
なお、品質の良い記事の作り方は、以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
関連記事:オウンドメディアで良質な記事を制作する7つの方法と運営のコツを紹介
適切な指標が設定できていない
オウンドメディア運用では改善が重要ですが、ただ改善すれば良いというものではありません。
適切な指標を設定し、それに基づいて改善を施す必要があります。
オウンドメディアを立ち上げるときに、具体的なKGIとKPIを決めておきましょう。
KGI・KPIの意味は以下の通りです。
- KGI(Key Goal Indicator):最終的に目指す数値目標
- KPI(Key Performance Indicator):KGIの中間指標
KPIを1つずつクリアしていけば、KGIを達成できます。
適切なKPIが設定できていれば、自ずとKGIの達成に近づくでしょう。
なお、オウンドメディアのKPIについては、以下の記事で解説しています。
KPIとなる主な指標や具体的な設定方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:オウンドメディアのKPIとは?目標とフェーズ別の指標設定方法を解説
人的リソースが足りない
オウンドメディア運用では、専門のチームを作ることが理想です。
しかし、専門チームを作れるほど人的リソースに余裕があることは稀です。
人数は十分に足りていてる場合でも、ノウハウが足りない場合もあるでしょう。
もし人的リソースに余裕がない状況でオウンドメディアチームを発足させた場合、普段の業務とオウンドメディア運用を掛け持ちになり、社員の負担は増加します。
結果、以下の事態の発生が懸念されます。
- 記事の品質が低下
- 更新頻度が低下
- 効果測定ができない
オウンドメディア運用では、質の高い情報を継続的に発信することが重要です。
もし自社だけで人的リソースが不十分であれば、外注も視野に入れましょう。
オウンドメディアを外注するべき理由を知りたい場合は、以下を参考にしてみてください。
関連記事:オウンドメディア運営を外注すべき4つの理由と依頼できる業務を紹介
自社だけでオウンドメディアの改善が難しい場合は外注がおすすめ
オウンドメディアの改善方法を紹介してきましたが、自社だけでオウンドメディアの改善が難しいと感じるなら、オウンドメディアのプロに依頼するのがおすすめです。
プロに依頼することで、専門的なノウハウを活用した適切な改善が可能です。
また、人的リソースも最小限におさえられ、通常業務と並行してオウンドメディアを運用できます。
期待通りの成果につながりやすくなるので、困ったときはオウンドメディアの運用サポートを行っている会社に相談してみてください。
弊社テクロでも、オウンドメディア運用代行サービスを行っています。
「開始1年で144万PVを達成」「資料請求数10倍」を達成した企業もあるため、お気軽にご相談ください。
なお、「複数社で比較して依頼先を決めたい」という場合は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:オウンドメディア運用代行5選を徹底比較!メリットやサービス内容も紹介
まとめ:定期的な改善でオウンドメディアを育てよう
オウンドメディアの改善方法を紹介しました。
最後に、今回紹介した改善方法をまとめておきますね。
主な改善方法 | |
記事の露出の改善 |
|
流入の改善 |
|
回遊性の改善 |
|
コンバージョンの改善 |
|
オウンドメディア運用では、効果測定と改善を繰り返すことが重要です。
ぜひ今回紹介した方法を参考に、自社のオウンドメディアを育ててみてください。
なお、弊社テクロでは、記事の効果測定の方法と原因にあった改善策をまとめた資料を提供しています。
以下の「記事の効果測定方法と原因に合った改善策」からダウンロードできるので、ぜひご活用ください。