Webマーケティングの外注費用はどれぐらいかかる?施策別・費用別に相場を解説!
「Web集客で売上やお問合せを増やしたいが、人材が足りない。」
「さらに依頼するにも必要な予算が想像つかない。」
など悩んでいたりしませんか?
実際に外注の力を借りて、Webマーケティングを強化したいと考えている方も多いはずです。
しかしながら、施策を依頼できる外注先はたくさんあり、いざ探してみると頭を悩ませてしまうかもしれません。
成果を出すには、自社に合った外注先を見つけることが重要です。
この記事ではWebマーケティングの施策別の外注費用や外注先の選び方を解説します。
現在、資料「失敗しないWebマーケティング支援会社の選び方」を無料で配布中ですので、こちらも併せてご活用ください。
目次
Webマーケティングの外注にかかる費用相場【施策別】
Webマーケティングを外注する場合、実際にどのくらいの費用がかかるのか、施策別に見ていきましょう。
SEO対策
施策キーワードの検索ボリューム状況確認、ターゲット層毎のSEO戦略やコンテンツ最適化などの企画設計が必要です。
さらにSEO対策は成果が出るまで時間を要するため、半年から1年を想定した中長期契約になることが多いです。
月額は数万円程度から、施策するキーワード難易度や対象キーワード数によって値段も変動します。
SNS運用
SNSで投稿するターゲットに合わせた企画や投稿内容を以下の流れで準備していきます。
- 対象のSNSで配信するターゲットとテーマを明確化
- 配信するクリエイティブと文章など素材を用意
上記の配信素材を配信開始の2週間先から4週間先分を用意していきます。
企業イメージや不適切な投稿内容がないかを依頼元に事前確認をしてもらい、投稿を開始します。
目安として、月毎の投稿企画や投稿数に合わせて、月額で数万円程度から運用代行を始めていくイメージです。
また媒体毎の広告運用などもあり、広告運用費を含めると10万円以上の費用は発生してくるでしょう。
リスティング広告
Google Adwordsやヤフー検索広告などに代表されるリスティング広告では、キーワードのクリック単価や広告予算によって値段の費用は決まります。
月額10万円程度から始められますが、競合状況によって値段は変動します。
キャンペーン期間の1カ月限定など短期間での広告出稿も可能です。
基本は競合状況に合わせて、最適なキーワードを入札しながら月毎に運用していくのが基本的な流れとなります。
ディスプレイ広告
GDN(Googleディスプレイネットワーク)やYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)に代表されるディスプレイ広告は、媒体が保有するWEBサイトやアプリ面の広告枠に表示される画像広告、動画広告のことです。
月額10万円程度からでも始められますが、課金形式の違い、広告表示させたいターゲット層によって、費用が変動します。
キャンペーン期間の1カ月限定など短期間での広告出稿も可能です。
メールマーケティング
メールマーケティングでは、配信ツール利用料が発生します。
自社内のリソースだけで運用できれば気軽に始められます。
外部に依頼する場合は、コンテンツ配信数ごとに料金が別途発生します。
配信ツールの利用は、月額数千円から数万円程度で始められ、送信回数や配信先人数によって料金プランが変わる仕組みです。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は成果報酬型の広告であり、商品や資料請求などコンバージョンが発生するごとに売上手数料がアフィリエイターに支払われます。
売上手数料は商品やサービスごとに異なる傾向で、売上手数料の数%~などと商品ごとに値段は変わります。
また利用するASPという媒体社に配信ツール利用料も別途発生します。
さらに商品の紹介記事作成や広告運用なども含まれ、売上に応じて報酬が発生するため、効果的なアフィリエイト活動を行うためには専門知識と実績があるパートナーを見つけることはが重要です。
ウェブ解析
ウェブ解析は、Google Analyticsなどのツールを使用してウェブサイトのデータ分析や改善提案を行います。
データ解析や施策立案能力が求められるため、経験豊富なアナリストに依頼することが重要です。
ウェブ解析の依頼費用は、月額10万円~が多かったりします。
コンバージョン最適化
コンバージョン最適化は、ウェブサイトの改善施策やA/Bテストなどが含まれます。
ユーザー行動の分析や改善提案を行うため、専門知識とデータ分析能力を持つ人材に依頼することでコンバージョンにも大きく影響してきます。
コンバージョン最適化の依頼費用は、月額10万円~が相場となっています。
以上のように、Webマーケティングの外注費用は施策ごとに異なります。
自社の目的や予算に合わせて選定していきましょう。
Webマーケティングの外注にかかる費用相場【費用別】
ここからはWebマーケティングを外注する場合の一般的な費用相場についてご説明します。
企業によって提供する範囲も異なりますので、参考費用の目安となります。
10万円以下
10万円以下でWebマーケティングを外注する場合は、SEO対策やSNS運用状況の改善点などを洗い出すための分析やスポットコンサルティングなどが該当します。
さらにSEO対策用の特定ページやコンテンツ記事の作成をお手頃価格から始められます。
サービス名 | サービス内容 | 費用目安 |
コンテンツ作成支援 |
・コンテンツページ作成 |
5千円~ / 1本 |
外部SEO対策 |
・外部リンク |
1万円~ / 月 |
SEOコンサルティング |
・サイト分析 |
5万円~ / 月 |
SNSコンサルティング |
・アカウント分析 |
5万円~ / 月 |
10万円〜30万円
10万円以上のWebマーケティングを外注する場合は、よりコンテンツの中身を企画段階から支援をしながら作成代行したり、運営を支援したりすることが多い印象です。
広告では検索型のリスティング広告やサイト解析、競合分析なども費用間で調整することは可能かと思います。
サービス名 | サービス内容 | 費用目安 |
SNSコンテンツ制作代行 |
・SNS企画 |
10万円~ / 月 |
内部SEO対策 |
・サイト内部の改修 |
10万円~ / 月 |
サイト分析コンサルティング |
・サイト内分析 |
10万円〜 / 月 |
リスティング広告の運用 |
・リスティング広告の運用 |
10万円〜 / 月 |
ディスプレイ広告の運用 | ・ディスプレイ広告の運用 ・定例報告 |
10万円〜 / 月 |
30万円〜50万円
30万円以上のWebマーケティングを外注する場合は、作業範囲も増え、戦略立案していくような上流設計からの支援が多いです。
Web・SNS広告ですと、複数の広告配信先の最適化を図りながら、効果の高い配信先を中心に配信していきます。
アフィリエイト広告などは商材やサービスがアフィリエイターに紹介してもらえるような導線設計を支援していく流れとなります。
サービス名 | サービス内容 | 費用目安 |
Web・SNS広告の戦略・運用支援 |
・リスティング広告(Google & Yahoo) |
30万円~ / 月 |
SNSコンテンツ戦略・制作・運営代行 |
・SNS企画 |
30万円~ / 月 |
アフィリエイト運営代行 |
・アフィリエイト商材の管理 |
30万円~ / 月 |
50万円以上〜
30万円以上のWebマーケティングを外注する場合は、半年から1年など中長期的な契約を結ぶことが多い印象です。
伴走型のパートナーとして運営代行支援からお問い合わせ、トラブル対応など発生した際の支援まで依頼業務は多岐に渡ります。
さらには週次や月次レベルでの定例報告会なども想定され、顧客との関係構築と情報共有をしていきながら、Webマーケティングの成長を促していくイメージです。
サービス名 | サービス内容 | 費用目安 |
コンテンツ運営代行 & 定例コンサルティング |
・投稿 |
50万円〜 / 月 |
以上が値段ごとの費用目安となります。
まずは相談レベルで問題ないかと思いますので、Webマーケティング支援が可能な外注先の候補にお問い合わせしてみると良いでしょう。
テクロ株式会社のサービス内容と費用
参考までに弊社テクロのサービス内容もご紹介します。
テクロではBtoBマーケティングに特化した支援を行っていて、サービス範囲は施策の提案からコンテンツ制作の代行・運営、分析や改善、定例まですべてお任せいただけます。
サービス名 | サービス内容 |
オウンドメディア運用代行サービス | ・戦略の立案 ・CMS構築 ・コンテンツ制作(SEO記事やホワイトペーパー、メルマガなど) ・クリエイティブ制作 ・定例コンサルティング ・レポーティング |
費用に関しては以下の資料をご確認ください。
Webマーケティング外注にかかる料金形態の種類
ここからは、Webマーケティング外注の実際の料金形態に触れていきたいと思います。
サービス提供する企業の方針によって料金体系は異なりますが、一般的な流れをご紹介していきます。
月額固定型
月額固定型の料金は、決まった毎月額を支払う料金体系です。
主にSEO対策の支援企業や広告運用を支援している企業で採用される料金体系です。
特徴は、施策するサービス範囲によって、オプション費用なども用意され、月額料金が変わるのが一般的です。
例えば月額10万のサービスを例に挙げると、SEO対策の改善コンサルティングの他に内部施策の一環としたコンテンツ記事の構成見直しやページ改修が含まれることもあります。
さらに広告運用の支援の場合は、10万円の広告運用する場合と100万円の広告運用する場合、月額の運用代行費がそれぞれ異なります。
外注する側はWebマーケティングの月額料金のサービス範囲を理解するのと共に、依頼範囲の希望を明確に伝えるのがベストでしょう。
スポット報酬型
スポット報酬型の料金は、依頼したい時(キャンペーン期間限定の時など)に、必要な分だけのサービス料を支払いする料金体系です。
スポット対応につき一括支払いが多いのも特徴です。
主にSEO向けのテーマに合わせた記事作成やキャンペーン期間だけの広告運用代行、現況のSEO分析、サイト解析などが該当します。
すでに企画やコンテンツが始動している状態で、予算状況に合わせて依頼する手段です。
社内でプロジェクトの進行管理をしていくSEOディレクターやWebマーケティング担当者がいることが多いです。
目標実現に向けてのスポット支援やキャンペーンの限られた予算を運用代行したい場合に、有効な方法であると言えるでしょう。
成果報酬型
成果報酬型の料金は、事前に決めた支払い条件に沿って、条件が達成された場合のみ料金支払いが発生する料金体系です。
主にSEO対策やアフィリエイト広告などで多く採用される手段です。
支払いが発生するタイミングは、例えば対策キーワードでGoogleもしくはYahooなどの検索エンジン上で10位以内に1日でも検索結果表示がされたら日毎の課金が発生するなどが考えられます。
さらにアフィリエイト広告では、対象商品やサービスのお問い合わせ、売上が発生する度に1件ごとの達成手数料がアフィリエイターに支払いするなど成果報酬に当てはまります。
課金料金は、キーワード難易度や支援企業の判断で金額が決まってくる印象です。
成果報酬型は、結果と費用が紐づく公平感を感じやすい一方で、提供サービス内容が不明瞭な場合もあるため、支援企業に事前確認しましょう。
Webマーケティングを外注するメリット
近年では、本業以外の業務にリソースを割けないなど感じる企業も増えています。
ここからは、効率的に業務で成果につなげるために意識すべきマーケティングを外注するメリットについて紹介していきます。
本業へ専念することができる
Webマーケティングを外注することで、一番メリットと感じられるのは、本業に専念できることです。
サイトのSEO対策やSNS運営、さらには広告運用など、Webマーケティングには専門知識が必要な場面が多いのも事実です。
社内に専門知識やスキルを持った人材がいなければ、人材の採用や育成など労力も必要となります。
担当者はこれまでの業務と兼任することもあり、社内の負担が増すことが予想されます。
社内で不足している必要な部分だけを外注することで課題を補うことが可能です。
Webマーケティングを活用した集客を加速させることができるでしょう。
精度の高いWebマーケティング施策ができる
Webマーケティングは企画、運用、分析さらには顧客対応まで多岐に渡ります。
全てを社内ですべて完結させるのは至難の業と言ってもいいはずです。
さらに日々、脅威のスピード感で進化している世界のため、最新の情報収集やスキルアップデートは必要になります。
本業の片手間でできるほど、簡単ではありません。
さらにシェア率やコンバージョン率などのマーケティング施策を実施した際の反応率などもデータで定点観測することが必要です。
定点観測を繰り返しながら、自社の改善状況を把握していくことが重要です。
専門知識や経験が豊富なプロに任せて、改善点を一緒にクリアにしていくことで、マーケティング施策として精度の高い集客に仕上がってくるはずです。
客観的視点での意見をもらえる
Webマーケティングに関する知識や経験のあるプロに任せることで、事業の加速につなげることも可能です。
Webマーケティング支援企業は、客観的な視点で向き合ってもらえます。
これまでの実績をもとにした効果的なWebマーケティング戦略から課題まで寄り添ってもらえるはずです。
社内のWebマーケティング人材育成を目指す場合でも、Webマーケティングのプロから客観的な意見をもらうことで、社内の人材育成にも期待できます。
セカンドオピニオンから率直なアドバイスをもらうことで、一人で悩まなくても済みます。
悩む時間を効率的に活用して、本業に集中することで業績アップにつなげていきましょう。
Webマーケティングを外注するデメリット
Webマーケティングを外注すること感じられるメリットを伝えてきましたが、もちろんデメリットもあります。
きちんと理解しながら把握しておくことで、いざ依頼するという段階で焦らないですみます。
さらに自社が外注する上での見極めにもなりますので、ぜひ参考にご確認ください。
継続的に依頼費用が伴う
外注するには、まず依頼費用がかかります。
依頼費用のパターンとして多くは「月額固定型」「スポット報酬型」「成果報酬型」に分類されます。
依頼する内容にあわせて費用は異なりますが、月単位や年単位で継続的な費用が発生していきます。
Webマーケティング施策をした後、定期的に効果測定をしていくことは大切です。
さらに社内の方針や支援企業との相性も考慮して、双方間でコミュニケーションを図り、中長期的な視点で関係構築ができるようにしましょう。
Webマーケティングを外注することで削減できるコスト、発生するコストなどが把握できるので、予算を照らし合わせておくことが大切です。
社内資産として残りづらい
Webマーケティングを外注すると、戦略の立案やあらゆる施策は基本的に外注先が行います。
そのため、Webマーケティングのノウハウやナレッジは社内資産として残りづらいのが特徴です。
社内で施策を実施する場合は、企画から実行、さらに改善するまでのPDCAサイクルとして実現し、社内資産としても残ります。
さらに課題が発生した場合でも、過去の経験やナレッジが共有できれば、早期解決につながりやすくなります。
外注先からの運用結果のレポート提出や定例報告会、さらには会社によってはWebマーケティングに関する社内研修依頼なども実現可能なため、あらかじめ業務内容を確認しておきましょう。
そして、外注先と良い関係を築くことを意識しながら、社内にもノウハウが取り込めるような環境を整えるように意識していきましょう。
担当者によって成果が左右される
外注先のWebマーケティングの担当者によっては、スキルや実績不足からくるコミュニケーションが不足するケースもあります。
そのようなケースは自社の課題を理解できていないことになり、費用対効果が悪くなってしまうことが予想されます。
コミュニケーション不足を防ぐためには、外注する前に担当者と面談しておくことが大切です。
契約前には、案件受注につなげたいという想いから、誇張した実績をアピールしてくる企業もあるのが事実です。
自社の課題をしっかりヒアリングしてくれて、こちらの質問に対して的確な回答をしてくれる担当者なのかを意識して確認しましょう。
Webマーケティングを外注する際の手順
Webマーケティング施策を外注するメリットとデメリットに関して、それぞれご理解頂けたかと思います。
ここからは実際に外注する上で必要な手順について、順を追って紹介していきます。
自社の課題を明確にする
まずWebマーケティングを外注する前に自社の状況について、目を向ける必要があります。
課題を事前に仮説立てしながら、言語化しておきましょう。
いざ外注先に依頼する際の資料としても役に立ち、共有しながら方針を決めていくことができます。
実際に課題の洗い出しは、対象となる部署から事前にヒアリングしておくことで、社内全体の問題も把握できて良いでしょう。
また課題の部分を分析してもらうこと自体、外注することも可能ではあります。
依頼内容と目標を決める
実際に洗い出した課題について、プロジェクトに関わるメンバー間で外注先に依頼するための擦り合わせをしていきましょう。
テーマはどのような依頼をしていくのかが焦点になるかと思います。
主に依頼する内容の例として、
- テーマに沿ったオウンドメディアの記事作成を依頼
- 販売促進を意識した専用LPと広告運用を依頼
- フォロワー数を増やすLINEキャンペーンを依頼
などが一例です。
さらに依頼する優先順位も付けていきましょう。
社内予算に限りがあることが多いはずです。
優先順位の高い案件から順々に進めていく流れで良いかと思います。
外注先の候補を選定
WebマーケティングはSEO対策、SNS運用、WEB・SNS広告、アフィリエイト広告、サイト分析など実に様々な施策があります。
会社によって得意分野は異なります。
Webマーケティング施策を実行していく外注先ですが、以下ポイントを抑えておくと良いでしょう。
- 過去の業界実績やポートフォリオ
- Webマーケティングの得意領域とサービス範囲
- お客様の声や口コミレビュー
などが挙がります。
自社の依頼したい内容に関して、上記で求める条件に近しい外注先を選定して面談していきましょう。
さらに質問への回答や見積費用など考慮して、自社の目指す方向性とバランスが良さそうなパートナーを選定するのがベストです。
施策内容を提案してもらう
自社の課題解決を向けて、具体性のある提案と費用対効果の高い施策を提案してくれる企業を外注先の候補として、決定していきましょう。
具体的に以下の流れで外注先候補の企業には提案をしてもらいましょう。
- 自社が抱える現況課題を説明する
- 外注先には自社に合う施策案を提示してもらう
- 目標・費用感・期間などを提示してもらう
となります。
重要なのは自社の現況を踏まえ、最適な施策プランを提案してもらえているかという点です。
想定していない回答や提案があった際は、具体的な理由や詳しい施策内容を素直に聞いてみることが、おすすめです。
Webマーケティング施策の実行
Webマーケティング施策を実行する際は、目標KPIなどの進捗状況を確認するために、支援企業との報告会などを定期開催してもらいましょう。
外注先へ施策を任せきりにしてしまうことで支援企業側のモチベーションが低下する可能性があります。
そのような状況を未然に防ぐ意味でも、進捗状況や質問など、気軽に相談し合えるチャットなどのツールを活用することもおすすめします。
コミュニケーションを図ることが目的ですが、一定の緊張感を維持することも狙いです。
失敗しないWebマーケティングの外注先の選び方
Webマーケティングの外注先候補の選び方で、重要なのはまず依頼する目的を明確にすること。
その上で予算額、外注先候補、さらに優先順位なども決まってくるはずです。
ここからは外注先を選定する上で失敗しないためのポイントを挙げていきます。
目的や目標に合わせたマーケティング施策を依頼する
まず最初に目的や目標に合ったWebマーケティング施策を考えて、依頼する必要があります。
具体的に依頼する上で、以下のような内容をリストアップしましょう。
- ターゲット層は誰なのか?
- 期間はどのくらい必要な施策なのか?
- 見込み顧客又は顧客リストを保有しているのか?
- 活用できる集客チャネルは何があるのか?
- 投資できる予算はどれ位あるのか?
などが挙がります。
上記を踏まえながら、社内で整理し、言語化してきましょう。
自社で行う部分と外注する部分を明確にする
まず自社内のリソースでどこまでできるか、外注に依頼すべき業務は何なのかを整理しましょう。
そうすることで精度の高いWebマーケティング戦略を立てていけるとともに、支援企業との業務範囲の切り分けも明確化されます。
さらに施策に投資すべき部分の予算目安もわかってくるはずです。
例えばSEO施策で、オウンドメディア制作の企画や進行管理は自社内で実施していき、記事制作のライティングは外注していくことなどが挙がります。
自社で行えることを明確にしておけば、自社リソースと外注コストを効率的かつ効果的な施策に集中して費やすことができます。
類似実績の有無を確認する
外注先の選定する上で、支援企業の過去の案件実績は確認していきましょう。
自社と同業種の似たような施策で成功した実績がある企業であれば、過去の経験を活かして自社の課題を解決できる可能性は高いです。
また事例について外注先候補に質問する際は、以下も意識しましょう。
- 具体的な施策内容
- 実際の運用期間
- 費用感の目安
- 契約形態
などが挙がります。
具体的に教えてくれる企業、ポートフォリオやお客様の声がある企業は、実績が豊富であると言えます。
また同様の実績はあると言うような具体的な回答に欠ける企業は、一度保留にした方がよいかもしれません。
自社の予算と費用感があっているか確認する
予算内で最も価値のある施策を提案できる支援企業を探し出せれば、理想です。
探し出す上で、以下はよく確認していきましょう。
- 自社の投資可能な松竹梅の予算額を決めておく
- 複数企業から見積予算を出してもらい、比較検討をする
- 外注先の予算内のサービス範囲、オプション費用を明示してもらう
など挙がります。
自社の投資予算と施策してもらう質のバランスが取れていれば、継続的な依頼ができます。
しかし費用対効果が見合わなかったというケースもあります。
失敗を防ぐために自社予算も考慮しながら、吟味しながら相性の合う外注先を見つけましょう。
Webマーケティングを外注するか、内製するかの判断基準
Webマーケティングを外注すべきか、それとも社内で対応すべきか、判断に迷うことも多いかもしれません。
ここでは、Webマーケティングの外注・内製の判断ポイントを紹介します。
外注を活用するべきポイント
主に外注を活用するべきポイントは、Webマーケティング業界のトレンドが必要となる領域や経験値です。
Webマーケティングのトレンドは常に変化しているので、変化に合わせて対応していく必要があります。
外注を活用すべき点 | 理由 | 例 |
専門性が高いスキル |
世界中のトレンド状況の変化やルール改定なども想定され、最新情報のキャッチアップが必要なジャンルであるため、日々敏感に対応している外注先を活用するのがベストです。 |
SEO、WEB・SNS広告、デザイン |
Webマーケティングの上流工程 |
Webマーケティングの専門知識や経験が必要な戦略設計も外注にした方が成果につながりやすいです。一度誤った設計をすると成果が出るまでに大幅な遅れが出る可能性があります。 |
コンテンツ企画設計、SNS運用設計、広告配信設計、アフィリエイト運用方針 |
社内で対応するべきポイント
自社内にWebマーケティングの体制が整っていて、部分的な支援が必要な場合は社内を軸とした運用で問題ありません。
必要な部分のみ外注に依頼することでコストも抑えられるはずです。
社内ノウハウを蓄積する意味でも、自社で目標KPIに沿って運用していきましょう。
成果が伴わない状況は、外部コンサルティングを受けることで、改善点と自社では気がつかない「気づき」なども洗い出せるはずです。
まとめ:Webマーケティングの外注・業務委託で失敗しないために
Webマーケティングを外注化させていく判断基準は、自社内でこなせるコアな業務の質・量の確保は可能であるのか、総人件費を削減することができるかという2点が重要です。
それが担保できないと費用対効果の伴わない悲しい結果につながってしまいます。
外注化を活用しながら、自社の業務を効率的に加速させていきましょう。
現在、資料「失敗しないWebマーケティング支援会社の選び方」を無料で配布中ですので、こちらも併せてご活用ください。