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Webコンテンツマーケティングとは?【初心者向け完全ガイド】始め方から成功事例、キャリアまで徹底解説

Webコンテンツマーケティングとは?【初心者向け完全ガイド】始め方から成功事例、キャリアまで徹底解説

「Webコンテンツマーケティングって最近よく聞くけど、結局何?」
「SEOとは何が違うの?なんだか難しそう…」

このような疑問や不安を感じていませんか。
Web業界やマーケティングの世界では、当たり前のように使われる言葉ですが、その本質を正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。

この記事では、

  • Webコンテンツマーケティングの基本
  • 初心者でもわかる実践的な始め方
  • 国内外の成功事例
  • 気になるキャリアパス


まで、専門用語をかみ砕いて網羅的に解説します。最後まで読めば、あなたのビジネスやキャリアプランに活かせる具体的な知識がきっと見つかるはずです。

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  • BtoBマーケティングの全体像と施策の優先度
  • 施策の成功パターン
  • お問い合わせ数0件→168 件に増加したコンテンツマーケティング導入事例
  • コンテンツマーケティング成功の秘訣

「施策の優先度」を解説した上でどのような施策が「自社に最適なのか」についてご紹介していきます。「コンテンツマーケティング施策の始め方」をお気軽にダウンロードください。

そもそもWebコンテンツマーケティングとは?基本をわかりやすく解説

Webコンテンツマーケティングとは、ひとことで言えば「読者にとって価値ある情報(コンテンツ)を発信し続けることで、最終的に自社のファンになってもらい、売上につなげる活動」のことです。

従来のテレビCMや新聞広告のように、企業側から一方的に「買ってください」とアピールするのとは全く異なります。
読者が自ら抱える悩みや疑問を解決するために情報を探しているときに、そっと役立つコンテンツを届け、信頼関係を築いていくのが特徴です。

Webマーケティング全体における位置づけ

Webコンテンツマーケティングは、数あるWebマーケティング施策の一つですが、その中でも特に土台となる重要な役割を担っています。

Webマーケティングには、以下のような様々な手法があります。

  • SEO対策: 検索エンジンで自社サイトを上位表示させる施策
  • SNSマーケティング: X(旧Twitter)やInstagramなどで情報を発信する施策
  • Web広告: リスティング広告やディスプレイ広告を出稿する施策
  • メールマーケティング: メールマガジンなどで顧客とコミュニケーションをとる施策


これらの施策は、それぞれが独立しているわけではありません。
例えば、SEO対策で上位表示を狙うためには良質な「記事コンテンツ」が必要です。
また、SNSで注目を集めるためには、ユーザーの興味を引く「投稿コンテンツ」が欠かせません。

このように、Webコンテンツマーケティングは、あらゆるWebマーケティング活動の「核」となるコンテンツを生み出し、各施策をつなぐハブとして機能するのです。

コンテンツSEOとの違いは?混同しやすい関係性を整理

コンテンツマーケティングと非常によく似た言葉に「コンテンツSEO」があります。
この二つは密接に関連していますが、その目的と範囲が異なります。

項目WebコンテンツマーケティングコンテンツSEO
目的顧客との長期的な関係構築、ファン化、ブランディング検索エンジンからの集客(アクセス数増加)
範囲戦略全体(ブログ、SNS、動画、メルマガなどあらゆる手法を含む)戦略の一部(主にWebサイトやブログの記事コンテンツが対象)
指標(KPI)例エンゲージメント率、リード獲得数、ブランド名の検索数、顧客生涯価値《LTV》検索順位、クリック率《CTR》、サイトへの流入数

簡単に言えば、コンテンツマーケティングという大きな戦略の中に、コンテンツSEOという具体的な戦術が含まれているイメージです。

良質なコンテンツを作って検索上位を目指す「コンテンツSEO」は、まだ自社のことを知らない潜在的な顧客と出会うための非常に強力な手段です。
そして、その出会いを一過性のものにせず、継続的な関係へと育てていくのが「コンテンツマーケティング」の役割と言えるでしょう。

Webコンテンツマーケティングの始め方|実践5ステップ

理論はわかったけど、具体的に何から始めればいいの?」という方のために、ここからは実践的な5つのステップに分けて、Webコンテンツマーケティングの始め方を解説します。

この手順に沿って進めれば、初心者の方でも着実に施策をスタートできます。 

Step1:目的とKPI(目標)を設定する

まず最初に、なぜコンテンツマーケティングを行うのか、その「目的」を明確にしましょう。
目的が曖昧なまま始めると、施策がぶれてしまい、思うような成果は得られません。

目的の具体例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ブランド認知度の向上 : まずは自社の名前やサービスを知ってもらう
  • リード(見込み客)の獲得 : 将来顧客になりうる人々の連絡先を集める
  • 既存顧客の育成・ファン化 : すでにいる顧客との関係を深め、リピート購入を促す
  • 採用活動への貢献 : 企業の魅力を発信し、優秀な人材を集める


目的が決まったら、その達成度を測るための具体的な数値目標《KPI》も設定します。

目的KPIの例
認知度向上記事のPV数、SNSのインプレッション数、指名検索数
リード獲得ホワイトペーパーのダウンロード数、問い合わせ件数、メルマガ登録者数
顧客育成メルマガ開封率、特定ページの閲覧数、セミナー申込数

Step2:ターゲット(ペルソナ)を具体的に描く

次に、「誰に」コンテンツを届けるのか、ターゲットとなる顧客像を具体的に設定します。
この架空の顧客像を「ペルソナ」と呼びます。

ペルソナを詳細に設定することで、チーム内でのターゲット像のズレがなくなり、「その人が本当に知りたい情報は何か?」を深く考えられるようになります。

設定項目設定例(BtoB向けSaaSツールの担当者ペルソナ)
基本情報氏名:佐藤 誠 / 年齢:32歳 / 役職:マーケティング部 主任
業務内容中小企業のマーケティング担当。Webサイト運用、広告、SNSまで幅広く担当。
課題・悩み人手が足りず、マーケティング業務が非効率。上司からは具体的な成果を求められている。
情報収集Webメディアの記事、業界セミナー、SNS(X、Facebook)で情報収集。
価値観流行よりも、実績があり信頼できる情報を重視する。効率化ツールに興味がある。

Step3:カスタマージャーニーに沿ったコンテンツを企画・制作する

ペルソナが自社の製品やサービスを知り、購入に至るまでの道のりを「カスタマージャーニー」と呼びます。
この旅の各段階で、ペルソナが抱える悩みや知りたいことに寄り添ったコンテンツを企画することが重要です。

段階ペルソナの心理・行動有効なコンテンツの例
認知課題を漠然と感じているが、解決策は知らない。「業務 効率化 方法」などで検索。課題に気づかせるブログ記事(例:マーケティング業務を効率化する10の方法)
興味・関心解決策の存在を知り、情報収集を始める。「MAツール とは」などで検索。具体的な解決策を提示するブログ記事(例:MAツールでできること徹底解説)
比較・検討複数のサービスを比較し、自社に合うものを探す。「MAツール 比較」などで検索。サービスの導入事例、機能比較表、料金プラン、ホワイトペーパー
購入・導入導入を決定し、具体的な使い方を知りたい。導入サポートガイド、使い方動画、活用セミナー
ファン化サービスに満足し、継続利用。他の人にも勧めたい。ユーザー限定の活用術、開発者インタビュー、コミュニティイベント

Step4:コンテンツを届けたい相手に配信・プロモーションする

どれだけ素晴らしいコンテンツを作っても、ターゲットに届かなければ意味がありません。
「作って終わり」にせず、積極的に情報を届ける活動が必要です。

主な配信・プロモーションチャネルには以下のようなものがあります。

  • オウンドメディア(自社ブログなど)
  • SNS(X, Facebook, Instagramなど)
    • 情報を拡散させ、ユーザーと直接コミュニケーションをとる。
  • メールマガジン
    • 獲得したリードに対して、継続的に情報を届け、関係を深める。
  • プレスリリース
    • 新しい情報や調査結果などをメディアに配信し、取り上げてもらう。
  • Web広告
    • 作成したコンテンツを広告で配信し、短期間でターゲットにリーチする。

Step5:効果測定と改善(PDCA)を繰り返す

コンテンツマーケティングは、一度で完璧な結果が出るものではありません。
施策を実行したら、必ず効果を測定し、改善を繰り返す「PDCAサイクル」を回すことが成功への鍵です。

PCDAサイクルとは、

  1. Plan(計画)
    • Step1〜4で立てた計画。
  2. Do(実行)
    • 計画に沿ってコンテンツを制作・配信する。
  3. Check(評価)
    • Googleアナリティクスなどのツールを使い、設定したKPIが達成できているか確認する。PV数、滞在時間、離脱率、コンバージョン数などを分析する。
  4. Action(改善)
    • 分析結果をもとに、改善策を実行する。例えば、「PVは多いがすぐ離脱される記事は、導入文や構成を見直す」「よく読まれている記事のテーマを深掘りした続編を作る」など。

の4段階のサイクルのことです。
このサイクルを地道に回し続け、コンテンツの質と施策全体の成果を着実に向上させていきます。

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どんな種類がある?目的別コンテンツフォーマット一覧

コンテンツマーケティングで活用できるフォーマットは、ブログ記事だけではありません。
目的やターゲット、そして自社のリソースに合わせて、最適な形式を選ぶことが大切です。
ここでは代表的な4つのフォーマットと、それぞれの長所・短所を比較してみましょう。

フォーマット長所(メリット)短所(デメリット)主な目的
ブログ記事SEOに強く、潜在層に届きやすい。低コストで始められる。成果が出るまで時間がかかる。競合が多い。認知拡大、潜在ニーズの掘り起こし
ホワイトペーパー質の高いリード情報を獲得しやすい。専門性を示せる。制作に専門知識と時間が必要。リード獲得、比較・検討段階の後押し
動画情報が伝わりやすい。視聴者の記憶に残りやすい。制作コストと専門スキルが必要。ブランドイメージ向上、商品・サービスの理解促進
SNS投稿拡散力が高い。ユーザーと交流しやすい。即時性がある。情報が流れやすい(フロー型)。炎上リスクがある。ファン育成、コミュニティ形成、リアルタイムな情報発信

①ブログ記事(コラム)

ブログ記事は、Webコンテンツマーケティングの基本であり、最も重要なフォーマットの一つです。
ユーザーが検索するキーワードを狙って記事を作成することで、SEO効果が期待でき、継続的なアクセスを見込めます。

ブログ記事の具体例
  • 読者の悩みを解決する「ハウツー記事
  • 専門知識をまとめた「解説記事
  • サービスの導入効果を示す「事例紹介記事


など、様々な切り口でコンテンツを作成でき、あらゆる段階のユーザーにアプローチ可能です。

関連記事 : 記事作成代行とは?依頼方法・メリット・費用相場まで徹底解説【2025年版】

②ホワイトペーパー・eBook(資料ダウンロード)

ホワイトペーパーは、業界の調査レポートや専門的なノウハウなどをまとめた資料のことです。
無料でダウンロードできる代わりに、ユーザーに名前や会社名、メールアドレスなどを入力してもらう形式が一般的です。

これにより、自社のサービスに高い関心を持つ「見込み客(リード)」の情報を得ることができます。
特に、じっくり情報を集めてから購入を決める傾向にあるBtoBマーケティングにおいて、非常に有効な手段です。

③動画コンテンツ

テキストや画像だけでは伝えきれない製品の動きや、サービスの雰囲気を伝えるのに動画は最適です。
チュートリアル動画やお客様インタビュー、イベントの裏側など、様々なコンテンツが考えられます。

YouTubeはもちろん、近年ではTikTokやInstagramリールといった短尺動画も人気を集めています。
視覚と聴覚に訴えかけることで、ユーザーの理解を深め、強い印象を残すことができます。

動画コンテンツを用いたマーケティングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
動画コンテンツマーケティングとは?【初心者向け完全ガイド】始め方から成功事例、費用対効果(ROI)まで徹底解説

④SNS投稿

X(旧Twitter)、Instagram、FacebookなどのSNSは、情報をリアルタイムに届け、ユーザーと直接コミュニケーションをとるのに最適なプラットフォームです。

ブログ記事の更新情報を知らせたり、ユーザーからの質問に答えたりすることで、
親近感を醸成し、ファンを育成できます。

「いいね」や「リポスト(リツイート)」による情報の拡散力も魅力で、思わぬ形でコンテンツが広まる可能性も秘めています。

【BtoB/BtoC】Webコンテンツマーケティングの成功事例

ここでは、実際の企業がどのようにコンテンツマーケティングを成功させているのか、具体的な事例を見ていきましょう。
自社のビジネスモデルに近い事例を参考にすることで、実践のヒントが得られます。

テクロのWebコンテンツマーケティング成功事例①:株式会社LGブレイクスルー「自治体ビジネスドットコム」

メディア名

自治体ビジネスドットコム

メディアURL

https://www.b2lg.co.jp/jichitai/

コンセプト・テーマ

自治体ビジネスを成功に導くための情報発信

運営会社

株式会社LGブレイクスルー

公開時期

2017年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

自治体ビジネスドットコム」は、地方自治体や官公庁からの業務を受託するためのソリューションを提供している企業です。

以前からオウンドメディアを導入していましたが、Webでは企業との接点がないと考えており、オウンドメディアの運営が進められていない状態でした。

状態を打破するべくコンテンツマーケティングを実施し、半年経過した頃にはPVが約20倍まで成長しました。

ここまでの成長を遂げた理由は、コンテンツを作成する際に数値のデータとして変化を記録し、改善を模索したことです。

オウンドメディアを事業に活用するという目的も達成されました。

同社は小さな会社でありながら、オウンドメディアを活用することで営業の自動化に成功した事例です。

参考:【半年でPV20倍】オウンドメディアでサイト流入数を増加|株式会社LGブレイクスルー様

株式会社LGブレイクスルーのコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

テクロのWebコンテンツマーケティング成功事例②:株式会社ジェイアンドユー「PAPER AD」

画像出典:PAPER AD

メディア名

PAPER AD

メディアURL

https://j-you.co.jp/blog/

コンセプト・テーマ

オフライン広告の情報を発信

運営会社

株式会社ジェイアンドユー

公開時期

2020年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

広告代理店である株式会社ジェイアンドユー様はオウンドメディアの立ち上げから支援させていただいており、オウンドメディアの「PAPER AD」を立ち上げ、運用を続けたことで、これまで問い合わせのなかった業界からの新規リードの獲得することに成功しました。

その後、リード情報の管理やナーチャリングのためHubspotの導入支援をさせていただきました。

営業フローの整理やHubSpotの設定を行い、営業の一元管理と効率化に成功。営業や在庫の状況を可視化したことで売り上げが5%アップしました。

事例の詳細は以下からご覧いただけます。

参考:「オウンドメディアで他業種からの問い合わせと営業のモチベーションアップを実現|株式会社ジェイアンドユー様」

参考:「【売上5%UP】HubSpotの運用支援で営業の可視化に成功。売上・利益率が前年より大幅アップした施策とは|株式会社ジェイアンドユー様」

株式会社ジェイアンドユー様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

テクロのWebコンテンツマーケティング成功事例③:株式会社リロクラブ「RELO 総務人事タイムズ」

メディア名

RELO 総務人事タイムズ

メディアURL

https://www.reloclub.jp/relotimes/article

コンセプト・テーマ

総務人事に関する情報発信

運営会社

株式会社リロクラブ

代行時期

2023年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

株式会社リロクラブは福利厚生の代行サービスを提供する会社で、自社のオウンドメディアとして「RELO 総務人事タイムズ」を運営しています。

非常に強いドメインパワーとPVがありましたが、お問い合わせまでつながらないのが課題でした。

そこで弊社にオウンドメディアの運用代行を依頼いただき、CVを意識したキーワード選定やサイト改善を行い、問い合わせの増加に成功し、より売り上げに貢献できるメディアに成長しました。

CV最適化によって売り上げが伸びた成功事例です。

参考:商材に近いキーワード選定とサイト改善でメディアのCVを最適化。信頼と安心の伴走型サポートとは|株式会社リロクラブ様

株式会社リロクラブ様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

テクロのWebコンテンツマーケティング成功事例④:株式会社NTT印刷「カチアルサポート」

「SNSの投稿ネタが毎日尽きてしまう…」
「フォロワーは少しずつ増えても、なかなか売上には繋がらない」
「上司から『コンテンツが重要だ』と言われたけど、具体的に何をすればいいんだろう?」

このようなお悩みをお持ちのSNS運用担当者の方は、決して少なくありません。

この記事では、そんなお悩みを解決する鍵となる「SNSコンテンツマーケティング」について、その基本から具体的な実践方法、成功事例までを網羅的に解説します。
この記事を読み終える頃には、場当たり的な運用から脱却し、計画的かつ成果に繋がるアクションプランを描けるようになっているはずです。

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  • BtoBマーケティングの全体像と施策の優先度
  • 施策の成功パターン
  • お問い合わせ数0件→168 件に増加したコンテンツマーケティング導入事例
  • コンテンツマーケティング成功の秘訣

「施策の優先度」を解説した上でどのような施策が「自社に最適なのか」についてご紹介していきます。「コンテンツマーケティング施策の始め方」をお気軽にダウンロードください。

まずは基本から!SNSコンテンツマーケティングとは?

SNSコンテンツマーケティングという言葉を聞いたことはあっても、その正確な意味を説明するのは難しいかもしれません。
まずは、このマーケティング手法がどのようなものなのか、その定義と目的から理解を深めていきましょう。
混同しやすい関連用語との違いも整理することで、全体像が明確になります。

SNSコンテンツマーケティングの定義と目的

SNSコンテンツマーケティングとは、SNSを主なプラットフォームとして活用するマーケティング手法の一つです。
その中核にあるのは、企業が伝えたいことを一方的に発信するのではなく、ユーザーにとって価値のある魅力的なコンテンツを継続的に提供することです。

これにより、ユーザーとの間に信頼関係を築き、エンゲージメント《えんげーじめんと》(いいね・コメント・シェアなどの反応)を高めます。
最終的な目的は、単なるフォロワーを自社の熱心な「ファン」へと育成し、購買やサービスの利用、さらには知人への推奨といった行動を促すことにあります。

用語読み意味
SNSコンテンツマーケティングえすえぬえすこんてんつまーけてぃんぐSNS上でユーザーに価値あるコンテンツを提供し続け、ファンを育成し、最終的に購買などのビジネス成果に繋げるマーケティング手法。

「SNSマーケティング」「コンテンツマーケティング」との違い

SNSコンテンツマーケティングをより深く理解するために、関連する用語との違いを整理しましょう。
これらの関係性は、下図のように考えると分かりやすいです。

用語関係性・特徴主な手法・考え方
SNSマーケティング「場所」がSNSであるマーケティング活動全般。・SNS広告の配信
・インフルエンサー施策
・キャンペーン実施
・アカウント運用(情報発信)
コンテンツマーケティング「手法」がコンテンツであるマーケティング思想。場所は問わない。・ブログ記事(オウンドメディア)
・動画(YouTubeなど)
・ホワイトペーパー
・メールマガジン
SNSコンテンツマーケティング上記2つの重複領域。SNSという場所でコンテンツという手法を用いること。・Instagramでのノウハウ投稿
・X(旧Twitter)での図解ポスト
・YouTubeでの商品レビュー動画

つまり、SNSマーケティングという広い活動領域の中で、特に「価値あるコンテンツの発信」に軸足を置いたものがSNSコンテンツマーケティングと言えます。

なぜ今、SNSコンテンツマーケティングが重要視されるのか

近年、SNSコンテンツマーケティングの重要性が急速に高まっています。
その背景には、消費者行動や市場環境の大きな変化があります。

  • 消費者の広告疲れと情報収集行動の変化
    • 多くの人がインターネット広告を意図的に避けるようになっています。
    • 情報を探す際、検索エンジンだけでなくSNSのハッシュタグ検索(#タグる)などを利用するのが一般的になりました。
  • 潜在的な顧客との接点創出
    • 自分の悩みをまだ明確に自覚していない「潜在層」に対し、広告ではアプローチが困難です。
    • 彼らの興味関心に寄り添うコンテンツなら、自然な形で「見つけてもらう」ことが可能です。
  • アルゴリズムによる情報の最適化
    • 各SNSのアルゴリズムは、ユーザー一人ひとりの興味に合わせて最適なコンテンツを表示します。
    • 質の高いコンテンツは、広告費をかけずともターゲット層へ効率的に届く可能性があります。

このような理由から、企業からの一方的な「売り込み」ではなく、ユーザーに価値を提供する「プル型」のアプローチであるSNSコンテンツマーケティングが、現代のビジネスに不可欠となっているのです。

SNSコンテンツマーケティングに取り組む5つのメリット

SNSコンテンツマーケティングを実践することで、企業は多くの恩恵を受けることができます。
ここでは、代表的な5つのメリットをご紹介します。
これらのメリットを理解することで、自社で取り組む際の目的意識がより明確になるでしょう。

1. 潜在層へのアプローチと認知拡大

SNSコンテンツマーケティングは、まだ自社の商品やサービスを知らない「潜在顧客」(せんざいこきゃく)にアプローチするのに非常に効果的です。
ユーザーが検索するような具体的なキーワードだけでなく、彼らの悩みや興味関心に寄り添うコンテンツを発信することで、自然な形で自社の存在を知らせることができます。
有益なコンテンツはシェアされやすく、新たな層へと思わぬ形で情報が届くことも少なくありません。

2. 顧客エンゲージメントを通じたファン育成

SNSは、企業と顧客が双方向でコミュニケーションを取れる貴重な場です。
投稿への「いいね!」やコメント、質問への返信といった日々のやり取りを通じて、ユーザーとの心理的な距離を縮めることができます。
このような地道な交流を重ねることで、ユーザーは企業に対して親近感や信頼感を抱くようになり、単なるフォロワーから自社を応援してくれる熱心な「ファン」へと変わっていきます。

3. UGC(口コミ)による信頼性と拡散力の向上

質の高いコンテンツや満足度の高い体験は、ユーザーによる自発的な情報発信、すなわちUGC《ゆーじーしー》を生み出します。

用語読み意味
UGC (User Generated Content)ゆーじーしーユーザー生成コンテンツのこと。SNSでの投稿やレビューサイトの口コミなど、消費者によって作られるコンテンツ全般を指す。

企業による宣伝よりも、実際に利用したユーザーの「生の声」の方が信頼されやすいのは言うまでもありません。
UGCは、広告費をかけずに信頼性の高い情報を拡散してくれる、非常に強力なマーケティング資産となります。

4. ブランディングとロイヤリティの強化

SNSを通じて、自社の世界観や価値観、ブランドの個性を一貫して発信し続けることができます。
これにより、ユーザーは「この会社はこういう考えを持っているんだ」と深く理解し、共感してくれるようになります。
この共感がブランドへの愛着、すなわち「ロイヤリティ」を育て、価格競争に陥らない独自の強みとなります。

5. 低コストで始められる高い費用対効果

SNSアカウントの開設は基本的に無料であり、大規模な広告キャンペーンに比べて低コストで始められる点も大きなメリットです。
制作したコンテンツは、SNSプラットフォーム上に「資産」として蓄積されていきます。
時間が経っても検索されたり、おすすめに表示されたりすることで、長期的に集客や売上に貢献してくれるため、結果的に費用対効果(ROI)が高くなる傾向があります。

始める前に知っておきたいデメリットと対策

多くのメリットがある一方で、SNSコンテンツマーケティングには注意すべき点も存在します。
事前にデメリットと対策を理解しておくことで、「こんなはずではなかった」という事態を防ぎ、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。

成果が出るまでの時間と継続的なリソースが必要

SNSコンテンツマーケティングは、種をまいてから収穫するまでに時間がかかる農作業に似ています。
数回の投稿で劇的な成果が出ることは稀で、効果を実感するまでには数ヶ月から1年以上の期間を要することも珍しくありません。

必要となる主なタスク
  • 戦略・企画立案
  • コンテンツ制作(撮影、執筆、デザインなど)
  • 投稿作業
  • コメントやDMへの返信
  • 効果測定と分析

これらの業務を継続的に行うための人的、時間的リソースを確保できるか、事前に計画しておくことが重要です。

炎上リスクとその予防策

SNSは情報が瞬時に拡散する特性を持つため、常に「炎上」のリスクが伴います。
不適切な表現や誤った情報、担当者の個人的な見解などが、意図せずブランドイメージを大きく損なう可能性があります。
このリスクを管理するために、事前の対策が不可欠です。

対策具体的なアクション例
投稿ガイドラインの策定・使用してはいけない表現や言葉のリストアップ
・政治や宗教など、触れるべきでない話題の明確化
・著作権や肖像権に関するルールの共有
複数人によるチェック体制・投稿前に必ず第三者が内容を確認するフローを構築
・誤字脱字だけでなく、多角的な視点で不快感を与えないかチェック
緊急時の対応フロー・問題が発生した際の報告ルートを明確化
・謝罪文の基本的なテンプレートを用意
・誰がどのような対応を取るかを事前に決めておく

【5ステップで実践】SNSコンテンツマーケティングの始め方

理論を学んだら、次はいよいよ実践です。
「何から手をつければいいのか分からない」という方のために、ここからはSNSコンテンツマーケティングを始めるための具体的な手順を5つのステップに分けて解説します。
この通りに進めれば、誰でも計画的にスタートを切ることができます。

Step1:目的(KGI)と目標(KPI)を明確にする

まず最初に、「何のためにSNSコンテンツマーケティングを行うのか」という最終的な目的(KGI)を明確に設定することが最も重要です。
目的が曖昧なままでは、施策がブレてしまい、成果を正しく評価することもできません。

目的が決まったら、その達成度を測るための具体的な数値目標(KPI)を設定します。

最終目的(KGI)の例追うべき中間目標(KPI)の例
認知度の向上・インプレッション数(表示回数)
・リーチ数(投稿を見た人数)
・フォロワー増加数
・ハッシュタグの検索数
ファンの育成・エンゲージメント率(いいね、コメント、保存など)
・プロフィールへのアクセス数
・UGCの発生数
Webサイトへの集客・投稿からのURLクリック数
・SNS経由のセッション数
売上の向上・SNS経由のコンバージョン数(商品購入、問い合わせ)
・コンバージョン率

Step2:ターゲット(ペルソナ)を具体的に設定する

次に、「誰に情報を届けたいのか」というターゲット像を具体的にします。
この架空の人物像を「ペルソナ」《ぺるそな》と呼びます。
ペルソナを詳細に設定することで、どのようなコンテンツが響くのか、どのような言葉遣いが適切なのかが明確になります。

ペルソナ設定の項目例
  • 年齢、性別、居住地
  • 職業、役職、年収
  • ライフスタイル、価値観
  • 抱えている悩みや課題
  • どのような情報を、どのSNSで収集しているか
  • 休日の過ごし方

「すべての人」に向けたコンテンツは、結果的に誰にも響きません。
たった一人のペルソナに深く刺さるコンテンツを目指すことが、成功への近道です。

Step3:自社に合ったプラットフォーム(SNS)を選ぶ

ペルソナが設定できたら、そのペルソナが最もよく利用しているSNSをメインの活動場所に選びます。
各SNSにはそれぞれ異なる特徴とユーザー層があります。

SNS名主なユーザー層特徴・強み適したコンテンツ形式
Instagram10代~30代の女性が中心ビジュアル重視。世界観を伝えやすい。ショッピング機能との連携が強力。写真、リール(短尺動画)、ストーリーズ
X (旧Twitter)20代~40代の男女リアルタイム性と拡散力が高い。短文でのコミュニケーションが中心。テキスト、画像、短い動画、速報
Facebook30代~50代以上の男女実名登録制で信頼性が高い。ビジネス利用やコミュニティ形成に向いている。テキスト、リンク付き投稿、イベント告知
YouTube全世代動画による情報伝達に特化。使い方やノウハウなど、深く伝えたい内容に最適。長尺動画、ショート動画
TikTok10代~20代短尺動画がメイン。音楽やトレンドを活かしたエンタメ性の高いコンテンツが人気。短尺動画、ライブ配信
LINE全世代クローズドな環境での1対1コミュニケーション。顧客との関係維持に強い。クーポン、お知らせ、個別メッセージ

自社の商材や伝えたいコンテンツの特性と、ペルソナの利用実態を照らし合わせて、最適なプラットフォームを選びましょう。

Step4:コンテンツ戦略を策定する(コンテンツピラー設計)

場当たり的な投稿でネタ切れに陥らないために、発信する内容の「柱」となるテーマを決めます。
これを「コンテンツピラー」と呼びます。
ペルソナの悩みや興味関心を基に、自社が専門家として価値提供できる大きなテーマを3〜5つ設定しましょう。

例えば、BtoBマーケティング支援会社であれば、以下のようなコンテンツピラーが考えられます。

コンテンツピラーの例
  1. オウンドメディア運用ノウハウ
  2. SEO対策の基本
  3. リード獲得の具体策
  4. マーケティングツールの比較
  5. BtoBマーケティング成功事例

この柱(ピラー)から、「SEO記事の書き方」「リードナーチャリングの方法」といった具体的な投稿テーマ(枝葉)へと展開していきます。
この設計により、発信内容に一貫性が生まれ、専門家としてのポジションを確立しやすくなります。

Step5:運用体制を整えコンテンツカレンダーを作成する

最後に、誰が・いつ・何をするのかを明確にし、計画的に運用するための体制を構築します。
個人で運用する場合でも、役割を意識することが重要です。

主な役割
  • 企画担当: コンテンツピラーに基づき、具体的な投稿ネタを考案する。
  • 制作担当: テキスト執筆、画像・動画の編集を行う。
  • 投稿担当: スケジュール通りに投稿し、誤りがないか最終確認する。
  • 分析・改善担当: 投稿後の数値を分析し、次回の企画に活かす。

そして、これらの計画を「コンテンツカレンダー」に落とし込みます。
スプレッドシートなどで簡単に作成でき、投稿予定日、担当者、投稿内容、ハッシュタグなどを一覧で管理することで、継続的な運用が格段に楽になります。

【ネタ切れ解消】成果に繋がるSNSコンテンツの種類と作り方

SNS運用担当者にとって最大の悩みの一つが「投稿ネタ切れ」です。
ここでは、その悩みを解決し、かつ成果に繋がりやすいコンテンツの「型」を具体的にご紹介します。
これらの型を組み合わせることで、コンテンツのバリエーションが豊かになり、ユーザーを飽きさせません。

ユーザーの心を掴む4つのコンテンツタイプ

コンテンツは、その役割に応じて大きく4つのタイプに分類できます。
これらのタイプをバランス良く発信することが、ファン育成の鍵となります。

  1. 教育・お役立ち系コンテンツ
  2. 共感・ストーリー系コンテンツ
  3. 参加・交流系コンテンツ
  4. 信頼・実績系コンテンツ

①教育・お役立ち系コンテンツ(How-to、ノウハウ)

これは、ターゲットが抱える悩みや疑問を解決するための専門的な情報を提供するコンテンツです。
例えば、「初心者でも分かる〇〇の選び方」「プロが教える△△の裏技5選」といった形式が挙げられます。
ユーザーに「このアカウントをフォローしておくと得をする」と感じさせ、専門家としての信頼を獲得する上で最も基本となるコンテンツタイプです。

②共感・ストーリー系コンテンツ(舞台裏、失敗談)

商品開発の裏側、創業者の想い、社員の日常、過去の失敗談といった、企業の「人間味」を感じさせるコンテンツです。
完成された姿だけでなく、その裏にある努力や葛藤を共有することで、ユーザーは親近感を抱き、感情的な繋がりが生まれます。
「完璧ではないけれど、応援したい」と思わせることが、熱心なファンを作るきっかけになります。

③参加・交流系コンテンツ(キャンペーン、Q&A)

ユーザーが受け身で見るだけでなく、能動的にアクションを起こせるように設計されたコンテンツです。
「フォロー&いいねキャンペーン」や「ストーリーズでの質問募集」「ライブ配信でのQ&Aコーナー」などがこれにあたります。
エンゲージメントを直接的に高める効果があり、アカウントの活性化に繋がります。また、ユーザーを巻き込むことで、UGCの創出も期待できます。

④信頼・実績系コンテンツ(導入事例、お客様の声)

自社の商品やサービスを実際に利用した顧客の声や、具体的な導入事例、メディアでの掲載実績などを紹介するコンテンツです。
企業が自ら「良い商品です」と言うよりも、第三者からの客観的な評価の方が、はるかに高い信頼性を持ちます。
購入を迷っているユーザーの背中を押す、最後の一手として非常に有効です。

プラットフォーム別|コンテンツ作成のポイント

同じ内容でも、SNSの特性に合わせて見せ方を変える「最適化」が重要です。

  • Instagram: とにかくビジュアルが命。統一感のある美しい写真や、リール動画でのテンポの良い情報提供が好まれます。文字情報は画像内に分かりやすく入れるか、キャプションで補足します。
  • X (旧Twitter): 速報性と簡潔さが求められます。箇条書きや図解を用いて、一目で内容が理解できるように工夫しましょう。有益な情報はスレッド形式で深掘りするのも効果的です。
  • YouTube: ユーザーは腰を据えて情報を得ようとしているため、ある程度尺の長い、網羅的な解説動画が向いています。テロップや効果音を効果的に使い、視聴者を飽きさせない工夫が必要です。
  • TikTok: トレンドの音源やエフェクトを積極的に活用し、エンタメ性を高めることが重要です。最初の2秒で興味を引けるかが勝負となります。

【事例に学ぶ】SNSコンテンツマーケティングの成功法則

理論や手法を学んだ後は、実際の成功事例を見ることで、自社での活用イメージがより具体的になります。
ここでは、BtoBとBtoCの領域から、参考になる事例をご紹介します。

テクロのコンテンツマーケティング成功事例①:株式会社LGブレイクスルー「自治体ビジネスドットコム」

メディア名

自治体ビジネスドットコム

メディアURL

https://www.b2lg.co.jp/jichitai/

コンセプト・テーマ

自治体ビジネスを成功に導くための情報発信

運営会社

株式会社LGブレイクスルー

公開時期

2017年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

自治体ビジネスドットコム」は、地方自治体や官公庁からの業務を受託するためのソリューションを提供している企業です。

以前からオウンドメディアを導入していましたが、Webでは企業との接点がないと考えており、オウンドメディアの運営が進められていない状態でした。

状態を打破するべくコンテンツマーケティングを実施し、半年経過した頃にはPVが約20倍まで成長しました。

ここまでの成長を遂げた理由は、コンテンツを作成する際に数値のデータとして変化を記録し、改善を模索したことです。

オウンドメディアを事業に活用するという目的も達成されました。

同社は小さな会社でありながら、オウンドメディアを活用することで営業の自動化に成功した事例です。

参考:【半年でPV20倍】オウンドメディアでサイト流入数を増加|株式会社LGブレイクスルー様

株式会社LGブレイクスルーのコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

テクロのコンテンツマーケティング成功事例②:株式会社ジェイアンドユー「PAPER AD」

画像出典:PAPER AD

メディア名

PAPER AD

メディアURL

https://j-you.co.jp/blog/

コンセプト・テーマ

オフライン広告の情報を発信

運営会社

株式会社ジェイアンドユー

公開時期

2020年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

広告代理店である株式会社ジェイアンドユー様はオウンドメディアの立ち上げから支援させていただいており、オウンドメディアの「PAPER AD」を立ち上げ、運用を続けたことで、これまで問い合わせのなかった業界からの新規リードの獲得することに成功しました。

その後、リード情報の管理やナーチャリングのためHubspotの導入支援をさせていただきました。

営業フローの整理やHubSpotの設定を行い、営業の一元管理と効率化に成功。営業や在庫の状況を可視化したことで売り上げが5%アップしました。

事例の詳細は以下からご覧いただけます。

参考:「オウンドメディアで他業種からの問い合わせと営業のモチベーションアップを実現|株式会社ジェイアンドユー様」

参考:「【売上5%UP】HubSpotの運用支援で営業の可視化に成功。売上・利益率が前年より大幅アップした施策とは|株式会社ジェイアンドユー様」

株式会社ジェイアンドユー様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

テクロのコンテンツマーケティング成功事例③:株式会社リロクラブ「RELO 総務人事タイムズ」

メディア名

RELO 総務人事タイムズ

メディアURL

https://www.reloclub.jp/relotimes/article

コンセプト・テーマ

総務人事に関する情報発信

運営会社

株式会社リロクラブ

代行時期

2023年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

株式会社リロクラブは福利厚生の代行サービスを提供する会社で、自社のオウンドメディアとして「RELO 総務人事タイムズ」を運営しています。

非常に強いドメインパワーとPVがありましたが、お問い合わせまでつながらないのが課題でした。

そこで弊社にオウンドメディアの運用代行を依頼いただき、CVを意識したキーワード選定やサイト改善を行い、問い合わせの増加に成功し、より売り上げに貢献できるメディアに成長しました。

CV最適化によって売り上げが伸びた成功事例です。

参考:商材に近いキーワード選定とサイト改善でメディアのCVを最適化。信頼と安心の伴走型サポートとは|株式会社リロクラブ様

株式会社リロクラブ様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

テクロのコンテンツマーケティング成功事例④:株式会社NTT印刷「カチアルサポート」

メディア名

カチアルサポートオウンドメディア

メディアURL

https://kachiarusupport.nttprint.com/column

コンセプト・テーマ

BPOサービスに関するサービス紹介

運営会社

株式会社NTT印刷

代行時期

2024年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

株式会社NTT印刷はBPOサービスを提供する会社で、自社のオウンドメディアとして「カチアルサポートオウンドメディア」を運営しています。

社内のリソースが限られるなかで月1~2回の展示会出展など他の施策も回しながら、オウンドメディアに各種コンテンツを用意しなければならなかったので、リソース面でも知見の面でもパートナーが必要だと考えられていました。

オウンドメディア運用の外注により、社内工数を削減しながら、結果を出した成功事例です。

参考:本質的なコンテンツ作成でPV、CVアップに成功。担当者への丁寧な寄り添いと豊富な知見による支援とは | NTT印刷株式会社様

株式会社NTT印刷様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

テクロのWebコンテンツマーケティング成功事例⑤:株式会社JAFメディアワークス「JAFトレコラム」

JAFメディアワークス_JAF交通安全トレーニング_テクロ事例
画像出典:JAFトレコラム

メディア名

JAFトレコラム

メディアURL

https://jaf-training.jp/column/

コンセプト・テーマ

交通安全に関する情報発信

運営会社

株式会社JAFメディアワークス

代行時期

2024年

目的

  • リードの獲得新規顧客獲得

株式会社JAFメディアワークスはJAF交通安全トレーニングを提供する会社で、自社のオウンドメディアとして「JAFトレコラム」を運営しています。

社内にマーケティング部がない状態。集客に取り組んでみたものの、「これで効果が出ているのだろうか」「どんな施策が一番効果があるのだろう」といった悩みがありました。

そこでテクロのオウンドメディア支援にご依頼いただき、メディアの立ち上げからPVとCV獲得までサポート。コンテンツを通したリード獲得に成功しています。

参考:オウンドメディアの新規立ち上げからPV、CV獲得まで伴走。依頼の決め手となったデータドリブンな提案とは | 株式会社JAFメディアワークス様

株式会社JAFメディアワークス様のコンテンツマーケティングを担当した株式会社テクロの実績は「実績ページ」で紹介しています。

【BtoC編】北欧、暮らしの道具店:世界観の共有で熱狂的なファンを育成

BtoCの成功事例として有名なのが、ライフスタイル雑貨のECサイト「北欧、暮らしの道具店」です。
このサイトの最大の特徴は、単に商品を販売するのではなく、「フィットする暮らし、つくろう。」というコンセプトのもと、心豊かな暮らしを実現するためのコンテンツを発信している点にあります。

商品の使い方を紹介する記事や動画はもちろん、スタッフの愛用品、暮らしの工夫、インタビュー記事など、サイト全体が一つのメディアとして機能しています。
このようなコンテンツを通じて独自の世界観を顧客と共有し、深い共感を呼ぶことで、価格競争に巻き込まれない熱狂的なファンを育成することに成功しています。

コンテンツマーケティングの仕事内容とキャリアパス

Webコンテンツマーケティングの重要性が高まるにつれ、専門職である「コンテンツマーケター」の需要も増えています。
ここでは、この仕事に興味を持つ方に向けて、具体的な仕事内容やキャリアについて解説します。

具体的な仕事内容と求められるスキル

コンテンツマーケターの仕事は、単に記事を書くだけではありません。
戦略立案から効果測定まで、非常に多岐にわたるスキルが求められます。

仕事内容求められるスキルの例
戦略立案市場分析、競合調査、KGI/KPI設定、ペルソナ/カスタマージャーニー設計
コンテンツ企画キーワード調査、ネタ出し、構成案作成
制作・ディレクションライティング、編集・校正、外部ライターやデザイナーとの連携、進行管理
配信・プロモーションSEO対策、SNS運用、メルマガ配信、広告運用
分析・改善Googleアナリティクスなどを用いたデータ分析、レポーティング、改善施策の提案

これらすべてを一人で完璧にこなす必要はありませんが、幅広い知識を持ち、チームや外部パートナーと連携しながらプロジェクトを推進する能力が重要になります。

気になる年収の目安と将来性

コンテンツマーケターの年収は、経験やスキル、所属する企業の規模によって大きく異なりますが、一般的な求人情報を見ると、未経験や担当者レベルで350万円〜550万円、マネージャークラスや専門性の高いスキルを持つ人材では600万円〜1,000万円以上というケースも珍しくありません。

今後、AIによる文章生成技術がさらに進化しても、顧客のインサイトを深く理解し、データに基づいて全体の戦略を設計できるマーケターの価値は、むしろ高まっていくと考えられます。
創造性と分析力を兼ね備えた人材は、今後も多くの企業から求められ続けるでしょう。

まとめ:Webコンテンツマーケティングは顧客との信頼を築く最強の武器

本記事では、Webコンテンツマーケティングの基本から実践方法、成功事例、キャリアに至るまでを網羅的に解説しました。

  • Webコンテンツマーケティングは、価値ある情報提供を通じて顧客との信頼を築く戦略である
  • 始めるには「目的設定」「ペルソナ設計」「コンテンツ企画」「配信」「改善」の5ステップが重要
  • ブログ記事、動画、SNSなど、目的に応じて多様なフォーマットを活用する
  • 成果を出すには、データに基づいた効果測定と地道な改善(PDCA)が不可欠


Webコンテンツマーケティングは、すぐに結果が出る魔法の杖ではありません。
しかし、ユーザー一人ひとりと真摯に向き合い、時間をかけて良質なコンテンツという「資産」を積み上げていくことで、他のどんな手法にも負けない強固な信頼関係を顧客と築くことができます。
それは、変化の激しい時代を生き抜くための、最強の武器となるはずです。

「自社で何から始めればいいか分からない」「専門家の知見を借りたい」という方は、一度プロに相談してみるのも良いでしょう。
まずはこの記事を参考に、自社の顧客が本当に求めているものは何か、改めて考えてみることから始めてみてください。

なお、テクロ株式会社では「コンテンツマーケティング施策の始め方」資料を無料で配布しています。

これからコンテンツマーケティングを始めようと検討しているBtoB企業様は、ぜひご確認ください。

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「施策の優先度」を解説した上でどのような施策が「自社に最適なのか」についてご紹介していきます。「コンテンツマーケティング施策の始め方」をお気軽にダウンロードください。

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天野 央登 代表取締役
テクロ株式会社CEO。シンガポール国立大学・インド工科大学留学、データサイエンスを学ぶ。大学2年⽣時に起業、留学メディア「交換留学ドットコム」を1年半ほど運⽤し事業売却。その後はコンテンツマーケティングの知⾒を活かして、BtoBマーケティング支援事業を開始。BtoBマーケティングを中心にSEO・MAツールに詳しい。

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BtoBマーケティングの入門書

BtoBマーケティングの具体的な施策とテクロが実践している事例を解説していきます。

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Webマーケティングの教科書

企業が抱えるWebマーケティングの課題と解決方法を解説しています。

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Webマーケティングの成功事例集

フェーズごとのWebマーケティングの施策がわかる成功事例集を紹介しています。

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