ビジネスに活用したい集客方法22選!おすすめの集客ツールも
ビジネスを成功させたいのであればとにかくお客さんを集めなくてはいけません。
ただ、これが非常に難しく、実際お客さんを集めるのに四苦八苦している方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、ビジネスに活用できる集客方法を20種類以上まとめてみました。
また、便利な集客ツールもあわせて紹介していくので、集客に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
なお、テクロ株式会社では「Webマーケティングの教科書」を無料で配布しています。
Web施策を活用した集客を検討されているBtoB企業様は、ぜひ参考にしてください。
目次
集客とは
集客とは、文字通り「お客さんを集めること」を指す言葉です。
ビジネスを成功させるためには、
- いい商品やサービスを作る
- ユーザーに信頼してもらえるようブランド力を高める
- リピーターやファンを獲得する
など、重要なポイントがたくさんありますが、その中でも特に重要と言えるのが集客です。
なぜなら、どれだけいい商品やサービスを作ったりブランド力を高めても、ユーザーにそのことを認知してもらえないと意味がないからです。
集客は、ユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらうための第一歩になります。
そのため、ビジネスにおいて非常に重要な要素となるわけです。
ビジネスやイベントに活用したい22種類の集客方法
集客はビジネスにおいて非常に重要な要素になると紹介してきました。
そこで把握しておくべきなのが、集客方法についてです。
集客方法と聞くとCMなどの広告を思い浮かべる方が多いかと思いますが、ビジネスに活用できる方法は実にさまざまです。
集客方法を多く把握していればそれだけおこなえる施策も増えてくるので、実際に活用する・しないは別として、できるだけ多くの集客方法を把握しておきましょう。
ここで紹介する集客方法は以下の22種類です。
- テレビ
- 新聞
- 雑誌
- ラジオ
- チラシ(折込チラシ、ポスティング)
- DM(ダイレクトメール)
- 展示会
- 無料セミナー
- 屋上広告
- 壁面広告
- 看板広告
- 電車広告
- バス広告
- タクシー広告
- テレアポ
- 友人や知人からの紹介
- 街頭でのビラ配り
- Webメディア
- Web広告
- SNS
- 動画配信プラットフォーム
- プレスリリース
それぞれの集客方法について詳しくみていきましょう。
集客方法1. テレビ
数ある集客方法の中でも定番と言えるのが、影響力の強い媒体であるテレビでのCM放送です。
自社の製品やサービスを多くのユーザーが視聴しているテレビで放送することで、大きな反響が期待できるようになります。
テレビの視聴者数は時間帯や番組によって異なるためあくまで一つの例としてとらえてほしいのですが、ビデオリサーチがおこなった調査では、夕方のニュース番組の視聴者数は660万人にものぼるというデータが出ています。
人気の番組になると更に視聴者数が増えるので、より多くのユーザーへのリーチが可能です。
多少弱まってきているとはいえ、テレビの影響力はまだまだ大きいので、より多くのユーザーに認知してもらうための集客方法としては最も優れています。
ただし、テレビでのCMの放送は広告費が高額になってしまいます。
CMの料金はテレビ局や地域によって異なりますが、東京のキー局で15秒ほどのCMを流す場合だと1回あたり30〜40万円ほどかかることになります。
そのため、広告にかける予算と集客効果が釣り合うかどうかをしっかりとリサーチした上で利用してください。
集客方法2. 新聞
テレビ同様、大きな影響力を持っているマスメディア新聞。
そんな新聞への広告出稿も昔から定番となっている集客方法の一つです。
日本新聞協会のデータによると、2020年現在の一般誌の発行部数は約3,000万部となっています。
こちらもテレビ同様影響力が低下してきているとはいえ、幅広い層へリーチできるため、非常に優れている集客方法の一つです。
ただし、新聞での集客には2つのデメリットがあります。
- 広告の掲載にかかる費用
- 若年層の購読者が少ない
まず一つ目のデメリットが、広告の掲載にかかる費用です。
広告の掲載にかかる費用は新聞の種類や全国紙か地方紙かによって異なってきますが、1ページ丸々広告を掲載しようとすると、数百万〜数千万円の費用がかかることになります。
地方紙に小さな広告を掲載するだけでも数十万円はかかるので、かなり高くなってしまいます。
また、若年層の購読者が少ないのも新聞のデメリットの一つです。
20代の購読率は6%ほどしかありませんし、30代でも新聞を読んでいるのは13%程度にしかなりません。
そのため、若年層に認知を広げるための集客方法にはあまり向いていないです。
集客方法3. 雑誌
テレビや新聞と同じくマスメディアに分類される雑誌も、昔からよく利用されている集客方法の一つです。
雑誌の集客力はそれぞれの雑誌の発行部数によって異なるため、広告を掲載する雑誌によって期待できる効果に差があります。
ただし、それでも人気の雑誌は数十万部発行されているので、集客力は高いでしょう。
また、雑誌はそのジャンルが好きなユーザーが購入して購読するため、興味を持ってもらいやすかったり購買につながりやすかったりするなどのメリットがあります。
もちろん雑誌のジャンルに適した広告を掲載することが前提条件になってきますが、雑誌ならではの大きなメリットです。
一方で、テレビや新聞同様、広告の掲載にかかる費用が高額になってしまいがちなどのデメリットもあります。
発行部数の多い人気の雑誌の場合、1回の掲載に数百万円はかかるため、決して気軽に利用できる媒体とは言いづらくなってしまっています。
集客方法4. ラジオ
テレビや新聞、雑誌と同じマスメディアの一つであるラジオ。
ラジオCMも昔からビジネスに活用されている定番の集客方法の一つです。
テレビや新聞と同じマスメディアでありながら広告費用が安いのが、ラジオでの集客の最大のメリットです。
地域や放送局によってかかる費用に差はありますが、安いところだと1回あたり20,000円ほどでCMを流すことが可能です。
テレビCMの約20分の1程度の費用でCMを流すことができるので非常にリーブナブルだと言えます。
ただ、ラジオは、テレビや新聞ほど多くのユーザーにリーチできる集客方法ではありません。
放送局の人気の番組でも聴取者数は200万人にも満たないので、他のマスメディアで広告を出稿したときほどの集客効果は期待できない可能性が高いでしょう。
集客方法5. チラシ(折込チラシ、ポスティング)
チラシを活用した集客方法も根強い人気を誇る方法の一つです。
チラシを活用した集客方法には2種類の集客方法があります。
- 折込チラシ
- ポスティング
まず1つ目が折込チラシと呼ばれる方法です。
この方法では、その地域で発行されている新聞にチラシを挟み込み、新聞を購読している世帯に配っていきます。
かかる費用は新聞社によって異なりますが、東京23区で2万部の折込チラシを配布する場合、企画から配布までを一括で任せても6〜7万円ほどで利用できます。
企画から配布までを一括で任せられる上に、2万人にリーチできる広告を6〜7万円で利用できるため、費用対効果が高いです。
ただし、若年層は新聞を購読しない傾向にあるので、若年層の集客には向いていません。
2つ目のポスティングでの集客は、チラシを印刷し、そのチラシを住宅のポストに投函してまわる集客方法です。
東京23区で業者にポスティングを依頼した場合、5,000部のポスティングで35,000円ほどかかることになります。
依頼する業者によっても異なってきますが、折込チラシよりも割高です。
ただ、ポスティングにはチラシを配る地域を絞り込むことができる強みがあります。
特定の地域に店舗を出店する際の集客方法としては高い効果を発揮してくれるでしょう。
一方、業者によってポスティングの品質が大きく異なるのがポスティングのデメリットです。
品質の悪い業者に依頼してしまうと、チラシの投函をお断りしている住宅にチラシを配ってしまうなど問題のあるポスティングをされてしまう可能性があります。
そのため、業者選びが非常に重要になってきます。
集客方法6. DM(ダイレクトメール)
DM(ダイレクトメール)は、特定の顧客にリーチしていくタイプの広告です。
はがきかメールで送られる場合がほとんどで、新商品や新しいサービスについて告知する場合やキャンペーンについて告知する場合に活用されることが多くなっています。
アプローチする顧客を個別に選定することにより見込みのない顧客に宣伝してしまう確率をグッと低く抑えることができる点は、DMの魅力的なポイントの一つです。
また、すでに一度商品を購入したりサービスを利用しているユーザーに対して宣伝できるため、高い反応率が期待できるなどのメリットもあります。
一方、DMは基本的に所有している顧客リストを活用する集客方法となっているため、新規顧客の獲得には向いていません。
リストを購入する方法もありますが、ユーザーに不信感をあたえてしまうことにつながるためおすすめできません。
新商品や新しいサービスについて告知する場合や、キャンペーンを実施する際の集客に活用していくようにしましょう。
集客方法7. 展示会
展示会も昔からビジネスに活用されている集客方法の一つです。
特定のジャンルやテーマに沿った企業が出展しており、様々な形態で開催されています。
展示会はそのジャンルやテーマに興味を持っているユーザーが集まるため、関心がある・購買意欲の高い顧客にアピールできるのが最大の魅力となっています。
また、その展示会に有名な企業が出展している場合、企業目当てに多くのユーザーが集まるため、場合によっては宣伝効果が高くなる可能性もあります。
一方、多くの企業が一堂に会するため、商品やブースの設計などでユーザーに対して積極的にアピールしていかなくてはいけません。
展示会では、いかにユーザーに対して積極的にアピールできるかが重要になってくるので、事前にしっかりと準備してアプローチできる環境を整えておくようにしましょう。
集客方法8. 無料セミナー
無料のセミナーを活用した集客方法では、無料で参加できるセミナーを開催し、そのセミナーに参加したユーザーに対して商品やサービスを紹介していきます。
セミナーに参加するのに費用が発生するわけではないので、比較的人が集まりやすい傾向にあります。
また、参加者はセミナーの内容に少なからず興味を持って参加してくれるため、商品の購入やサービスの申し込みにつながりやすい点も無料セミナーのメリットの一つです。
一方、セミナーの準備に時間がかかる点とセミナーの内容が魅力的でないとまったく成約につながらない点は、この集客方法ならではのデメリットだと言えます。
どれだけ魅力的でユーザーを満足させられるセミナーをおこなえるかどうかがセミナーでの集客を成功させる鍵になります。
集客方法9. 屋上広告
屋上広告は、マンションや商業ビルなど、建物の屋上に広告を設置するタイプの集客方法です。
費用や設置する場所によって異なりますが、基本的に大きなサイズの看板が設置されます。
そのため、ユーザーの目につきやすいというメリットがあります。
また、設置している間は24時間いつでも広告効果を発揮してくれるのも屋上広告の魅力の一つです。
ただ、屋上広告はユーザーの目を留めにくい広告であるため、その点には注意が必要です。
屋上広告はユーザーの目に留まる機会が限られていますし、よほど興味を引く内容でないと足を止めてまで見られるようなことはありません。
そのため、インパクトのある広告にしなくてはいけませんし、広告の内容がひと目で伝わるデザインにしなくてはいけません。
また、ユーザーが足を止めやすい場所への設置なども必要になってきます。
集客方法10. 壁面広告
壁面広告も屋上広告と同じ屋外広告の一つです。
マンションや商業ビルなど、建物の壁面に看板を設置してユーザーにアピールするタイプの集客方法となっています。
壁面広告は建物の壁面に看板を設置するため、屋上広告よりも視認性が高いといったメリットがあります。
ただ、周りの建物に隠れてしまいやすい点は壁面広告ならではのデメリットでしょう。
そのため、壁面広告を利用する際は、広告を設置する壁面が大きな道路に面しているなど設置場所をよく検討しながら出稿する必要があります。
集客方法11. 看板広告
看板広告は屋上広告や壁面広告と同じ屋外広告に分類される広告です。
屋外に看板を設置し、ユーザーへの認知を図っていきます。
そんな看板広告には、
- 突き出し看板
- スタンド看板
- ポール看板
など、さまざまな種類があります。
突き出し看板は、ビルなどの建物から突き出すようにして設置されているタイプの看板です。
その建物に入っている店舗などが自店舗をアピールするのに使用されることがほとんどです。
スタンド看板は自立するタイプの看板で、どこにでも設置できるのが最大の魅力となっています。
ポール看板は電柱のような高いポールの先に設置するタイプの大きなサイズの看板広告です。
さまざまな種類が用意されていて、用途に合わせて選べるのは看板広告ならではのメリットだと言えます。
一方で、設置した場所を通るユーザーにしかアピールできないのは看板広告ならではのデメリットでしょう。
集客方法12. 電車広告
電車広告は、電車の内側や外側に設置する広告の総称です。
電車は1日に何万〜何十万人が利用するため、非常に高い集客効果が見込めます。
さらに、電車は幅広い世代のユーザーが利用する公共の交通機関ですので、世代問わずアピールしたいときにも効果を発揮してくれます。
ただし、電車広告には掲載に時間がかかるため、計画的に広告を展開していかなくてはいけません。
電車は公共の交通機関ですので、掲載する広告の審査にどうしても時間がかかってしまいます。
広告内容に関しての修正指示が出てしまうことも珍しくありません。
電車広告を利用する際はそのことをよく理解した上で、広告の掲載を計画的に進めていくようにしましょう。
集客方法13. バス広告
電車広告と同じ車両広告の一つ、バス広告。
バス広告では、バスの車体やバスの車内に広告を掲載し、集客を図っていきます。
バスは電車ほど多くの人が利用する交通機関ではありませんが、それでも路線によっては多くの人が利用しますし、世代もさまざまです。
そのため、電車広告同様、幅広い世代の多くのユーザーへのアピールが可能です。
また、電車広告よりも広告の掲載にかかる費用が安い点も、バス広告の大きなメリットでしょう。
広告の掲載にかかる費用はバス会社によって異なりますが、1台あたり月数千円で広告を出稿することも可能です。
ただし、バスも公共の交通機関ですので、電車広告と同様に審査が厳しい傾向にあります。
この点はバス広告のデメリットです。
集客方法14. タクシー広告
タクシー広告も電車広告やバス広告と同じ車両広告の一つです。
タクシーは利用するユーザーの数が限られているため、電車広告やバス広告ほど多くのユーザーにリーチできません。
ただ、タクシー広告は電車広告やバス広告にはない盛り上がりを見せている車両広告です。
タクシー広告は積極的にさまざまな取り組みがおこなわれている車両広告ですが、特に注目なのが「デジタルサイネージ」と「サンプリング」と呼ばれる手法です。
デジタルサイネージはタクシーの助手席の後ろに設置したタブレット内で広告を流す手法で、高い視聴率を誇っています。
一方、サンプリングは、ドライバーが乗客にサンプルを渡す広告手法です。
ユーザーは無料で商品を受取ることができるため、良い反応が得られやすくなっています。
このように、タクシー広告にはさまざまな種類の広告があります。
それらの広告の中から最適だと思われる広告を選んで利用できるのも、タクシー広告の魅力の一つです。
集客方法15. テレアポ
昔からさまざまな企業で活用されている集客方法の一つであるテレアポ。
BtoCの事業をおこなっている企業はもちろん、BtoBの事業をおこなっている企業にも取り入れられることが多いのがテレアポでの集客です。
テレアポは電話を通してユーザーと直接コンタクトを図るため、それぞれのユーザーに合わせた柔軟な対応がしやすく反応を得られやすいのが、魅力だと言えます。
その一方で、相手の時間を奪ってしまうことになったり手をわずらわせてしまうことになったりするため、嫌がられることが多い集客方法でもあります。
また、その他の集客方法に比べるとアプローチできるユーザーの数が極端に少なくなってしまうのも、テレアポのデメリットの一つです。
集客方法16. 友人や知人からの紹介
継続的な集客や大量のユーザーを集客できるような方法ではありませんが、友人や知人からの紹介もビジネスに活用できる集客方法の一つです。
この集客方法の場合、友人や知人からの紹介であるため、比較的成約しやすい傾向にあります。
一方、友人や知人から紹介してもらった手前断りにくくなってしまいがちですし、価格面でのサービスを要求されてしまうことも少なくありません。
ある程度サービスできる場合は問題ありませんが、そういったサービスに応じられない場合は事前に伝えておくか、サービスできないことを伝えるようにしましょう。
集客方法17. 街頭でのビラ配り
アナログな集客方法の一つで、昔からビジネスに活用されている街頭でのビラ配りによる集客。
ビラ配りによる集客は、チラシやパンフレットを印刷し、街頭で通行人に対して配ることで集客する方法です。
顧客となりうるユーザーのみに絞ってアピールをおこなえるのが、この集客方法の最大のメリットです。
一方で煙たがられてしまうことの多い集客方法であるため、思うようにチラシやパンフレットを受け取ってもらえないことも少なくありません。
また、ビラを配る場所によっては許可が必要になることもあるので、事前に確認した上で実施するようにしてください。
集客方法18. Webメディア
現代のビジネスにおいてインターネットの活用は必要不可欠ですが、そんなインターネットを活用した集客方法の中でも特に取り入られることが多いのがWebメディアを活用した集客方法です。
Webメディアにはいくつか種類がありますが、企業が自社でおこなっているビジネスに活用するメディアのほとんどはオウンドメディアと呼ばれるタイプのWebメディアです。
オウンドメディアは企業が自社でおこなっているビジネスに関連する情報を発信するメディアで、アクセスしてきたユーザーに対して自社の製品やサービスを紹介することでマネタイズしていきます。
Webメディアは大きな集客効果が期待できる集客方法で、月に数万から数十万のユーザーを集客することも不可能ではありません。
そのため、多くの企業がこぞってWebメディアを立ち上げ、集客に活用しています。
一方で、コンテンツを充実させないと集客が見込めない方法でもあるため、成果が出るまでにどうしても時間がかかってしまいがちです。
Webメディアとオウンドメディアについては以下の記事でより詳しく解説しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
>>オウンドメディアとは?立ち上げる目的やメリット・デメリットについて解説
>>Webメディアとは?種類とそれぞれの特徴について徹底解説!
集客方法19. Web広告
数年前まではマスメディアが圧倒的な力を誇っていた広告業界ですが、スマートフォンやタブレットが登場したことで急激な勢いで成長したのがWeb広告です。
1日の中で該当する行動を15分以上おこなった人が全体に占める割合を平均行為者率と言いますが、主要なメディアの平均行為者率でもインターネットがトップにたっています。
テレビや新聞よりも利用者が増え、影響力が大きくなってきたため、マスメディアに広告を出稿するよりもインターネット上に広告を出稿した方が大きな成果が得られると考える人が増えてきています。
Web広告は少額から始めることが可能です。
また、ツールを活用することで細かなデータの取得も可能です。
広告を掲載する媒体側でもアクセスデータを取得しているので、より最適だと思われる媒体にのみ広告を出稿できます。
ただ、Web広告はトラブルに発展することが多いという側面があるため注意が必要です。
意図していない媒体に広告が掲載されてしまったり、リスティング広告の場合、意図していないキーワードで広告が掲載されることで権利侵害に発展してしまったりすることもあります。
こういったトラブルを避けるためにも、Web広告自体の理解やそれぞれの広告の仕組みを知識として知っておく必要があります。
集客方法20. SNS
さまざまなツールが登場してきたことにより盛り上がりをみせているのが、SNSでの集客です。
国内で利用できるSNSにはさまざまな種類がありますが、集客によく活用されるSNSには、
などがあげられます。
SNSのメリットは、ユーザーとコミュニケーションが取れる点です。
匿名で利用できるSNSも多く、ユーザーがフランクにコメントしてくれたり「いいね」などの反応をしてくれるので、よりユーザーに近い集客方法でしょう。
その一方で、ちょっとしたことがきっかけで炎上してしまう可能があるため注意が必要です。
実際、
など、さまざまな企業・ブランドのSNSが炎上しています。
そのため、SNSを活用する場合は、炎上に細心の注意を払いながら運用していく必要があります。
集客方法21. 動画配信プラットフォーム
最近注目を集めているのが、YouTubeなどの動画配信プラットフォームを活用した集客方法です。
2020年12月時点でのYouTubeの月間アクティブユーザは6,500万人にも及びます。
日本国民の二人に一人がYouTubeを利用していることになるため、これから集客に力を入れていこうと考えているのであれば利用しない手はありません。
また、最近ではTikTokなど短い動画を投稿するタイプの動画配信プラットフォームも人気を集めています。
2020年の3月からいよいよ日本でも5Gでの通信がスタートしましたが、5Gがより広いエリアで利用できるようになると、動画の需要はさらに高まることが予想されます。
そのため、動画配信プラットフォームを活用する集客方法は、今後よりその重要性が高まっていくでしょう。
ただ、動画の作成は非常に手間がかかるものです。
- 企画
- 撮影
- 編集
など、やることが多いので、かなり時間と手間のかかる方法だと言えます。
しかし、今後は動画を活用した集客方法が定番になっていくと予想されるので、今のうちから取り組んでおくことをおすすめします。
集客方法22. プレスリリース
プレスリリースは、企業が新しい商品を発売したり新しいサービスを始めたりする際に報道機関に取り上げてもらうタイプの集客方法です。
プレスリリースをおこなえば必ずマスコミに取り上げてもらえるというわけではありませんが、取り上げてもらえた場合の拡散力は絶大です。
また、最近は無料でプレスリリースをおこなえるタイプのサービスも出てきていて、一昔前に比べて気軽に利用できるようになってきています。
取り上げられない可能性がある点はプレスリリースならではのデメリットだと言えますが、無料で利用できるサービスもあるので、ぜひ積極的に活用してください。
集客に活用できるおすすめの集客ツール14選
ここからは、集客に活用できるおすすめの集客ツールについて紹介していきます。
今回紹介する集客ツールは以下のとおりです。
- オウンドメディア
- YouTube
- TikTok
- LINE公式アカウント
- メルマガ
- Google広告
- Yahoo!スポンサードサーチ
- GDN
- YDA
- レビューサイト
ここで紹介していく14種類の集客ツールは、いずれも大きな集客効果をもたらしてくれる可能性のある魅力的なツールばかりです。
自社のマーケティング活動に活用できそうなものがあれば、積極的に活用してみてください。
集客ツール1. オウンドメディア
集客方法の一つであるWebメディアの項目でも紹介させてもらったオウンドメディア。
オウンドメディアは企業が自社のビジネスと関係のあるテーマで情報発信をおこなうタイプのWebメディアです。
例えば、自社でWebマーケティングのコンサルサービスなどを提供している場合、Webマーケティングの種類ややり方などに関する情報を発信し、集客していきます。
集客後は、自社の商品やサービスを紹介することでマネタイズが可能。
メディアと聞くと準備するのが大変そうに感じるかもしれませんが、最近はWordPressなどのWebメディアを簡単に構築できるCMSツールも登場してきています。
CMSツールを使えばサイト構築に関する知識やスキルがなくても簡単にWebメディアを構築できるので、ぜひ活用してみてください。
オウンドメディアについては以下の記事でより詳しく紹介していますので、ぜひこちらもご覧になってみてください。
>>オウンドメディアとは?立ち上げる目的やメリット・デメリットについて解説
集客ツール2. Twitter
おすすめの集客方法の一つにSNSをあげさせてもらいましたが、人気のSNSの一つであるTwitterは集客ツールにもなります。
Twitterで集客する場合、Twitterで情報を発信して興味を持ってもらい、自社のホームページへと誘導する形で集客していきます。
そのため、ターゲットとなるユーザーにいかに興味をもってもらえるかが何よりも重要です。
また、有料のサービスになりますが、月間4,500万人ものユーザーが利用しているTwitter上に広告を出稿できるサービスも用意されています。
集客ツール3. Instagram
今国内で最も勢いのあるSNSと言えば、このInstagramです。
InstagramはTwitterとは異なる画像主体のSNSです。
そのため、いかにユーザーが思わず手を止めてしまう画像を投稿できるかが、Instagramでの集客を成功させる鍵になってきます。
Instagramはそれぞれの投稿にリンクを設置できないといった仕様上のデメリットがあります。
ただし、最近は情報収集のために活用しているユーザーも増えてきていますし機能の追加も積極的におこなわれているので、今後重要な集客ツールになっていくことは間違いありません。
ぜひ今のうちから活用してみてはいかがでしょうか?
集客ツール4. Facebook
一時期ほどの盛り上がりはなく、2019年には初めてユーザーが減少してしまったFacebook。
ただ、未だに国内の月間アクティブユーザーは2,600万人以上と非常に人気の高いSNSであることに変わりはありません。
Facebookでの集客では企業用のページであるFacebookページを作成して集客をおこないます。
FacebookページはWebサイト代わりに利用することもできるため、Webサイトを持っていない企業がユーザーに向けて情報を発信する場にうってつけです。
また、良い情報はユーザーが積極的に拡散してくれる点もFacebookの魅力の一つだと言えます。
集客ツール5. Pinterest
好みの画像をブックマークできるWebサービス、Pinterest。
Pinterestは、ピンと呼ばれる方法で画像をブックマークし、アイデアをどんどん蓄積する形で活用するサービスです。
製品の画像などをアップしておけば、Pinterestが自動でおすすめしてくれたりユーザーが自発的に画像を探してくれたりするため、少ない労力での集客が実現できます。
また、メディアの記事をピンしてPinterest上のコンテンツを充実させ、そこからメディアへのアクセスをうながすという活用方法もあります。
集客ツール6. YouTube
5Gの導入が進むこれからの時代、集客のために活用する企業が急増することが予想されているのが、人気の動画配信プラットフォームであるYouTubeです。
月間のアクティブユーザーが6,500万人と、動画配信プラットフォームとしては圧倒的なシェアを誇っています。
YouTubeで集客する場合、自社のビジネスに関係のある動画を中心に配信していくのが定番です。
例えば、DIY用の資材の販売をおこなっている会社の場合だと、DIYのやり方に関する動画を撮影し配信していくといったイメージです。
こういったハウツー系の動画からの自社サイトへの誘導は定番の集客方法と言えるので、ぜひ積極的に活用していきましょう。
また、SNS同様YouTubeを検索に活用するユーザーも増えてきているので、今のうちから取り組んでおけば今後集客の柱になってくれるでしょう。
集客ツール 7. TikTok
急成長している動画配信プラットフォーム、TikTok。
TikTokはYouTubeとは異なり最大15秒までの短い動画が配信できるタイプの動画配信プラットフォームです。
そんなTikTokのユーザー層は10代〜20代が中心となっていて、全体の65%以上にあたります。
そのため、若い世代へのアピールにはもってこいのツールでしょう。
TikTokでの集客ではいかにブームを作り出せるかが重要で、ユーザーが一緒に楽しめるタイプのコンテンツを配信することで拡散されやすくなる傾向にあります。
そのため、実際に集客に活用する際には、ブームになる動画かどうかを意識して作成するようにしましょう。
集客ツール 8. LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、定番のメッセージアプリであるLINEで利用できる、企業や店舗向けのサービスです。
企業や店舗の公式アカウントを作り、友達登録してくれたユーザーへダイレクトに情報を発信できるようになっています。
また、ユーザーへ情報を発信するだけでなく、ユーザーと直接メッセージをやりとりしたり自動応答サービスでAIに自動返信してもらったりすることも可能です。
LINE公式アカウントをビジネスに活用するためにはユーザーにアカウントを友だち登録してもらう必要があります。
そのため、ユーザーとつながるためのハードルが少し高くなってしまっていますが、とにかくメッセージの開封率が高い点は非常に魅力的なポイントです。
集客ツール 9. メルマガ
Webメールや携帯メールのサービスが登場して以来、集客ツールとして未だに強い人気を誇っているのがメルマガです。
LINEやSNSの登場によってかなり存在感が薄くなってしまいましたが、未だにメルマガを活用している企業はたくさんあります。
メルマガは、LINEやSNSを利用していないユーザーに対して告知をおこなう目的で活用するのに最適なツールです。
そのため、LINE公式アカウントやSNSと併用して活用されることをおすすめします。
集客ツール10. Google広告
おすすめの集客方法としてWeb広告を紹介させてもらいましたが、Web広告の一つにリスティング広告と呼ばれるものがあります。
リスティング広告は、GoogleやYahooなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際の検索結果に表示されるテキスト広告です。
そんなリスティング広告はGoogleとYahooがそれぞれサービスを提供していますが、Googleが提供しているものがGoogle広告と呼ばれています。
Google広告は有料の広告で、ユーザーが広告をクリックするたびに費用が発生しますが、高い入札価格で出稿すれば自然検索よりも上に広告を表示するこができます。
また、キーワードや広告、ページへ誘導の方法にもよりますが、広告を出稿したその日のうちに成果につなげることはそう難しくはありません。
手数料はかかってしまいますが、リスティング広告に長けた代理店に運用を代行してもらうことも可能です。
Google広告は、よりスピーディーに結果を出したいときに利用したい集客ツールだと言えます。
集客ツール11. Yahoo!スポンサードサーチ
先ほど紹介したリスティング広告のYahoo版が、Yahoo!スポンサードサーチです。
Yahoo!スポンサードサーチとGoogle広告の基本的な仕組みに違いはありませんが、
- 広告の配信先
- 利用できる表示オプション
- 広告の文字数
など、細かな部分に違いがあります。
また、Google広告と比べると、Yahoo!スポンサードサーチの方が出稿する広告の審査が厳しいです。
実際に利用する際は、広告が掲載される媒体やそれぞれのサービスを利用しているユーザー層などをチェックしておいて、より最適だと思われる方で広告を出稿しましょう。
集客ツール12. GDN
先ほど紹介したリスティング広告はテキスト主体のWeb広告でしたが、そんなリスティング広告とは異なる画像主体のWeb広告がディスプレイ広告です。
ディスプレイ広告もリスティング広告同様に、Google版のGDNとYahoo版のYDAに分けることができます。
GoogleのGDNでは、GoogleやGoogleの提携先のサイトに対してバナー広告や動画広告を出稿できます。
画像や動画で視覚的にアピールできるため、ユーザーの目に止まりやすかったり、反応が得られやすかったりするメリットがあります。
リスティング広告は検索したキーワードに対して出稿される広告でしたが、GDNは指定した条件に合うユーザーに対して幅広く配信されるタイプの広告です。
そのため、商品やサービスの認知を広げるのに最適なWeb広告となっています。
集客ツール13. YDA
Yahooが提供しているディスプレイ広告、YDA。
GDNがGoogleやGoogleの提携先のサイトに表示されるのに対し、YDAはYahooの各種サービスやYahooの提携先のサイトに表示されます。
Yahooは、
- ニュース
- 知恵袋
- 不動産
- 天気
- 路線情報
など、さまざまなサービスを提供していますが、YDAはこれらのサービスサイト上でも表示されます。
そのため、より幅広い層へのアピールに向いているサービスです。
ただ、こちらもリスティング広告同様、GDNより広告に対する審査が厳しいなどのデメリットがあります。
集客ツール14. レビューサイト
レビューサイトも、ビジネスに活用していきたい集客ツールの一つです。
スマートフォンが登場して以来、ユーザーの多くは、商品を購入したり店舗を利用する際にレビューサイトで他者の評価をチェックするようになりました。
この時代の流れもあり、特に広告を出稿したりしなくても、レビューサイトで高い評価をえているだけで十分と言えるほど集客できるようになりました。
代表的なレビューサイトには、
などがあげられます。
上記の有名なレビューサイトを見てもわかるように、レビューサイトでの集客は実店舗を展開するタイプのビジネスとの相性が抜群です。
実店舗型のビジネスをおこなっている場合は、絶対に活用したい集客方法でしょう。
集客方法のアイデアが浮かばない場合の対処法
ここまでさまざまな集客方法や集客ツールを紹介してきましたが、それでもなかなかアイデアが浮かばない方もいるのではないでしょうか?
そのような場合、自社のビジネスにおけるターゲットとなるペルソナの設定が十分にできていない可能性が高いと言えます。
ペルソナは架空のユーザー像です。
ただ、架空とは言え自社の商品やサービスを利用してくれるであろうユーザーが想定ができていない状態では、集客方法のアイデアは浮かんできません。
集客方法のアイデアが浮かばない方は、今一度ペルソナを設定するところからやり直してみてください。
ペルソナの設定を見直すことでアピールするべきユーザー像が明確になるので、アプローチのアイデアが思い浮かぶでしょう。
また、それぞれの集客方法や集客ツールに対しての理解も必要不可欠です。
この記事は集客方法や集客ツールをより多く紹介することを目的としているため、それぞれの集客方法や集客ツールについて簡潔にしか紹介できていません。
そのため、もし気になる集客方法や集客ツールがあれば、より深く理解するためにリサーチしてみてください。
そうすることで、より具体的な集客のアイデアが浮かんでくるはずです。
まとめ:最適な方法とツールで集客に取り組もう
ビジネスに活用できる集客方法は多数あります。
また、集客に活用できる集客ツールもさまざまです。
最適な集客方法や最適な集客ツールはビジネスの内容やビジネスのジャンルによって異なります。
どの集客方法が最適な集客方法なのか実際に取り組んでみるまでわかりませんので、ぜひいろいろな集客方法を実践してみることをおすすめします。
無料で利用できるものも多いので、まずは気になるものから自社のマーケティング活動に取り入れてみてはいかがでしょうか?
なお、テクロ株式会社では「Webマーケティングの教科書」を無料で配布しています。
Web施策を活用した集客を検討されているBtoB企業様は、ぜひ参考にしてください。