オウンドメディア構築の手順を徹底ガイド!費用や成功のコツも解説
オウンドメディアは、ブランディングや顧客開拓に欠かせないツールです。
しかし「オウンドメディアを構築したいけれど、何から手を付ければいいかわからない」と立ち上げに足踏みしている企業も少なくありません。
本記事ではオウンドメディアの全体像を押さえながら、実際の構築手順や必要な費用、成功に不可欠なポイントを解説します。
オウンドメディアは立ち上げただけでは期待した成果を上げることが難しいため、目的に応じた戦略が重要です。
これからオウンドメディアを立ち上げたいと検討中の企業や担当者は、ぜひ参考にしてください。
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マーケティング会社が実践しているノウハウやマニュアルを知りたい企業や担当者は、ぜひご覧ください。
目次
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、Owned(オウンド)という名前が示すように、企業が独自に管理・運営する情報発信のメディアのことです。
オウンドメディアの代表的な例として、サイボウズ社の「サイボウズ式」やリクルート社の「SUUMOタウン」などが挙げられます。
近年、インターネットの普及により、オウンドメディアに注目が集まるようになりました。
オウンドメディアとよく混同されるメディアは以下の2つです。
概要 | 特徴 | 例 | |
ペイドメディア | 企業が広告費を支払って掲載するメディア | 多くの消費者にアプローチできるため認知拡大に効果が高いが、高額な費用が必要になる | テレビ・ラジオでのコマーシャル、新聞・雑誌の広告掲載 |
アーンドメディア | ブログやSNSなどで、第三者が発信するメディア | 信頼性が高いと判断され、情報が短時間かつ広範囲に拡散されるが、炎上するリスクがある | SNS、レビューサイト、ナレッジコミュニティ |
オウンドメディアは自社でメディアを管理・運営しているため、他のメディアと比較してメディアとしての自由度が高いのが強みです。
自社が達成したい目的や戦略に合わせた情報配信が自由にできます。
利用規約の改正により、急に投稿内容が削除される心配もありません。
長期的にブランディングや集客が見込めます。
オウンドメディアを構築するメリット
オウンドメディアを構築するメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 自社ブランドの価値を高め、認知度を向上させる
- 顧客との信頼関係を築き、リピーターを増やす
- 潜在顧客を見つけて、新規顧客開拓につなげる
- 商品やサービスの販売促進につながる
- コンテンツが社内の資産として蓄積される
それぞれのメリットについて詳しく説明します。
自社ブランドの価値を高め、認知度を向上させる
オウンドメディアで自社の商品や開発に至るまでのストーリーを伝えることで、ブランドの価値を高め、認知度の向上につなげられます。
専門性の高い記事を提供すれば、多くの専門的な知識を所有している、信頼できるという「ブランドイメージ」をユーザーに与えられます。
また、オウンドメディアを検索エンジンで上位表示させるSEO対策をすると、多くのユーザーに自社の存在を知ってもらえる確率が高いです。
「○○といえば△△株式会社」というブランディングができ、情報発信を通じて自社のファンが生まれやすくなります。
顧客との信頼関係を築き、リピーターを増やす
優れたコンテンツを継続的に発信することで、ユーザーとの絆を強め、信頼関係を築くことが可能です。
ユーザーに役立つ情報を提供すれば、ユーザーはサービスや商品について理解が深まるので、顧客満足度が高まります。
ユーザーとの接点を増やして信頼関係が構築できれば、継続率が向上してリピート購入や高額なプランへのアップセル・クロスセルにつなげられます。
また、LTVというマーケティング手法をご存知でしょうか。
LTV(Life Time Value)は顧客生涯価値という意味で、一人の顧客が自社に取引開始から関係が終了するまでに、どれだけの利益をもたらしているかを示す指標です。
オウンドメディアを構築し、ファンを醸成するコンテンツを作成すれば、LTVの向上も見込めます。
顧客満足度向上による解約率の低下や、口コミによる宣伝効果など間接的な収益効果も期待できるのも強みです。
潜在顧客を見つけて、新規顧客開拓につなげる
オウンドメディアを構築することで、潜在顧客を見つけて、新規顧客の継続的な開拓につながります。
潜在顧客とは現時点ではサービスや商品を購入までに至っていないが、将来的に購入する可能性の高い顧客です。
潜在層の段階から関係を構築すれば、自社のサービスや商品が選択肢に追加されます。
ユーザーの問題を解決する最適なコンテンツを発信することで、潜在顧客の興味を引き、質の高い見込み客を育成することが可能です。
商品やサービスの販売促進につながる
商品やサービスの販売促進につながるのも、オウンドメディアを構築するメリットの1つです。
オウンドメディアでは、掲載する内容をすべて自社で決められます。
商品やサービスのメリットを紹介する記事や販促コンテンツなどを充実させることで、販売促進の機会が広がります。
コンテンツが社内の資産として蓄積される
オウンドメディアで作成したコンテンツは、社内の資産として蓄積できます。
しかも、構築した成果は一過性ではありません。
数年前にオウンドメディアに掲載したコンテンツでも、ユーザーに検索される可能性があります。
コンテンツを随時更新することでコンテンツの価値は維持・向上し、企業にとって大切な資産となります。
オウンドメディアは営業資料やSNS、メルマガに利用できるなど汎用性が高いのも特徴です。
オウンドメディア構築の事前準備
「具体的にどのようにオウンドメディアを構築し、運用すれば効果が出るのかわからない」と課題を抱えている企業も少なくありません。
オウンドメディアを構築する前に、準備しておきたいことは以下のとおりです。
- オウンドメディアの運営の目的・ゴールを明確にする
- ターゲットとなる顧客層を分析する
- カスタマージャーニーを設計する
- コンテンツ戦略を策定する
- 運用体制を構築する
それぞれの概要について解説します。
オウンドメディアの運営の目的・ゴールを明確にする
オウンドメディアを立ち上げる前に、まず「何のためにオウンドメディアを運用するのか」という目的を明確にすることが重要です。
目的が定まらなければ、オウンドメディアの方向性がぶれてしまい、ユーザーに伝えたいことが曖昧になるかもしれません。
企業がオウンドメディアを通じて何を達成したいのか、その目的をはっきりさせましょう。
オウンドメディアの運営目的は、大きく分けて以下の4つが挙げられます。
- 売上向上:商品やサービスの販売促進、顧客獲得
- ブランディング:企業やブランドの認知度向上、イメージアップ
- 顧客サポート:顧客満足度の向上、顧客とのエンゲージメント強化
- 採用:優秀な人材の獲得
目的を定めたら、達成のためにゴールを設定しましょう。
定量的に成果を測定できるよう、目標値となるKPI(Key Performance Indicator)を設定することが大切です。
「売上を10%向上させる」「新規顧客獲得数を200件にする」「Webサイトへの流入数を30%増加させる」など数値化した目標を決めましょう。
オウンドメディアを通じて何を達成したいのか、具体的な成果指標を定めることで、運営方針が明確になり施策に一貫性が生まれます。
ターゲットとなる顧客層を分析する
オウンドメディアの目的とゴールが決まったら、次にターゲットとなる顧客層を分析しましょう。
ターゲット層を分析する際には、以下の点を考慮する必要があります。
ターゲットをできるだけ詳細に設定することで、顧客解像度が高まり、ユーザー目線に立った効果的な訴求が可能です。
ターゲット層によってコンテンツやアプローチが異なります。
ターゲットの年齢層や趣味嗜好、ライフスタイルなどを把握し、ターゲットに最適なコンテンツを提供することが重要です。
カスタマージャーニーを設計する
ターゲットを明確にしたら、カスタマージャーニーを設計しましょう。
カスタマージャーニーとは、ユーザーが商品やサービスを購入するまでの過程を可視化したものです。
カスタマージャーニーを設計することで、ユーザーがどの経路でオウンドメディアにたどり着き、どのような行動を取るのかを把握できます。
カスタマージャーニーの横軸には、ターゲットの行動を順番に書き出しましょう。
「認知」「検討」「購入」「アフターフォロー」と各フェーズを時系列に並べるのがおすすめです。
縦軸には、以下の要素を盛り込みましょう。
- 行動:各フェーズにおける顧客の具体的な行動(例:検索、記事閲覧、資料ダウンロード)
- タッチポイント:顧客がオウンドメディアと接する場所(例:ブログ記事、Web広告、SNS、メールマガジン)
- 課題・ニーズ:各フェーズにおける顧客の課題やニーズ
- コンテンツ:顧客の課題やニーズを満たすためのコンテンツ
ターゲットを詳細に設定すれば、見込み顧客のニーズをより理解でき、精度が高いカスタマージャーニーが設計できます。
コンテンツ戦略を策定する
ターゲットやカスタマージャーニーを考慮して、目的達成に向けた効果的なオウンドメディアのコンテンツ戦略を具体化します。
コンテンツ戦略とは、オウンドメディアでどのようなコンテンツを作成していくのかを計画するものです。
戦略がないままコンテンツ制作を進めてしまうと、ユーザーのニーズに合致していないコンテンツを作ってしまうかもしれません。
戦略を策定すれば、オウンドメディアの全体像を把握しつつ、作業の優先順位がつけやすくなります。
自社の強みや弱みを分析するSWOT分析や競合他社の分析をすると、戦略がより具体化しやすいのでおすすめです。
運用体制を構築する
オウンドメディアを成功させるためには、現実的に運用可能な組織体制を構築しましょう。
メディアの運営には、コンテンツ制作スキルやマーケティングスキル、マネジメントスキルが必須です。
ただし、自社ですべてのスキルを揃える必要はありません。
人材の確保が難しい場合は、専門的な知識やスキルを備えた外部委託などを活用しましょう。
オウンドメディアの運用は長期戦です。
長期的に運用できる体制を構築することは、オウンドメディア成功の鍵となります。
オウンドメディアのサイトを構築する流れ
オウンドメディアの構築に関する体制が整ったら、サイトを構築する作業を進めましょう。
サイトを構築する具体的な流れは、以下のとおりです。
- メディアの名前を考える
- ドメインを決める
- サーバー環境を整える
- CMSを導入する
- サイトを制作する
それぞれの方法を紹介します。
メディアの名前を考える
オウンドメディアを立ち上げる最初のステップは、メディアの名前を考えることです。
メディアの名前は自社のビジネスやサービスを明確に表現した、わかりやすい名前がおすすめです。
名前が決定したら、特許庁のサイトで商標登録されていないことを確認しましょう。
同じ名前の登録商標がないか検索し、問題がなければ進めます。
ドメインを決める
メディア名が決まったら、それに合わせてドメインを設定します。
ドメインは、オウンドメディアのURLとなる重要な部分です。
ドメインを選ぶ際はメディア名と一致する、または連想しやすいドメインを選びましょう。
すでに取得済みのドメインは使用できないので、事前にドメイン検索ツールなどで取得可能な状態かどうかを確認してください。
既存のメインサイトがある場合は、サブドメインやサブディレクトリを活用することも検討しましょう。
サブドメインやサブディレクトリの構成上の違いは以下をご覧ください。
- メインドメイン:https://○○○○.com/
- サブドメイン:https://blog.○○○○.com/
- サブディレクトリ:https://○○○○.com/blog/
サーバー環境を整える
オウンドメディアを運営するためには、コンテンツを保管するサーバーが必要です。
サーバーの準備方法には以下の3つがあります。
それぞれの特性を理解し、自社に最適なものを選択しましょう。
サーバー | 特徴 |
オンプレミスサーバー |
|
クラウドサーバー |
|
レンタルサーバー(共用サーバー) |
|
それぞれの特性を理解したうえで自社に最適なものを選択し、安定したオウンドメディアの運営を目指しましょう。
CMSを導入する
メディアの制作方法はHTML/CSSでコーディングするか、CMS(Contents Management System)を使うかの2種類があります。
HTML/CSSでコーディングする場合、1文を書くのにも専門知識が必要のため、CMSを使用するのが一般的です。
CMSはコンテンツ管理システムの略称で、Webサイトの制作や更新、運用を効率的に行うためのソフトウェアツールのことを指します。
CMSは、大きくわけて3種類です。
CMSの種類 | 特徴 |
オープンソースCMS |
|
クラウド型CMS |
|
パッケージ型CMS |
|
CMSが搭載している機能は製品によって異なります。
効果を最大限に発揮するためには、自社に相応しいCMSを慎重に選択することが重要です。
サイトを制作する
サーバーやドメイン、CMSなど裏側の準備ができたら、いよいよサイトを制作していきましょう。
トップページだけでなく、記事や固定ページなどサイト全体の視覚デザインを行う必要があります。
サイトのデザインは、ターゲット層やメディアのコンセプトを踏まえて策定するのがおすすめです。
ターゲットユーザーが20代の若年層と60代の熟年層では、配色やフォントサイズ、ロゴなどデザインの指針が大きく異なります。
オウンドメディアは長期にわたりコンテンツを発信し続けるメディアです。
サイトのデザインへのこだわりは重要な要素となります。
達成したい目標や方向性と乖離のないデザインにするために、慎重に決めていきましょう。
オウンドメディアのコンテンツ制作手順
オウンドメディアを構築するうえで欠かせないのが、コンテンツです。
高品質なコンテンツを制作すれば、ユーザーの満足度が高まるだけでなく、SEOの評価もアップします。
オウンドメディアのコンテンツ制作手順は、以下のとおりです。
- キーワード選定
- 記事制作
- 校正・校閲
- アイキャッチ画像や図解の作成
- 記事の投稿
それぞれの手順を詳しく解説します。
キーワード選定
検索上位を目指すオウンドメディア記事において、最も重要な作業の1つがキーワード選定です。
適切なキーワードを選ぶことで、ターゲットとなるユーザーに記事を届けやすくなり、検索結果の上位に表示される可能性が高くなります。
最初に、記事のターゲットとなるユーザー層のニーズや興味関心を把握しましょう。
ターゲットユーザーが検索するキーワードを調査し、検索ボリュームの多いキーワードを候補としてリストアップします。
Googleキーワードプランナーなどのツールを活用すると便利です。
さらに、同じターゲットユーザーを対象としている競合サイトを分析し、どのようなキーワードで上位表示されているのかを確認しましょう。
これらのステップを踏むことで、検索上位を狙うための効果的なキーワードを選定することが可能です。
記事制作
キーワード選定が完了したら、いよいよ記事制作に取り掛かります。
ターゲットユーザーのニーズや興味関心を満たすような、有益で質の高い記事を執筆しましょう。
記事制作には、PREP法と呼ばれるフレームワークを活用すると効果的です。
PREP法の具体的な使い方は以下を参考にしてください。
- Point(結論・主張):最初に結論を述べることで、読者の興味を引き、理解を深められる
- Reason(理由):結論を導き出した理由を説明する
- Example(具体例):理由を裏付けるために具体的な例を挙げる
- Point(結論・主張):最後に結論や要点を繰り返す
PREP法を用いることで、論理的で説得力のある文章が作成できます。
選定したキーワードを記事内に自然に盛り込み、メタディスクリプションやタイトルタグなどを適切に設定するのも大切です。
オウンドメディアの運用を円滑に行うためにも、トンマナを設定しましょう。
トンマナとは「トーン&マナー」の略称で、テキストやデザインなどに一貫性をもたせるために設定するルールのことです。
文末表現や漢字やひらがなの表記ルール、段落、使用禁止ワードなど定める内容は多岐に渡ります。
オウンドメディアに掲載されるあらゆるテキスト情報が、トンマナの対象となる範疇です。
複数の人間がオウンドメディアを構築するために携わります。
オウンドメディアの方針に沿ったトンマナがなければ、個人のこだわりが詰まった記事が執筆されるかもしれません。
トンマナを設定することで、ユーザーにブランドイメージを印象づけるメリットがあります。
企業側もメディアの統一性を保ち、修正工数の削減を減らすことが可能です。
校正・校閲
記事が完成したら、誤字脱字や文法の間違いがないか、内容に矛盾がないかなどを確認するために校正と校閲を行います。
記事に専門用語を使いすぎていないか注意しましょう。
専門用語が多いと、知識のない読者は混乱してしまい、最後まで記事が読まれない可能性があります。
他サイトの文章をそのままコピーしていると、著作権違反です。
校正・校閲は、記事を執筆した担当者だけでなく、複数人で行うことで記事の精度が高まります。
アイキャッチ画像や図解の作成
離脱率を防ぐためにも、記事には適切なアイキャッチ画像や図解を挿入しましょう。
記事内にアイキャッチ画像や図解を挿入することで、記事の視覚的な訴求力を高め、記事が読みやすくなります。
ただし、記事の内容と関連性のない画像や、画像がぼやけていたり解像度が低かったりすると、効果が薄れるかもしれません。
社内にデザイナーがいない場合は、外部のデザイナーに発注することも検討してみてください。
画像を掲載する場合は、著作権には配慮する必要があります。
著作権侵害はGoogleのガイドライン違反によって評価が下がり、検索結果が落ちてしまうかもしれません。
著作権に抵触しない画像を使用するか、自社で撮影した画像を使用しましょう。
記事の投稿
記事が完成したら、オウンドメディアに投稿しましょう。
投稿前にコンテンツの内容に関する綿密な検証作業を怠らず、リンク切れや表示の不具合など、さまざまなバグがないかを入念にチェックしてください。
問題や不具合が見つからなければ、いよいよオウンドメディアを公開します。
公開後はSNSなどでも積極的にシェアすることで、より多くのユーザーに記事を知ってもらえます。
オウンドメディアで良質な記事を作成するコツについて詳しく知りたい方は、下記の記事も併せて参考にしてください。
【関連記事】オウンドメディアで良質な記事を制作する7つの方法と運営のコツを紹介
オウンドメディア構築にかかる費用
オウンドメディアを構築する際にはさまざまな費用がかかります。
主な費用項目は以下のとおりです。
- サーバー代・ドメイン代
- サイト制作費
- コンテンツ制作費用
- 運用・プロモーション費用
それぞれの費用項目について、詳しくチェックしていきましょう。
サーバー代・ドメイン代
オウンドメディアを構築するうえで、サーバーとドメインは必須です。
サーバー代はサーバーの種類やスペック、契約期間によって異なりますが、月額で数千円〜数万円程度が相場です。
ドメイン代は、年間数百円〜数千円程度で購入できます。
サイト制作費
オウンドメディアの制作費用は、要件やCMSの選択によって大きく異なります。
サイト制作にかかるデザインやコーディング費用は、デザインの複雑さやサイトの規模によって異なるので注意しましょう。
一般的に専門の制作会社に依頼すると、数百万円の費用が必要です。
コンテンツ制作費用
オウンドメディアを運営していくには、継続的にコンテンツを制作し公開していく必要があります。
コンテンツを制作する方法は自社の人材で取材・執筆するか、外注するかの主に2つです。
自社で行う場合、外注費用はかかりませんが社員が業務を多く抱えてしまい、業務への負担が増えるかもしれません。
外注すれば、社内のリソースを使いすぎず、記事作成のスピードアップが期待できます。
ただし、記事の品質を担保するためには、ある程度の予算が必要です。
外注に対する予算が少ないと、自社と相性の良い外注先と出会える可能性が低くなるかもしれません。
外注先とマッチングできなければ、費用を払ったのに自社ですべての記事を書き直す場合もあります。
思わぬトラブルを避けるためにも、予算と品質管理のバランスを社内できちんと話し合いましょう。
ライターへ外注する文字単価の費用相場は、以下を参考にしてください。
ライターレベル | 一般的な内容 | 専門的な内容 |
初心者 | 0.5円~ | 1円~ |
ベテラン | 2円~ | 5円~ |
ライターのレベルやコンテンツの専門性によって相場は変動します。
運用・プロモーション費用
オウンドメディアを運営していく上で、サイト運営やアクセス解析、SNSプロモーションなど運用には継続的な費用が必要です。
オウンドメディアの検索順位を上げるためのSEO対策費用には、以下のようなものがあります。
- キーワード選定・競合調査
- 被リンク獲得
- アクセス解析
オウンドメディアを認知してもらうための広告宣伝費は、以下を参考にしてください。
- 検索連動型広告
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
一時的に広告費などでユーザーを呼び込む場合は、プロモーション費用が別途かかります。
どの程度の規模で運用していくかによって、費用は変動するので注意してください。
長期的な視点に立ち、きちんと予算経計画について社内で検討することがオウンドメディアの成功につながります。
オウンドメディアの構築・運用にかかる費用について、より詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
【関連記事】オウンドメディアの構築・運用の費用は?項目別の相場を徹底解説
オウンドメディアを構築する方法
オウンドメディアを構築するには、大きく分けて3つの方法があります。
- 無料CMSを使用する
- 有料CMSを使用する
- 制作会社に依頼する
自社のリソースや予算、ニーズに合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。
それぞれの方法について、詳しく説明します。
無料CMSを使用する
予算を抑えて手軽にオウンドメディアの構築を始めたいなら、無料のCMSを使用しましょう。
CMSを使用すれば、HTMLやCSS、コーディングなどの専門知識は必要ありません。
直感的な操作で、誰でもコンテンツの編集や更新などサイト構築が可能です。
ただし、カスタマイズに関しては制限があるので注意してください。
既存のテンプレートやプラグインを使用するのが一般的なため、期待したデザインを実装できないリスクは少なくありません。
セキュリティ対策の面でも不安があります。
CMSのアップデートを怠ったり、ログインIDやパスワードが脆弱だったりすると、サイトの乗っ取りなどハッカーの攻撃対象になりやすいです。
自社内でサイトの保守・管理を行うために必要なスキルを持つ、リソースを用意することが必須といえます。
代表的な無料のCMSは以下のとおりです。
- WordPress
- Wix
- Jimdo
- Drupal
- Joomla!
- Ameba Ownd
有料CMSを使用する
ベンダーによる充実したサポート体制を希望するなら、有料のCMSを選ぶのがおすすめです。
無料版でも有料版でも基本的な機能に大きな変わりはありません。
しかし、ベンダーからのサポートの充実度は異なり、有料版の方がセキュリティの水準が高いので安心して利用できます。
企業では個人情報や機密情報など重要な情報を扱うことが多いです。
導入費用やランニングコストは発生しますが、有料CMSの方がセキュリティに関するトラブルの発生率を抑えられます。
顧客管理システム(CRM)などの外部システムとの連携性の高さは、無料版にはない特徴の1つです。
代表的な有料のCMSは以下が挙げられます。
- ferret One
- Clipkit
- Movable Type
- NOREN
- はてなブログMedia
- Sharewith
制作会社に依頼する
時間や手間をかけたくない、サイトのデザインにこだわりたいなら、制作会社に依頼しましょう。
専門知識や経験豊富なスタッフがデザイン開発から運用まですべて担当するため、短期間で高品質なサイトを構築することが可能です。
制作会社は最新のSEO対策やマーケティング施策に精通しているので、効果的なオウンドメディア運用を支援してくれます。
オウンドメディア構築は、時間と労力がかかる作業です。
制作会社に依頼することで、社員は本来の業務に集中できます。
ただし、制作会社に依頼する場合は、内製化よりも費用がかかるので注意してください。
費用は、サイトの規模や希望するデザインなどによって異なります。
依頼する前に複数社で見積もりを依頼するのがおすすめです。
無料CMS | 有料CMS | 制作会社に依頼 | |
制作体制 | 自社 | 自社 | 外注 |
費用 | 無料 | 有料 | 有料 |
求められるスキル | 高い | 高い | 低い |
構築期間 | 長い | 長い | 短い |
メリット | 無料で手軽に利用できる |
セキュリティ水準が高い | 時間や手間をかけずに、高品質なサイトが迅速に構築できる |
デメリット | セキュリティの脆弱性 | 費用がかかる | 費用がかかる |
オウンドメディア構築に強い制作会社を選ぶコツ
制作会社は数多くありますが、どの制作会社に依頼しても問題ないというわけではありません。
オウンドメディアを成功させるためには、自社に最適な制作会社を選ぶことが重要です。
制作会社を選ぶコツは以下を参考にしてください。
- オウンドメディア構築の実績があるか
- SEO対策の知見が深いか
- 担当者と相性が良いか
- 運用のサポート体制が万全か
それぞれのコツを詳しく解説します。
オウンドメディア構築の実績があるか
依頼したい制作会社のオウンドメディア構築の実績を確認しましょう。
実績が豊富な制作会社はさまざまなノウハウを有しており、トライアンドエラーを経た知見が魅力です。
より適切な提案を期待するなら、業界や規模が自社に近い企業での実績がある制作会社を選びましょう。
例えば、美容業界に強いが製造業には弱いというように制作会社にも業界の得意不得意があります。
オウンドメディア制作を依頼する際には、自社が望むサイト制作像と制作会社との得意不得意を考慮して選ぶことでミスマッチを防げます。
制作会社に実績があるかどうかは、サイトで公開されている事例や資料を確認しましょう。
SEO対策の知見が深いか
オウンドメディアの最大の効果は、検索エンジンから流入を獲得することです。
高いSEO対策の知見を持つ制作会社を選ぶ必要があります。
Googleの最新のアルゴリズムにも精通し、すぐに対策を講じられる制作会社であれば、安定した検索流入を見込めるのでおすすめです。
担当者と相性が良いか
オウンドメディアの構築は、制作会社の担当者と密にコミュニケーションを取りながら進めていく必要があります。
打合せの際に自社の課題や目的をきちんと理解してくれるか、業種の知見があるかなどを確認しましょう。
担当者次第で進捗にも影響が出るため、相性が良いかどうかの事前確認は不可欠です。
自社の悩みやオウンドメディアの目的はもちろんのこと、業種に関しても丁寧にヒアリングしてもらえるかをチェックしてください。
依頼したい制作会社が、さまざまな業種のオウンドメディアに関する制作実績を持っていても、自社の業種に関して知見があるとは限りません。
業態や企業の規模によって立てるべき戦略も異なり、狙うべきターゲットも異なるため、しっかりと情報共有する必要があります。
事業内容に対して深い理解がないままコンテンツ制作を依頼すると、期待した品質に到達しないかもしれません。
発注トラブルを避けるためにも、打ち合わせで気になる点や話しておきたいことなどを入念に確認しておきましょう。
運用のサポート体制が万全か
制作が完了した後も、運用面でのサポートが十分にあるかどうかを確認しましょう。
コンテンツ制作以外にもキーワード分析やコンサルティングなど、さまざまなサポートメニューがあると安心です。
オウンドメディア制作会社が提供しているサポート内容は、大きく分けて3つの種類があります。
- トータルサポートタイプ:サイト制作から効果分析まですべてを支援
- コンサルティングタイプ:記事制作やSEOコンサルティングのみの支援
- ポイントタイプ:依頼主である企業が難しいと感じているポイントに合わせて支援
制作会社によって提供する支援体系が異なるため、どのような支援を受けたいかを自社内で明確にしておくことが大切です。
継続的に運用・見直しを行うことで、メディアの価値が上昇していきます。
見直しが行われないメディアでは、ユーザーが離れてしまうかもしれません。
コンテンツ公開後の分析結果を、レポートとして提示してくれる制作会社を選ぶと効率的にメディア運営が進みます。
また将来的に内製化を検討しているのであれば、運用ノウハウの継承を支援してくれる制作会社を選ぶのがおすすめです。
オウンドメディアの構築・運用に強い制作会社をお探しなら、下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】オウンドメディア制作会社12選!作成の進め方サービス内容を徹底解説
オウンドメディア構築を成功させるためのポイント
オウンドメディアの構築を成功させるために、押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- コンテンツの質を第一に考える
- 長期的な視点で取り組む
- フェーズに合わせたKPI設定をする
- 定期的に分析を行い改善する
それぞれのポイントについて紹介します。
コンテンツの質を第一に考える
オウンドメディアを成功させるためには、コンテンツの質を第一に考えることが非常に重要です。
インターネット上にはさまざまな情報があふれています。
記事をただ量産するだけでは、オウンドメディアの成果につなげるのは難しいかもしれません。
良質なコンテンツを提供することで、ユーザーの満足度を高め、ファンを獲得しましょう。
コンテンツは、有益で価値のある情報を提供する必要があります。
オウンドメディアのコンテンツが埋もれてしまわないように、以下の要素を満たす良質なコンテンツを制作しましょう。
- ターゲットのニーズに合致している
- 独自性があり、価値のある情報が含まれている
- 読みやすく、わかりやすい
- 定期的に更新されている
単に自社の宣伝をするのではなく、他のメディアでは得られないユニークな視点を提供することで、競合メディアとの差別化を図れます。
引用する情報源は信頼できるものを選び、説得力のあるコンテンツにするために、データやエビデンスにもとづいて書くのも大切です。
ただし難解な言葉や専門用語を多用したり、冗長な文章になったりすると、ユーザーは飽きてしまいます。
簡潔で明確な文章を心がけましょう。
記事の正確性は常にチェックする必要があります。
外注する際は外注先に丸投げするのではなく、自社でも内容をきちんと確認しましょう。
オウンドメディアは継続的にコンテンツを更新することで、ユーザーの興味関心を維持することが可能です。
更新頻度はメディアの種類や規模によって異なるため、自社に適切な頻度でコンテンツを更新しましょう。
長期的な視点で取り組む
オウンドメディアは、すぐに成果が出るものではありません。
検索エンジンに評価されるコンテンツを作り上げるには時間を要するため、長期的な視点で取り組むことが不可欠です。
一時の流行りにとらわれず、ユーザーのニーズを見極め、丁寧にサイト構築を重ねていきましょう。
価値があるコンテンツを作成すれば、公開から時間が経っても検索エンジンからの評価を受けやすく、持続的なアクセスを獲得できます。
ただし長期的な視点を持つ一方で、トレンドやユーザーのニーズの変化にも柔軟に対応することが求められます。
コンテンツのテーマやスタイルを固定化するのではなく、適宜見直しを行い、時代に合わせて変化させていきましょう。
フェーズに合わせたKPI設定をする
オウンドメディアの構築においては、フェーズごとに目標を立て、適切なKPIを設定することも重要といえます。
KPIとは、目標達成度を測定するための指標です。
オウンドメディアの運営は、大きく3つのフェーズに分けられます。
- 立ち上げ期:コンテンツの制作・蓄積に注力するフェーズ
- 成長期:アクセス数やリード獲得数などの指標を改善していくフェーズ
- 成熟期:顧客の育成やロイヤルティ向上に注力するフェーズ
「立ち上げ期」「成長期」「安定期」など各フェーズで目指すべき目標は異なるので注意しましょう。
例えば、立ち上げ期は認知獲得が課題となり、PV数やユーザー数などの指標を重視します。
成長期に入れば、CV(コンバージョン)を獲得するKPIを設定することが大切です。
フェーズ | 目標 | KPI |
立ち上げ期 | 認知度向上、基盤構築 | 月間PV数、新規記事数、お問い合わせ数 |
成長期 | 顧客獲得 | 流入キーワード数、CV率、リード数 |
成熟期 | 顧客維持、ロイヤルティ向上 | リピート率、LTV |
それぞれのフェーズに合わせた適切なKPIを設定することで、効率的に運用ができます。
定期的に分析を行い改善する
オウンドメディア構築において、定期的な分析と改善が欠かせません。
定期的にアクセス解析などのデータを分析し、データにもとづく分析と改善を継続的に行うことで、オウンドメディアは成長します。
とりわけSEOの観点から考えると、コンテンツが評価されるには一定の時間が必要です。
主に以下のようなユーザーの反応やアクセス状況などを分析し、コンテンツの改善点を見つけましょう。
- アクセス数:どのくらいの人がサイトに訪れているのか
- PV数:1人がサイト上で閲覧するページ数
- 平均滞在時間:ユーザーがサイト上で過ごす時間
- 直帰率:ユーザーが1ページでサイトを離脱してしまう率
- CV率:ユーザーが自社で目標としている行動を起こす割合
- 検索キーワード:ユーザーがどのようなキーワードで検索してサイトに訪れているのか
- ソーシャルメディアからの流入数:ソーシャルメディア経由でサイトに訪れているユーザー数
定めた戦略に沿って行動量を重ね、成果指標に対する達成度を確認しましょう。
効果測定を行うことで、コンテンツがどれほど効果のあったのかを把握でき、改善点を洗い出せます。
例えば、アクセス数が少ないコンテンツやユーザーの滞在時間が短いコンテンツがあれば、内容を改善して検索キーワードを見直してみてください。
継続的に計画・実行・評価・改善のPDCAサイクルを回し続けることで、オウンドメディアを効率的に運用できます。
オウンドメディア構築の成功事例
オウンドメディア構築のイメージを掴むためには、他社の成功事例を参考にするのも重要です。
成功事例を知ることで、自社の運用目的や課題に適した具体的な施策が理解しやすくなります。
弊社テクロ株式会社が携わっている事例を5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
良質なコンテンツ提供でPV数が5倍に増加【株式会社アジャイルウェア】
株式会社アジャイルウェアは、従業員のウェルビーイングを高めるスマートフォンアプリ「KIWI GO」を提供しています。
KIWI GOはゲーム感覚で楽しく運動と社内交流の習慣を身につけられるアプリとして、健康経営やウェルビーイング経営に取り組む企業向けのサービスです。
公開直後は「健康経営」「ウェルビーイング経営」という考え方の認知度が低く、実行フェーズにいる企業も少ないのが現状でした。
情報収集のフェーズにいる企業や潜在層に効率的にアプローチするために、弊社でオウンドメディアの構築・運用を開始しました。
サイトは新設した若いドメインにも関わらず、当初想定していたペースよりもPVが伸びており、毎月成長しています。
PV数2倍!問い合わせ数の増加に成功【株式会社 Wakka Inc.】
株式会社Wakka Inc.は日本国内でコンサルティングや設計を行い、オフショア開発という形でベトナムにおいて、システムを製造しています。
以前から外部にコンテンツマーケティング業務を委託していました。
しかし、担当者との間に埋まらない距離があったことや記事の少なさ、納品の遅さなどに課題を抱えていました。
このままでは資産としてのコンテンツを作るのは難しいと考え、弊社に乗り換えを決意。
弊社のサービスを導入後、PVと掲載順位が確実に伸びており、運用当時の2倍になりました。
ナーチャリングされたユーザーが問い合わせする事例が増えています。
さらに採用広告からの応募者や同業他社などの反応が増え、面接時に「技術に関しても専門的なブログを書いていますよね」という声も届いています。
オウンドメディア運営の効率化に成功【弁護士法人 モノリス法律事務所】
弁護士法人モノリス法律事務所は、インターネット系のビジネスに強い法律事務所です。
以前は自社でオウンドメディアを運用しており、月の目標記事数をもとにライターに発注する形で進めていました。
しかし、ライターへのディレクションに集中し過ぎてPV数の管理が疎かになったり、リライトでタイトルを変更したら逆に順位が下がったりと頭を悩ませていました。
オウンドメディアの運用に人手が足りない状態だったため、効率化したいと思い弊社に依頼。
運用を外注したことで、社内では役割分担が明確になり、円滑に仕事ができるようになりました。
CV数が増加【株式会社SceneLive】
株式会社SceneLiveは、SaaS型営業支援コールシステムを開発・提供しています。
質も量も最大限の見込み顧客を獲得することを目標に、中長期的な戦略でSEOにも力を入れて他社に業務の一部を委託していました。
しかし、PV数は上昇しましたが、PV数の増加に比例したCV数の増加は見られませんでした。
充実したサービス内容と良心的な価格設定と判断し、弊社にオウンドメディアの記事制作やホワイトペーパーの作成、ポータルサイトの改善などを依頼されました。
弊社のWebマーケティング施策を実行後、CV数が月間1〜2件から、1年を通して月間13件以上アップ。
他媒体から獲得したメルマガ配信部分でも効果が出ています。
問い合わせ数が増加【株式会社ビーイングコンサルティング】
株式会社ビーイングコンサルティングは、コンサルティングサービスを提供する会社です。
ホームページリニューアルとオウンドメディアの記事制作を依頼された。
以前はWebマーケティング施策を実施しなくても、ニッチな分野であるため「TOC」と検索すると上位表示されていました。
しかし、問い合わせ数の減少を感じたため、弊社にホームページリニューアルとオウンドメディアの記事制作を依頼されました。
既存のホームページに掲載するコラム記事を投稿後はアクセス件数がアップし、プロジェクトマネジメント系の幅広いキーワードでも検索順位が上がっています。
ホームページのリニューアルにより、バナーのクリック数が2倍以上に増加し、コンスタントにユーザーを獲得できています。
弊社テクロ株式会社の導入事例をさらにご覧になりたい方は、導入事例をご覧ください。
まとめ:オウンドメディア構築の手順を把握し自社の課題を解決しよう
企業がオウンドメディアを構築することで、自社の情報を直接ユーザーに届けることができ、関係性を築きやすくなります。
広告運用と異なり、オウンドメディアは掲載したコンテンツが残り続けるのが特徴です。
しかし、オウンドメディアの構築には非常に多くの工数がかかるため、戦略的な設計が必須といえます。
オウンドメディアの構築・運用は、一朝一夕には成果は出ません。
結果を分析して改善を重ねていくことで、自社資産としてのオウンドメディアは完成していきます。
自社の課題を解決する手段として、ぜひオウンドメディアの構築を検討してみてください。
すべてを自社で完結するのが難しい場合は、オウンドメディアの構築に関する経験が豊富な制作会社に依頼することをおすすめします。
弊社テクロ株式会社は、BtoB企業に特化した伴走型のWebマーケティング会社です。
顧客ニーズの徹底的な調査・分析や、自社メディア運営で培ったノウハウにもとづくSEO対策が強みです。
Web集客を目指すクライアントには、オウンドメディアの構築から運用までをすべて一括代行しています。
「社内に適したリソースがない」「マーケティングやWebに関する知見がない」などオウンドメディア構築に課題を抱えている企業や担当者は、まずはお気軽にご相談ください。
現在、弊社テクロ株式会社では「Webメディア作成マニュアル」を無料配布中です。
「オウンドメディアの構築から運用までの体系的な手順を教えてほしい」「メディアを立ち上げる一連の流れを理解したい」企業や担当者は、ぜひご活用ください。