オウンドメディアの効果を分析する方法とは?おすすめ分析ツールを紹介 | テクロ株式会社
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オウンドメディアの効果を分析する方法とは?おすすめ分析ツールを紹介

オウンドメディアは立ち上げれば終了というわけではありません。

分析して改善していくことで、リード獲得や認知拡大に大きな影響をもたらします。

しかし初めてオウンドメディアを運用していく場合、どのように分析をするべきなのかわからないですよね。

この記事ではオウンドメディアの分析方法やチェックするべき指標、おすすめのツールを解説していきます。

オウンドメディアの効果を最大限に引き出すためには、定期的かつ継続的な分析が欠かせません。

これらの分析結果から得られた情報を効果的なコンテンツ戦略立案や改善策の検討に役立ててください。

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オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、企業が自身のブランドやビジネスを宣伝し、情報発信するために所有するメディアのことです。

例えば、企業が自社Webサイトやブログ、SNSなどで情報発信を行うことがあります。

従来の広告手法ではなく、自社でコンテンツを制作し、ターゲットに対して価値ある情報や知識を提供することで、顧客との関係構築やブランドイメージ向上につなげます。

オウンドメディアで情報を伝える方法は、記事コンテンツだけではなく、動画やポッドキャスト、SNSなどなどさまざまな形式があるのがポイントです。

オウンドメディアは現代のマーケティング手法として注目されており、多くの企業や個人が取り組んでいます。

しかし、成功するためには継続的な情報提供や運用知識を身につけることが必要です。

顧客と関係構築を図りつつ、ブランド価値向上やビジネス成果へつなげるためにも、オウンドメディア活用の重要性を理解し取り組むことが求められます。

オウンドメディアの概要については、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:オウンドメディアの意味とは?役割とスムーズな運用方法を紹介

オウンドメディアの役割

オウンドメディアには主に以下3つの役割があります。

  • 顧客との関係性の構築
  • 広告費用削減
  • 効果的なマーケティング戦略

顧客との関係性の構築

企業はオウンドメディアを運営することによって、顧客との関係性の構築ができます。

継続的に情報を発信し、顧客の段階に合わせて情報を発信することで顧客と継続的に関係を持てます。

継続的な関係の構築でファン化も狙えるでしょう。

広告費用削減

オウンドメディアは広告費用削減効果も期待されています。

従来の広告手法では媒体へ掲載料金が必要でしたが、オウンドメディアでは自社プラットフォーム上で情報発信するため追加費用はかかりません

効果的なマーケティング戦略

オウンドメディアはコンテンツの質や量を自由に調整できるため、企業はより効果的なマーケティング戦略を展開できます。

ただし、オウンドメディアの成功にはコンテンツの質が重要です。

顧客は情報過多の時代に生きており、価値ある情報を提供しなければ彼らの関心を引くことはできません

そのため、企業は自社プラットフォーム上で発信するコンテンツに対して十分なリサーチや計画を行い、ターゲットが求める情報やニーズに応えることが求められます。

オウンドメディアの目的や役割を知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:オウンドメディアの目的・役割とは?詳しい手順と活用事例を紹介!

オウンドメディアとSEO

オウンドメディアを成長させる際に欠かせないのがSEOです。

SEOとはGoogleをはじめとする検索エンジンで上位に表示されるための施策です。

SEOを実施することによってユーザーの流入数が増加するといった効果を見込めます。

オウンドメディアで実施するべきSEOについて、詳しくは以下の記事で解説しています。

内部リンク:オウンドメディアで失敗しないSEO対策とは?効果的な方法を解説

なぜオウンドメディアの分析が必要なのか?

オウンドメディアを効果的に運営・改善するためには定期的な分析が欠かせません。

なぜオウンドメディアの分析が重要なのか、以下4つの理由が挙げられます。

  • オウンドメディアの成果を最大にするため
  • ユーザーからの評価を知るため
  • 評価されているキーワードを知るため
  • 競合を知るため

成果最大化やユーザー評価把握、キーワード評価把握、競合情報収集などさまざまな観点から分析することで成功へ近づけます。

オウンドメディアの成果を最大にするため

オウンドメディアの成果を最大限に引き出すためには、分析結果から効果的な戦略を立てる必要があります。

オウンドメディアは、単に記事を投稿しているだけでは効果的な結果を得ることは難しいです。

例えば、ターゲットに合ったコンテンツを提供し続けたとしても、お問い合わせフォームなどがわかりにくいところにあれば、CV(コンバージョン)率は上がっていきません

そのまま放置してしまうと、成果につながらずオウンドメディアの運用も難しくなるでしょう。

そのため、オウンドメディアの成果を最大化するためには定期的な分析をして振り返ること必要です。

分析結果から得られる情報をもとに改善策や戦略を立てることで、より多くのユーザーへ届けられます。

ユーザーからの評価を知るため

ユーザーからの評価を知ることで、改善点やニーズに合わせたコンテンツを提供できます。

Google Search Consoleなどのツールを活用して、滞在時間やクリック率などの指標を確認可能です。

これらの指標を確認してユーザーからの評価を活用できるため、自社コンテンツへの反応や意見を知る手段として活用されます。

ユーザーの反応による評価情報は改善点やニーズを把握するための重要な指標です。

オウンドメディアの分析によって、ユーザーからの評価を正確に把握し、コンテンツの質や満足度向上につなげられます。

評価されているキーワードを知るため

評価されているキーワードを把握することで、SEOやターゲット設定が可能です。

特定のキーワードで検索エンジン上位表示されることで、多くのユーザーにアクセスしてもらえます。

オウンドメディアの分析では、どのキーワードが効果的かどうかを把握することが必要です。

なぜなら評価されているキーワードはニーズがあり、コンテンツを提供することでユーザーの満足度向上にもつながるためです。

さらに、評価されているキーワードはトラフィック増加やCV率向上につながります。

そのため、定期的な分析を行い、効果的なキーワードを見つけ出すことが重要です。

競合を知るため

競合他社の情報も把握することで差別化の戦略を立てられます。

競合他社のオウンドメディアを分析することで、自社の強みや差別化ポイントを見つけられるのです。

差別化することで、顧客へのアピールポイントとなります。

また、競合他社の戦略やコンテンツの傾向も把握することにも役立ちます。

競合の分析はツールを導入すれば可能です。

オウンドメディア分析でチェックすべき7つの指標

オウンドメディアの成功を測るためには、いくつかの指標をチェックしなければなりません。

ここでは、オウンドメディアの分析でチェックするべき指標として、以下7つを紹介します。

  1. 平均ページ滞在時間
  2. 直帰率
  3. 行動フロー
  4. PV(ページ・ビュー)
  5. UU(ユニーク・ユーザー)
  6. 検索順位
  7. シェア数

これらの指標を把握し、改善点を見つけることで、オウンドメディアの成果を最大化できます。

1.平均ページ滞在時間

オウンドメディアの分析で見るべきポイントとして、平均ページ滞在時間に注目しましょう。

平均ページ滞在時間は、ユーザーが記事やコンテンツにどれくらいの時間を費やしているかを示す項目です。

読者が記事にどれだけ時間を費やしているかを把握することで、ユーザーがコンテンツを見てくれているかどうかがわかります。

長い滞在時間は、読者が興味を持ち、情報を吸収していることを意味します。

ただし、離脱前にいたページの滞在時間は計測ができない点には注意が必要です。

2.直帰率

直帰率とは、ユーザーがサイトに訪れた後、最初のページで離脱する割合を示します。

読者がサイトに訪れてすぐに離脱してしまう割合を見ることで、コンテンツへの関心の深さやユーザビリティ(サイトの使いやすさ)がわかります

ここで言うユーザビリティとは、Webサイトの見やすさや表示の速さなどです。

Webサイトを提供するためには、デバイスに応じて表示を最適化するデザインであるレスポンシブデザインや画像の圧縮をして表示スピードに配慮したサイト構築が有効です。

高い直帰率は、コンテンツが読者の期待に応えておらず、興味を引けなかったことを意味します。

直帰率を改善するためにはコンテンツの内容を改善するほか、内部リンクの改善やモバイルフレンドリーの対応が有効です。

3.行動フロー

行動フローは、ユーザーがサイト内でどのような行動パスをたどっているかを示す図表です。

行動フローの分析により、読者がどのページで離脱しているか、どのページがもっとも多く閲覧されているかを確認できます。

読者がどのような順番でサイト内を移動しているかを把握することで、コンテンツの導線やナビゲーションの改善点が見えてくるでしょう。

4.PV(ページ・ビュー)

PV(ページ・ビュー)は、サイト内のすべてのページビュー数を示します。

同一ユーザーが同じページに3度訪れた場合は、PVは3回カウントされます。

PV数はサイトへのアクセス量を測るために重要な指標です。

これらはサイトへのアクセス数や閲覧回数を示し、気記事や需要の高いトピックがわかります

特定の記事やコンテンツが多く閲覧されている場合、その内容に注目する必要があります。

オウンドメディアの平均的なPV数などを知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:オウンドメディアの平均的なPV数の目安は?具体的な改善策まで解説

5.UU(ユニーク・ユーザー)

UU(ユニーク・ユーザー)は、特定の期間内に訪問者数を示す指標です。

Webサイトにどのくらいの読者がいるのか調べたいときなどに使えます

PVとUUの違いは訪問者の数え方にあります。

PV数は同じユーザーがサイト内を閲覧した回数分を重複してカウントされますが、UU数は同じドメイン上では1回しかカウントされません。

1時間のうちにサイトに何人が訪問したかなどを調べるときに有効です。

6.検索順位

オウンドメディアではSEOも重要であり、中でも特に注目すべき指標は検索順位です。

自社サイトがどれだけ上位表示されているかはSEOの成果を示します。

自社の記事やコンテンツがどのくらい上位に表示されているかを確認することで、検索エンジンからのアクセス数や露出度を把握できます

7.シェア数

読者が記事をSNSで共有する回数のシェア数を見るとどれくらい拡散されているかなどがわかります。

シェア数が多ければ多いほど、情報拡散力や影響力が高まっていることを意味します。

記事やコンテンツがソーシャルメディア上でどれだけ共有されているかは、読者からの評価や関心度を示す重要な要素です。

オウンドメディアのおすすめ分析ツール

オウンドメディアの成功には、正確な分析が欠かせません。

そこで今回は、おすすめの分析ツールを紹介します。

  • Google Analytics
  • Search Console
  • SE Ranking
  • Clarity

これらの分析ツールを活用することで、より効果的なオウンドメディア運営が可能です。

それぞれ異なる視点から情報収集することで、より効果的な戦略立案や改善施策を実施することが可能です。

Google Analytics

引用:Google Analytics

Google Analyticsは、Webサイトのトラフィックやユーザー行動を詳細に分析するためのツールです。

無料で利用できるだけでなく、多くの指標を把握することが可能です。

Google AnalyticsではWebサイトのトラフィックやユーザー行動を詳細に分析できます。

具体的には、ページビュー数やセッション数、滞在時間などの基本的な指標から、コンバージョン率や収益まで幅広い情報を取得することが可能です。

Search Console

引用:Search Console

Search Consoleは、Googleから提供される無料のSEOツールです。

検索エンジンからどれだけアクセスされているかや、表示されているキーワードなどを確認できるため、オウンドメディアにおいて重要な役割を果たします。

さらに、自社サイトがどのように検索エンジン上で表示されているか、クローラーによってインデックスされているかなどの確認も可能です。

また、キーワードランキングやクローラーエラーも確認できます。

クローラーエラーとは、Googleの検索ロボットが正常にサイトを巡回できなかったときに発生するエラーです。

これらの事項をチェックすることで、SEOにおいて問題があるページがあったとしてもすぐに対策できます。

SE Ranking

引用:SE Ranking

SE Rankingは、キーワードランキングトラッキングや競合分析などSEOに特化したツールです。

競合他社と比較して自社サイトのパフォーマンスを把握できます。

地域ごとの検索順位やキーワードランキングなどもチェックが可能なため、オウンドメディアのSEOに役立ちます。

オウンドメディアの検索エンジン上での可視性を向上させるためには、適切なキーワードを選定し、競合との差別化を図らなければなりません。

SE Rankingは、これらのSEOに関する作業を効率的に支援するためのツールです。

Clarity

引用:Clarity

Clarityはユーザー行動解析ツールであり、実際の利用者がどのようにサイト内を移動しているか可視化できます。

ユーザー行動を解析することで、読者ニーズへの理解度も深まります。

オウンドメディアにおいては、ユーザーがどのようなコンテンツに興味を持っているかやどの部分で離脱してしまっているかなどを把握し、対策することが重要です。

Clarityではリアルタイムでユーザーの行動を分析できるため、サイトの改善に役立ちます。

オウンドメディア分析のポイント

オウンドメディアを分析するにはKPI・KGIの設定や仮説を立てて検証することが重要です。

オウンドメディアの成果向上に興味がある方は以下のポイントを試してみてください。

KPI・KGIを設定する

オウンドメディアの分析を行う際には、まずKPI(Key Performance Indicator)とKGI(Key Goal Indicator)を設定することが重要です。

KPIは、オウンドメディアの成果や効果を測るための指標です。

例えば、記事の「PV数」やユーザーからの「コメント数」などが挙げられます。

これらの指標を設定することで、オウンドメディアがどれだけ成果を上げているかを客観的に評価できます。

一方、KGIは、オウンドメディアが最終的に達成すべき目標やビジョンを示す指標です。

KGIとして設定するべき指標として、先に挙げた「平均ページ滞在時間」「直帰率」「PV数」「UU」など、定量化できる数値で表せる指標を設定しましょう。

KGIは最終的な目標であるため、KGIを達成するためには中間目標であるKPIを設定することが重要です。

これらの目標に対して具体的な数値目標を設定することで、分析結果から改善策や施策を立案できます

また、KPI・KGIは時間軸も考慮して設定する必要があります。

短期的な目標と長期的な目標では指針も異なる場合もあるため、適切な期間ごとに評価しましょう。

オウンドメディアで設定するべきKPIについては、以下の記事で詳細を解説しています。

関連記事:オウンドメディアのKPIとは?目標とフェーズ別の指標設定方法を解説

仮説を立てて分析する

オウンドメディアの分析では、仮説を立てて分析を行うことも重要です。

仮説は、ある現象や問題に対して「なぜそうなるのか」という理由付けをするための予測です。

例えば、「記事の閲覧数が低い原因はタイトルの具体性不足だ」という仮説を立てた場合、実際にタイトルを改善してみることで閲覧数が増加するかどうかを検証します。

また、「特定のキーワードで検索される記事が少ない原因はSEO不足だ」という仮説を立てたときは、キーワード選定やメタデータの最適化などSEOに取り組むことで改善効果を確かめましょう。

仮説に基づいた分析は、オウンドメディアの成果向上や問題解決につながります

オウンドメディアの改善方法については、以下の記事で詳細を解説しています。

関連記事:オウンドメディアの改善方法をよくある課題ごとに解説!担当者は必見

オウンドメディアを正しく分析して価値を高めよう!

オウンドメディアを効果的に活用し、オウンドメディアの価値を最大限に引き出すためにはオウンドメディアの分析が欠かせません

オウンドメディアの分析を活用することで、より効果的な情報発信が可能となります。

ぜひ、自社のオウンドメディアを正しく分析し、価値を高めてください!

テクロでは「記事の効果測定方法と原因に合った改善策」を配布しています。

原因に合った改善策を紹介しているので、オウンドメディアの分析に役立ててください。

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